JP3057990U

JP3057990U - 棚部の係止構造

Info

Publication number: JP3057990U
Application number: JP1998007440U
Authority: JP
Inventors: 英明桝中; 清治近藤
Original assignee: 株式会社藤栄
Priority date: 1998-09-25
Filing date: 1998-09-25
Publication date: 1999-06-08
Anticipated expiration: 2004-09-25
Also published as: US6257426B1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】連結具なしに、同じ高さで隣り合う棚を連結
できる。【解決手段】内周面に形成された突条を支柱の環状の
係止溝１２′ａに係止して支柱の外周面に上下連接して
取り付け、外形が下方に向かって漸次拡径した形状に形
成されたテ−パスリ−ブ１６′ａに対し、棚部１１に対
して左右で異なる高さに固着された、組立用のリング１
５′Ｒ，１５′Ｌをテ−パスリ−ブ１６′ａの外周テー
パ面に上下重ねて配置し、左右の棚部１１′が段差なく
連結される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、家庭用・オフィス・倉庫等で使用する収納棚や、店舗等で使用する什器としての棚の棚部の係止構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図１４に示すような、複数の棚部１を上下複数段に配置して４本の支柱２に連結支持した棚は、従来から知られている。例えば、実開平６−１３５７５号公報には、筒状連結具５を線材３を格子状に配置して構成した棚部１の隅部に設け、その筒状連結具５を外嵌させて棚部１を連結する支柱側連結部６を支柱２に設け、それら筒状連結具５の内周面及びテ−パスリ−ブ６の外周面を下部側ほど大径の嵌合面に形成し、棚部１の縁部４に沿う姿勢で長手方向中間部を棚部１の縁部４に連結し、かつ、端部を筒状連結具５に連結した縁部補強部材１０を備える棚が開示されている（図１５参照）。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、棚部と棚部とを左右に連結させたい場合、段差なく同じ高さに棚部を揃えるためには別の支柱あるいは、連結具が必要であった。そのため、連結具なしでは同じ高さに隣り合う左右の棚部は、１本の支柱を共用することができなかった。

【０００４】したがって、従来の筒状連結具が設けられた棚部と支柱で構成された棚は、同じ高さに棚部を揃えるとき、別の支柱または、ポ−ルあるいは連結具が必要で部品点数が増えるとともに、例えば、引掛けるタイプの連結具で連結した棚は外観上美しくなく、連結した棚全体の横揺れの強度が悪化するという欠点を有していた。

【０００５】さらに、従来の棚は、棚を横方向に連結する場合、上述のように連結具なしでは同一の支柱で同一の高さに連結することができないので同一の支柱を棚部とテ −パスリ−ブだけで連結する場合、棚部同士の高さをずらさなければならなかったし、また、既に設置された棚に連結具を使って別の棚を横方向に連結する場合、同一の支柱で同一の高さでの連結は、棚と棚との連結角度が１８０°（一直線上の連結）、又は９０°（部屋のコ−ナ−部に合わせて行う直交連結）に限られ、任意の連結角度で棚と棚とを連結することができなかった。

【０００６】また、従来の棚部に設けられていた筒状連結具では、棚を組み立てる際、この筒状連結具を支柱の上端又は下端から通さなければならず、外す際には、棚部を支柱端部まで上げるか下げるかする必要があり、つまり最上部の棚部から外す場合、上から順に最下部の棚部から外す場合、下から順に支柱から棚を抜く必要があるので、支柱と棚部を組み立ててしまった後は、支柱と棚部を再度分解せずに上下複数段に配置された棚部の間に棚部を増設できなかった。

【０００７】本考案に係る棚部の係止構造は、連結具なしに同じ高さに隣り合う左右の連結が可能な棚部は、同一の支柱を共用できるとともに、容易に棚を組み立て、分解でき、棚の組み立て後の棚部の増設、取外しが容易にでき、しかも棚を増設する際、棚と棚との連結角度を自由に設定できるようにすることを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

そのため本考案に係る棚部の係止構造は、長手方向に所定の間隔で複数の環状の係止溝が外周面に形成された支柱と、内周面に形成された突条を前記支柱の係止溝に係止して支柱の外周面に取り付けられ、外形が下方に向かうに従って漸次拡径した形状に形成されたテ−パスリ−ブと、該テ−パスリ−ブの外面形状の一部又は全部に略一致するように下方に向かうに従って漸次拡径した内面形状に形成されるとともに、前記支柱の外周面に取り付けられたテ−パスリ−ブの外周面に差し込まれるリングが四隅に固着された棚部とからなる棚部の係止構造であって、前記棚部の左右のリングは棚部に対して左右異なる高さに固着され、前記テ −パスリ−ブの外周面に上下互い違いに差し込まれるように配置され、左右の棚部が同一の支柱を共用して段差なく連結されるようにしたことを特徴とする。なお、前記リングの形状は、断面Ｏ型とするか、又は、前記支柱の横方向から前記リングを差し込み・引き抜き可能とすべく支柱径より大なる幅の切れ目を形成し断面Ｃ型とするのが望ましい。そして、前記テ−パスリ−ブの外面形状の一部又は全部に略一致するように下方に向かうに従って漸次拡径した内面形状に形成されるとともに、前記支柱の外周面に取り付けられたテ−パスリ−ブの外周面に差し込まれるリング状のテ−パカバ−をテ−パスリ−ブの露出箇所に差し込むようにするのが好ましい。なお、前記テ−パカバ−の形状は、断面Ｏ型とするか、又は、前記支柱の横方向から前記テ−パカバ−を差し込み・引き抜き可能とすべく支柱径より大なる幅の切れ目を形成し断面Ｃ型とするのが望ましい。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態の一例を図１〜図４を参照して説明する。図１は本考案に係る棚部の係止構造の実施の形態を示す縦断面図であり、図２は同じく斜視図、図３は同係止構造におけるテ−パスリ−ブの分解斜視図、図４は棚部の正面図・平面図・左右側面図である。

【００１０】支柱１２はパイプ、あるいは中実の棒状体から形成され、前記支柱１２の外周面にはその長手方向に所定の間隔に環状の係止溝１２ａが複数形成されている。また、支柱１２には複数の棚部１１が任意の間隔を置いて取り付けられる。棚部１１は線材１３を格子状に配置して構成され、１５Ｌ，１５Ｒは棚部１１の四隅に取り付けたリングである。そして棚部１１は、波形線材２０ａと棒状線材２０ｂとにより縁部補強部材２０を構成し、この縁部補強部材２０を棚部１１における縁部（すなわち、縁用線材１４）の下側でその縁用線材１４に沿わせる状態に配置して、長手方向中間部を棚部１１の縁用線材１４に溶接等により連結するとともに、端部をリング１５Ｌ，１５Ｒの下部又は上部に溶接等により固着した構造としてある。

【００１１】上記のようにして構成された棚部１１は、前記支柱１２の外周面に着脱可能に取り付けられたテ−パスリ−ブ１６と、前記テ−パスリ−ブ１６の外周面に差し込まれるとともに、前記棚部１１の四隅に固着されたリング１５Ｌ，１５Ｒとを介して前記支柱１２に取り付けられる。テ−パスリ−ブ１６は図１〜図３に示すよう前記支柱１２の外周面に取り付けられるもので、合成樹脂製の２個のスリ− ブ片１６ａ，１６ａから形成されている。

【００１２】前記スリ−ブ片１６ａ，１６ａはそれぞれ半筒状に形成され、支柱１２の外周面にこれを囲むようにして取り付けられるようになっている。また前記スリ−ブ片１６ａの側壁は図３に示すようにその長さ方向で下方に向かうに従って漸次肉厚に形成され縦断面視して略逆楔状に形成されている。

【００１３】また、前記スリ−ブ片１６ａの内周面には前記支柱１２の係止溝１２ａに係合させる突条１６ｂが形成されている。また、前記スリ−ブ片１６ａの互いの接合側縁にはそれぞれ蟻構造の嵌合片１６ｃと切欠き１６ｄとが形成されている。前記２個のスリ−ブ片１６ａはそれぞれの嵌合片１６ｃと切欠き１６ｄとを嵌め合わせるとともに、突条１６ｂを支柱１２の係止溝１２ａに係止して支柱１２の外周面に取り付けられる。

【００１４】そして、前記スリ−ブ片１６ａ，１６ａからなるテ−パスリ−ブ１６の外形は全体として下方に向かうに従って漸次拡径した略円錐台形状に形成されている。また、図１に示すように前記テ−パスリ−ブ１６の外周面には前記棚部１１の四隅に固着されたリング１５Ｌ，１５Ｒが差し込まれている。

【００１５】棚部１１の左側のリング１５Ｌは、棚部１１の前記縁用線材１４に溶接等により固着され、その固着箇所（溶接箇所）１５Ｌｗは、棚部１１の左縁部下方かつリング１５Ｌの上部に位置する。

【００１６】また、棚部１１の右側のリング１５Ｒは、棚部１１の縁用線材１４に溶接等により固着され、その固着箇所（溶接箇所）は、棚部１１の右縁部上方かつリング１５Ｒの下部に位置する。

【００１７】このように、棚部１１の左右のリング１５Ｌ，１５Ｒは、棚部１１に対して左右異なる高さに固着されている（図４の正面図参照）。そして、左側のリング１５Ｌと右側のリング１５Ｒの内面形状はそれぞれ、前記テ−パスリ−ブ１６の外面形状の一部、即ち、下半分、又は上半分に略一致するように形成されており、下方に向かうに従って漸次拡径した形状に形成されている。

【００１８】そして前記支柱１２の外周面に取り付けられたテ−パスリ−ブ１６の外周面に、前記棚部１１の左右のリング１５Ｌ，１５Ｒを上下互い違いに差し込んだ場合、リング１５Ｌ，１５Ｒの内周面でテ−パスリ−ブ１６の外周面を締め付けることになり、テ−パスリ−ブ１６は支柱１２の外周面を押し付けるようにして強固に取り付けられることになる。

【００１９】上述した図１〜図４に示す実施の形態では、リング１５Ｌ，１５Ｒの形状は断面Ｏ型であるが、図５〜図７に示す他の実施の形態では、リング１５′Ｌ，１５ ′Ｒの形状を、支柱１２′の上端又は下端からリングを通さなくよいように、支柱１２′の横方向（側面方向）からリング１５′Ｌ，１５′Ｒを差し込み・引き抜き可能となるように、支柱１２′の径より大なる幅の切れ目ｃを形成し断面Ｃ型としてある。

【００２０】Ｃ型リングの場合も、テ−パスリ−ブはＯ型リングの場合と同様のものを使用してもよいが、この実施の形態では、図５に示すように先のテ−パスリ−ブ１６の高さを、例えば３分の２程度に短縮した構成のテ−パスリ−ブ１６′を２個（したがってスリ−ブ片１６′ａは合計４個となる）、同じものをそれぞれ支柱１２′の隣り合う係止溝１２′ａ，１２′ａに係止して支柱１２′の外周面に取り付けられる。

【００２１】そして、スリ−ブ片１６′ａ，１６′ａからなるテ−パスリ−ブ１６′の外形は、全体として下方に向かうに従って漸次拡径した略円錐台形状に形成され、同じテ−パスリ−ブ１６′が２個、支柱１２′の外周面に上下に取り付けられる。

【００２２】また、図５に示すように前記テ−パスリ−ブ１６′の外周面には前記棚部１１ ′の四隅に固着されたリング１５′Ｌ，１５′Ｒが差し込まれている。

【００２３】棚部１１′の左側のリング１５′Ｌは、棚部１１′の前記縁用線材１４′に溶接等により固着され、その固着箇所（溶接箇所）１５′Ｌｗは、棚部１１′の左縁部下方からリング１５′Ｌの上部に位置する。

【００２４】また、棚部１１′の右側のリング１５′Ｒは、棚部１１′の縁用線材１４′に溶接等により固着され、その固着箇所（溶接箇所）は、棚部１１′の右縁部上方かつリング１５′Ｒの下部に位置する。

【００２５】このように、棚部１１の左右のリング１５′Ｌ，１５′Ｒは、棚部１１′に対して左右異なる高さに固着されている（図７の正面図参照）。そして、左側のリング１５′Ｌと右側のリング１５′Ｒの内面形状はそれぞれ下側のテ−パスリ− ブ１６′、そして上側のテ−パスリ−ブ１６′の外面形状に略一致するようになっており、下方に向かうに従って漸次拡径した形状に形成されるとともに、外形はテ−パをつけず、略円柱形状に形成されている。

【００２６】なお、棚部１１を左右に連結しないとき、又は図８に示すように左右に連結する時に、棚全体の左右端リングは、左右端のテ−パスリ−ブ１６の下半分又は上半分しかカバ−することが出来ず、その上半分又は下半分が露出してしまう。このため、前記テ−パスリ−ブ１６の上半分又は下半分の外面形状に略一致するように下方に向かうに従って漸次拡径した内面形状に形成されるとともに、前記支柱１２の外周面に取り付けられたテ−パスリ−ブ１６の外周面に差し込まれるリング状のテ−パカバ−３０をテ−パスリ−ブ１６の露出箇所に差し込むようにする。

【００２７】同様に図５〜図７で説明したＣ型リングの場合は、図９及び図１０に示すように、テ−パカバ−３０′の形状を、支柱１２′の横方向からテ−パカバ−３０′ を差し込み・引き抜き可能とすべく支柱径１２′より大なる幅の切れ目ｃを形成し断面Ｃ型として、露出した上側又は下側のテ−パスリ−ブ１６′に差し込んでカバ−する。

【００２８】次に、上記実施の形態のうちＣ型リングタイプの棚の組立方法について説明する。（Ａ）棚組み立て手順（図９参照）支柱１２′の４本とも同じ高さにテ−パスリ−ブ１６′をつける。棚部１１′の左右どちらかの下になるテ−パカバ−３０′をテ−パスリ−ブ１６′上部の支柱１２′の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブ１６′に落とし込む。棚部１１′を斜めにして、棚部１１′左右どちらかの下になるリング１５′ Ｌを、テ−パスリ−ブ１６′上部の支柱１２′の横方向から差し入れ、もう一方のリングを、テ−パスリ−ブ１６′上部の支柱１２′の横方向から差し入れ、テ −パスリ−ブ１６′に落とし込む。棚部１１′左右どちらかの上になるテ−パスリ−ブ１６′を支柱１２′につける。棚部１１′左右どちらかの上になるテ−パカバ−３０′を、テ−パスリ−ブ１６′上部の支柱１２′の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブ１６′に落とし込む。〜のくりかえしにより棚が完成する。

【００２９】（Ｂ）棚部の増設手順支柱４本とも同じ高さにテ−パスリ−ブをつける。棚部左右どちらかの下になるテ−パカバ−を、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、テ−パに落とし込む。棚部を斜めにして、棚部左右どちらかの下になるリングを、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、もう一方のリングを、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブに落とし込む。棚部左右どちらかの上になるテ−パカバ−を、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブに落とし込む。〜のくりかえしにより、上記(Ａ)で完成した棚に追加棚部を増設することができる。

【００３０】（Ｃ）棚連結手順（図１１参照）設置された棚の上部テ−パリングを、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から外す。設置された棚の支柱２本と同じ高さにテ−パスリ−ブをつける。連結する棚部左右どちらかの下になるテ−パカバ−を、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブに落とし込む。棚部左右どちらかの下になるリングを、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、もう一方のリングを、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブに落とし込む。棚部左右どちらかの上になるテ−パカバ−を、テ−パスリ−ブ上部の支柱の横方向から差し入れ、テ−パスリ−ブに落とし込む。〜のくりかえしにより棚全体が連結される。

【００３１】

【考案の効果】

本考案に係る棚部の係止構造は、上記の構成を採用したので、以下のような顕著な効果を奏する。（１）棚部と支柱とテ−パスリ−ブだけで、連結具を使わずに棚を同じ高さで任意の角度(θ)で横方向左右に連結できる（図１３参照）。（２）棚を崩さずに組み立てた棚部の横に棚部を簡単に連結できる。（３）棚を崩さずに組み立てたいずれの棚部も簡単に脱着できる。（４）同じ高さで隣り合う連結された棚部は、支柱を共用できる。（５）棚を連結した状態と、連結しない状態の外観上の違和感がなく、美観に優れている。（６）構造は簡単で製造の際、簡単に造れるので、製造コストを削減することができる。（７）テ−パスリ−ブを上下２つに分け、上下のテ−パスリ−ブを共通にすることによって、棚部左右隅部の上下につくリングとテ−パカバ−は、上下左右全て共通部品にできるので、部品管理が容易になる。（８）共通部品のリング、テ−パカバ−の外側面は、支柱に対して水平にすることで、上下の段差をなくし、一体感を持たせることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る棚部の係止構造の実施の形態を示
す縦断面図。

【図２】図１の斜視図。

【図３】図１の係止構造におけるテ−パスリ−ブの分解
斜視図。

【図４】図１の係止構造における棚部の正面図・平面図
・左右側面図。

【図５】本考案に係る棚部の係止構造の他の実施の形態
を示す縦断面図。

【図６】図５の斜視図。

【図７】図５の係止構造における棚部の正面図・平面図
・左右側面図。

【図８】Ｏ型リングタイプの棚部を左右に連結させた場
合を示す断面図。

【図９】Ｃ型リングタイプの棚部を組み立てた状態（連
結しない場合）を示す断面図。

【図１０】Ｃ型リングタイプの棚部を３連続させた場合
を示す断面図。

【図１１】棚を左右どちらか一方に連結させた場合を示
す全体斜視図。

【図１２】棚を左右に３連続して連結させた状態を示す
部分斜視図。

【図１３】棚と棚との連結角度θを自由に設定すること
ができることを説明する部分平面図。

【図１４】従来の棚の全体斜視図。

【図１５】従来の棚部の係止構造を示す拡大斜視図。

【符号の説明】

11，11′ 棚部 12，12′ 支柱 12a，12′a 係止溝 13，13′ 線材 14，14′ 縁用線材 15L，15R，15′L，1
5′R リング 16，16′ テ−パスリ−ブ 16a，16′a スリ−
ブ片 16b，16′b 突条 30，30′ テ−パカバ− ｃ切れ目

【手続補正書】

【提出日】平成１０年１０月８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図１４】

【図６】

【図７】

【図８】

【図９】

【図１５】

【図１０】

【図１１】

【図１２】

【図１３】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】長手方向に所定の間隔で複数の環状の係
止溝が外周面に形成された支柱と、内周面に形成された
突条を前記支柱の係止溝に係止して支柱の外周面に取り
付けられ、外形が下方に向かうに従って漸次拡径した形
状に形成されたテ−パスリ−ブと、該テ−パスリ−ブの
外面形状の一部又は全部に略一致するように下方に向か
うに従って漸次拡径した内面形状に形成されるととも
に、前記支柱の外周面に取り付けられたテ−パスリ−ブ
の外周面に差し込まれるリングが四隅に固着された棚部
とからなる棚部の係止構造であって、前記棚部の左右の
リングは棚部に対して左右異なる高さに固着され、前記
テ−パスリ−ブの外周面に上下互い違いに差し込まれる
ように配置され、左右の棚部が同一の支柱を共用して段
差なく連結されるようにしたことを特徴とする棚部の係
止構造。
【請求項２】前記リングの形状を、断面Ｏ型とした請
求項１記載の棚部の係止構造。
【請求項３】前記リングの形状を、前記支柱の横方向
から前記リングを差し込み・引き抜き可能とすべく支柱
径より大なる幅の切れ目を形成し断面Ｃ型としたことを
特徴とする請求項１記載の棚部の係止構造。
【請求項４】前記テ−パスリ−ブの外面形状の一部又
は全部に略一致するように下方に向かうに従って漸次拡
径した内面形状に形成されるとともに、前記支柱の外周
面に取り付けられたテ−パスリ−ブの外周面に差し込ま
れるリング状のテ−パカバ−をテ−パスリ−ブの露出箇
所に差し込むようにしたことを特徴とする請求項１記載
の棚部の係止構造。
【請求項５】前記テ−パカバ−の形状を、断面Ｏ型と
した請求項４記載の棚部の係止構造。
【請求項６】前記テ−パカバ−の形状を、前記支柱の
横方向から前記テ−パカバ−を差し込み・引き抜き可能
とすべく支柱径より大なる幅の切れ目を形成し断面Ｃ型
としたことを特徴とする請求項４記載の棚部の係止構
造。