JP3058518B2 - 高耐圧ハイドロフォン - Google Patents
高耐圧ハイドロフォンInfo
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- JP3058518B2 JP3058518B2 JP4225311A JP22531192A JP3058518B2 JP 3058518 B2 JP3058518 B2 JP 3058518B2 JP 4225311 A JP4225311 A JP 4225311A JP 22531192 A JP22531192 A JP 22531192A JP 3058518 B2 JP3058518 B2 JP 3058518B2
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- Japan
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- damper
- piezoelectric material
- polymer piezoelectric
- high pressure
- hydrophone
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高耐圧ハイドロフォンを
利用分野とし、特に医用の結石破砕装置からの衝撃波を
計測する高耐圧ハイドロフォンに関する。
利用分野とし、特に医用の結石破砕装置からの衝撃波を
計測する高耐圧ハイドロフォンに関する。
【０００２】
【発明の背景】近年、医療機器の発達から、例えば腎臓
中に生じた結石を体外からの衝撃波により破砕すること
が行われ、結石破砕装置として知られている。一般に
は、超音波発生装置からの超音波を結石に収束（焦点）
させて衝撃波を生成する。このようなものでの衝撃波
は、結石破砕時には、約１０００気圧以上になるとされ
ている。そして、これらの衝撃波のレベル等を計測し、
結石破砕の因果関係を明確にするものとして、高耐圧ハ
イドロフォンが提案されている。例えばこのようなもの
の一つに本出願人によるものがある（平成４年７月３１
日付け特許出願の高耐圧ハイドロフォン、整理番号Ｐ９
２０６３００）。
中に生じた結石を体外からの衝撃波により破砕すること
が行われ、結石破砕装置として知られている。一般に
は、超音波発生装置からの超音波を結石に収束（焦点）
させて衝撃波を生成する。このようなものでの衝撃波
は、結石破砕時には、約１０００気圧以上になるとされ
ている。そして、これらの衝撃波のレベル等を計測し、
結石破砕の因果関係を明確にするものとして、高耐圧ハ
イドロフォンが提案されている。例えばこのようなもの
の一つに本出願人によるものがある（平成４年７月３１
日付け特許出願の高耐圧ハイドロフォン、整理番号Ｐ９
２０６３００）。
【０００３】
【従来技術】第３図（ａｂｃｄ）はこのような高耐圧ハ
イドロフォンの一例を説明する図である。なお、第２図
（ａ）は高耐圧ハイドロフォンの断面図、同図（ｂ）は
高分子圧電材の平面図、同図（ｃ）は高分子圧電材の接
着されたダンパーの図、同図（ｄ）は中継具の図であ
る。高耐圧ハイドロフォンは、衝撃波の検出面となる筒
状容器１の一端面側に、高分子圧電材２を設けてなる。
筒状容器１は一端面側に孔３を有し、保護板４により閉
塞される。高分子圧電材は例えばＰＶＤＦ（ポリフッ化
ビニリデン）からなり、振動部５と引出部６（ａｂ）と
からなる。そして、両主面に励振電極７（ａｂ）及び引
出電極８（ａｂ）が形成されている。振動部５の前面は
保護板４に接着し、後面にはダンパー９が設けられてい
る。そして、引出部６（ａｂ）がダンパー９の側面に折
曲して、後端側に延出している。なお、励振部５と引出
部６（ａｂ）とは、ダンパー９に接着されている。そし
て、引出部６（ａｂ）の先端側は中継具１０の導電部１
１に接続し、さらに同軸ケーブル１２により筒状容器１
の他端面から電気的に導出する。図中の符号１３は連結
具、１４は充填剤、１５は蓋体である。
イドロフォンの一例を説明する図である。なお、第２図
（ａ）は高耐圧ハイドロフォンの断面図、同図（ｂ）は
高分子圧電材の平面図、同図（ｃ）は高分子圧電材の接
着されたダンパーの図、同図（ｄ）は中継具の図であ
る。高耐圧ハイドロフォンは、衝撃波の検出面となる筒
状容器１の一端面側に、高分子圧電材２を設けてなる。
筒状容器１は一端面側に孔３を有し、保護板４により閉
塞される。高分子圧電材は例えばＰＶＤＦ（ポリフッ化
ビニリデン）からなり、振動部５と引出部６（ａｂ）と
からなる。そして、両主面に励振電極７（ａｂ）及び引
出電極８（ａｂ）が形成されている。振動部５の前面は
保護板４に接着し、後面にはダンパー９が設けられてい
る。そして、引出部６（ａｂ）がダンパー９の側面に折
曲して、後端側に延出している。なお、励振部５と引出
部６（ａｂ）とは、ダンパー９に接着されている。そし
て、引出部６（ａｂ）の先端側は中継具１０の導電部１
１に接続し、さらに同軸ケーブル１２により筒状容器１
の他端面から電気的に導出する。図中の符号１３は連結
具、１４は充填剤、１５は蓋体である。
【０００４】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記構成の高耐圧
ハイドロフォンは、高分子圧電材２の引出部６をダンパ
ー９の後端側から延出する。通常では、この状態で、高
分子圧電材２が、ダンパー９に接着しているか否かを測
定する。すなわち、ダンパー９の制動作用が充分か否か
を、アドミッタンス特性を測定して判断する。しかし、
この場合において、例えば計測器の端子等に接続する
際、引出部６が手に触れたり、端子に直接的に接触す
る。このようなことから、ダンパー９との接着部分に外
力が加わり、特に一方の引出電極８ｂと高分子圧電材自
身との間に剥離を生じる。すなわち、ゴムダンパー９に
引出電極８ｂが付着したまま、高分子圧電材自身が剥離
する。特に、接着不良等の際の、再度の接着作業をする
場合は、高分子圧電材２への負荷が重なり、引出部８
（ａｂ）の折曲部分等に欠損を生ずる問題があった。こ
のことから、ゴムダンパー９に接着した高分子圧電材２
の取扱には慎重を来し、作業性を低下させる問題があっ
た。
ハイドロフォンは、高分子圧電材２の引出部６をダンパ
ー９の後端側から延出する。通常では、この状態で、高
分子圧電材２が、ダンパー９に接着しているか否かを測
定する。すなわち、ダンパー９の制動作用が充分か否か
を、アドミッタンス特性を測定して判断する。しかし、
この場合において、例えば計測器の端子等に接続する
際、引出部６が手に触れたり、端子に直接的に接触す
る。このようなことから、ダンパー９との接着部分に外
力が加わり、特に一方の引出電極８ｂと高分子圧電材自
身との間に剥離を生じる。すなわち、ゴムダンパー９に
引出電極８ｂが付着したまま、高分子圧電材自身が剥離
する。特に、接着不良等の際の、再度の接着作業をする
場合は、高分子圧電材２への負荷が重なり、引出部８
（ａｂ）の折曲部分等に欠損を生ずる問題があった。こ
のことから、ゴムダンパー９に接着した高分子圧電材２
の取扱には慎重を来し、作業性を低下させる問題があっ
た。
【０００５】
【発明の目的】本発明は、高分子圧電材の強度を維持
し、作業性を良好とする構造の高耐圧ハイドロフォンを
提供することを目的とする。
し、作業性を良好とする構造の高耐圧ハイドロフォンを
提供することを目的とする。
【０００６】
【解決手段】本発明は、ダンパーの側面から後端側に延
出する金属リードを設け、高分子圧電材の引出部と前記
金属リードとを上記ダンパーの側面にて接続したことを
解決手段とする。以下、本発明の一実施例を説明する。
出する金属リードを設け、高分子圧電材の引出部と前記
金属リードとを上記ダンパーの側面にて接続したことを
解決手段とする。以下、本発明の一実施例を説明する。
【０００７】
【実施例】第１図は本発明の一実施例を説明する高耐圧
ハイドロフォンの一部断面図である。なお、前従来例図
と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略する。
高耐圧ハイドロフォンは、前述したように、衝撃波の検
出面となる筒状容器１の一端面側に、ゴムダンパー９に
接着した高分子圧電材２を設けてなる。この実施例で
は、ゴムダンパー９の両側面に例えばステンレスからな
る金属リード１６を接着して、後端側に延出させる。そ
して、高分子圧電材２の励振部５をダンパー９に接着
し、引出部６をそれぞれ金属リード１６に接続した構成
とする。なお、金属リード１６は、前述した中継具１０
を介在させて、あるいは直接的に同軸ケーブル１２の各
線路に接続し、電気的に外部に導出する「前第３図
（ａ）参照」。
ハイドロフォンの一部断面図である。なお、前従来例図
と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略する。
高耐圧ハイドロフォンは、前述したように、衝撃波の検
出面となる筒状容器１の一端面側に、ゴムダンパー９に
接着した高分子圧電材２を設けてなる。この実施例で
は、ゴムダンパー９の両側面に例えばステンレスからな
る金属リード１６を接着して、後端側に延出させる。そ
して、高分子圧電材２の励振部５をダンパー９に接着
し、引出部６をそれぞれ金属リード１６に接続した構成
とする。なお、金属リード１６は、前述した中継具１０
を介在させて、あるいは直接的に同軸ケーブル１２の各
線路に接続し、電気的に外部に導出する「前第３図
（ａ）参照」。
【０００８】このような構成であれば、高分子圧電材２
の引出部６を直接にダンパー９の後端側に延出すること
なく、これに接続した金属リード１６をダンパー９の後
端側に延出することになる。そして、高分子圧電材２を
ダンパー９に接着した後の特性測定の際には、金属リー
ド１６が計測器等の端子に接続される。したがって、高
分子圧電材２の引出部６には、直接に人の手や端子に触
れることがないので、引出部６に加わる外力を軽減す
る。その結果、引出電極８と高分子圧電材自身との剥離
を防止してその強度を維持する。また、その取扱も容易
となり、作業性を向上することにもなる。
の引出部６を直接にダンパー９の後端側に延出すること
なく、これに接続した金属リード１６をダンパー９の後
端側に延出することになる。そして、高分子圧電材２を
ダンパー９に接着した後の特性測定の際には、金属リー
ド１６が計測器等の端子に接続される。したがって、高
分子圧電材２の引出部６には、直接に人の手や端子に触
れることがないので、引出部６に加わる外力を軽減す
る。その結果、引出電極８と高分子圧電材自身との剥離
を防止してその強度を維持する。また、その取扱も容易
となり、作業性を向上することにもなる。
【０００９】上記実施例では、ゴムダンパー９に直接金
属リード１６を設けたが、例えば第２図に示したよう
に、ダンパー９に樹脂からなるダンパー枠１７を設け、
このダンパー枠１７に金属リード１６を設けてもよいも
のである。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内
で、適宜自在の変更が可能である（参照：前述した平成
４年 月 日付け出願の高耐圧ハイドロフォン）。
属リード１６を設けたが、例えば第２図に示したよう
に、ダンパー９に樹脂からなるダンパー枠１７を設け、
このダンパー枠１７に金属リード１６を設けてもよいも
のである。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内
で、適宜自在の変更が可能である（参照：前述した平成
４年 月 日付け出願の高耐圧ハイドロフォン）。
【０００９】
【発明の効果】本発明は、ダンパーの側面から後端側に
延出する金属リードを設け、高分子圧電材の引出部と前
記金属リードとを上記ダンパーの側面にて接続したの
で、高分子圧電材の強度を維持し、作業性を良好とする
構造の高耐圧ハイドロフォンを提供できる。
延出する金属リードを設け、高分子圧電材の引出部と前
記金属リードとを上記ダンパーの側面にて接続したの
で、高分子圧電材の強度を維持し、作業性を良好とする
構造の高耐圧ハイドロフォンを提供できる。
【第１図】本発明の一実施例を説明する高耐圧ハイドロ
フォンの一部断面図である。
フォンの一部断面図である。
【第２図】本発明の他の実施例を説明する特にダンパー
の図である。
の図である。
【第３図】本発明の基礎となった高耐圧ハイドロフォン
の断面図である。
の断面図である。
【第４図】図本発明の基礎となった高耐圧ハイドロフォ
ン図で、同図（ａ）は高分子圧電材の平面図、同図
（ｂ）は高分子圧電材の接着されたダンパーの図、同図
（ｃ）は中継具の図である。
ン図で、同図（ａ）は高分子圧電材の平面図、同図
（ｂ）は高分子圧電材の接着されたダンパーの図、同図
（ｃ）は中継具の図である。
１ 筒状容器、２ 高分子圧電材、３ 孔、４ 保護
板、５ 励振部、６ 引出部、７ 励振電極、８ 引出
電極、９ ダンパー、１０ 中継具、１１ 導電部、１
２ 同軸ケーブル、１３ 連結具、１４ 充填材、１５
蓋体、１６ 金属リード、１７ダンパー枠。
板、５ 励振部、６ 引出部、７ 励振電極、８ 引出
電極、９ ダンパー、１０ 中継具、１１ 導電部、１
２ 同軸ケーブル、１３ 連結具、１４ 充填材、１５
蓋体、１６ 金属リード、１７ダンパー枠。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−100952（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−164046（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04R 1/44 330 H04R 17/00 330
Claims (1)
- 【請求項１】励振部から引出部の延出した高分子圧電材
と、前記励振部の前面に保護板を設けて一端側が閉塞さ
れる筒状容器と、前記励振部の後面に設けられたダンパ
ーとからなる高耐圧ハイドロフォンにおいて、上記ダン
パーの側面から後端側に延出する金属リードを設け、上
記高分子圧電材の引出部と前記金属リードとを上記ダン
パーの側面にて接続したことを特徴とする高耐圧ハイド
ロフォン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4225311A JP3058518B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 高耐圧ハイドロフォン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4225311A JP3058518B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 高耐圧ハイドロフォン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07107587A JPH07107587A (ja) | 1995-04-21 |
| JP3058518B2 true JP3058518B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=16827368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4225311A Expired - Fee Related JP3058518B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 高耐圧ハイドロフォン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3058518B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4225311A patent/JP3058518B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07107587A (ja) | 1995-04-21 |
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