JP3057434B2 - 殺虫用餌置き具 - Google Patents

殺虫用餌置き具

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JP3057434B2 JP9337818A JP33781897A JP3057434B2 JP 3057434 B2 JP3057434 B2 JP 3057434B2 JP 9337818 A JP9337818 A JP 9337818A JP 33781897 A JP33781897 A JP 33781897A JP 3057434 B2 JP3057434 B2 JP 3057434B2
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裕隆 大友
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴキブリ等の種
々の害虫の通り道に配置し、その内部に配された殺虫用
餌を害虫に食させることにより、かかる害虫を駆除する
殺虫用餌置き具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられているゴキブリ等の害
虫を駆除する手法としては、ゴキブリ等の害虫が通り道
としていると予測される場所に、例えば餌とほう酸等の
毒物とで成る殺虫用餌を団子状に加工して配置し、害虫
にその殺虫用餌を食させて駆除するものがあるが、例え
ば飲食店等の店内にこの殺虫用餌をそのままの状態で配
置する場合には、この飲食店には害虫が徘徊していると
来客に印象付けることとなり、衛生的でないとして飲食
店に対し営業的に著しい不利益を被らせる虞れがある。
【0003】また、飲食店の厨房の床面に前記殺虫用餌
をそのままの状態で配置した場合には、厨房の床面が毎
日水洗いされる関係上、殺虫用餌も洗い流されるので、
継続的に害虫を駆除するためには、毎日殺虫用餌を配置
しなければならず、煩雑で且つコストも高く付くという
不具合を有する。
【0004】このため、所望の形状の基体と、この基体
に取り付けられる蓋とを有し、この基体と蓋との長手方
向に対し少なくとも一方の側に殺虫対象となる害虫の侵
入可能な侵入部が形成され、前記基体と蓋とで構成され
る部位に殺虫用餌が配置されると共に、基体と蓋とのう
ち一方に支柱部を他方に嵌合部を形成し、基体に蓋が嵌
め込まれて取り付けられる構成の殺虫用餌置き具を本願
出願人は開発している。
【0005】この殺虫用餌置き具によれば、ゴキブリ等
の害虫を駆除するための殺虫用餌が直視されず、店内等
に設置されても直ちに害虫駆除用のものとして認識され
ないと共に、殺虫用餌が洗い流されることを防止するこ
とができるので、上記した不具合を十分に解決すること
が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】もっとも、この殺虫用
餌置き具の構成では、支柱部が基体又は蓋と一体に成形
されるため、部品点数が2部品で良いという利点を有し
ている一方で、かかる基体及び蓋を押し出し加工により
形成する場合には、支柱部が基体又は蓋に長手方向に延
びる壁面として形成されるのを許容せざるを得ない。
【0007】このため、壁面状の支持部を適宜な間隔で
切り欠きを形成して害虫が支柱部の両側を通過できるよ
うに切り欠きを形成する工程が別途必要になり、殺虫用
餌置き具の製造コストを高める虞れがある。
【0008】また、支柱部は押し出し加工により基本的
に成形されるので、支柱部に殺虫用餌置き部を設ける場
合には殺虫用餌置き部の構造が制限されることが予想さ
れる。
【0009】そこで、この発明は、上記した殺虫用餌置
き具を更に改善して、基体及び蓋を押し出し加工により
形成する場合に、支柱部に切り欠きを形成する工程を省
略し、且つ支柱部に餌置き部を設ける際にその殺虫用餌
置き部の構造の自由度を高めることが可能な殺虫用餌置
き具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明に係
る殺虫用餌置き具は、細長い平板状の基体と、この基体
と並行に配される蓋と、前記基体の所望の位置に一又は
二以上取り付けられると共にこの基体と反対側に前記蓋
が所望の位置で取り付けられる支柱部とを備え、前記支
柱部に殺虫用餌が付着された棒状部材を配するための殺
虫用餌置き部を形成し、この殺虫用餌置き部に前記殺虫
用餌が付着された棒状部材を着脱可能に係止すること
で、殺虫用餌を前記基体と蓋との間に配置したものとな
っている(請求項1)。また、この発明に係る殺虫用餌
置き具は、支柱本体と、この支柱本体の頂部に設けられ
た嵌合溝と、前記支柱本体の嵌合溝と反対側から延出し
た脚部とで前記支柱部を構成し、前記脚部で基体の長手
方向に沿って延びる側部を挟持することにより、支柱部
と基体とを連結すると共に、前記蓋の基体側に突起部を
設け、この蓋の突起部を前記支柱部の嵌合溝に嵌合する
ことにより、前記蓋と支柱部とを連結するものとなって
いる(請求項2)。更に、前記支柱部の嵌合溝と反対側
から斜め外方に延出させた傾斜部と、この傾斜部の端部
から外方に向けて水平方向に延出させた水平部とで前記
支柱部の脚部を構成するものとなっている(請求項
3)。更にまた、前記脚部を構成する傾斜部の基部近傍
から前記脚部を構成する水平部と同方向に延びる突出片
を形成し、この突出片の基体側面に突部を設け、更に、
前記傾斜面の外側面を棒状部材に合わせた形状とするこ
とで、前記殺虫用餌置き部が形成されるものとなってい
る(請求項4)。そして、殺虫用餌が配される棒状部材
は、その断面形状を複数の凹凸を備えた多角形としたも
のとなっている。
【0011】このように、殺虫用餌置き部に殺虫用餌が
付着された棒状部材を着脱可能に係止する構造としたこ
とにより、殺虫用餌置き具をいかなる場所に配置しても
殺虫用餌が付着された棒状部材が落下するのを防止する
ことができる。よって、基体の蓋に対して反対側面に、
両面接着テープが取り付けられるものとして、床、窓枠
下等の所望の位置において、床面に対しその長手方向側
面が水平、垂直になる等、所望の向きで殺虫用餌置き具
1を配置することが可能となるものである。しかも、棒
状部材の取り替えのみで殺虫用餌の交換、補充を簡易に
行うことができる。
【0012】また、支柱部は、基体及び蓋の双方と別体
の部品で構成されているので、支柱部について型抜きで
形成することができ、これにともない殺虫用餌置き具の
構造を自由に定めることができる。
【0013】更に、支柱部は、基体の長手方向に大きな
力を加えることによりスライドする ので、支柱部を連結
した後でも自由に支柱部の位置を変更できる。
【0014】そして、請求項6に記載の発明によれば、
凹部に殺虫用餌が進入するので殺虫用餌が剥離するのを
防止でき、また、棒状部材を支柱部の突出片と水平部と
で保持した際に凹凸により棒状部材がずれるのを防止す
ることもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面により説明する。
【0016】図1から図7において、この発明に係る殺
虫用餌置き具1の構成が示されており、この殺虫用餌置
き具1は、基体2と、蓋5と、この基体2と蓋5とを連
結する支柱部9とで基本的に構成されている。尚、この
殺虫用餌置き具1は、図示しない連結具を介して他の殺
虫用餌置き具1と長手方向に連結されることによって、
ゴキブリ等の害虫が殺虫用餌置き具1を迂回するのを防
止するようにしても良い。
【0017】このうち、基体2は、プラスチックその他
の合成樹脂、紙、木材等の種々な素材が用いられるもの
で、細長い平板状をなしている。基体2が合成樹脂等で
成る場合には、通常押し出し加工により形成される。そ
して、この基体2は、設置面の短手方向幅を内側面の短
手方向幅よりも小さくなるように段差を長手方向の両側
部3、3に形成することにより、長手方向両側に延びる
溝4、4を有したものとなっている。
【0018】また、蓋5は、基体2と同様の種々の素材
が用いられるもので、短手方向の断面形状が中央で膨ら
み両端で基体2に近接する円弧状に形成された曲板6
と、この曲板6の中心線に沿って長手方向に延びる突起
部7とを有している。蓋5が合成樹脂等で成る場合に
は、通常押し出し加工により形成される。そして、この
突起部7は、その突出方向の略中央から蓋5の短手方向
に対称となるように延びる係止片8、8を有し、この係
止片8、8は、下記する支柱部9の嵌合溝12に嵌合さ
れる。
【0019】更に、支柱部9は、蓋5と基体2とをその
間にゴキブリ等の害虫の侵入可能な侵入部10を殺虫用
餌置き具1の長手方向に沿って開口できるように連結す
るための部材で、基体2及び蓋5とは別体であり、支柱
本体11と、支柱本体11の頂部に設けられた嵌合溝1
2と、支柱本体11の嵌合溝12と反対側から延出した
脚部13、13とを少なくとも備えている。
【0020】かかる嵌合溝12は、基本的に蓋5の突起
部7のうち係止片8以外の部位の厚みと略同じ溝幅及び
かかる突起部7の突出寸法と略同じ寸法の窪みとなって
いるものであるが、その溝の窪み方向の略中央において
基体2の短手方向に溝幅が大きくなることで形成された
幅広溝部14を有している。この幅広溝部14の溝幅
は、特に図2に示される様に、突起部7のうち係止片8
の端部から他方の係止片8の端部までの幅と略等しくな
っている。
【0021】また、脚部13は、特に図2に示される様
に、支柱本体11の嵌合溝12と反対側から斜め外方に
延出させた傾斜部13aと、かかる傾斜部13aの端部
から外方に向けて水平に延出させた水平部13bとを有
するもので、一方の水平部13aの端から他方の水平部
13aの端までの寸法は基体2の短手方向幅と略等しい
ものとなってる。そして、この水平部13aの端部に
は、設置面側に曲折した後、内方に曲折させて成る鍵爪
状の係止片15が設けられている。
【0022】そして、脚部13、13は、図2及び図4
に示される様に、傾斜部13aの内側から中心側に向け
て薄いプレート13c,13cが延出しており、このプ
レート13cとプレート13cとは、僅かな隙間を開け
て対峙したものとなっている。これによって、脚部13
の強度を高めることができると共に、脚部13が必要以
外に開くことを防止することができる。
【0023】以上の構成によれば、まず、支柱部9の脚
部13、13を構成する傾斜部13a,13a及びプレ
ート13c,13cの間隔を広げて、水平部13bの端
部に形成された係止片15、15を基体2の溝4に係合
させる。この場合、係止片15、15は、その先端部が
溝4の内側面に当接し、設置面側に曲折した部位が基体
2の溝4以外の側部3に当接すると共に、脚部13と脚
部13とは、押し広げた寸法に合わせて脚部13、13
間を狭める方向に復元力が働くので、支柱部9の脚部1
3、13は基体2の短手方向を保持することにより基体
2に連結される。尚、大きな外力を基体2の長手方向に
加えれば、支柱部9を溝4に沿ってスライドさせること
ができるので、支柱部9を連結した後からでも自由に支
柱部9の位置を変えることが可能である。
【0024】次に、支柱本体11の頂部に形成された嵌
合溝12に蓋5の突起部7を嵌合させる。この場合、突
起部7の係止片8が一時的に嵌合溝12の溝幅を広げた
後、幅広溝部14に係止片8が達した際に、嵌合溝12
の溝幅は復元するので、係止片8は、嵌合溝12の幅広
溝部14と幅広溝部でない部位との段差により係止され
ることから、蓋5は確実に支柱部9と連結される。
【0025】これにより、その長手方向側に沿ってゴキ
ブリ等の害虫が侵入する侵入部10を備えた殺虫用餌置
き具1が形成される。殺虫用餌の配置は、例えば、基体
2の内側面に塗り付ける等、特に限定されることはな
い。
【0026】もっとも、この実施形態では、傾斜部13
aの基部近傍から水平部13bと同方向に延びる突出片
16を形成し、この突出片16の基体側面に図3に示さ
れる様に突部17を設け、更に、傾斜部13aの外側面
を円弧状の曲面にすることで、脚部13は下記する殺虫
用餌19が付着された棒状部材20を配するための殺虫
用餌置き部18が備えられている。
【0027】この殺虫用餌19は、例えば小麦粉等の植
物質、マーガリン等の油分、上白糖等の糖分、魚粉等の
動物質が餌成分として用いられ、ほう酸、トリクロホル
ン等の有機燐系、レスメトリン等のピレスロイド系、プ
ロポクスル等のカーバメート系、メトプレン等の昆虫生
長阻害剤が殺虫成分として用いられるもので、これらを
混合しても良く、またピレスロイド系の殺虫成分におい
ては、ピペロニルプトキサイド等の共力剤を混合しても
良い。更に、必要に応じて各種防腐剤、酸化防止剤を混
合するようにしても良い。そして、この殺虫用餌19
は、棒状部材20の側周面の全面にわたって付着されて
いる。
【0028】かかる殺虫用餌19が付着された棒状部材
20を配するには、まず前述した手順により、図5に示
される様に、支柱部9を少なくとも2つ基体2の長手方
向に間隔を開けて並設する。この支柱部9と支柱部9と
の間隔は、当然ながら棒状部材20の長手寸法未満の寸
法を採る必要がある。次に、図6に示される様に、殺虫
用餌19が付着された棒状部材20を突出片16と脚部
13の水平部13bとの間に差し込み、殺虫用餌19が
付着された棒状部材20の側周面を脚部13の傾斜部1
3aに当接させる。
【0029】これにより、殺虫用餌19が付着された棒
状部材20は、突出片16の突部17と脚部13の水平
部13bとで挟持されると共に、脚部13の傾斜部13
aの外周面により保持されるので、例えば殺虫用餌置き
具1を垂直に立設した壁面にどのように設置しても、殺
虫用餌19が付着された棒状部材20が落下することは
ない。また、上述の手順と反対の手順を採ることによ
り、殺虫用餌19が付着された棒状部材20を取り外す
ことが可能であるので、誰でも殺虫用餌19の交換、補
充を簡易に行うことができる。尚、棒状部材20は、こ
の実施形態では断面が円形であるが、複数の凹凸を備え
た星型等の多角形としても良い。棒状部材20を星型と
した場合には凹部に殺虫用餌19が進入するので、殺虫
用餌19が剥離するのを防止することができる。また、
棒状部材20を突出片16と脚部13の水平部13bと
で保持した際に、凹凸により棒状部材20がずれるのを
防止することもできる。
【0030】また、基体2の蓋5に対して反対側面に
は、図示しないが接着剤が塗布されるか、両面接着テー
プが取り付けられるようにしても良く、これにより、
床、窓枠下等の所望の位置において、床面に対しその長
手方向側面が水平、垂直になる等、所望の向きで殺虫用
餌置き具1を配置することが可能である。尚、両面テー
プ等に代えてビスをビス孔21に挿嵌させることによ
り、殺虫用餌置き具1を固定するようにしても良い。
【0031】更に、上記殺虫用餌19が付着された棒状
部材20を支柱部9、9間に架設したのち、図1に示さ
れる様に、蓋5を前述した手順で支柱部9に連結するこ
とにより、棒状部材20は基体2と蓋5とで覆われるの
で、人の目に触れることを防止すると共に、厨房内に殺
虫用餌置き具1を配置しても、水洗いの際に洗い流され
ることを防止することができる。更にまた、殺虫用餌置
き具1内に配された殺虫用餌19に直接触れることがな
いので、小児がいる場合でもその配置場所を考慮する必
要がなくなる。
【0032】そして、支柱部9は、基体2及び蓋5の双
方と別部材であるので、その成形は押し出し加工によら
ず、型抜き等で形成しても良く、これによって、上述の
ように支柱部9に殺虫用餌置き部18を形成した場合
に、容易に突部17を形成することができるようになる
ことから、殺虫用餌置き部18の構造を自由に定めるこ
とが可能になる。
【0033】尚、この殺虫用餌置き具1は、図7に示さ
れる様に、その長手方向両側の開口を閉塞部材22で閉
塞するものとしても良く、この閉塞部材22は、特に図
2(b)に示される様に、殺虫用餌置き具1を側方から
見た際の形状と略同一形状のプレート部23と蓋6及び
基体2に連結するための連結部24とで構成されてい
る。
【0034】このうち、連結部24は、連結部本体25
の頂部において、殺虫用餌置き具1の短手方向両側に延
びる当接片26、26を有すると共に、当接片26、2
6の間に、嵌合溝27及び幅広溝部28が形成されてい
る。但し、この嵌合溝27及び幅広溝部28の構成は、
前述した支柱部9の嵌合溝12及び幅広溝部14と同様
なのでその説明を省略する。そして、連結部本体25の
嵌合溝27が形成された側と反対側には傾斜部29a,
水平部29bから成る脚部29、29を有し、その水平
部29bの端部には、係止片30が設けられている。こ
の傾斜部29a,水平部29b、係止片30の構成も、
前述した支柱部9の傾斜部13a,水平部13b、係止
片15と略同様なのでその説明を省略する。また、脚部
29の傾斜部29aの外側部位から水平方向に突出片3
1が設けられていると共に、脚部29の水平部29bの
上側部位から突出片32が立設し、突出片31と突出片
32とは、突出片31との端部と突出片32の端部とに
僅かな隙間が形成されるように略直角方向に交差してい
る。
【0035】かかる構成によれば、例えば予め蓋5及び
基体2を支柱部9を介して連結しておき、蓋5の突起部
7の係止片8に嵌合溝27及び幅広溝部28が外嵌し、
蓋5の曲板6の内側面に当接片26が当接すると共に、
基部2の溝4に係止片3が係合するように、閉塞部材2
2を殺虫用餌置き具1の長手方向から蓋5及び基体2に
嵌合する。これにより、閉塞部材22は支柱部9と同じ
く蓋6を支持すると共に、殺虫用餌置き具1を長手方向
から見ても殺虫用餌20を付着した棒材19が見えない
ようにすることが可能となる。また、突出片31と突出
片32との隙間から殺虫用餌19が付着された棒状部材
20を押し込むことにより確実に保持することができ
る。尚、図示しないが、支柱部9の水平部13bにも突
出片32と同様の突出片を形成するようにしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上により、この発明によれば、殺虫用
餌置き部に殺虫用餌が付着された棒状部材を着脱可能に
係止する構造としたことにより、殺虫用餌置き具をいか
なる場所に配置しても殺虫用餌が付着された棒状部材が
落下するのを防止することができる。よって、基体の蓋
に対して反対側面に、両面接着テープが取り付けられる
ものとして、床、窓枠下等の所望の位置において、床面
に対しその長手方向側面が水平、垂直になる等、所望の
向きで殺虫用餌置き具1を配置することが可能となるも
のである。しかも、棒状部材の取り替えのみで殺虫用餌
の交換、補充を簡 易に行うことができる。
【0037】また、この発明によれば、支柱部を基体及
び蓋の双方と別体の部品で構成したことにより、支柱部
を押し出し加工により形成する必要がなくなるので、支
柱部を型抜き等で自由に形成することが可能となり、こ
れに伴い、支柱部に殺虫餌置き部を設ける場合には、そ
の殺虫餌置き部の形状の自由度も大きくすることが可能
となる。
【0038】更に、この発明によれば、支柱部は、基体
の長手方向に大きな力を加えることによりスライドする
ので、支柱部を連結した後でも自由に支柱部の位置を変
更できる。
【0039】そして、請求項6に記載の発明によれば、
凹部に殺虫用餌が進入するので殺虫用餌が剥離するのを
防止でき、また、棒状部材を支柱部の突出片と水平部と
で保持した際に凹凸により棒状部材がずれるのを防止す
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る殺虫用餌置き具の全体
構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、同上の殺虫用餌置き具を構成する蓋、
支柱部、基体の形状を示す拡大図である。
【図3】図3は、同上の支柱部を側方から見た構成を示
す側面図である。
【図4】図4は、同上の支柱部を下方から見た構成を示
す底面図である。
【図5】図5は、基体に支柱部が取り付けられた状態を
示す斜視図である。
【図6】図6は、支柱部の殺虫餌取り付け部に殺虫用餌
が付着された棒状部材を掛け渡した状態を示す斜視図で
ある。
【図7】図7(a)は、殺虫用餌置き具の長手方向の開
口を閉塞部材で閉塞した状態を示す斜視図であり、図7
(b)は閉塞部材の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 殺虫用餌置き具 2 基体 4 溝 5 蓋 7 突起部 8 係止片 9 支柱部 12 嵌合溝 13 脚部 14 幅広溝部 15 係止片 16 突出片 17 突部 18 殺虫用餌置き部 19 殺虫用餌 20 棒状部材 21 ビス孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い平板状の基体と、この基体と並行
    に配される蓋と、前記基体の所望の位置に一又は二以上
    取り付けられると共にこの基体と反対側に前記蓋が所望
    の位置で取り付けられる支柱部とを備え、 前記支柱部に殺虫用餌が付着された棒状部材を配するた
    めの殺虫用餌置き部を形成し、この殺虫用餌置き部に前
    記殺虫用餌が付着された棒状部材を着脱可能に係止する
    ことで、殺虫用餌を前記基体と蓋との間に配置した こと
    を特徴とする殺虫用餌置き具。
  2. 【請求項2】 支柱本体と、この支柱本体の頂部に設け
    られた嵌合溝と、前記支柱本体の嵌合溝と反対側から延
    出した脚部とで前記支柱部を構成し、前記脚部で基体の
    長手方向に沿って延びる側部を挟持することにより、支
    柱部と基体とを連結すると共に、前記蓋の基体側に突起
    部を設け、この蓋の突起部を前記支柱部の嵌合溝に嵌合
    することにより、前記蓋と支柱部とを連結することを特
    徴とする請求項1に記載の殺虫用餌置き具。
  3. 【請求項3】 前記支柱部の嵌合溝と反対側から斜め外
    方に延出させた傾斜部と、この傾斜部の端部から外方に
    向けて水平方向に延出させた水平部とで前記支柱部の脚
    部を構成することを特徴とする請求項2に記載の殺虫用
    餌置き具。
  4. 【請求項4】 前記脚部を構成する傾斜部の基部近傍か
    ら前記脚部を構成する水平部と同方向に延びる突出片を
    形成し、この突出片の基体側面に突部を設け、更に、前
    記傾斜面の外側面を棒状部材に合わせた形状とすること
    で、前記殺虫用餌置き部が形成されることを特徴とする
    請求項3に記載の殺虫用餌置き具
  5. 【請求項5】 前記蓋は、短手方向の断面形状が中央で
    膨らみ両端で基体に接する円弧状に形成された曲板を有
    することを特徴とする請求項3に記載の殺虫用餌置き
    具。
  6. 【請求項6】 殺虫用餌が配される棒状部材は、その断
    面形状を複数の凹凸を備えた多角形としたことを特徴と
    する請求項1に記載の殺虫用餌置き具。
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