JP3058724B2 - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

走査型プローブ顕微鏡

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JP3058724B2
JP3058724B2 JP3212190A JP21219091A JP3058724B2 JP 3058724 B2 JP3058724 B2 JP 3058724B2 JP 3212190 A JP3212190 A JP 3212190A JP 21219091 A JP21219091 A JP 21219091A JP 3058724 B2 JP3058724 B2 JP 3058724B2
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actuator
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浩子 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走査型トンネル顕微鏡
(STM)、原子間力顕微鏡(AFM)、磁気力顕微鏡
(MFM)のような走査型プローブ顕微鏡(SXM)に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、走査型トンネル顕微鏡(STM)
は、原子スケールの分解能を持つ顕微鏡として利用が進
んでいる。また、このようなSTMと同等又はそれに近
い分解能を持つ同種の顕微鏡として、原子間力顕微鏡
(AFM)や磁気力顕微鏡(MFM)等が知られてい
る。これらの顕微鏡を総称して、走査型プローブ顕微鏡
(SXM)と言い、実用化が進められている。
【0003】上記SXMは、探針走査装置を内蔵し、導
電性試料と探針やカンチレバー等のプローブとの間に電
圧を印加し、両者間の距離を1nm以下に接近させ、試
料表面の凸凹による距離変化をトンネル電流で検出し、
Z方向アクチュエータによって距離一定となるようにフ
ィードバック制御しながら、X,Y,Z方向にプローブ
を駆動するアクチュエータによってプローブをX,Y方
向に数nm〜数10μmの範囲をラスタスキャン駆動し
て、このフィードバック制御信号をXY走査に同期させ
て試料の三次元画像化を達成している。
【0004】このようなSXMは、数nm〜数10μm
におよぶ走査領域を極めて高い分解能で測定しているわ
けだが、測定画像には走査範囲に応じアクチュエータの
非線形変位による歪みが存在している。このため、従来
の探針走査装置は、予め走査範囲を補正するためのRO
Mを備えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、SXMの特
徴として、大気中,真空中,液体中,等、測定環境を問
わない点が挙げられ、各種の環境での測定が行なわれて
いる。しかしながら、アクチュエータの非線形変位は、
温度によっても変位の仕方が変わる上、アクチュエータ
の個体間でも大きな差がある。従って、一意的な方法で
は補正することが難しい。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、アクチュエータの温度依存性を考慮して、同じ走査
範囲で温度を変えながら連続的に測定を行うことができ
る走査型プローブ顕微鏡、及び温度によるアクチュエー
タの変位量の変化を補正し、温度を変化させても一定の
走査範囲で探針を走査させることができる走査型プロー
ブ顕微鏡を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による走査型プロ
ーブ顕微鏡は、試料表面の物理的情報を検出する探針
と、上記探針と試料とを相対的に移動させる走査手段と
を有し、上記探針が上記試料を走査することで得られる
上記物理的情報に基づく三次元像を画像化する走査型プ
ローブ顕微鏡において、予め上記探針を用いて標準試料
の走査を行い、上記走査手段固有の変位特性を検出し、
この変位特性に基づいて走査標準テーブルを作成してお
く走査標準テーブル作成手段と、上記走査手段の温度を
検出する温度検出手段と、上記走査標準テーブル作成手
段により作成された走査標準テーブルの温度依存性を記
した温度変換テーブルを記憶する温度変換テーブル記憶
手段と、試料を測定する際に、上記走査標準テーブルに
基づいて校正されると共に上記温度変換テーブル記憶手
段に記憶された温度変換テーブルを参照して上記温度検
出手段で検出された上記走査手段の温度に応じた温度補
償を行った校正温度補償走査点と上記探針とが一致する
ように、上記走査手段を駆動するための演算を行う演算
手段とを備えている。
【0008】
【0009】
【作用】本発明の探針走査装置は、走査標準テーブル作
成手段により、予め標準試料の走査により該探針走査装
置の走査手段及び走査範囲に対応した走査標準テーブル
を作成しておくと共に、温度変換テーブル記憶手段に、
この走査標準テーブル作成手段により作成された走査標
準テーブルの温度依存性を記した温度変換テーブルを記
憶しておく。そして、試料を測定する際に、温度検出手
段により上記走査手段の温度を検出し、演算手段によっ
て、上記走査標準テーブルに基づいて校正されると共に
上記温度変換テーブル記憶手段に記憶された温度変換テ
ーブルを参照して上記温度検出手段で検出された上記走
査手段の温度に応じた温度補償を行った校正温度補償走
査点と上記探針とが一致するように、上記走査手段を駆
動するための演算を行う。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例の構成を示す
図である。走査型プローブ顕微鏡(SXM)10に於い
ては、探針(プローブ)11は試料12に対向して、X
Y走査駆動回路13によりX及びY方向に走査される試
料台14の移動によって試料表面を移動する。探針11
と試料12の距離dの変位rは、探針11に係合された
変位検出器15によって検出され、その検出出力は距離
dを一定にするようにZ駆動体16を制御するサーボ回
路17に入力される。
【0012】一般に、サーボ回路17のアナログ出力
(又はA/D変換器18、選択切換回路23を経た画像
バッファ22の出力)は、XY走査に同期してCRT1
9に三次元像として表示される。
【0013】本実施例に於いては、サーボ回路17のア
ナログ出力は、A/D変換器18によりA/D変換さ
れ、そのデジタル信号が、走査範囲を決定するXカウン
タ20又はYカウンタ21により制御される画像バッフ
ァ22に入力される。
【0014】すなわち、変位検出器15からの検出信号
は、画像バッファ22内にデジタル信号f(i,j)
(但し、j=1,2,3,…,J、i=1,2,…,
I)とに走査ライン1本毎にXカウンタ20の出力タイ
ミングに合わせて取り込まれ、ビット列として扱われ
る。例えば、信号f(100,4)は4番めの走査ライ
ンで100番めの走査点のデジタル振幅値を示してい
る。
【0015】図2の(A)は、SXM10の走査の際の
格子点を示し、走査ラインJ本、各走査ライン毎にI個
の走査点を持っている。同図に於いて、Xカウンタ20
及びYカウンタ21の出力タイミングは、実際にはX,
Y方向の変位に対応するものである。同図に於いて、X
方向についてはI走査点を表わす長さを持ち、Y方向に
ついてはJ走査ラインの表わす長さを持つと考える。図
2の(B)は、三次元像のj番目のラインのデジタル振
幅値f(i,j)を示す図である。
【0016】また、図2の(A)に於いて、X,Yカウ
ンタ20,21の出力タイミングは、X,Y方向の変位
x,yに対応し、x=mx (i),y=my (j)で表
現できるものである。但し、x=mx (j)はi走査点
目までのx方向のアクチュエータの変位量、y=m
y (j)はj走査ラインまでのy方向のアクチュエータ
の変位量である。従って、(i,j)に於けるデジタル
信号値f(i,j)は、f(i,j)=f(m
x (i),my (j))=f(x,y)で表わすことが
できる。これらに於いて、x=mx (i),y=m
y (j)は、i,jに対応して離散的な値を取る。
【0017】ところで、アクチュエータの変位は、ヒス
テリシスやクリープその他の要因から非線形である。図
2の(C)及び(D)は、X,Y各方向のXカウンタ2
0,Yカウンタ21の出力i,jと実際のX,Y方向の
変位量mx (i),my (j)の関係を示す図である。
ここで、mx (i)は、X方向のXカウンタ20の出力
iに対応するアクチュエータの変位量、my (j)はY
方向のYカウンタ21の出力jに対応するアクチュエー
タの変位量である。このようにX,Y方向の変位量mx
(i),my (j)は、X,Yカウンタ20,21の出
力に対して線形でない。従って、f(i,j)=f(m
x (i),my (j))は、図2の(A)に示すような
正方格子上の信号値ではなく、図3の(A)に示すよう
な格子の格子点上のデータである。ここで、i=0,
1,…,I、j=0,1,…,J(整数)、m
x (i),my (j)は実数である。つまり、試料12
表面の構造を正確に表わす画像は、f(x,y)=f
(mx (i),my (j))であり、このときのx−y
座標に於けるデータの配列は、正方格子を成形していな
い。
【0018】ところが、CRT19への表示は、X,Y
カウンタ20,21の出力i,jをタイミングとして図
3の(B)のような正方格子点(xc ,yc )上の配列
となっている。この時、(xc ,yc )と(x,y)と
は一致していないのだが、ここではf(x,y)を=f
(xc ,yi )(i=0,1,…,I、j=0,1,
…,J、xc =lx (i)=αi、yc =ly (j)=
βj、ijは整数)の値としてデータ列を表示してい
る。従って、CRT19に表示される画像のX,Y方向
のスケールと実際の画像のXY方向のスケール(つまり
アクチュエータの変位量)は一致しない。図3の(A)
のようなデータを図3の(B)のように表示するため
に、表示された画像には歪みが生じてしまう。また、歪
みが生じると同時に、X,Y方向のスケールが表示画像
と実際の構造とで一致しないことになる。
【0019】このようなアクチュエータの変位の非線形
性に伴う画像の歪み及びX,Yスケールの校正は、選択
切換回路23、データトランスレータ24,27、及び
演算回路25を用いて、以下に示すステップで行うこと
ができる。
【0020】ステップ1 画像バッファ22内のデータ列f(i,j)は、選択切
換回路23を経てデータトランスレータ24に入力され
る。データトランスレータ24は、Xカウンタ20の出
力値iに対応したアクチュエータの変位量の校正曲線
(x=mx (i))から計算された変位量の変換テーブ
ルを有しており、Xカウンタ20のタイミングと同期し
て、 i → x=mx (i) なる変換をリアルタイムで実行して、f(x,j)を演
算回路25に出力する。つまり、画像バッファ22から
送られたデータ配列f(i,j)は、f(x,j)=f
(mx (i),j)に書き換えられて、演算回路25に
出力される。
【0021】ステップ2 演算回路25に於いては、f(x,j)=f(m
x (i),j)(i=0,1,2,…,I)の値からf
(xc ,j)=f(lx (i),j)を演算によって求
める。つまり、表示のx方向の格子点(xc )上のf
(xc ,j)に対応する値が測定データとしては存在し
ないので、次のような方法によって計算する。
【0022】図4に示すように、 f(xc ,j)=(1/ΔX){Δxi+1 ×f(mx (i+1),j) +Δxi ×f(mx (i),j)} で、f(xc ,j)を計算する。但し、ΔXはデータ間
の距離(変位)に対応し、ΔX×Iが画像ではx方向の
変位量に相当するものである。
【0023】また、 Δxi+1 =|mx (i+1)−lx (i+1)| Δxi =|mx (i)−lx (i)| である。いま、ここでは、f(xc ,j)=f(l
x (i),j)の値を、f(mx (i),j)とf(m
x (i+1),j)の測定データの信号値を用いて線形
補間を行っているが、これはスプライン補間等を行って
も良い。
【0024】つまり、演算回路25に於いては、Yカウ
ンタ21のタイミングで、データトランスレータ24か
ら送られたデータ配列f(x,j)からXカウンタ20
のタイミングiで補間を行い、f(xc ,j)を画像バ
ッファ26に出力する。
【0025】ステップ3 画像バッファ26内のデータ列f(xc ,j)は、yカ
ウンタ21のタイミングjでデータトランスレータ27
に入力される。データトランスレータ27は、Yカウン
タ21の出力値jに対応したアクチュエータの変位量の
校正曲線(y=my (j))から計算された変位量の変
換テーブルを有しており、Yカウンタ21のタイミング
と同期して、
【0026】j → y=my (j) なる変換をリアルタイムで実行して、f(xc ,y)を
演算回路25に出力する。上記ステップ1同様、画像バ
ッファ26から送られたデータ配列f(xc ,j)は、
f(xc ,y)=f(xc ,my (j))に書き換えら
れて、再び演算回路25に出力される。
【0027】ステップ4 演算回路25に於いては、f(xc ,y)=f(xc
y (j))(j=0,1,…,J)の値からf
(xc ,yc )=f(xc ,ly (j))を上記ステッ
プ2と同様の方法で求める。y方向の格子点(yc )上
のf(xc,yc )に対応する値が測定データとしては
存在しないので、上記ステップ2と同様の演算で計算す
る。
【0028】 f(xc ,yc )=(1/ΔY){Δyi+1 ×f(xc ,my (j+1)} +Δyi ×f(xc ,my (j))} で、f(xc ,yc )を計算する。但し、ΔYはデータ
間の距離に対応し、ΔY×Jが画像ではy方向の変位量
に相当するものである。
【0029】また、 Δyi+1 =|my (j+1)−ly (j+1)| Δyi =|my (j)−lj (j)|
【0030】このステップ4に於いて、演算回路25
は、Xカウンタ20のタイミングiでデータトランスレ
ータ27から送られたデータ配列f(xc ,j)からY
カウンタ21のタイミングjで補間を行い、f(xc
c )を画像バッファ26に出力する。このようにして
得られたf(xc ,yc )は、X,Y各方向の歪みが除
去されて、画像バッファ21からCRT19に出力され
る。出力されたデータ配列f(xc ,yc )は、上記ス
テップ1〜ステップ4の処理によって次のように表現で
きる。
【0031】 f(xc ,yc )=(1/ΔY){Δyj+1 ×R(Δyj+1 ) ×f(xc ,my (j+1)+Δyj ×R(Δyj ) ×f(xc ,my (j))} =(1/ΔX)(1/ΔY)[Δyj+1 ×R(Δyj+1 ) ×{Δxi+1 ×R(Δxi+1 ) ×f(mx (i+1),my (j+1)+Δxi ×R(Δxi )×f(mx (i),my (j+1))} +Δyj ×R(Δyj )×{Δxi+1 ×R(Δxi+1 ) ×f(mx (i+1),my (j))+Δxi ×R(Δxi )×f(mx (i),my (j))}]
【0032】いま、演算回路25に於いて、線形補間を
実行するときは、 R(k)=1 スプライン補間をするときは、
【0033】
【数1】 で表わすことができる。
【0034】データトランスレータ24,27が有する
アクチュエータの校正テーブルは、次のようにして生成
する。アクチュエータの変位量は、数μm以上の領域で
は、電気マイクロやファイバセンサ等の計測器を用いて
測定することができる。しかしながら、変位量の校正曲
線を精度よく決定したり、1μm以下の狭い領域の校正
曲線の決定には、構造の明らかな(xy方向の構造のサ
イズが精度よく決まっている)標準サンプルを用いる。
すなわち、標準サンプルを測定し、その測定結果から校
正曲線を算出する。
【0035】例えば、ピッチ3600本のグレーティン
グを標準サンプルとして校正曲線を求めてみる。図5の
(A)は、3600本のグレーティングの格子に垂直な
方向の断面を表わしている。この構造の理想的なトンネ
ル電流のトレース、つまりアクチュエータが線形に変位
しているときのトレースは、図5の(B)に示すような
ものである(具体的には、測定画像のx方向の断面形状
である)。
【0036】しかし、実際の測定では、アクチュエータ
の非線形変位のために、図5の(C)のようなトレース
になる。同図のようなトレースをもとにアクチュエータ
の校正曲線を計算する。計算の方法は以下の通りであ
る。
【0037】図6に示したのは、グレーティングの格子
に垂直な方向に走査して得られたトンネル電流のトレー
スである。このトレースに於いて、構造のピーク位置を
求めて、それぞれx0 ,x1 ,…,xn とする。実際の
グレーティングの構造に於いては、各格子の間隔は等し
い。つまり、d=xn+1 −xn は一定になっているはず
である。この条件を用いて、最小二乗法を行ない、m次
のアクチュエータの校正曲線を計算する。通常、3次〜
4次の曲線で測定結果をよく校正できる。また、走査範
囲が数nm程度の小さい領域での校正には、グラファイ
トやSi等の結晶表面を標準試料として用いる。
【0038】次に、本発明の第2の実施例につき説明す
る。上記第1の実施例では、A/D変換器18により
X,Yカウンタ20,21の出力i,jのタイミングで
取り込んだデータf(i,j)は、一旦画像バッファ2
2に蓄えた後(あるいは、直接CRT19へ表示を行な
った後)、x,y方向の変位量の校正を行う回路により
x,y方向の校正を行なうようにしている。
【0039】本第2の実施例では、画像バッファにデー
タを蓄えることなく、Yカウンタ21の出力jのタイミ
ングと同期して、取り込んだラインデータf(i,j)
(jは一定)を直接データトランスレータ24に送り、
x方向の校正を、測定と同時に行なえるようにしたもの
である。校正は、以下で述べるようなステップで実施す
ることができる。また、図7にその概念図を示す。
【0040】ステップ1 Xカウンタ20のタイミングiと同期してA/D変換さ
れたデータは、Yカウンタ21のタイミングjと同期し
てデータトランスレータ24に送られる。データトラン
スレータ24は、Xカウンタ20の出力iに対応したx
方向のアクチュエータの変位量の校正のための変換テー
ブルを有しており、Xカウンタ20のタイミングと同期
して、
【0041】i → x=mx (i) なる変換をリアルタイムで実行して、f(x,j)を演
算回路25に出力する。つまり、A/D変換されたx走
査のデータ列f(i,j)は、f(x,j)=f(mx
(i),j)に書き換えられて、演算回路25に出力さ
れる。
【0042】ステップ2 演算回路25に於いては、前述した第1の実施例と同様
の演算処理を行ない、Yカウンタ21のタイミングjで
データトランスレータ24から送られたデータ配列f
(x,j)から、Xカウンタ20のタイミングiと同期
して補間データf(xc ,j)を選択切換回路23に出
力する。選択切換回路23では、出力データf(xc
j)をCRT19に送り表示を行なうか、画像バッファ
26へ送るかの選択を行なう。
【0043】ステップ3 画像バッファ26内のデータ列f(xc ,j)は、Xカ
ウンタ20のタイミングでデータトランスレータ27に
入力され、Yカウンタ21の出力値jと同期して、
【0044】j → y=my (j) なる変換をリアルタイムで実行する。その結果、データ
配列f(xc ,j)がf(xc ,y)=F(xc ,my
(j))に書き換えられ、再び演算回路25に出力され
る。 ステップ4
【0045】演算回路25に於いては、前述した第1の
実施例と同様の演算処理を行ない、Xカウンタ20のタ
イミングiでデータトランスレータ27から送られたデ
ータ配列f(xc ,y)から、Yカウンタ21のタイミ
ングjと同期して補間データf(xc ,yc )を選択切
換回路23に出力する。選択切換回路23からは、CR
T19に送られ、校正されたデータとして表示される。
【0046】次に、本発明の第3の実施例を説明する。
上記第1及び第2の実施例に於いては、X,Yカウンタ
20,21のタイミングで得られたデジタル信号列f
(i,j)に対して、アクチュエータの校正曲線から得
られたデータ変換テーブルをもとにデータのx,y座標
の校正を行ない、画像の歪みを除去していた。本第3の
実施例に於いては、アクチュエータの校正曲線から得ら
れたxy走査信号の変換テーブルから、xy走査信号を
変換してxyのスケールの校正、画像の歪みの除去を行
なうものである。つまり、画像バッファ22に蓄えられ
たデジタル信号列f(i,j)のxyスケールは校正さ
れており、CRT19に表示されるデータには歪みが生
じていない。
【0047】このような方法は、図8に示すようなアク
チュエータの変位の非線形性を校正するためのxy走査
信号の校正テーブルを有するデータトランスレータ28
をxy走査駆動回路13の後に入れることで実施するこ
とができる。
【0048】上記第1及び第2の実施例に於いては、
X,Yカウンタ20,21のタイミングi,jと同期し
てxy駆動回路13から図9の(A)に示すようなxy
走査信号Vx (i),Vy (j)を出力していた。ここ
で、Vx (i),Vy (j)は図9の(A)に示すよう
なi,jのタイミングに比例している。つまり、走査信
号は三角波になっている。このときの走査範囲は、Vx
(i)及びVy (j)の振幅で決まっている。
【0049】本第3の実施例に於いては、xy走査の駆
動回路13の出力Vx (i),Vy(j)の後に、デー
タトランスレータ28を入れ、Vx (i),Vy (j)
を図9の(A)のように変換して、xy方向の走査を行
なう。このデータトランスレータ28は、アクチュエー
タの非線形変位を補正し、xy方向の変位が線形になる
ように、xy駆動回路13の出力Vx (i),V
y (j)を校正するための変換テーブルを有している。
従って、xy走査駆動回路13からのxyの駆動の電圧
は図9の(B)のように非線形になるが、x,yカウン
タ20,21の出力i,jに対して、x,y各方向の変
位は線形になっている。つまり、歪みのない画像が、デ
ータとしてCRT19に表示され画像バッファ22に保
存されることになる。
【0050】図10は、温度補償機能を更に有する本発
明の第4の実施例の構成を示す図である。本第4の実施
例のSXM10に於いては、探針11は、試料12に対
向してXY走査駆動回路13によりX及びY方向に走査
され、この走査によって試料表面を移動する。探針11
と試料12の距離dの変位rは、探針11に係合された
変位検出器15によって検出され、その検出出力は、距
離dを一定にするようにZ駆動体29を制御するサーボ
回路17に入力される。一般に、サーボ回路17のアナ
ログ出力あるいは画像バッファ22のデジタル出力は、
X,Y走査に同期してCRT19に三次元画像として表
示される。
【0051】本第4の実施例に於いては、サーボ回路1
7のアナログ出力は、A/D変換器18によりA/D変
換され、そのデジタル信号が走査範囲を決定するXカウ
ンタ20又はYカウンタ21により制御される画像バッ
ファ22に入力される。
【0052】変位検出器15からの検出信号は、画像バ
ッファ22内にデジタル信号f(i,j)(但し、i=
1,2,3,…,I、j=1,2,3,…,J)として
走査ライン1本毎にXカウンタ20の出力タイミングに
合わせて取り込まれて、ビット列として扱われる。例え
ば、f(100,5)は、5番目の走査ラインで100
番目の走査点のデジタル振幅値を示している。
【0053】ところで、アクチュエータ30のX,Y方
向の変位は、XY駆動回路13により行なわれる。アク
チュエータ30は、X,Y各方向の電極に電圧を印加す
ることで変位をする。この印加電圧VX (i),V
Y (j)は、演算回路31からX,Yカウンタ20,2
1のカウンタ出力i,jと同期して出力される基準温度
b に於ける制御信号
【0054】
【数2】 に従ってXY駆動回路13から出力される。
【0055】図11の(A)及び(B)は、X,Yカウ
ンタ20,21のカウンタ出力に同期したXY駆動回路
13の電圧出力VX (i),VY(j)を示したもの
で、このときのVX (i),VY (j)は、アクチュエ
ータ30の非線形変位が補正されるように出力されるた
め、i,jに対してリニアに変位していない。しかし、
X (i),VY (j)をアクチュエータ30に印加し
たときのアクチュエータ30の変位量mX (i),mY
(j)は、図11の(C)及び(D)に示すとおり、
i,jに対しリニアに変位する。このようにアクチュエ
ータの非線形変位を補正するように印加電圧を設定する
のは、前述した第3の実施例のようにして行なうことが
できる。
【0056】XY駆動回路13は、D/A変換器及びそ
のD/A変換出力を増幅するための増幅器により構成さ
れる。D/A変換出力及び増幅率を決めるのは、演算回
路31から送信される上記数2に示した制御信号であ
る。
【0057】XY駆動回路13を構成するD/A変換器
と増幅器は、以下のように動作する。いま、D/A変換
器として±10VP-P 出力の14ビットのものを用いる
とする。このとき、D/A変換器の出力電圧の分解能
は、1.2mVであり、圧電定数10nm/Vのアクチ
ュエータ30を用いるとすれば、XY変位の分解能は
0.12オングストロームである。このアクチュエータ
30をX方向に0.5nmステップで100nmまで変
位させるとすると、mX (1)=0.5,mX (2)=
1.0,…,mX (200)=100nmとなり、それ
ぞれの変位に対応する出力電圧がXY駆動回路13から
X (1),VX (2),…,VX (200)と出力さ
れている。
【0058】ところで、SXMに於いて、走査範囲は数
nm〜数10μmと幅が広い。上述のようなD/A変換
器とアクチュエータを用いても、最大200nmの走査
範囲しか得られないため、D/A変換器の出力を増幅す
る必要がある。つまり、走査領域に応じゲインを10
倍,100倍に切り換えて出力振幅も10倍,100倍
と増やすようにする。
【0059】以上のようにD/A変換器の出力電圧VX
(i),VY (j)及び増幅器の倍率は、走査範囲に応
じて変わるものであるが、これは演算回路31によって
制御される。即ち、演算回路31は、設定された走査範
囲を得るように、X,Yカウンタ20,21の出力タイ
ミングi,jに同期してXY駆動回路12に上記数2に
示したような制御信号及び増幅率を送信する。
【0060】上記数2に示したような制御信号は、基準
温度Tb に於ける、走査範囲に応じてD/A変換器から
電圧が出力されるように決められているデジタル信号列
である。
【0061】演算回路31は、数2に示したようなデジ
タル信号列が走査範囲に応じていくつか用意されて記憶
してあるROMと、どのテーブルを出力し、増幅率をど
の様に設定するかを判断して、XY駆動回路13に出力
するための選択回路等を有している。
【0062】先に述べたようなアクチュエータを例に取
ると、走査範囲20nm,200nm,2μm,20μ
mを走査するための電圧をXY駆動回路13に出力させ
るためには、演算回路31は、次の数3に示すような内
容をデジタル信号としてXY駆動回路13に送信する。
【0063】
【数3】
【0064】つまり、走査の前に、増幅器の場合率を送
り、次に走査信号として上記数2に示すようなデジタル
信号列をX,Yカウンタ20,21のカウンタ出力i,
jと同期して送信する。ROM内に記憶できる制御信号
【0065】
【数4】 のテーブル数は、テーブルの大きさ(サイズ)とROM
の記憶容量によるが、例えばROMが64Kバイトで、
制御信号のテーブル
【0066】
【数5】
【0067】のサイズが512バイトのときで、128
個のテーブルが記憶できることになる。記憶させるテー
ブルの数を多くしたいときは、ROMのメモリを拡張す
れば良い。以上のような方法で、指定した走査範囲に応
じたアクチュエータ30の変位を行なうことができる。
【0068】ところで、SXMの特徴として、大気中,
真空中,液体中,等、測定環境を問わない点が挙げら
れ、各種の環境での測定が行なわれている。その中の一
つに、液体ヘリウム(lqヘリウム)や液体窒素を用い
て低温にし、低温下での測定を行なうものがある。この
ような低温下での測定は、超伝導物質等に対し盛んに行
なわれている。
【0069】低温での測定では、寒剤の温度(つまり、
lqHeの場合4.2K,lqN2の場合77K)のみ
ならず、寒剤の温度〜常温あるいは高温までの範囲で温
度を変えて測定を行なうことが要求されている。
【0070】一方、アクチュエータ30は、温度が下が
ることで、変位量が低下することが知られており、例え
ば、液体ヘリウム温度(4.2K)では、常温の1/1
0〜1/20になる。そのために、同じD/A変換器の
出力VX (i),VY (j)をアクチュエータ30に印
加しても、温度が異なるとアクチュエータの変位量つま
り走査範囲が違ってしまう。従って、異なる温度で同じ
走査範囲を得るためには、温度によってXY駆動回路に
送る数4に示したような制御信号を、その温度でのアク
チュエータ30の変位に合わせて変える必要がある。
【0071】例えば、液体ヘリウム温度(4.2K)
で、アクチュエータ30の変位量が常温の場合の1/1
0になるとすると、低温で200nm走査させるために
は、常温に於いて2μm走査させるときのアクチュエー
タへの印加電圧(室温で200nm走査させるための1
0倍の電圧)を印加する必要があり、そのために演算回
路31は、制御信号を選択して送信する。
【0072】測定点付近の温度Tは、検出器32が検出
し、演算回路31に送る。演算回路31は、この送られ
てきた測定温度Tに於けるアクチュエータ30の変位曲
線を基に、数2に示したような制御信号を、以下の手順
で出力する。
【0073】図12は、各温度に於けるアクチュエータ
30の変位曲線を示している。温度は、t=t0
1 ,t2 ,…,tn の順で高くなる。同図に於いて、
0 だけアクチュエータ30を変位させるとき、アクチ
ュエータ30への印加電圧は、温度に応じて、V0 ,V
1 ,…となる。
【0074】同図に於いて、基準温度はt=t4 の曲線
で示され、つまりt=t4 におけるアクチュエータ30
の変位曲線に対応した制御信号のテーブルが演算回路3
1のROMに記憶されている。このとき、t=t0 でl
0 だけアクチュエータ30を変位させるためには、V0
だけアクチュエータ30に電圧を印加する必要がある。
0 の電圧を出力するための制御信号は、基準温度に於
いてl0 ’のアクチュエータ30を変位させるものであ
り、この対応関係は図13に示す通りで、選択回路内に
記憶されている。
【0075】また、図12は、連続的に描いてあるが、
温度毎の変位曲線のテーブルにあっては、温度,変位
量,電圧値は離散的である。従って、選択回路では、各
パラメータを選択回路内に記憶されている値の中から値
の近い2つのデータを用いて補間する処理が行なわれ
る。最終的に出力される制御信号は、近いものを選択し
て出力する。
【0076】このようにすることにより、同じ走査範囲
で温度を変えながら連続的に測定を行なうための探針走
査装置、及び温度によるアクチュエータの変位量の変化
を補正し、温度を変化させても一定の走査範囲で探針を
走査させる探針走査装置を提供することができる。
【0077】なお、演算回路31のROM内に記憶され
ている制御信号のテーブルは、前述の別の実施例に関し
て述べたように、標準サンプルの測定を行なって作成す
ることができる。また、1μm以上の広い領域のテーブ
ルを作成する際には、アクチュエータの変位量を調節測
定することでも調べることができる。SXMでは、走査
領域のレンジが広いので、標準サンプルは、いくつか用
意しておく必要がある。
【0078】演算回路31内の選択回路に記憶させるア
クチュエータの変位曲線は、次のような手順で測定を行
なうことで生成する。 (1)温度を一定に保ち、標準サンプルの測定を行な
う。 (2)印加電圧を変化させ、走査範囲を算出する。 アクチュエータの変位量は、温度によって大きく違うの
で、印加電圧のステップは、温度毎に変える。(また、
アクチュエータのタイプによっても変位量は異なるの
で、その点も考慮する。) 上述の方法を繰り返し、図12のような変位曲線のテー
ブルを作成する。
【0079】変位曲線を調べる温度の間隔は、SXM測
定の温度変化を行なう際の精度にもよるが、SXM測定
の際の温度変化のステップと同程度、精度を問わない場
合には2倍又はそれ以上の間隔で良い。変位曲線が調べ
られていない温度の変位曲線は、制御信号の出力の際
に、測定温度前後の変位曲線から補間を行なって出力す
るので問題とはならない。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、アクチュエータの温度
依存性を考慮して、同じ走査範囲で温度を変えながら連
続的に測定を行うことができる走査型プローブ顕微鏡、
及び温度によるアクチュエータの変位量の変化を補正
し、温度を変化させても一定の走査範囲で探針を走査さ
せることができる走査型プローブ顕微鏡を提供すること
ができる。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック構成図であ
る。
【図2】(A)はSXMの走査の際の格子点を示す図、
(B)は三次元像のj番目のラインのデジタル振幅値f
(i,j)を示す図、(C)はX方向のXカウンタの出
力iと実際のX方向の変位量mx (i)の関係を示す図
で、(D)はY方向のYカウンタの出力jと実際のY方
向の変位量my (j)の関係を示す図である。
【図3】(A)は実際の走査点の位置関係を示す図、
(B)はCRTに表示されるべき走査点の位置関係を示
す図である。
【図4】図1中の演算回路に於ける演算処理に使用され
るパラメータを説明するための図である。
【図5】(A)はグレーティングの格子に垂直な方向の
断面を表わす図、(B)は(A)に示す構造の理想的な
トンネル電流のトレースを示す図、(C)は(A)に示
す構造の実際の測定により得られるトレースを示す図で
ある。
【図6】グレーティングの格子に垂直な方向に走査して
得られたトンネル電流のトレースを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例のブロック構成図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例のブロック構成図であ
る。
【図9】(A)はデータトランスレータの出力V
x (i),Vy(j)を示す図、(B)はxy走査駆動
回路からのxyの駆動の電圧を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施例のブロック構成図であ
る。
【図11】(A)及び(B)はそれぞれX,Yカウンタ
のカウンタ出力に同期したXY駆動回路の電圧出力VX
(i),VY (j)を示す図であり、(C)及び(D)
はそれぞれVX (i),VY (j)を印加したときのア
クチュエータの変位量mX(i),mY(j)を示す図で
ある。
【図12】各温度に於けるアクチュエータの変位曲線を
示す図である。
【図13】温度と変位量に応じた制御信号の値を表わす
テーブルを示す図である。
【符号の説明】
10…走査型プローブ顕微鏡、18…A/D変換器、2
0…Xカウンタ、21…Yカウンタ、22,26…画像
バッファ、23…選択切換回路、24,27,28…デ
ータトランスレータ、25…演算回路,30…アクチュ
エータ、31…演算回路、32…温度検出器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料表面の物理的情報を検出する探針
    と、上記探針と試料とを相対的に移動させる走査手段と
    を有し、上記探針が上記試料を走査することで得られる
    上記物理的情報に基づく三次元像を画像化する走査型プ
    ローブ顕微鏡において、 予め上記探針を用いて標準試料の走査を行い、上記走査
    手段固有の変位特性を検出し、この変位特性に基づいて
    走査標準テーブルを作成しておく走査標準テーブル作成
    手段と、上記走査手段の温度を検出する温度検出手段と、 上記走査標準テーブル作成手段により作成された走査標
    準テーブルの温度依存性を記した温度変換テーブルを記
    憶する温度変換テーブル記憶手段と、 試料を測定する際に、上記走査標準テーブルに基づいて
    校正されると共に上記温度変換テーブル記憶手段に記憶
    された温度変換テーブルを参照して上記温度検出手段で
    検出された上記走査手段の温度に応じた温度補償を行っ
    た校正温度補償走査点と上記探針とが一致するように、
    上記走査手段を駆動するための演算を行う演算手段と、 を具備することを特徴とする 走査型プローブ顕微鏡。
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