JP3056626U - 押入用の組立式棚 - Google Patents
押入用の組立式棚Info
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- JP3056626U JP3056626U JP1998006054U JP605498U JP3056626U JP 3056626 U JP3056626 U JP 3056626U JP 1998006054 U JP1998006054 U JP 1998006054U JP 605498 U JP605498 U JP 605498U JP 3056626 U JP3056626 U JP 3056626U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】布団の他に、様々な生活用品も出し入れし易い
状態で収納出来、然も、湿気対策も講じた押入用の組立
式棚を提供する。 【解決手段】押入内の四隅等に立設する為の、上下に所
定間隔を隔てた複数箇所に係合部6を設けた複数本の支
柱1と、その両端に係合部6に係止させる係止部7が設
けられて、押入の間口方向に対置した一組の支柱1,1
間に着脱自在に跨設する2本以上の桁材2と、押入の前
側と後側とに夫々架設した桁材2,2間に、着脱自在に
架設する1枚以上の棚パネル3との組合わせから成る。
棚パネルには、上下に貫通する多数の通気孔aを設け、
又、前後の桁材2,2の各中間箇所間に着脱自在に跨設
する、中間桁材4を付属させるとよい。更に、支柱1,
1間に張り渡す化粧パネル5を付属させるとよい。
状態で収納出来、然も、湿気対策も講じた押入用の組立
式棚を提供する。 【解決手段】押入内の四隅等に立設する為の、上下に所
定間隔を隔てた複数箇所に係合部6を設けた複数本の支
柱1と、その両端に係合部6に係止させる係止部7が設
けられて、押入の間口方向に対置した一組の支柱1,1
間に着脱自在に跨設する2本以上の桁材2と、押入の前
側と後側とに夫々架設した桁材2,2間に、着脱自在に
架設する1枚以上の棚パネル3との組合わせから成る。
棚パネルには、上下に貫通する多数の通気孔aを設け、
又、前後の桁材2,2の各中間箇所間に着脱自在に跨設
する、中間桁材4を付属させるとよい。更に、支柱1,
1間に張り渡す化粧パネル5を付属させるとよい。
Description
【0001】
本考案は、押入の収納空間を、布団以外の様々な生活用品も含めて、極力出し 入れし易い状態で、立体的に有効活用すると共に、湿気による蒸れの防止対策も 講じた押入用の組立式棚に関する。
【0002】
日本住宅に特有の、布団類の収納を主目的として作られた押入も、生活スタイ ルの洋風化が進むに連れて、布団以外の、当面は不要の生活用品等を、邪魔にな らない様に保管する場所としての使い方が増えつつある。
【0003】 然し、既存の、中棚で上下2段に仕切っただけの押入では、寝具や座布団の収 納目的だけに限った場合でも、かなり使い勝手の悪いところがある。 例えば、上下の各段共、かなりの高さがあるので、下積の重い布団を取出した い時には少なからぬ労力を要する。そして、下積の布団は上積の布団に押し潰さ れ気味になり、又、換気上も好ましくない。
【0004】 そして、布団以外の物を収納する時にも、布団の場合と略同じ様な、より一層 の不都合をしばしば経験するものである。そして、物が小さければ小さい程、不 都合の度合いは増すことになる。 この様な事情に着目して、押入に布団以外の様々な生活用品を、出し入れし易 い状態で収納する為の、「引き出し式」等の押入用の収納補助具が、従来から様 々に考えられて来た。
【0005】
然しながら、時代と共に変遷する、押入の使い方に対応すべく、押入の内部構 造そのものを改変しようとする試みは、殆どなされていない。 そこで、本考案の目的は、布団を収納する場合は勿論、様々な生活用品を収納 したい場合にも、それ等の出し入れをより容易に行えて使い勝手が良く、然も、 湿気による蒸れを防ぐ為の対策も講じた押入用の組立式棚を提供するにある。
【0006】
上記の目的を達成する為の、本考案による押入用の組立式棚は、 押入内の四隅等に立設する為の、上下に所定間隔を隔てた複数箇所に係合部6 を設けた複数本の支柱1と、 その両端に、前記複数の係合部6のいずれかに係脱自在に係止させる係止部7 が設けられて、押入の間口方向に対置した一組の前記支柱1,1間に着脱自在に 跨設する2本以上の桁材2と、 押入の前側と後側とに夫々跨設した前記桁材2,2間に、着脱自在に架設する 1枚以上の棚パネル3との組合わせから成ることを特徴とする。 そして、棚パネル3には、上下に貫通する多数の通気孔aを設けるとよい。 又、前後両側の桁材2,2の各中間箇所間に着脱自在に跨設する、中間桁材4 を付属させるとよい。 更に、支柱1,1間に張り渡す化粧パネル5を付属させ、支柱1には、化粧パ ネル5の縁端部を嵌め込ませる嵌込溝1aを設けるとよい。
【0007】
以下に、本考案の一実施例に就いて、図面を参照しながら説明する。 この実施例の組立式棚は、その分解斜視図としての図1に示した様に、間口一 間の押入の、四隅に夫々立設する4本の支柱1と、押入の前端部と後端部に於い て夫々間口方向に対向する、各左右1組の支柱1,1間に係脱自在に跨設する2 本の桁材2と、この前後の桁材2,2間に着脱自在に架設される、左右方向に2 枚に分割された棚パネル3,3とを主要な構成部材としている。
【0008】 そして、前後の桁材2,2の各中間箇所の間には、中間桁材4を着脱自在に跨 設している。 この組立式棚の組上がり状態を、図2に示した。図中に仮想線で示した5は、 隣り合う支柱1,1間に張設した化粧パネルである。 この実施例の上記各構成部材は、いずれもアルミ製であが、アルミ以外の金属 等、他の材料で作ってもよい。
【0009】 この実施例の支柱1は角筒体から成り、図1に示した様に、押入の間口方向に 対向する各1組の支柱1,1の夫々の対向面には、上下両端に近い部分を除いて 、桁材2の両端を係脱自在に係止させる為の、四角形の係合孔(係合部)6を、 所定間隔を隔てた複数箇所に設けている。 又、各支柱1には、押入の四隅や壁面の上下端に配置された柱や横木、或いは 、壁板や床板等に、直接又は取付金具を介して螺止固定する為の螺孔を、適宜の 箇所に設けている。
【0010】 桁材2も角筒体から成り、図1に示した様に、その両端には、支柱1に設けた 係合孔6群のいずれかに選択的に係脱せる係止部7を夫々突設している。 この実施例の係止部7は、図5にも示した様に、小帯板片を下向きにL形に折 曲した如き形状を備えている。
【0011】 又、図1に示した様に、前後2本の桁材2,2の各対向面には、棚パネル3の 前後の縁端部を落とし込ませて受支持する為の、段差箇所2aを夫々設けている 。 尚、桁材2の長さ寸法は、図5に示した様に、左右1組の支柱1,1の対向間 隔より幾分短くして、支柱1への係脱操作に支障を来さない様にしている。
【0012】 この実施例の棚パネル3は、図1,図2に示した様に、全体として格子状に形 成することによって、上下に貫通する多数の通気孔aを設けている。
【0013】 中間梁材4も、図1に示した様に、梁材2に近似した形態を備えている。 即ち、角筒状の中間梁材4の両端には、下向きのL形をした掛止部8を設けて いる。 この掛止部8は、中間梁材4の両端を、前後の梁材2,2の各中間箇所に於い て、跨座状に掛止させる役割を果たすものである。
【0014】 組立式棚は、新築又は改築された住居の押入に、従来の作り付け木製中棚の代 わりに、組付ける為のものである。 その組付け方と、使い方に就いて、次に説明する。
【0015】 先ず、押入の四隅の夫々に支柱1を立設する。押入の中の四隅や壁面の上下端 には、柱や横木が露出しているので、これ等の木組材に、或いは壁板や床板等に 、支柱1を直接又は付属の取付金具(図示略)を使って螺止固定する。この時、 左右の1組の支柱1,1の各係合孔6同士が互いに向き合う様にする。
【0016】 次に、後側と前側との各左右1組の支柱1,1間の夫々に、桁材2を架け渡す 。 それには、図5に仮想線で示した様に、桁材2を傾けながら、その一端側の 係止部7を、対向する一方の支柱1の所望の高さ位置にある係合孔6に完全に押 し込む。 次いで、桁材2を略水平向きにすれば、その他端側の係止部7は、他方の支柱 1の同じ高さ位置にある係合孔6と向き合うので、この係合孔6に挿嵌させたう え手を離せば、桁材2の架設は、簡単・迅速、且つ、確実に終えられる。
【0017】 次に、図1に示した様に、前後の桁材2,2の各中間箇所の間に、中間桁材4 を、その両端の掛止部8を夫々桁材2に引っ掛けた状態で載せ掛ければ、中間桁 材4の組付けも殆ど瞬時に終えることが出来る。 尚、桁材2には、この載せ掛け位置を示すマーク(図示略)が付されている。
【0018】 最後に、左右2枚の棚パネル3,3を、前後の桁材2,2の段差箇所2a,2 a間に落とし込んで受支持させれば、押入に組立式棚を組付ける作業は、支柱1 の取付作業を除いて、組立用のドライバーやスパナ等の工具類を一切使わずに、 極く短時間で完了する。
【0019】 居住者が、組立式棚の設置後に、棚パネル3の高さ位置を、例えば図3,図4 に示した様に任意に代えたい時には、組立時とは逆に、棚パネル3、中間桁材4 、桁材2の順に一旦取り外したうえ、前述の組立手順で、所望の高さ位置に簡単 ・迅速に付け変えることが出来る。 これ等の各部材はアルミ製で軽く、又、寸法精度も高いので、主婦や子供でも 容易に作業出来る。
【0020】 そして、必要に応じて、図4に示した様に、押入の間口方向の中間位置にも、 前後の支柱1,1を立設するとよい。 その場合には、この中間の支柱1には、左右両側面の夫々に係合孔6を設ける と共に、桁材2の長さ寸法を略半分にする。
【0021】 この様に構成すれば、桁材2と棚パネル3の数を増やすことによって、棚パネ ルの数と配置状態を、殆ど意のままに変えられるので、押入内の収納空間を最大 限に活用出来ると共に、押入の使い勝手がすこぶる良くなる。 例えば、押入の間口方向の一半側は、丈の高い物を収納する為に、棚パネル3 を無くすことも出来る。
【0022】 更に、棚パネル3には、図2に示した様に、多数の通気孔aを設けてあるし、 2枚続きの棚パネル3,3の両側端には、支柱1の厚み分の隙間bが生ずるので 、押入の中にこもっていたり、布団に含まれている湿気を天井裏に向けて散逸さ せ易くなり、布団等の蒸れを防ぐ効果が得られる。
【0023】 又、押出成形法で作られる支柱1には、図6に示した様に、化粧パネル5(断 熱・難燃パネル等も含む)を挿込式に組付ける為の、嵌込溝1aを設けてもよい 。 この様にすれば、押入の中を、素人でも簡単・迅速に、美しく内装することが 出来る。
【0024】 上記の構成に於いて、細部の構造は適宜に設計変更しても本考案の目的は達成 される。 例えば、支柱1及び桁材2に設ける係合部6及び係止部7は、図示の形態に限 られず、周知の様々な係脱式の連結構造を流用してもよい。 又、棚パネル3も、図示の形状に限られず、合成樹脂を素材として射出乃至鋳 込成形すれば、通気孔aを容易に設けられるし、形状のデザインも多様に変えら れる。支柱1、桁材2及び中間桁材4に就いても同様である。
【0025】
以上の説明によって明らかな様に、本考案による押入用の組立式棚は、以下に 列挙した如き、実用上の様々な優れた効果を奏する。 (a) 押入への組付・取外しを、極めて簡単・迅速に行える。 (b) 住宅の完成後でも、居住者自身が、必要に応じて、棚パネルの取付高 さ位置を自在に且つ容易に変えられる。 (c) 棚パネルに設けた多数の通気孔や、棚の組付けに伴って生じた隙間に よって、押入に湿気がこもり難くなり、布団等の蒸れも防げる。 (d) 布団以外の様々な生活用品も収納したい時には、棚パネルの数と配置 とを思いのままに変えられる。 (e) 押入の間口方向の中間箇所にも支柱を立設すれば、棚パネルの配置の 自由度を更に高められて、押入の使い勝手が格段に良くなる。 (f) 化粧パネルを取付ければ、殺風景な押入の中を、生活用品を収納する にふさわしい雰囲気に変えられる。
【図1】本考案の一実施例を示すもので、組立式棚の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】同上、組立式棚を組立てた状態の斜視図であ
る。
る。
【図3】同上、棚パネルをより低い位置に取付けた状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図4】同上、棚パネルをより高い位置に取付けた状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図5】同上、支柱への桁材の連結箇所を示した部分拡
大縦断面図である。
大縦断面図である。
【図6】同上、支柱への化粧パネルの組付構造を例示し
た部分斜視図である。
た部分斜視図である。
1 支柱 1a 嵌込溝 2 桁材 2a 段差箇所 3 棚パネル 4 中間桁材 5 化粧パネル 6 係合孔(係合部) 7 係止部 8 掛止部 a 通気孔 b 隙間
Claims (5)
- 【請求項1】 押入内の四隅等に立設する為の、上下に
所定間隔を隔てた複数箇所に係合部6を設けた複数本の
支柱1と、 その両端に、前記複数の係合部6のいずれかに係脱自在
に係止させる係止部7が設けられて、押入の間口方向に
対置した一組の前記支柱1,1間に着脱自在に跨設する
2本以上の桁材2と、 押入の前側と後側とに夫々跨設した前記桁材2,2間
に、着脱自在に架設する1枚以上の棚パネル3との組合
わせから成る押入用の組立式棚。 - 【請求項2】 前記棚パネル3には、上下に貫通する多
数の通気孔aを設けたことを特徴とする請求項1記載の
押入用の組立式棚。 - 【請求項3】 前後両側の前記桁材2,2の各中間箇所
間に着脱自在に跨設する、中間桁材4を付属させたこと
を特徴とする請求項1記載の押入用の組立式棚。 - 【請求項4】 前記支柱1,1間に張り渡す化粧パネル
5を付属させたことを特徴とする請求項1記載の押入用
の組立式棚。 - 【請求項5】 前記支柱1には、前記化粧パネル5の縁
端部を嵌め込ませる嵌込溝1aを設けたことを特徴とす
る請求項1又は4記載の押入用の組立式棚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006054U JP3056626U (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 押入用の組立式棚 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998006054U JP3056626U (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 押入用の組立式棚 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3056626U true JP3056626U (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=43190589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998006054U Expired - Lifetime JP3056626U (ja) | 1998-08-10 | 1998-08-10 | 押入用の組立式棚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3056626U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011150012A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Fujifilm Imagetec Co Ltd | 簡易型デジタルサイネージ |
-
1998
- 1998-08-10 JP JP1998006054U patent/JP3056626U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011150012A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Fujifilm Imagetec Co Ltd | 簡易型デジタルサイネージ |
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