JP3056840U - 円筒形電池 - Google Patents

円筒形電池

Info

Publication number
JP3056840U
JP3056840U JP1998006386U JP638698U JP3056840U JP 3056840 U JP3056840 U JP 3056840U JP 1998006386 U JP1998006386 U JP 1998006386U JP 638698 U JP638698 U JP 638698U JP 3056840 U JP3056840 U JP 3056840U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
lead plate
positive electrode
welded
peripheral edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998006386U
Other languages
English (en)
Inventor
修一 荒栄
裕之 中田
廣彦 太田
千洋 村田
Original Assignee
富士電気化学株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士電気化学株式会社 filed Critical 富士電気化学株式会社
Priority to JP1998006386U priority Critical patent/JP3056840U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3056840U publication Critical patent/JP3056840U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
  • Primary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極リード板を溶接板に容易かつ確実に溶接
することができる生産性に優れた円筒形電池を提供す
る。 【解決手段】 発電要素5が内填され一端に開口部を有
する有底円筒状の電池ケース3と、発電要素5の一方の
電極に接続するリード板19と、前記開口部を封口する
端子板15と電気的に接続しリード板19の一端が溶接
される環状の溶接板23とを有する円筒形電池であっ
て、溶接板23が水平な外周縁部21aと外周縁部21
aに対して20度〜70度の範囲内で下方に折曲げられ
た内周縁部21bとを有し、リード板19が前記一端が
内周縁部21bに溶接されてなることとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、円筒形電池に関し、特にその開口部を封口する端子板と電気的に 接続する溶接板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来の円筒形電池の一例として示したスパイラル形リチウム電池の縦断 面図である。一端に開口部を有する有底円筒状の負極缶3内に帯状の正極シート および負極シートをセパレータを介して渦巻状に巻回した電極群5が挿設され、 負極缶3内には電解液が含浸されている。負極缶3の上部にはビーディング部7 が形成されており、このビーディング部7上に正極カップ9・ラミネートフィル ム11・シール部材13・正極端子板15がそれぞれ下方から順に積層され、正 極カップ9の外縁は上方にカールしてラミネートフィルム11・シール部材13 ・正極端子板15の外縁を包み込み、これらと正極カップ9は一体化されて封口 体Fを形成している。封口体Fと負極缶3との間には絶縁性の封口ガスケット1 7が介挿され、負極缶3の上端を封口ガスケット17を介して封口体Fにかしめ 止めている。正極カップ9の下面には電極群5から導出する正極リード板19の 一端が溶接されている。
【0003】 ところで、このようなスパイラル形リチウム電池に用いられている電解液は引 火性であることが多く、溶接時の火花や熱により電解液が着火するおそれがある 。そのため、正極カップ9と正極リード板19の溶接作業は負極缶3内に電解液 を注入する前に行なわなくてはならない。一方、電解液の注液は注液効率のよい 真空注液法により行われることが多いが、この場合、注液器具を前記開口部にセ ットできるように、正極リード板19が溶接された封口体Fを前記開口部から所 定距離だけ離間させられるようになっていなければならず、正極リード板19は ある程度の長くしておく必要がある。そのため、注液が終了した後に長い正極リ ード板19は負極缶内に折り畳まれた状態で収容されることになり、この余分に 長い正極リード板19の電圧降下に伴うIRロスが、電池の性能低下を招く要因 となっていた。
【0004】 そこで、特開平9−306512号公報には、このような問題を解決したスパ イラル形リチウム電池が開示されている。図4はこの公報に記載されているスパ イラル形リチウム電池の縦断面図である。負極缶3のビーディング部7上に、円 環状の溶接板21、防爆機能を有する金属薄板23、正極端子板15が積層され ている。これらの外側面と負極缶3との間には封口ガスケット17が介挿されて いる。溶接板21は円環状に形成された段付き部Dを有し、段付き部Dよりも内 周側の内周縁部21bはこれより外側の外周縁部21aよりも少し低くなってい る。また、電極群5から導出する正極リード板19の上端が溶接板21の内周縁 部21bの上面に溶接されている。
【0005】 このスパイラル形リチウム電池は、溶接板21の中央部が開口しているため、 正極リード板19を溶接した後で溶接板21を取り外すことなく真空注液法によ り負極缶3内に電解液を注入することが可能であり、また、これにより正極リー ド板19の長さが短くて済むので電圧降下によるロスも少ない。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、切断や接触不良を防ぐため、正極リード板19は溶接板21に確実 に溶接しなければならず、正極リード板19と溶接板21との間の接触面積を十 分に確保する必要がある。
【0007】 しかしながら、この公報におけるスパイラル形リチウム電池にあっては、溶接 板の内周縁部が水平方向に形成されているため、この構造で十分な接触面積を確 保しようとすれば、正極リード板19の上端を溶接板21の内周縁部と平行にな るように折り曲げなくてはならない。また、溶接面の離間間隔が一様になるよう その折り曲げ角はほぼ直角であることが望ましいが、この折り曲げ角の調節は比 較的面倒な作業であり、この作業により電池の生産性が低下するという問題があ った。
【0008】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、溶接板に正極リード板を容 易かつ確実に溶接することができるようにし、従来よりも生産性に優れた円筒形 電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案の円筒形電池は、発電要素が内填され一端が 開口する有底円筒状の電池ケースと、前記発電要素の一方の電極に接続するリー ド板と、前記開口部を封口する端子板と電気的に接続し前記リード板の一端が溶 接される環状の溶接板とを有し、 前記溶接板が水平な外周縁部と前記外周縁部に対して20度〜70度の範囲内で 下方に折曲げられた内周縁部とを有し、前記リード板の前記一端が前記内周縁部 に溶接されてなることとする。
【0010】 これにより、従来のように正極リード板を折曲げ形成することなく容易に溶接 板と正極リード板との間の接触面積を確保することができ、正極リード板を溶接 板に確実に溶接することができる。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施例によるスパイラル形リチウム電池の縦断面図である。 有底円筒状の負極缶3内に帯状の正極シートおよび負極シートをセパレータを介 して渦巻状に巻回した電極群5が挿設されている。負極缶3内には電解液が含浸 されている。負極缶3の開口部にはビーディング部7が設けられ、このビーディ ング部7の上に、円環状の溶接板21、防爆機構を有する円盤状の金属薄板23 、円盤状のPTC(Positive Temperature Coefficient)素子25、正極端子板 15が下から順に積層されている。これらの外側面と負極缶3との間には封口ガ スケット17が介挿されている。
【0012】 溶接板21の下部には前記電極群5から導出される正極リード板19が溶接さ れている。金属薄板23は防爆機能を有し、電池の内圧が上昇した場合にその一 部が破断して内部のガスを電池外部へ排出する。また、PTC素子25は温度が あるレベルに達すると電気抵抗が急激に増大する性質を持つ素子であり、電池の 異常時に過電流を防止する役目を果たす。
【0013】 図2(a)は溶接板21の平面図、図2(b)は溶接板21の縦断面図である 。溶接板21の材質は厚さ0.3mmのステンレス製で、その外形は23.5m m、内径は14.8mmである。また、溶接板21は外周から中心方向に1.5 mmの部分にある環状の折曲部Rを境として外側の水平な外周縁部21aと、内 側の内周縁部21bとからなり、内周縁部21bは、下方に20度〜70度の角 度だけ下方に傾斜してテーパ状になっている。
【0014】 電極群5から導出する正極リード板19を前記溶接板21に溶接する場合には 、開口部上部から負極缶3内に溶接棒を挿入して正極リード板19の上端部を溶 接板21の内周縁部21bの上面に溶接する。この時、内周縁部21bは前述し たようにテーパ状に形成されているので、正極リード板19との間の接触面積を 容易に確保することができ、従来のように接触面を確保するために正極リード板 19を折曲げ形成する必要もない。また、正極リード板19自身の重みにより正 極リード板19の溶接面が内周縁部21b上に自然に接触しようとするので、溶 接の際に正極リード板19を支持しておく必要がなく、溶接作業を進めやすい。 また、正極リード板19の長さは短くて済み、正極リード板19によって生じる 電圧降下により電池の性能が低下するようなこともない。さらに、前述した従来 例と同様、溶接板21の内部が開口しているため、正極リード板19が溶接され た溶接板21を装着した状態で、真空注液法により負極缶3に電解液を注液する ことができ、効率よく十分な量の電解液を注入することができる。
【0015】 ところで、折曲部Rの位置は前述した位置に限定されるわけではなく、溶接板 21の大きさや形状、また、正極リード板19の導出位置などに応じて自由に設 定することができる。
【0016】 また、電極群5から導出される正極リード板19の角度と内周縁部21bの傾 斜角とをうまく一致させておけば、より簡単に接触面積を確保することができる 。
【0017】
【考案の効果】
本考案における円筒形電池においては、溶接板の内周縁が下方に20度〜70 度の範囲で傾斜するテーパ状に形成されているため、従来のように正極リード板 の上端を折り曲げるような作業も必要なく、溶接板と正極リード板との間の接触 面積が容易に確保され、正極リード板を溶接板に確実に溶接することができ、こ れにより従来よりも電池の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるスパイラル形リチウム
電池の縦断面図である。
【図2】(a)は前記溶接板の平面図であり、(b)は
(a)のA−A' 断面図である。
【図3】従来のスパイラル形リチウム電池の縦断面図で
ある。
【図4】従来のスパイラル形リチウム電池の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
3 電池ケース 5 電極群 7 ビーディング部 15 正極端子板 17 封口ガスケット 19 正極リード板 21 溶接板 21a 外周縁部 21b 内周縁部 23 金属薄板 25 PTC素子 D 段付き部 R 折曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村田 千洋 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電要素が内填され一端が開口する有底
    円筒状の電池ケースと、前記発電要素の一方の電極に接
    続するリード板と、前記開口部を封口する端子板と電気
    的に接続し前記リード板の一端が溶接される環状の溶接
    板とを有する円筒形電池であって、前記溶接板が、水平
    な外周縁部と前記外周縁部に対して20度〜70度の範
    囲内で下方に折曲げられた内周縁部とを有し、前記リー
    ド板の前記一端が前記内周縁部に溶接されてなることを
    特徴とする円筒形電池。
JP1998006386U 1998-08-20 1998-08-20 円筒形電池 Expired - Lifetime JP3056840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006386U JP3056840U (ja) 1998-08-20 1998-08-20 円筒形電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998006386U JP3056840U (ja) 1998-08-20 1998-08-20 円筒形電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3056840U true JP3056840U (ja) 1999-03-05

Family

ID=43190789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998006386U Expired - Lifetime JP3056840U (ja) 1998-08-20 1998-08-20 円筒形電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3056840U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7285355B2 (en) Battery
JP4111621B2 (ja) 密閉式電池、密閉式電池用封止栓及び注液孔封止方法
US7781092B2 (en) Secondary battery and method of manufacturing same
US20100233530A1 (en) battery and battery enveloping assembly convenient for assembly
US20100159307A1 (en) Battery and battery enveloping assembly convenient for assembly
US20050277020A1 (en) Secondary battery with collector plate and electrode package thereof
US20100143796A1 (en) Battery enveloping assembly and battery
KR102522106B1 (ko) 다층 구조의 전지케이스를 갖는 원통형 이차전지 및 그 제조방법
JP4530333B2 (ja) 密閉型電池
KR20120062254A (ko) 전극 조립체 및 이를 이용한 이차 전지
JP2000138051A (ja) 電池及び組電池
JP2014103026A (ja) 蓄電素子
JP3252846B2 (ja) 非水電解液二次電池およびその製造方法
JP6436097B2 (ja) キャパシタ
KR101093401B1 (ko) 캡 업 플레이트 및 이를 구비하는 원통형 이차전지
JP4284719B2 (ja) 渦巻電極を備えた電池及びその製造法
KR100855182B1 (ko) 용접에 의해 탑 캡이 결합된 원통형 전지
JP4596842B2 (ja) 密閉型電池とその製造方法
KR20070082943A (ko) 개선된 구조의 캡 어셈블리 및 이를 포함하는 이차전지
JP3056840U (ja) 円筒形電池
US7459232B2 (en) Secondary battery having safety valve and method of manufacturing same
KR102462857B1 (ko) 비딩부가 생략된 원통형 전지 및 이의 제조방법
JP6963730B2 (ja) 密閉型電池
JP4169470B2 (ja) 密閉電池
KR102489229B1 (ko) 비딩부가 생략된 원통형 전지 및 이의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term