JP3058444B2 - 流体分岐装置 - Google Patents
流体分岐装置Info
- Publication number
- JP3058444B2 JP3058444B2 JP2321872A JP32187290A JP3058444B2 JP 3058444 B2 JP3058444 B2 JP 3058444B2 JP 2321872 A JP2321872 A JP 2321872A JP 32187290 A JP32187290 A JP 32187290A JP 3058444 B2 JP3058444 B2 JP 3058444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- tube
- main body
- pressure
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧力流体、例えば、空気圧、油圧等の流体
の通路を形成する管体、例えば、チューブに取り付け、
当該流体通路をさらに分岐せしめる流体分岐装置に関す
る。
の通路を形成する管体、例えば、チューブに取り付け、
当該流体通路をさらに分岐せしめる流体分岐装置に関す
る。
[従来の技術] 従来、例えば、空気のような流体を通すチューブで形
成された流体通路を分岐する場合には、チューブを一部
で切断し、T字型継手等を用いて分岐していた。
成された流体通路を分岐する場合には、チューブを一部
で切断し、T字型継手等を用いて分岐していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記の従来の技術では、チューブの切
断作業および継手の取り付け等の作業を必要とし、煩雑
である等の問題がある。
断作業および継手の取り付け等の作業を必要とし、煩雑
である等の問題がある。
また、前記チューブの長さを的確に切断することは困
難であり、従って、所望の位置に分岐通路を画成する継
手を介装することが難しい。しかも、一旦切断してしま
うと再利用を図ることは困難であり、不経済であるとの
指摘がなされている。
難であり、従って、所望の位置に分岐通路を画成する継
手を介装することが難しい。しかも、一旦切断してしま
うと再利用を図ることは困難であり、不経済であるとの
指摘がなされている。
本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、チューブを切断することなく簡便に分岐通路
を画成し、しかも所望の位置から前記分岐通路を導出す
ることが可能な流体分岐装置を提供することを目的とす
る。
であって、チューブを切断することなく簡便に分岐通路
を画成し、しかも所望の位置から前記分岐通路を導出す
ることが可能な流体分岐装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本発明は、管体により
形成される流体通路を分岐するための装置であって、 前記管体を挟持して固定する一組の本体部材と、 前記一組の本体部材のいずれか一方または双方に連結
され、前記本体部材の貫通孔に挿入される針状の穴あけ
部材が設けられた連結部材と、 を備え、前記連結部材には、前記穴あけ部材の孔部に連
通する室が形成され、前記室内には穴あけ部材の孔部か
ら流入した流体の流出を阻止するチェック弁が設けられ
ることを特徴とする。
形成される流体通路を分岐するための装置であって、 前記管体を挟持して固定する一組の本体部材と、 前記一組の本体部材のいずれか一方または双方に連結
され、前記本体部材の貫通孔に挿入される針状の穴あけ
部材が設けられた連結部材と、 を備え、前記連結部材には、前記穴あけ部材の孔部に連
通する室が形成され、前記室内には穴あけ部材の孔部か
ら流入した流体の流出を阻止するチェック弁が設けられ
ることを特徴とする。
[作用] 上記の本発明に係る流体分岐装置では、一組の本体部
材の間に管体を挟持固定する際、穴あけ部材により管体
の任意の位置に孔をあける。
材の間に管体を挟持固定する際、穴あけ部材により管体
の任意の位置に孔をあける。
従って、流体は、該穴あけ部材に連結されている他の
流体通路に導出され、あるいは導入することができる。
流体通路に導出され、あるいは導入することができる。
[実施例] 本発明に係る流体分岐装置について好適な実施例を挙
げ、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
げ、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例に係る流体分岐装置
の斜視図であり、第2図は、第1図の分解断面図であ
る。
の斜視図であり、第2図は、第1図の分解断面図であ
る。
流体分岐装置10は、基本的には、一組の本体部材12、
14と管体、例えば、可撓性のチューブ16とから構成され
る。一方の本体部材12は、略矩形断面を有し、チューブ
16と接合する面は、その長さ方向にチューブ16の径とほ
ぼ同径の湾曲面部18を形成している。
14と管体、例えば、可撓性のチューブ16とから構成され
る。一方の本体部材12は、略矩形断面を有し、チューブ
16と接合する面は、その長さ方向にチューブ16の径とほ
ぼ同径の湾曲面部18を形成している。
前記湾曲面部18には、先端が針状の穴あけ部材20がチ
ューブ16の中心方向に突出して形成されている。すなわ
ち、該穴あけ部材20の先端部は、第2図に示す通り、傾
斜面を形成して鋭化しており、湾曲面部18よりチューブ
16の軸線に指向して突出している。
ューブ16の中心方向に突出して形成されている。すなわ
ち、該穴あけ部材20の先端部は、第2図に示す通り、傾
斜面を形成して鋭化しており、湾曲面部18よりチューブ
16の軸線に指向して突出している。
この穴あけ部材20には、加圧流体たる圧縮空気を通す
ためにその軸線方向に指向して孔22が設けられており、
前記穴あけ部材20と本体部材12との間には気密性を保持
するために複数のOリング24を設けておくと好適であ
る。
ためにその軸線方向に指向して孔22が設けられており、
前記穴あけ部材20と本体部材12との間には気密性を保持
するために複数のOリング24を設けておくと好適であ
る。
前記穴あけ部材20は本体部材12の湾曲面部18と反対側
の端面に設けられた接続ポート26を有し、該接続ポート
26はその継手等を接続するために雌ねじ部28を有してい
る。該接続ポート26は穴あけ部材20の孔22と連通状態に
ある。
の端面に設けられた接続ポート26を有し、該接続ポート
26はその継手等を接続するために雌ねじ部28を有してい
る。該接続ポート26は穴あけ部材20の孔22と連通状態に
ある。
他方の本体部材14は、略矩形断面を有し、チューブ16
と接合するその一端面には、本体部材12と同様に、その
長さ方向に延在し且つチューブ16とほぼ同径の湾曲面部
30を形成している。
と接合するその一端面には、本体部材12と同様に、その
長さ方向に延在し且つチューブ16とほぼ同径の湾曲面部
30を形成している。
なお、一組の本体部材12、14は夫々チューブ16を挟持
固定するためにねじ32およびそのねじ32が螺入する螺孔
が設けられている。この場合、前記湾曲面部18、30に
は、夫々チューブ16を保持して固定するため複数本のリ
ブ31を突出形成しておくと好適である。
固定するためにねじ32およびそのねじ32が螺入する螺孔
が設けられている。この場合、前記湾曲面部18、30に
は、夫々チューブ16を保持して固定するため複数本のリ
ブ31を突出形成しておくと好適である。
次に、上記のように構成される流体分岐装置10の動作
を説明する。
を説明する。
まず、チューブ16の任意の位置において、本体部材1
2、14の両湾曲面部18、30の間に、その長さ方向にチュ
ーブ16を挟み、ねじ32を螺孔に螺入して締め付けて固定
する。
2、14の両湾曲面部18、30の間に、その長さ方向にチュ
ーブ16を挟み、ねじ32を螺孔に螺入して締め付けて固定
する。
この時、本体部材12の湾曲面部18から突出する穴あけ
部材20の先端部が、チューブ16に刺入する。
部材20の先端部が、チューブ16に刺入する。
従って、チューブ16内の流体通路は、穴あけ部材の孔
22を介して接続ポート26と連通する。従って、接続ポー
ト26の雌ねじ部28に図示しない流体機器または継手等を
螺入することにより両者を液密または気密に接続するこ
とができる。
22を介して接続ポート26と連通する。従って、接続ポー
ト26の雌ねじ部28に図示しない流体機器または継手等を
螺入することにより両者を液密または気密に接続するこ
とができる。
次に、本発明に係る流体分岐装置の第2の実施例につ
いて説明する。なお、この第2実施例以降の実施例にお
いて、前記第1実施例と同一の参照符号は同一の構成要
素を示すものとし、その詳細な説明を省略する。
いて説明する。なお、この第2実施例以降の実施例にお
いて、前記第1実施例と同一の参照符号は同一の構成要
素を示すものとし、その詳細な説明を省略する。
第3図は、第2の実施例に係る流体分岐装置の分解断
面図である。
面図である。
第2の実施例に係る流体分岐装置40は、次の点におい
て第1実施例と異なる。
て第1実施例と異なる。
すなわち、第1実施例のように、本体部材の間にチュ
ーブを挟んで刺入するのではなく、本体部材で一旦固定
してから、連結部材を用いてチューブを刺入する点、お
よびチェック弁機構を用いることによりチューブ16内部
に圧力がかかっている状態でも流体が流出することがな
いため、その状態でも穴あけ部材20の先端部をチューブ
16内の流体通路に刺入できる点、さらに、新たに分岐し
た流体通路側から流体を流入してチューブ側の流体通路
の二方向に分岐させることができる点である。
ーブを挟んで刺入するのではなく、本体部材で一旦固定
してから、連結部材を用いてチューブを刺入する点、お
よびチェック弁機構を用いることによりチューブ16内部
に圧力がかかっている状態でも流体が流出することがな
いため、その状態でも穴あけ部材20の先端部をチューブ
16内の流体通路に刺入できる点、さらに、新たに分岐し
た流体通路側から流体を流入してチューブ側の流体通路
の二方向に分岐させることができる点である。
流体分岐装置40は、基本的には、一組の本体部材42、
44と、チューブ16と、連結部材46とから構成される。
44と、チューブ16と、連結部材46とから構成される。
一組の本体部材42、44のうち、連結部材46と連結する
一方の本体部材42の一端部は、チューブ16の長さ方向に
該チューブの直径とほぼ同一の湾曲面部18を有し、その
他端側から前記湾曲面部18まで達する貫通孔48を画成
し、連結部材46を取り付ける際、前記連結部材46に固着
された穴あけ部材20の突出部分が該貫通孔48に嵌挿され
る。この場合、前記貫通孔48の周囲を囲繞するようにO
リング50が配設されており、好適には、前記本体部材42
の湾曲面部18に複数個のリブ31が設けられている。
一方の本体部材42の一端部は、チューブ16の長さ方向に
該チューブの直径とほぼ同一の湾曲面部18を有し、その
他端側から前記湾曲面部18まで達する貫通孔48を画成
し、連結部材46を取り付ける際、前記連結部材46に固着
された穴あけ部材20の突出部分が該貫通孔48に嵌挿され
る。この場合、前記貫通孔48の周囲を囲繞するようにO
リング50が配設されており、好適には、前記本体部材42
の湾曲面部18に複数個のリブ31が設けられている。
他方の本体部材44は、概略第1実施例と同様に構成さ
れているために、その詳細な説明を省略する。
れているために、その詳細な説明を省略する。
連結部材46は、第3図から容易に諒解される通り、略
矩形状であって、本体部材42と接する一端面に穴あけ部
材20が設けられ、その反対側の他端面にワンタッチ継手
52が嵌合するための孔部53が画成されている。
矩形状であって、本体部材42と接する一端面に穴あけ部
材20が設けられ、その反対側の他端面にワンタッチ継手
52が嵌合するための孔部53が画成されている。
前記穴あけ部材20と前記ワンタッチ継手52の間には、
室54が設けられ、この室54は穴あけ部材20の孔22と連通
するとともに、ワンタッチ継手52の底面側にはチェック
弁56がばね58に保持されて取り付けられている。前記チ
ェック弁56とワンタッチ継手52の接合面には、気密性を
確保するためにOリング60が設けられている。
室54が設けられ、この室54は穴あけ部材20の孔22と連通
するとともに、ワンタッチ継手52の底面側にはチェック
弁56がばね58に保持されて取り付けられている。前記チ
ェック弁56とワンタッチ継手52の接合面には、気密性を
確保するためにOリング60が設けられている。
なお、前記連結部材46には、ワンタッチ継手52、チェ
ック弁56等に代替してその他の部材、例えば、圧力計、
減圧弁等を選択的に組み入れてもよい。
ック弁56等に代替してその他の部材、例えば、圧力計、
減圧弁等を選択的に組み入れてもよい。
次に、以上のように構成される第2実施例の動作につ
いて説明する。
いて説明する。
初めに、一組の本体部材42、44の両湾曲面部18、30の
間に、その長さ方向にチューブ16を挟み込んで装着す
る。
間に、その長さ方向にチューブ16を挟み込んで装着す
る。
続いて、連結部材46の一端面に形成される穴あけ部材
20の先端部が、本体部材42の貫通孔48に嵌め込まれるよ
うに位置決めし、連結部材46を本体部材42の端部に密着
させ、図示しないねじを締め付けて一組の本体部材42、
44および連結部材46の三者を一体として固定する。その
際、穴あけ部材20の先端が貫通孔48を通ってチューブ16
に刺入する。
20の先端部が、本体部材42の貫通孔48に嵌め込まれるよ
うに位置決めし、連結部材46を本体部材42の端部に密着
させ、図示しないねじを締め付けて一組の本体部材42、
44および連結部材46の三者を一体として固定する。その
際、穴あけ部材20の先端が貫通孔48を通ってチューブ16
に刺入する。
このようにして、穴あけ部材20がチューブ16に穴を開
けることにより、穴あけ部材20の孔22を介して流体通路
と室54とが連通する。
けることにより、穴あけ部材20の孔22を介して流体通路
と室54とが連通する。
ここで、チェック弁56を設けていることにより、穴あ
け部材20の孔22側からの流体の流入は阻止され、チュー
ブ16を接続しなくても流体の流出を生ずることがない。
け部材20の孔22側からの流体の流入は阻止され、チュー
ブ16を接続しなくても流体の流出を生ずることがない。
つまり、チェック弁機構を設けることにより、一本の
分岐した流体通路から流体を供給して従前の流体通路方
向に分岐させることができる。
分岐した流体通路から流体を供給して従前の流体通路方
向に分岐させることができる。
なお、連結部材46は本体部材42、44と分離して接続す
ることができるため、圧縮空気によりチューブ16の外壁
に内部圧力がかかっている場合でも容易に取り付けるこ
とができる。
ることができるため、圧縮空気によりチューブ16の外壁
に内部圧力がかかっている場合でも容易に取り付けるこ
とができる。
次に、第3の実施例について説明する。
第3の実施例に係る流体分岐装置は、本体部材の一方
または連結部材に減圧弁を組み入れたことを特徴とし、
本実施例においては、便宜上本体部材の一方に組み入れ
た場合について説明する。
または連結部材に減圧弁を組み入れたことを特徴とし、
本実施例においては、便宜上本体部材の一方に組み入れ
た場合について説明する。
第4図は、本体部材の一方に減圧弁を組み入れた状態
を示す断面図である。なお、本体部材の他方およびチュ
ーブは、前記実施例と同様であるので図示していない。
を示す断面図である。なお、本体部材の他方およびチュ
ーブは、前記実施例と同様であるので図示していない。
減圧弁62は、本体部材の一方側63に連結されて一体化
しており、基本的には、弁機構部65と弁機構制御部67と
から構成されている。弁機構部65には、弁体64と、それ
に連結された弁棒66と、弁体64を保持する弁ばね68とが
設けられている。弁機構制御部67は、手動で回転するこ
とにより圧力を調節することが可能な調圧ハンドル70
と、前記調圧ハンドル70に連結してその長さ方向に変位
可能なバネ受け部材72と、前記バネ受け部材72によって
支持される調圧スプリング74と、一端面は調圧スプリン
グ74側に係着され他端面が弁棒66に当接するダイヤフラ
ム76からなる。
しており、基本的には、弁機構部65と弁機構制御部67と
から構成されている。弁機構部65には、弁体64と、それ
に連結された弁棒66と、弁体64を保持する弁ばね68とが
設けられている。弁機構制御部67は、手動で回転するこ
とにより圧力を調節することが可能な調圧ハンドル70
と、前記調圧ハンドル70に連結してその長さ方向に変位
可能なバネ受け部材72と、前記バネ受け部材72によって
支持される調圧スプリング74と、一端面は調圧スプリン
グ74側に係着され他端面が弁棒66に当接するダイヤフラ
ム76からなる。
次に、この実施例に係る流体分岐装置の動作について
説明する。
説明する。
前記穴あけ部材20の先端部がチューブ16に刺入するこ
とにより、チューブ16内の流体通路と室78が連通する。
ここで、調圧ハンドル70を回転させることにより、調圧
スプリング74の弾発作用を介して弁棒66を下方に押し下
げることができる。弁棒66が下方に変位することにより
該弁棒66の着座部71が減圧弁ボデイ75に設けられている
管状突起部73から離間し、従って、室78と室79が連通し
た状態となり、さらに、室79と室80が連通されている。
チューブ16内の圧縮空気は、前記室78、室79および室80
を通じて二個所の接続ポート81、82から導出される。前
記接続ポート81、82は、管継手を用いてシリンダ等の流
体機器に接続されている。この場合、ダイヤフラム76に
は、調圧スプリング74に対抗する力が発生している。
とにより、チューブ16内の流体通路と室78が連通する。
ここで、調圧ハンドル70を回転させることにより、調圧
スプリング74の弾発作用を介して弁棒66を下方に押し下
げることができる。弁棒66が下方に変位することにより
該弁棒66の着座部71が減圧弁ボデイ75に設けられている
管状突起部73から離間し、従って、室78と室79が連通し
た状態となり、さらに、室79と室80が連通されている。
チューブ16内の圧縮空気は、前記室78、室79および室80
を通じて二個所の接続ポート81、82から導出される。前
記接続ポート81、82は、管継手を用いてシリンダ等の流
体機器に接続されている。この場合、ダイヤフラム76に
は、調圧スプリング74に対抗する力が発生している。
このような状態のもとにおいて、ダイヤフラム76の下
面に受ける圧力が強くなり、調圧スプリング74の力にダ
イヤフラム76の押し上げ力が打ち勝つと、リリーフ弁シ
ート90と弁棒66の上方先端部92が離間する。弁棒66はそ
れにつれて上方に変位して、再び、該弁棒66の着座部71
が管状突起部73に係着することにより弁体64が閉じた状
態になる。このとき、孔93を介して室80と連通するダイ
ヤフラム室84側の圧力が所望の設定圧力より高い場合に
は、室80およびダイヤフラム室84の増圧された空気が、
リリーフ弁シート90に画成された孔部94を通じてブリー
ドポート86より大気に放出される。
面に受ける圧力が強くなり、調圧スプリング74の力にダ
イヤフラム76の押し上げ力が打ち勝つと、リリーフ弁シ
ート90と弁棒66の上方先端部92が離間する。弁棒66はそ
れにつれて上方に変位して、再び、該弁棒66の着座部71
が管状突起部73に係着することにより弁体64が閉じた状
態になる。このとき、孔93を介して室80と連通するダイ
ヤフラム室84側の圧力が所望の設定圧力より高い場合に
は、室80およびダイヤフラム室84の増圧された空気が、
リリーフ弁シート90に画成された孔部94を通じてブリー
ドポート86より大気に放出される。
前記の大気側への放出により、室80およびダイヤフラ
ム室84側の圧力が減少し、ダイヤフラム76の受ける圧力
と調圧スプリング74の弾発力とのバランスがとられるこ
とにより、前記リリーフ弁シート90の孔部94は弁棒66の
先端部92より閉止され、弁体64も閉じる。
ム室84側の圧力が減少し、ダイヤフラム76の受ける圧力
と調圧スプリング74の弾発力とのバランスがとられるこ
とにより、前記リリーフ弁シート90の孔部94は弁棒66の
先端部92より閉止され、弁体64も閉じる。
このようにして、二個所の接続ポート81、82から導出
される流体の圧力は、調圧スプリング74のばね力の発生
力に見合った圧力に減圧することができる。前記接続ポ
ート81、82から流体が導出されて、一定の圧力に減圧さ
れた流体が消費されると、室80内の圧力が降下して前述
したように弁体64が下方に変位し、弁が開いた状態とな
る。以上のようにして、所望の圧力に減圧された流体を
接続レポート81、82から供給することが可能となる。
される流体の圧力は、調圧スプリング74のばね力の発生
力に見合った圧力に減圧することができる。前記接続ポ
ート81、82から流体が導出されて、一定の圧力に減圧さ
れた流体が消費されると、室80内の圧力が降下して前述
したように弁体64が下方に変位し、弁が開いた状態とな
る。以上のようにして、所望の圧力に減圧された流体を
接続レポート81、82から供給することが可能となる。
なお、前記各実施例において、穴あけ部材20の針状部
分が一本の場合について説明してきたが、流量が不足す
る場合には本数を増加させて使用することも可能であ
る。
分が一本の場合について説明してきたが、流量が不足す
る場合には本数を増加させて使用することも可能であ
る。
本発明に係る流体分岐装置は、上記実施例のように減
圧弁62を連結する他に、圧力表示計または、切換弁を取
り付けて使用することも可能である。
圧弁62を連結する他に、圧力表示計または、切換弁を取
り付けて使用することも可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明に係る流体分岐装置では、次の
ような効果を有する。
ような効果を有する。
本発明に係る流体分岐分岐装置を用いることにより、
チューブを切断して分岐させることなく流体通路の途中
に流体分岐装置を接続することが可能となる。
チューブを切断して分岐させることなく流体通路の途中
に流体分岐装置を接続することが可能となる。
また、流体分岐装置の接続作業は簡単であり、流体通
路を分岐したい任意の位置のチューブを前記装置の間に
挟持固定するだけでよい。
路を分岐したい任意の位置のチューブを前記装置の間に
挟持固定するだけでよい。
さらに、流体分岐装置の穴あけ部材を備えた連結部材
を分離可能に構成することにより、内圧のかかったチュ
ーブに簡便に取り付けることができるとともに、穴あけ
部材を分離可能に構成することにより、他の手段により
穴をあけるだけで、例えば、鋼管等にも取り付けること
が可能となる。
を分離可能に構成することにより、内圧のかかったチュ
ーブに簡便に取り付けることができるとともに、穴あけ
部材を分離可能に構成することにより、他の手段により
穴をあけるだけで、例えば、鋼管等にも取り付けること
が可能となる。
さらにまた、流体分岐装置の本体部材に圧力計、減圧
弁、切換弁等のアクチュエータやバルブを組み入れるこ
とにより、単なる流体通路を分岐する装置だけでなく、
分岐した流体通路の圧力を測定したり、または、流体の
圧力を減圧したりする等の種々の機能を遂行させること
も可能である。
弁、切換弁等のアクチュエータやバルブを組み入れるこ
とにより、単なる流体通路を分岐する装置だけでなく、
分岐した流体通路の圧力を測定したり、または、流体の
圧力を減圧したりする等の種々の機能を遂行させること
も可能である。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、例
えば、圧力計、減圧計、切換弁に限らず、他の空気圧用
周辺機器にも用いることが可能なことは勿論である。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、例
えば、圧力計、減圧計、切換弁に限らず、他の空気圧用
周辺機器にも用いることが可能なことは勿論である。
第1図は本発明の第1実施例に係る流体分岐装置の斜視
図、 第2図は第1図に示す流体分岐装置の分解断面図、 第3図は第2実施例に係る流体分岐装置の分解断面図、 第4図は本体部材の一方に減圧弁を組み入れた他の実施
例を示す縦断面図である。 10、40……流体分岐装置 12、14、42、44、63……本体部材 16……チューブ 20……穴あけ部材 18、30……湾曲面部 46……連結部材 52……ワンタッチ継手 56……チェック弁 62……減圧弁 70……調圧ハンドル
図、 第2図は第1図に示す流体分岐装置の分解断面図、 第3図は第2実施例に係る流体分岐装置の分解断面図、 第4図は本体部材の一方に減圧弁を組み入れた他の実施
例を示す縦断面図である。 10、40……流体分岐装置 12、14、42、44、63……本体部材 16……チューブ 20……穴あけ部材 18、30……湾曲面部 46……連結部材 52……ワンタッチ継手 56……チェック弁 62……減圧弁 70……調圧ハンドル
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−90555(JP,A) 特開 昭63−210491(JP,A) 特開 平3−156017(JP,A) 実開 平1−48563(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 41/00 - 41/16 G01L 19/00 - 19/16
Claims (2)
- 【請求項1】管体により形成される流体通路を分岐する
ための装置であって、 前記管体を挟持して固定する一組の本体部材と、 前記一組の本体部材のいずれか一方または双方に連結さ
れ、前記本体部材の貫通孔に挿入される針状の穴あけ部
材が設けられた連結部材と、 を備え、前記連結部材には、前記穴あけ部材の孔部に連
通する室が形成され、前記室内には穴あけ部材の孔部か
ら流入した流体の流出を阻止するチェック弁が設けられ
ることを特徴とする流体分岐装置。 - 【請求項2】請求項1記載の流体分岐装置において、 前記本体部材または前記連結部材に、少なくとも圧力
計、減圧弁、切換弁のいずれかを組み入れたことを特徴
とする流体分岐装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2321872A JP3058444B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 流体分岐装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2321872A JP3058444B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 流体分岐装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04191591A JPH04191591A (ja) | 1992-07-09 |
JP3058444B2 true JP3058444B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=18137347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2321872A Expired - Lifetime JP3058444B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 流体分岐装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3058444B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3691932B2 (ja) * | 1996-04-18 | 2005-09-07 | 日東工器株式会社 | 圧力計 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP2321872A patent/JP3058444B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04191591A (ja) | 1992-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2034701C (en) | Combined valve modular control | |
US5241985A (en) | Flow control valve system | |
JP3833323B2 (ja) | 減圧弁 | |
US6227231B1 (en) | Pressure/flow rate control valve | |
US6296013B1 (en) | Pressure/flow rate control valve | |
US5522722A (en) | Fuel control | |
JP3058444B2 (ja) | 流体分岐装置 | |
US5765588A (en) | Fluid flow control device particularly useful as a pressure regulator | |
US5233976A (en) | Second stage regulator hose with built-in cone adjusting tool | |
JP2001116008A (ja) | 圧力調整機構 | |
JP4209481B2 (ja) | 複数のガスの何れか1つを機器に輸送するための装置 | |
US6866061B2 (en) | Back pressure valve with dynamic pressure control | |
US20060102236A1 (en) | Integrated pressure regulator and pressure gauge | |
JPH0722000Y2 (ja) | 管継手 | |
US3457953A (en) | Lung-controlled valve for breathing apparatus | |
US20060024640A1 (en) | Regulated pressure dental handpiece | |
US4177564A (en) | Dental handpiece connector | |
JPH07239325A (ja) | 高速液体クロマトグラフ用カラム接続具 | |
US5727588A (en) | Depressurizing connector | |
JPH03122980U (ja) | ||
USRE31537E (en) | Dental handpiece connector | |
JP3522389B2 (ja) | ガス供給装置 | |
US2882725A (en) | Flowmeter structure | |
US4195817A (en) | Oxygen regulator | |
JP3609023B2 (ja) | 常閉弁の強制開弁装置 |