JP3057123U - 高圧静電位印加電極 - Google Patents
高圧静電位印加電極Info
- Publication number
- JP3057123U JP3057123U JP1998006710U JP671098U JP3057123U JP 3057123 U JP3057123 U JP 3057123U JP 1998006710 U JP1998006710 U JP 1998006710U JP 671098 U JP671098 U JP 671098U JP 3057123 U JP3057123 U JP 3057123U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrostatic potential
- stainless steel
- voltage electrostatic
- plating
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イオン化作用の強い高圧静電位印加電極
【構成】 バルク状又はメッシュ状の平板型又は棒型ス
テンレス構造体に金、白金、銀、銀−サマリウム、ルテ
ニウム、亜鉛などのメッキを施したメッキ構造体に高圧
静電位を印加する導電線を取りつけてなるところの、そ
して必要に応じてこのメッキ構造体を絶縁性樹脂で包接
被覆成型してなる交流直流両用を特徴とする高圧静電位
印加電極。
テンレス構造体に金、白金、銀、銀−サマリウム、ルテ
ニウム、亜鉛などのメッキを施したメッキ構造体に高圧
静電位を印加する導電線を取りつけてなるところの、そ
して必要に応じてこのメッキ構造体を絶縁性樹脂で包接
被覆成型してなる交流直流両用を特徴とする高圧静電位
印加電極。
Description
【0001】
本考案はイオン化作用を与えるところの交流、直流両面に用いられる高圧静電 位を印加する電極に係わるもので広く産業上で用いられるものである。
【0002】
従来この類の電極としては平板型や棒型のバルク状の金属製電極が主として用 いられているが、イオン化作用に劣ることや、重量が重いことや、脈流や交流に よる電場によって生ずる微震動が弱いことなど解決すべき問題がのこされていた 。
【0003】
上述したように従来の技術で生じていた問題を解決するための課題はイオン化 作用が強く、重量が軽く、かつ微震動を起こすし易い、交流直流両用として用い られる高圧静電位印加電極を提供することにある。
【0004】
1つの手段としては厚み0、5〜1、0mmバルク状のステンレス平板に同材 質の高さ1mm〜5mmの突起3を多数取りつけたバルク状の平板型ステンレス 構造体1又は直径1〜10mmφを有するステンレス棒で棒の先端を丸めたバル ク状の棒型ステンレス構造体4にメッキ2を施したメッキ構造体に高圧静電位を 印加する導電線5を取りつけてなるバルク状の平板型高圧静電位印加電極6及び バルク状の棒型の高圧静電位印加電極7を提供するものである。 2つめの手段としては開口寸法1mm四方から5mm四方までの範囲に開口を 有する直径0、8mmφのステンレス線のメッシュ8からなり、かつメッシュ交 差点に高さ1mmから5mmの同材質の突起9を取りつけ突起の先端を鋭角に仕 上げた表面からなるメッシュ状の平板型ステンレス構造体8や、これを丸めてメ ッシュ状の棒型ステンレス構造体10にメッキ2を施してなるメッキ構造体に高 圧静電位を印加する導電線5を取りつけてなるメッシュ状の平板型高圧静電位印 加電極11やメッシュ状棒型高圧静電位印加電極12を提供するものである。 3つめの手段としては上述したメッキ構造体からなる電極6、7、11、12 を絶縁性の樹脂やゴム13例えばカプトン、テフロンやテフロンゴムなどで包接 被覆成型してなる高圧静電位印加電極14を提供するものである。 上述のメッキ2には金メッキ、白金メッキ、銀メッキ、銀−サマリウム合金メ ッキ、ルテニウムメッキ又は亜鉛メッキが施される。 金メッキ、白金メッキした電極はそのまま耐環境性にとむ電極として用いられ 、金メッキ、銀−サマリウム合金メッキ、ルテニウムメッキ又は亜鉛メッキした 電極は仕事函数が小さくイオン化作用を高めるために用いられる電極として用い られるものである。このような高圧静電位印加電極は軽くかつ脈流や交流電場に よって微震動を生じやすい特性を有している。 裸のステンレス製電極は例えば穀物をホッパーに貯蔵中にイオン化せしめる場 合に又は水中に浸漬して水をイオン化せしめる場合に又は油中に浸漬して油をイ オン化せしめる場合にあるいは大気をイオン化せしめる場合に用いられる。又絶 縁性高抵抗樹脂で包接被覆成型した電極は人体に高電位がふれる危険のあるとこ ろでイオン化せしめようとする場合、或いは微震動を起こして流れをスムースに するような場合の産業機械に取りつけられて用いられる。これらの電極は適用対 照に応じて適切な形状に作成することができる。これらの電極は交流直流両用の 高圧静電位印加電極として用いることができる。
【0005】
金メッキ、白金メッキをすることで耐環境性にすぐれ、銀メッキ、銀−サマリ ウムメッキ、ルテニウムメッキ、亜鉛メッキは仕事函数をさげイオン化作用を強 める作用やメッシュ構造を取ることで軽くし、かつ微震動を生じやすくする作用 がある。
【0006】
A、厚み0、5〜0、8mmを有するステンレス板10cm×10cmに1c m2当たり高さ2mmの突起3を取りつけたバルク状ステンレス構造体1にメッ キ2を施したメッキ構造体に導電線5を取りつけバルク状の平板型の高圧静電位 印加電極6を調製した。 B、直径1〜10mmφを有する長さ1mのステンレス棒の先端を球状にに丸 めたバルク状の棒型ステンレス構造体4にメッキ2を施したメッキ構造体に導電 線5を取りつけ、バルク状棒型の高圧静電位印加電極7を調製した。 C、開口寸法0、1〜0、5mm四方を有する10cm×10cm直径0、8 mmφのステンレス線メッシュの交差点に同材質の高さ2mm先端を鋭角にした 突起9を取りつけたメッシュ状の平板型ステンレス構造体8にメッキ2を施した メッキ構造体に導電線5を取りつけ、メッシュ状平板型高圧静電位印加電極11 を調製した。 D、上述したCと同じ要領で調製したメッシュ板を丸めて4mmφのメッシュ 状の棒型ステンレス構造体10にメッキを施したメッキ構造体に導電線5を取り つけた、メッシュ状の棒型高圧静電位印加電極12を調製した。 E、上述したA、B、C、Dの各電極6、7、11、12を絶縁性樹脂13テ フロンで包接被覆成型し絶縁被覆した高圧静電位印加電極14を調製した。
【0007】 上述したA、B、C、D、Eの高圧静電位印加電極の特性を厚み2mmのステ ンレス平板型の電極と比較した結果を次に示す。 金、白金をメッキした電極は耐環境性にすぐれており銀、銀−サマリウム、ル テニウムメツキ、亜鉛をメッキした電極は仕事函数の値が小さいのでより強いイ オン化作用を示した。全体がメッシュ構造体の場合は重量も軽くかつ剛性もある ので脈流や交流の高圧電場を与えたときに微震動が生じやすく微震動を与えるこ とによる物流の流れをスムースにするなどの良い特性が発揮できることがわかっ た。該電極を裸のまま使用する場合は絶縁性を有する大気や水、油などを直接イ オン化する場合に適しており、絶縁性樹脂又はゴムで包接被覆成型した電極を使 用する場合は人体にふれる恐れのある装置などに於いてイオン化作用を与える場 合に用いるのが良いことがわかった。そして該電極は交流直流いづれの場合にも 適用できることがわかった。
【0008】
本考案の高圧静電位印加電極は次のような効果を奏する。 1、より強いイオン化作用を示す。 2、重量が軽いので取りつけなど容易で扱いやすい。 3、微震動を生じせしめることができ、物流のながれをスムースにする。 4、交流直流両面として用いることができる。
【図1】バルク状の高圧静電位印加電極の概要図
【図2】メッシュ状の高圧静電位印加電極の概要図
【図3】絶縁被覆した高圧静電位印加電極の概要図
1 バルク状のステンレス平板型構造体 2 メッキ 3 突起 4 バルク状のステンレス棒型構造体 5 導電線 6 バルク状平板型高圧静電位印加電極 7 バルク状棒型高圧静電位印加電極 8 メッシュ状の平板型ステンレス構造体 9 突起 10 メッシュ状の棒型ステンレス構造体 11 メッシュ状の平板型高圧静電位印加電極 12 メッシュ状棒型高圧静電位印加電極 13 絶縁性樹脂又はゴム 14 絶縁被覆した高圧静電位印加電極
Claims (3)
- 【請求項1】 バルク状又はメッシュ状の平板型や棒型
のステンレス構造体に金メッキ、白金メッキ、銀メッ
キ、銀−サマリウム合金メッキ、ルテニウムメッキ、、
亜鉛メッキを施してなるメッキ構造体に高圧静電位を印
加する導電線をとりつけて、そして必要に応じてメツキ
構造体をさらに絶縁性樹脂やゴムで包接被覆成型してな
ることを特徴とする高圧静電位印加電極。 - 【請求項2】 厚み0、5〜1、0mmを有するステン
レス平板に同材質の突起をとりつけたバルク状の平板型
のステンレス構造体、または直径1、0〜10mmφを
有するステンレス棒で棒の先端を球状に丸めバルク状の
棒型のステンレス構造体からなることを特徴とする請求
項第1項記載の高圧静電位印加電極。 - 【請求項3】 開口寸法1mm四方から5mm四方まで
を有する直径0,8mmφのステンレス線メッシュから
なる交差点に高さ1mmから5mmの突起を取りつけた
メッシュ状の平板型のステンレス構造体やこれをまるめ
たメッシュ状の棒型のステンレス構造体からなることを
特徴とする請求項第1項記載の高圧静電位印加電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006710U JP3057123U (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 高圧静電位印加電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006710U JP3057123U (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 高圧静電位印加電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057123U true JP3057123U (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=43191060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006710U Expired - Lifetime JP3057123U (ja) | 1998-07-29 | 1998-07-29 | 高圧静電位印加電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057123U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001064349A1 (fr) * | 2000-03-03 | 2001-09-07 | Matsushita Seiko Co., Ltd. | Appareil depoussiereur et appareil de climatisation |
JP2010269259A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Techno Ryowa Ltd | 空気清浄機 |
-
1998
- 1998-07-29 JP JP1998006710U patent/JP3057123U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001064349A1 (fr) * | 2000-03-03 | 2001-09-07 | Matsushita Seiko Co., Ltd. | Appareil depoussiereur et appareil de climatisation |
JP2010269259A (ja) * | 2009-05-22 | 2010-12-02 | Techno Ryowa Ltd | 空気清浄機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3751715A (en) | Ionic wind machine | |
JP2017013041A (ja) | 電気集塵機 | |
JPH0427906B2 (ja) | ||
EP1103519A3 (en) | Ozone generating apparatus and corona generating apparatus | |
JP3057123U (ja) | 高圧静電位印加電極 | |
JPS63286753A (ja) | 試料ガス中の粒子濃度測定装置 | |
US7100537B1 (en) | Ionic pet groomer | |
JPH0635433Y2 (ja) | イオン風発生装置 | |
JPH1112791A (ja) | 金属パイプの内面めっき装置 | |
ATE324926T1 (de) | Verfahren zur herstellung eines elektrisch kontaktierbaren bereichs auf einem dotierten polymer und nach dem verfahren herstellbarer formkörper | |
US3348041A (en) | Apparatus for the corona discharge treatment of plastic surfaces having an adjustable length electrode assembly | |
JPS6174639A (ja) | イオン風発生装置 | |
US2583589A (en) | Electric current generator | |
JP2014108315A (ja) | 微生物不活化デバイス | |
JPS60147263A (ja) | 空気清浄器 | |
RU115773U1 (ru) | Антимикробный ионатор | |
JPH09262498A (ja) | 空気清浄機における放電極構造 | |
JPH0826856A (ja) | 導電性樹脂を利用したコンクリート用電極及びそれを用いたコンクリートの補修方法 | |
JPH0259043A (ja) | 簡易放電反応装置 | |
JPS6253751A (ja) | 電気集塵機 | |
RU2000124155A (ru) | Двухзонный электрофильтр | |
JP4730977B1 (ja) | オゾン発生装置 | |
RU1810112C (ru) | Коронирующий электрод | |
JPH02174949A (ja) | 電気集塵器 | |
Koo et al. | The Characteristic of breakdown Particle Contaminated Model GIS with Epoxy Coated Electrodes |