JP3056674U - 軽質強硬建築物外壁板の構造 - Google Patents

軽質強硬建築物外壁板の構造

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JP3056674U
JP3056674U JP1998006516U JP651698U JP3056674U JP 3056674 U JP3056674 U JP 3056674U JP 1998006516 U JP1998006516 U JP 1998006516U JP 651698 U JP651698 U JP 651698U JP 3056674 U JP3056674 U JP 3056674U
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ロバート サン
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ロバート サン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳造の、軽重量で、あらゆるサイズ及び形状
に切断できて充分な強度を有し、また、組立が容易で、
低コスト、さらに廃棄物をリサイクルして材料中に用い
た軽質強硬建築物外壁板の構造を提供する。 【解決手段】 石炭灰とコンクリートを混合物を鋳造し
た壁板体の周辺の中間に凹部を設置し、これと相対する
周辺の中間部にはそれぞれ対応する凸条と凹溝を設け、
これらが嵌合して壁板を重畳或いは並列に連結する。該
壁板体の端辺の複数の孔に鋼筋を穿設し、連結後該凹部
にコンクリートを施せばより強硬な鉄筋コンクリート壁
となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、軽くて薄く、用途によって様々なサイズにすることができ、優れた 機械的及び物理的性質を有し、任意の切断が可能で、直接組み合わせても、また 、コンクリートを配合してもよい軽質強硬建物外壁板の構造である。
【0002】
【従来の技術】
現在、建築物の壁は、大部分が煉瓦、鋼筋コンクリート或いは鉄骨を使用して いる。しかし、煉瓦の壁は強度に欠け、壁全体の重量が重く、その上煉瓦を一つ 一つ積み上げていくという非常に手間がかかる施工法を用いなければならない。 また、鋼筋コンクリートの壁は、確かに強度については煉瓦よりも優れているが 、コンクリートを流し込んでから完全に乾燥するまでに一定の時間が必要なため 、迅速に施工を進めることができず、また、完成後の壁全体の重量が非常に重い 。さらに、鉄骨構造の壁は強度に優れてはいるがコストが高く重量も重い。最近 では鋳造の壁板が市場に出回って来たが、どちらかというとこれらの壁板は室内 の部屋を仕切る壁の使用に向いており、建築物の重量を支える外壁には不向きで ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の建築物の外壁が有する欠点を改良し、鋳造の、軽重量で、あらゆるサイ ズ及び形状に切断でき、建築物の重量を支えられるだけの充分な強度を有し、ま た、組立が容易であるため施工時間が短縮され、低コストで、環境保護のため材 料中に廃棄物を用いた軽質強硬建築物外壁板の構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は石炭灰とコンクリートを混合したものを鋳造して形成する壁板体の構 造であり、該壁板体周辺の中間に凹部を設置し、これと相対する周辺の中間部に はそれぞれ対応する凸条と凹溝を設置し、これらが嵌合して壁板を重畳或いは並 列に連結する。また、使用したいサイズ、形状に合わせて自由に切断でき、直接 仕切の壁とすることも可能だ。さらに、該壁板体の端辺の設けた複数の孔は、施 工時に鋼筋を穿設し、重畳或いは並列連結後の凹部にコンクリートを施せばより 強硬な鉄筋コンクリート壁となる。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1、2、3が示すように、本考案の軽質強硬建築物壁板は、コンクリートに 石炭灰を混合して鋳造した矩形の壁板体1である。該壁板体1は、 周辺の中間部分に半円形の凹部12を有し、該凹部12の底面に、反対側に貫通 する複数の孔14を設け、矩形のL形部分の隣接する二辺上に凹溝11を、もう 一方のL形部部分には該凹溝11に対応する凸条13をそれぞれ設置し、これら が嵌合することで壁板体1は重畳或いは並列に連結される(図4、図5参照)。 また、環境保護の観点から、石炭灰2は廃棄材料を利用する。
【0006】 図1が示すように、鋳造完了後、壁板の表面は平坦で滑らかであり、仕切の壁 として使用する場合直接その表面にペンキで塗装したり、タイルや壁紙を粘着し たりすることができ、非常に便利である。さらに、必要に応じて水道管やケーブ ル管等を予め鋳型内に入れてから鋳造することもでき、これらの管の出口は壁板 外に露出し、外側の管との接続が行える。また、本考案は鋼筋構造を設置せず直 接仕切の壁として使用できるのみでなく、大型の壁の一部分ともなりうる。この 場合基材5上にコンクリート3を流し、さらに該基材5並びにコンクリート3上 に設置しておいた垂直の鋼筋2を壁板体1の孔14に、横向きの鋼筋2を凹部1 2に穿通させ、上記 のように壁板体1の凹溝11と凸条13を嵌合させて並列に連結或いは重畳する 。該凹溝11と凸条13の噛合が壁板体1が脱落する事態を避け、また、組立後 壁板体1外部にコンクリートを施せば大型サイズの壁体となる。
【0007】 本考案の別実施例として次のようにもできる。図6が示すように、壁板体をL 形状にし、石炭灰とコンクリートを混合した角継合体5を設け、L形状部分の二 端にそれぞれ上記のような方法で鋼筋を穿設した凹部52を設置する。該角継合 体5の周囲は凹溝51になっており、壁板体1の凸条13に緊合する。また、図 7のように、T形継合体6を設け、T形状の三方向の端部にそれぞれ半円形の凹 部63を設置する。該端部周囲には対応し合う凸条62と凹溝61を設置し、こ れらはそれぞれ壁板体1の凹溝11或いは凸条13と緊合する。図8が示すよう に、壁板体を矩形面板7としてもよく、面板の縁辺近くに設けた凹溝71は凸条 72(凹溝71の反対面にある)はそれぞれ壁板体1の凸条13、凹溝11と緊 合する。図9のように、方形体8でもよく、側辺の縁辺近くに設けた凹溝81と 凸条82が、それぞれ壁板体1の凸条13及び凹溝11と緊合する。
【0008】
【考案の効果】
本考案はコンクリート中に石炭灰を混合するため全体の重量が、コンクリート のみで形成された同サイズの物よりも30%軽い。また、直立状態において非常 に強硬であり、変形し難く、建築物の重量を支えるだけの充分な強度を有してい る。抗圧強度、耐衝撃強度、防音、防熱及び防火なども、全てアメリカ合衆国の 建材基準に適っており、鋳造後、凸条と凹溝の連結により、組立が一層簡単にな る。また、石炭灰をリサイクルしてコンクリートに混合することによりコストダ ウンを図り、同時に廃棄物利用に役立ち、環境保護にもなる。さらに必要に応じ て好きなサイズ、形状に切断できるので、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の施工時の応用実施例の立体図である。
【図2】本考案の壁板構造の俯瞰図である。
【図3】本考案の壁板構造の側面図である。
【図4】本考案の二壁板連結時の実施例の局部俯瞰図で
ある。
【図5】本考案の二壁板連結時の実施例の局部側面図で
ある。
【図6】本考案のL形壁板の垂直角継合体の平面図であ
る。
【図7】本考案のT形壁板の垂直継合体の平面図であ
る。
【図8】本考案の矩形壁板の縁辺付近に設置の凹溝と凸
条連結時の平面図である。
【図9】本考案の方形体壁板の側辺縁辺付近の凹溝と凸
条連結時の平面図である。
【符号の説明】
1 壁板 11 凹溝 12 凹部 13 凸条 14 孔 2 鋼筋 3 コンクリート 4 基層 5 角継合体 51 凹溝 52 凸条 6 T形継合体 61 凹溝 62 凸条 63 凹部 7 矩形面板 71 凹溝 72 凸条 8 方形体 81 凹溝 82 凸条

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリートに石炭灰を混合して鋳造した
    壁板体の周辺中間部に凹部を設け、その相対する周辺部
    にそれぞれ対応する凸条と凹溝を設置し、これらの嵌合
    により壁板体を重畳或いは並列に連結することができる
    軽質強硬建築物外壁板の構造。
  2. 【請求項2】前記壁板体の凹部底面に、反対側に貫通す
    る複数の孔を設けたことをその特徴とする請求項1に記
    載の軽質強硬建築物外壁板の構造。
  3. 【請求項3】前記壁板体の鋳造時に管路を設置すること
    ができる請求項1に記載の軽質強硬建築物外壁板の構
    造。
  4. 【請求項4】前記壁板体はL形状の角継合体を有する構
    造でもよく、該角継合体のL形の二端にそれぞれ凹部を
    設置し、端面の周囲には凹溝を設ける請求項1に記載の
    軽質強硬建築物外壁板の構造。
  5. 【請求項5】前記壁板体がT形の継合体を有し、その三
    方向の端部にそれぞれ凹部を設け、端部周囲には対応し
    合う凸条と凹溝を設置する請求項1に記載の軽質強硬建
    築物外壁板の構造。
  6. 【請求項6】前記壁板体が矩形面板を呈し、該矩形面板
    の縁辺付近に凹溝と凸条を設けた請求項1に記載の軽質
    強硬建築物外壁板の構造。
  7. 【請求項7】前記壁板体が方形体を呈し、その側辺の縁
    辺付近に凹溝と凸条を設けた請求項1に記載の軽質強硬
    建築物外壁板の構造。
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