JP3055682B1 - 小型熱源を装備したセ―タ―用アンダ―ホルダ― - Google Patents

小型熱源を装備したセ―タ―用アンダ―ホルダ―

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JP3055682B1
JP3055682B1 JP10375721A JP37572198A JP3055682B1 JP 3055682 B1 JP3055682 B1 JP 3055682B1 JP 10375721 A JP10375721 A JP 10375721A JP 37572198 A JP37572198 A JP 37572198A JP 3055682 B1 JP3055682 B1 JP 3055682B1
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sweater
heat source
small heat
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waist belt
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直之 中江
尚浩 野田
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株式会社デサント
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Abstract

【要約】 【目的】 小型暖房器をセーター下に着用するに際し
て、熱源の荷重を分散してセーターの型崩れを防止す
る。 【構成】 セーターaの下に着用可能な形態のアンダー
ホルダー本体1を構成する。後身頃2の裾位置に連続し
両端が前方に伸びて着用者の腰部に着脱保持可能にした
腰ベルト3を構成する。小型熱源24を腰ベルト3の背
中部に取り外し可能に装着する。アンダーホルダー本体
1の後身頃部2に小型熱源24より上側に位置して空気
流を拡散制御するための気流拡散パッド17,18を具
備する。後身頃2を離間した両布帛面4,5間を渡り糸
6で連結した構造の立体編み目構造の立体布帛7によっ
て縫製したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は暖房衣服の改良に係
り、殊に電源、ガス等の供給困難な場所及び使用形態で
の携帯用小型発熱器を熱源として使用するに際して、高
効率で衣服全体を短時間で暖房すると共に、セーター着
用時の使用に好適な小型熱源を装備したセーター用アン
ダーホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スポーツ観戦、冬山登山、釣りや屋外労
働などにおいて、殊に電源やガス等の供給困難な場所で
着用する衣服を暖房する手段として、従来より使用され
ている懐炉や石油系または固形燃焼物を徐々に燃焼させ
るもの、或は粉体を徐々に酸化させるようにした化学反
応型等の携帯用発熱体に変わって、小型触媒燃焼発熱器
を使用したものが、高カロリーの熱源となりその発熱量
を調整して温度を変えることができる等の利点から近年
では使用の拡大が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種のこの
種の小型触媒燃焼発熱器を使用する場合、高カロリーで
大きな暖房用熱量が得られるものの、装置の重量が大き
く衣服が引き吊れ、殊にセーター下に着用する場合はセ
ーターの一部が伸びてしまうなどの問題があり、着用感
が悪くなるといった欠点を有していた。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、小型触媒燃焼発熱器を熱源とする暖房器をセータ
ー下に着用するに際して、該熱源の荷重を分散して上か
ら着用するセーターの外観を損なうことがなく自然な着
用感を呈すると共に、該セーター内部の全体を均一に暖
房することができる小型熱源を装備したセーター用アン
ダーホルダーを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る小型熱源を
装備したセーター用アンダーホルダーは、セーターの下
に着用可能な形態のアンダーホルダー本体であり、後身
頃の裾位置に連続すると共に両端が前方に伸びて着用者
の腰部に着脱保持可能にした腰ベルトを構成し、小型熱
源を該腰ベルトの後身頃位置に取り外し可能に装着した
ことを要旨とするものである。
【0006】また、前記アンダーホルダー本体の後身頃
部に小型熱源より上側に位置して空気流を拡散制御する
ための気流拡散パッドを具備したことを要旨とするもの
である。更に前記後身頃が、離間した両布帛面間を亘り
糸で連結した構造をもつ立体編み目構造の立体布帛によ
って縫製したことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る小型熱源を装
備したセーター用アンダーホルダーの好ましい実施の形
態について図1乃至図4に従って説明する。符号1は、
着用者の上半身に被着しその上からセーターを着用可能
にしたアンダーホルダー本体であり、後身頃2の裾には
左右両方向に延びて着用者の腰部に着脱保持可能にした
小型触媒燃焼発熱器配置用の腰ベルト3を連続縫着して
なる。
【0008】上記後身頃2は、離間した両布帛面4,5
間を渡り糸6で連結した構造をもつ立体編み目構造の立
体布帛7によって後襟ぐり8の両側に肩ライン9,9を
有するような形態に縫製されており、面方向及び面と直
交する方向に充分な通気性を有している。また該立体布
帛7の内面には、上記後襟ぐり8の中央部から腰ベルト
3の両脇10,10に向かって幅が大きくなった布帛面
に多数の小孔を穿設してなる裏布11を縫着してなる。
【0009】上記後身頃2の肩ライン9,9部には、該
アンダーホルダー本体1の上に着装するセーターaの肩
ライン位置に装着した止着手段a1と着脱自在に取り付
けるようになるセーター止着フック12が取り付けられ
ている。
【0010】また上記腰ベルト3は、背中部13と両延
長部14,14を伸縮性を有する素材からなる伸縮帯部
15,15を解して連結すると共に、両延長部14,1
4はその端部に面状ファスナー16,16が設けられて
おり、着用者のウエスト前面位置で長さ調節可能に着脱
可能になる。
【0011】また符号17,17は、アンダーホルダー
本体1の後身頃2に位置してその外側面の両脇部に縫着
した気流拡散脇パッド、18は背中心に縫着した気流拡
散中央パッドであり、それぞれ中央から側方へ向かって
傾斜膨出した多数の拡散フィン19,19…、20,2
0…を配設した構造になっており、セーターaを重ね着
したときアンダーホルダー本体1との間に空気流通用の
傾斜した間隙が形成される。
【0012】符号21は、上記腰ベルト3の背中部13
下端に位置し、通気性を有するメッシュ材22を介して
折り上げ可能に縫着したカバー布であり、該カバー布2
1は後述する小型熱源24の触媒燃焼加熱部25を外側
から包み込むように折り上げ、該カバー布21の端部と
背中部13外面に取り付けた着脱フック23及び面ファ
スナー26によって着脱保持可能な構造となる。
【0013】符号24は上記腰ベルト3の背中部13に
固設した断熱パッドであり、該断熱パッド28の中央に
は、小型熱源24の触媒燃焼加熱部25が着脱可能に取
り付けられている。該小型熱源24は、燃料ガスと空気
を触媒存在下で酸化反応させて熱を発生させる触媒型発
熱器であり、該触媒燃焼加熱部25に供給する燃料用ガ
スタンク27は該腰ベルト3の一方の延長部14に対し
て着脱可能に取り付けられる。
【0013】また腰ベルト3の他方の延長部14には、
触媒燃焼加熱部25に供給する空気取り入れ口28が延
長開口し、止着されている。また符号30は小型熱源2
4を制御するための制御スイッチである。
【0014】上記セーターaの止着手段a1は、例え
ば、断面が折り返しに折り畳み自在になる肩ラインに沿
って縫着された部材であり、対向位置にホック雌雄部材
a2,a2を対向させた構造とすると共に、アンダーホ
ルダー本体1側のセーター止着フック12,12を、そ
れぞれ該ホック雌雄部材a2に挟持する構造として実施
することができる。
【0015】上記構成になる小型熱源を装備したセータ
ー用アンダーホルダーは、セーターaの止着手段a1に
アンダーホルダー本体1のセーター止着フック12を止
着した状態で着用するものである。アンダーホルダー本
体1を着て腰ベルト3を前端部で合わせ、面状ファスナ
ー16を閉じた状態で暖房用衣服として使用する。小型
熱源24の発熱部が発熱すると該発熱部と接触した空気
が加熱せしめられて暖気を形成する。
【0016】暖気は回りの空気より軽量になるため、ア
ンダーホルダー本体1とセーターaとの空間を肩まで上
昇し、この暖気によって一気に暖められ暖房効果を維持
する。このとき空気流拡散パッド17,18の拡散フィ
ン19,20…間の空気拡散通気路に沿って暖気が流動
する構造なるから、該暖気流はベスト本体1の身幅方向
に拡散し、全体に亙ってセーターaの内側が温かくな
る。
【0017】また、後身頃2が立体編み目構造をもった
立体布帛7によって構成されているため、暖気が該立体
布帛7の渡り糸6間を移動し、空気通路が強制的に確保
された状態になることから、セーターaの内側全体に亘
って暖気に包まれるようになる。更に、腰ベルト3に小
型熱源24の部材を配置しているため、腰部周囲に荷重
を分散することが可能となり、長時間の着用にも集中荷
重による不快感を解消することができる。
【0018】
【実施例】前記発明の実施の形態の説明では、アンダー
ホルダー本体1の構造が、後身頃2のみで構成したもの
について説明したが、これを図2に二点鎖線で示すよう
な肩紐31,31を設けた肩で着る構造とすることがで
きることはいうまでもない。
【0019】また、前記セーターaは、ナイロンタフタ
やポリエステルタフタなどの防風性を有する裏地を設け
た構造になる。この裏地構造により、セーター外への暖
気の放散を防止することができる。該防風性を有する裏
地は、裏地にアルミニウム、チタン、ステンレスなどの
蒸着やスパッタリング加工による金属膜を形成させ、輻
射によるセーター外への熱の放散を阻止する。
【0020】更に前記セーターaとアンダーホルダーの
肩口における止着構造について、釦やホックの他、面状
ファスナーやマグネットによる着脱構造を実施すること
ができることはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る小型熱
源を装備したセーター用アンダーホルダーは、熱源をア
ンダーホルダー本体に設けた構造にしたことによって、
セーターと組み合わせて着用し暖房衣服として使用する
ものであり、セーターの型崩れを解消することができる
優れた利点を有する。
【0022】また腰ベルトに小型熱源の部材を分散配置
しているため、腰部周囲に荷重を分散することが可能と
なり、快適に長時間着用することができる等の特徴を有
するものであり、本発明の実施後の効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る小型熱源を装備したセーター用ア
ンダーホルダーの好ましい実施の形態を示す一部切欠し
た斜視図である。
【図2】同背中側からみた正面図である。
【図3】同セーター止着フックとセーターとの関係を示
す要部斜視図である。
【図4】動後身頃要部を拡大した斜視図である。
【符号の説明】
1 アンダーホルダー本体 2 後身頃 3 腰ベルト 7 立体布帛 8 後襟ぐり 9 肩ライン 11 裏布 12 セーター止着フック 13 背中部 14 延長部 15 伸縮帯部 17 気流拡散脇パッド 18 気流拡散中央パッド 19,20 拡散フィン 21 カバー布 22 メッシュ材 24 小型熱源 25 触媒燃焼加熱部 28 断熱パッド 27 燃料用ガスタンク 28 空気取り入れ口 30 制御スイッチ 31 肩紐 a セーター a1 止着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−126423(JP,A) 実開 昭48−60708(JP,U) 登録実用新案3005930(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A41D 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セーターの下に着用可能な形態のアンダ
    ーホルダー本体であり、後身頃の裾位置に連続すると共
    に両端が前方に伸びて着用者の腰部に着脱保持可能にし
    た腰ベルトを構成し、該腰ベルトの後身頃位置に対して
    取り外し可能に装着した小型熱源を装備すると共に、前
    記アンダーホルダー本体の後身頃部に小型熱源より上側
    に位置して空気流を拡散制御するための気流拡散パッド
    を具備したことを特徴とする小型熱源を装備したセータ
    ー用アンダーホルダー。
  2. 【請求項2】 前記後身頃が、離間した両布帛面間を渡
    り糸で連結した構造をもつ立体編み目構造の立体布帛に
    よって縫製したことを特徴とする請求項1記載の小型熱
    源を装備したセーター用アンダーホルダー。
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JP5356352B2 (ja) * 2010-10-01 2013-12-04 株式会社二子商事 プロテクター用パット部材

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