JP3058579U - 傾斜式スイッチ - Google Patents

傾斜式スイッチ

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JP3058579U JP1998008261U JP826198U JP3058579U JP 3058579 U JP3058579 U JP 3058579U JP 1998008261 U JP1998008261 U JP 1998008261U JP 826198 U JP826198 U JP 826198U JP 3058579 U JP3058579 U JP 3058579U
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進 文 周
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新巨企業股▲ふん▼有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、移動伝導体が固体構造であるにも
かかわらず、スイッチが電極間を短絡状態にさせたとき
は、移動伝導体と電極との間の接触が密接であるばかり
でなく、スイッチがある程度の振動ないし傾斜をして
も、移動伝導体を所定の位置に安定的に保持することが
できる傾斜式スイッチを提供する。 【解決手段】 本考案において、容器は、互いに対面し
た2端面のいずれかの一端面が他端面より大きく、2端
面の間に傾斜壁が形成された漏斗形とされ、前記電極は
一対とされ、傾斜壁の前記他端面の近傍に隙間をあけて
対向するように設けられ、前記移動伝導体は、磁性体に
導電層を被覆してなり、且つ、その直径は前記一対の電
極間の電極間の隙間よりやや大きいボール形とされ、ま
た、前記容器の外から前記他端面に臨むように磁気手段
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は傾斜式スイッチに関し、特に、傾けることによってオンオフすること ができる傾斜式スイッチの構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の傾斜式スイッチは、図1に示されているように、絶縁材よりなるカプセ ル形容器(10)内の電極(12、13)間を移動伝導体(11)で短絡したり 遮断する構造をし、容器が傾斜されると、移動伝導体が移動して接点をオンまた はオフさせることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の傾斜式スイッチは、もちろん移動伝導体として比重がかなり 大きく電極とぴったり接触するように変形しやすい液体水銀を使用してなるいわ ゆる水銀スイッチもあるが、電極部材によっては適さない金属があり、且つ、水 銀スイッチは製造時及び製品を廃棄処理する場合、人体及び環境に悪影響をきた すため、最近は水銀スイッチなどの消耗性小部品への水銀使用を極力避けている 。それに対し、図1に示されている従来例は、固体構造の移動伝導体(11)を 使用しているが、このような構造では、移動伝導体(11)と電極(12、13 )との間の接触は、小部材である移動伝導体(11)の自重のみによるもので、 ぴったりと密着できず、いつでも接触不良状態に陥るばかりでなく、微かな振動 でも移動伝導体(11)を正しい位置から小刻みに跳ね上げ、電力の不安定ない し一時の停電をもたらす可能性がある。
【0004】 上記欠点に鑑み、本考案は、移動伝導体が固体構造であるにもかかわらず、ス イッチが電極間を短絡状態になっているときは、移動伝導体と電極との間の接触 が密接であるばかりでなく、スイッチがある程度の振動ないし傾斜をしても、移 動伝導体を所定の位置に安定に保持することができる傾斜式スイッチを提供しよ うとすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、絶縁容器内の電極間を移動伝導体で短 絡したり遮断する構造をし、容器が傾くと移動伝導体が動いて開閉される傾斜式 スイッチにおいて、前記移動伝導体は磁性体であり、且つ、前記容器の内または 外には、前記容器が前記移動伝導体を介して電極間を短絡状態にさせた時に、電 極間を短絡している前記移動伝導体に所定の磁力で作用して、その位置をある程 度の傾斜でもその状態を保持できる磁気手段が設けられてなることを特徴とする 傾斜式スイッチを提供する。前記特徴によるに、移動伝導体が水銀のような比重 が大きく且つ自在に変形できる液体導電体でなく、固体構造であっても、スイッ チが電極間を短絡状態にしたときにおいて、移動伝導体と電極との間の接触は移 動伝導体の自重によるばかりでなく、移動伝導体が受ける磁力にもよるので、密 着することができる上、スイッチがある程度の振動ないし傾斜をしても、移動伝 導体は正しい短絡位置に安定的に保持することができる。
【0006】 実施態様として、前記容器は、互いに対面した2端面のいずれか一端面が他端 面より大きく、2端面の間に傾斜壁が形成された漏斗形とされ、また、前記電極 は一対とされ、前記傾斜壁の前記他端面の近傍に隙間をあけて対向するように設 けられ、また、前記移動伝導体は、磁性体に導電層を被覆してなり、且つその直 径は前記一対の電極間の隙間よりやや大きいボール形とされ、そして、また前記 磁気手段は前記容器の外から前記他端面に臨むように設けてなるものが挙げられ る。
【0007】 前記実施態様は、更に詳しくは、前記他端面は開口状に形成され、且つ、前記 容器の他端面にはネジにより取付けた受け台を具え、該受け台の前記他端面に臨 む箇所に凹陥部が形成され、前記磁気手段は該凹陥部に、電極間を短絡させてい る前記移動伝導体と隙間を保つように固持してなるものが挙げられる。 また、前記実施態様において、前記磁気手段は電極間を短絡させている前記移 動伝導体にその自重よりある程度小さい磁気引力を与えるように構成されること が好ましい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を実施の形態例に基づいて具体的に説明するが、本考案はこの例 のみに限定されない。 そこで、図2乃至図4を参照しながら、本考案の好ましい実施例を説明する。 絶縁容器20は、互いに対面した2端面27、28、例えば一端面27が他端面 28より大きく、2端面27、28の間に傾斜壁22が形成された漏斗形とされ 、また、電極23、24は一対とされ、前記傾斜壁22の前記他端面28の近傍 に隙間をあけて対向するように設けられている。前記傾斜壁22には、前記電極 23,24から前記一端面27へ延伸した導電路25、26が設けられている。 なお、前記導電路25、26の前記一端面27側から、導線51、52が外へ延 伸するように設けられている。また、前記容器20内の移動伝導体40は、磁性 体41に導電層42を被覆してなり、且つその直径は前記一対の電極23、24 間の隙間よりやや大きいボール形とされる。そして、前記磁気手段30は前記容 器20の外から前記他端面28に臨むように設けられる。
【0009】 前記他端面28は開口状に形成され、且つ、前記容器20の他端面28にはネ ジにより取付けた受け台29を具え、この受け台29の前記他端面28に臨む箇 所に凹陥部21が形成され、前記磁気手段30はこの凹陥部21に、電極23、 24間を短絡させている前記移動伝導体40と隙間を保つように固持される。な お、前記磁気手段30は電極間を短絡させている前記移動伝導体40にその自重 よりある程度小さい磁気引力を与えるように構成されている。
【0010】 図4及び図5に示されているように、この傾動式スイッチがある程度まで傾け られれば、前記移動伝導体40が前記電極23,24から離れ、電路が遮断され ることになる。また、微かな振動があっても、磁気手段30の引力により、前記 移動伝導体40はぴったりと前記電極23、24と密着した状態で前記凹陥部2 1に固持されるので、確実に電路が導通する。
【0011】 図6に示されたように、導線51’、52’は電極23、24側から外へ延伸 するように配置することもできる。 図7に示されているのは、本考案のもう一つの実施例である。図7に示された ように、一対の電極64、65に面した底部に磁気手段66が設置され、また、 前記電極64、65から外へ延伸する導線53、54が設けられている。このよ うにして、一対の電極64、65を短絡させている移動伝導体63は、前記磁気 手段66の磁力によって、微かな振動があっても、確実に短絡状態を固持するこ とができる。
【0012】
【考案の効果】
上記のように構成された本考案は、移動伝導体が水銀のような比重が大きく且 つ自在に変形できる液体導電体ではなく、固体構造であっても、スイッチが電極 間を短絡状態にさせたときにおいて、移動伝導体と電極との間の接触は移動伝導 体の自重によるばかりでなく、移動伝導体が受ける磁力にもよるので、密着する ことができる上、スイッチがある程度の振動ないし傾斜をしても、移動伝導体は 常に正しい短絡位置に安定に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の傾斜式スイッチを示す断面図である。
【図2】本考案の傾斜式スイッチの一例を示す斜視図で
ある。
【図3】同傾斜式スイッチの分解斜視図である。
【図4】同傾斜式スイッチを示す断面図である。
【図5】同傾斜式スイッチが傾いた時の側断面図であ
る。
【図6】本考案の傾斜式スイッチの他の一例を示す断面
図である。
【図7】本考案のもう一つの実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10、20、60 容器 11、40、63 移動伝導体 12、13、23、24、64、65 電極 14、15、51、52、51’、52’、53、54
導線 21 凹陥部 22 傾斜壁 25、26 導電路 27、28 端面 29 受け台 30 磁気手段 41 磁性体 42 伝導層

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁容器内の電極間を移動伝導体で短絡
    したり遮断する構造であり、容器が傾くと移動伝導体が
    動いて開閉される傾斜式スイッチにおいて、前記移動伝
    導体は基体が磁性体からなり、且つ、前記容器の内また
    は外には、前記容器が前記移動伝導体を介して電極間を
    短絡状態にさせた時に、電極間を短絡している前記移動
    伝導体に所定の磁力で作用して、その位置をある程度の
    傾斜でもその状態を保持できる磁気手段を設けてなるこ
    とを特徴とする傾斜式スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記容器は、互いに対面した2端面のい
    ずれかの一端面が他端面より大であって、2端面の間に
    傾斜壁が形成された漏斗形とされ、 前記電極は一対とされ、傾斜壁の前記他端面の近傍に隙
    間をあけるように対向して設けられ、 前記移動伝導体は、磁性体に導電層を被覆してなり、且
    つ、その直径は前記一対の電極間の電極間の隙間よりや
    や大きいボール形とされ、また、 前記磁気手段は前記容器の外から前記他端面に臨むよう
    に設けてなることを特徴とする請求項1に記載の傾斜式
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記他端面は開口状に形成され、且つ、
    前記容器の他端面側にはネジにより取付けた受け台を具
    え、該受け台の前記他端面に臨む箇所に凹陥部が形成さ
    れ、前記磁気手段はこの凹陥部に、電極間を短絡させて
    いる前記移動伝導体と隙間を保つように固持してなるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の傾斜式スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記磁気手段は、電極間を短絡させてい
    る前記移動伝導体にその自重よりある程度小さい磁気引
    力を与えることを特徴とする請求項3に記載の傾斜式ス
    イッチ。
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