JP3056680U - 凹部を付した成形品プレパラート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、プレパラートを使用して、顕
微鏡観察に際しての、手間を省き、簡単に且つ安価に提
供出来る様にする。 【解決手段】 本考案は、中央部にへこみがある形で、
透明樹脂を成形する事で、試料の盛り上り、流れ出しを
防ぎ、安価で容易にカバーガラス無しでも、顕微鏡観察
が出来る様にした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、細菌、酵素等微生物の顕微鏡観察に使用するプレパラートに関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般的にガラスの薄板を使用している為、試料液を滴下した場合、其の表面張 力により、丸く盛り上る。其の上にカバーガラスを押付けて、顕微鏡観察をして いる。又ガラスの薄板のため、割れ易い欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、これらの欠点を除去し、使用者に負担をかけないで、観察出来る 様にした、プレパラートに関する考案である。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

本考案では、プレパラートの中央部に、へこみを施した形を、透明樹脂で成形 することにより、試料を凹部に滴下した場合、水の付着力のため、其の接触角は 、鋭角となり、試料の盛り上りを防ぐ、又試料の流れ出しを防ぎ、カバーガラス 無しでも、観察を可能にしたものである。

【０００５】

【考案実施の形態】

プレパラートの成形金型に於て、プレパラートの中央部に、へこみを付した形 とし、透明樹脂で成形することで、試料の盛り上り、及流れ出しを防止する、プ レパラートを構成するものである

【０００６】

【実施例】

以下添付図３により実施例を説明する、中央部に厚さのほぼ、３分の１、程度 のへこみを付けたプレパラートは、中央部に滴下された液の付着力に依り、へこ みの壁面と液体との接触角は鋭角となる事で、液の盛り上りが防止され、又流れ 出しも防止出来る

【０００７】

【考案の効果】

この様に本考案は、樹脂成形することで、安価で、軽く、割れ難く試料の流れ 出し、盛り上り現象を防止出来ることで、カバーガラス無しでも観察出来る等、 実用効果が大きいものである。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の成形品プレパラートの、形態を示す正
面図である。

【図２】本プレパラートの、形態を示す側面図である。

【図３】一部断面の凹部拡大図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項 １】 プレパラートの中央部に、へこみを施
   すことで試料の盛り上り及び流出を防ぎ、且つ光の透視
   を良くする事の出来る透明樹脂成形品のプレパラート