JP3055825U - 健康アイマスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼部に宛がうだけで、眼の周囲の経穴を的確
に押圧して眼精疲労を簡単かつ効果的に解消することが
できる新規な健康アイマスクを提供すること。 【解決手段】 アルカリ金属元素を含有する天然鉱石盤
が不透光性帯片の接眼面に配設されて成る眼部被覆体で
あって、前記天然鉱石盤を着用時に両眼の周囲の経穴を
押圧可能に配置するという手段を採用した。 【効果】 両眼の周囲の血行が促進されて眼精疲労を簡
単かつ効果的に解消することができ、更にアイマスク本
来の機能である安眠効果も加わって、眼の疲労回復を一
層図ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、安眠促進用のアイマスク（eye mask）に眼の疲労回復機能を付加し た眼部被覆体、更に詳しくは、眼精疲労を簡単かつ効果的に除去することができ る新規な健康アイマスクに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

現代の仕事においては、コンピュータ等のディスプレーを長時間見つめながら 書類を作成したりディスプレー上の細かい文字を大量に読んで情報収集したりす る等といった眼を酷使する作業が増大しているため、眼が充血して眼精疲労を訴 える人が非常に多い。

【０００３】 そこで、眼精疲労を除去するために、一般的には目薬を注して対処している。 ところが、目薬は薬品であるがゆえに副作用があり、しかも点眼が頗る面倒であ る。

【０００４】 また、目薬を使用せずに、眼の周囲の経穴（つぼ）を自分の手で指圧して眼精 疲労を除去することもできるが、自分で指圧するのでは手が疲れて辛いし、却っ て肩が凝ってしまう。かといって、マッサージ師に指圧して貰うのも費用が掛か るし、また何時でも気軽に頼めるものでもない。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、眼精疲労を除去する従来の遣り方に上記の如き問題があったことに 鑑みて為されたものであり、眼部に宛がうだけで眼の周囲の経穴を的確に押圧し て眼精疲労を簡単かつ効果的に解消することができる新規な健康アイマスクを提 供することを技術的課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】 本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。

【０００７】 即ち、本考案は、アルカリ金属元素を含有する天然鉱石盤が不透光性帯片の接 眼面に配設されて成る眼部被覆体であって、前記天然鉱石盤を着用時に両眼の周 囲の経穴を押圧可能に配置するという手段を採用することによって、上記課題を 解決した点に特徴がある。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を添附図面に示す実施形態に基いて更に詳しく説明する。なお、 図１は本考案の実施形態であるアイマスクの斜視図、図２は本実施形態アイマス クに用いる天然鉱石盤を嵌着する状態を示した分解斜視図、図３は本実施形態ア イマスクに配設された天然鉱石盤と着用者の両眼との位置関係を示した平面説明 図、図４は本実施形態アイマスクの着用状態を示した使用説明図である。

【０００９】 図１において、符号１で指示するものは、本実施形態アイマスクを構成する不 透光性帯片であり、着用者の両眼を被覆可能な帯形状に作製してある。この不透 光性帯片１は、不透光性の深緑色の布地を用いて接眼部位が二重になるよう袋縫 いされている。前記帯片１を不透光性の布地で作製したことにより、アイマスク 本来の機能である安眠効果が得られる。そして、不透光性帯片１の接眼面11の所 要位置には円形の嵌合孔12・12・・・・が複数開設されており、図２に示すように、 これら各嵌合孔12に後述の天然鉱石盤を嵌込可能となっている。

【００１０】 図１において、符号２で指示するものは、上記不透光性帯片１の両端を止着し て着用するための止着部材である。本実施形態においては、この止着部材２は、 前記帯片１の一端に固定されたフック部21と他端に固定されたループ部22とから 成る面ファスナーで構成されている。これらフック部21とループ部22との接着位 置をずらして締付具合を変えることにより、後述の天然鉱石盤による着用者の顔 面への押圧力を適宜調節することができる。

【００１１】 符号３で指示するものは、上記不透光性帯片１の接眼面11に配設された天然鉱 石盤であり、略円盤状に形成してある。この天然鉱石盤３の周面には、図２に示 すようにリング溝31が刻設されており、このリング溝31にて前記帯片１の各嵌合 孔12に天然鉱石盤３を嵌着することができる。そして、天然鉱石盤３・３・・・・の 配設位置は、図３に示すように、アイマスク着用者の両眼の周囲の経穴（つぼ） 及びこめかみの経穴に当接するよう位置決めされており、本実施形態では７個の 天然鉱石盤３・３・・・・が左右対称に各々配設されている。なお、アルカリ金属元 素を含有する天然鉱石盤３の素材は、ＮａＡｌ（Ｓｉ₂ Ｏ₆ ）を主体とするヒス イ輝石であり、本実施形態においては中国の遼寧省で産出された硬玉を選りすぐ った岫玉（通称名）を採択している。

【００１２】 このように構成された本実施形態アイマスクを着用者の両眼全体に当てて着用 すると（図４参照）、アルカリ金属元素を含有する天然鉱石盤３・３・・・・による 磁気作用、遠赤外線放射作用、さらに各天然鉱石盤３にて両眼の周囲等の経穴に 加わる押圧力が相俟って、前記経穴が相乗的に刺激されて優れた眼精疲労除去効 果が得られるのである。より詳しくは、Ｎａ等のアルカリ金属元素はイオン化ポ テンシャルが小さくて電子が自由になり易いので、着用者の体温による熱が天然 鉱石盤３・３・・・・に加わると、天然鉱石盤３・３・・・・の内部に微小電流が生じ磁 場が発生して天然鉱石盤３・３・・・・が磁石と同様な磁気作用を呈することになる と同時に、体熱によって温められた前記各鉱石盤３が遠赤外線を放射して眼部の 血行を促進し、さらに天然鉱石盤３・３・・・・が着用者の両眼の周囲等の経穴を的 確に押圧して指圧効果を生ぜしめる。よって、本実施形態アイマスクは着用する だけで、両眼の周囲の血行が促進されて眼精疲労を簡単かつ効果的に解消するこ とが可能となる。さらに、眼を覆うアイマスクの本来の機能である安眠促進によ る睡眠効果も加わって、眼の疲労回復を一層図ることができる。

【００１３】 本考案の実施形態は概ね上記のとおりであるが、本考案は前述の実施形態に限 定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記載内において種 々の変更が可能であって、例えば、本実施形態の天然鉱石盤３の素材として、ア ルカリ金属元素を含有するエジル輝石やオンファス輝石等のアルカリ輝石を採用 することも可能であり、また、両眼の周囲やこめかみ以外に額や鼻筋の経穴に当 接するよう天然鉱石盤３・３・・・・を配置することも可能であり、これら何れの変 更態様も本考案の技術的範囲に属することは言うまでもない。

【００１４】

【考案の効果】

以上実施形態を挙げて説明したとおり、本考案にあっては、アルカリ金属元素 を含有する天然鉱石盤をアイマスクの接眼面に配設し、かつ、前記天然鉱石盤が 着用時に両眼の周囲等の経穴を押圧可能に配置したので、アイマスクを眼部に宛 がって着用するだけで、天然鉱石盤による磁気作用、遠赤外線放射作用、さらに 両眼の周囲等の経穴に加わる押圧力が相俟って、前記経穴が相乗的に刺激されて 両眼の周囲の血行が促進され、眼精疲労を簡単かつ効果的に解消することが可能 となる。さらに、アイマスクの本来の機能である安眠促進による睡眠効果も加わ って、眼の疲労回復を一層図ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施形態であるアイマスクの斜視図で
ある。

【図２】本実施形態アイマスクに用いる天然鉱石盤を嵌
着する状態を示した分解斜視図である。

【図３】本実施形態アイマスクに配設された天然鉱石盤
と着用者の両眼との位置関係を示した平面説明図であ
る。

【図４】本実施形態アイマスクの着用状態を示した使用
説明図である。

【符号の説明】

１ 不透光性帯片 11 接眼面 12 嵌合孔 ２ 止着部材 21 フック部 22 ループ部 ３ 天然鉱石盤 31 リング溝

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｎ 5/06 Ａ６１Ｎ 1/42 Ｌ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 アルカリ金属元素を含有する天然鉱石盤
   が不透光性帯片の接眼面に配設されて成る眼部被覆体で
   あって、前記天然鉱石盤が着用時に両眼の周囲の経穴を
   押圧可能に配置されていることを特徴とした健康アイマ
   スク。
2. 【請求項２】 天然鉱石盤として、ヒスイ輝石を使用し
   ている請求項１記載の、健康アイマスク。