JP3055153B2 - 可変レートビデオ符号化制御方式 - Google Patents
可変レートビデオ符号化制御方式Info
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- JP3055153B2 JP3055153B2 JP19050490A JP19050490A JP3055153B2 JP 3055153 B2 JP3055153 B2 JP 3055153B2 JP 19050490 A JP19050490 A JP 19050490A JP 19050490 A JP19050490 A JP 19050490A JP 3055153 B2 JP3055153 B2 JP 3055153B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、テレビ会議、テレビ電話、テレビ放送等、
動画像を符号化レートの制約なしに効率的に伝送する可
変ルートビデオ符号化に関する。
動画像を符号化レートの制約なしに効率的に伝送する可
変ルートビデオ符号化に関する。
(従来の技術) 従来の固定レートのネットワークを用いた動画像符号
化伝送方式においては、画像の複雑さ、動きにより符号
化器の出力が大きく変化するため、符号化出力を一定速
度とするために出力平滑化バッファ等を用いたアンダー
フロー/オーバーフロー対策が必須であった。
化伝送方式においては、画像の複雑さ、動きにより符号
化器の出力が大きく変化するため、符号化出力を一定速
度とするために出力平滑化バッファ等を用いたアンダー
フロー/オーバーフロー対策が必須であった。
しかし、アンダーフロー対策として行う情報を持たな
いスタッフビットの挿入は符号化伝送効率を低下させ、
また、オーバーフロー対策としての非符号化(駒落し)
は、画質、被写体の動きの円滑性を損なうものであり、
いずれも効率的かつ高画質の符号化および伝送の妨げと
なっていた。
いスタッフビットの挿入は符号化伝送効率を低下させ、
また、オーバーフロー対策としての非符号化(駒落し)
は、画質、被写体の動きの円滑性を損なうものであり、
いずれも効率的かつ高画質の符号化および伝送の妨げと
なっていた。
こうした欠点を解決するものとして、可変レートネッ
トワーク(ATM網)を用いたビデオ符号化方式(パケッ
トビデオ)が注目されているが、同方式における画質や
レートの制御はいまだ確立されていない。
トワーク(ATM網)を用いたビデオ符号化方式(パケッ
トビデオ)が注目されているが、同方式における画質や
レートの制御はいまだ確立されていない。
(発明が解決しようとする課題) 可変レートビデオ符号化はネットワークのレート可変
な特徴を生かし、必要とする画像の性質に合わせて安定
した画質の符号化が可能となる。
な特徴を生かし、必要とする画像の性質に合わせて安定
した画質の符号化が可能となる。
しかし、画質に基づくサービスクラスの設定に当たっ
て、これをSN比等の画質評価基準で制御することは、処
理の複雑化に伴い、大規模で処理時間がかかる等の難点
がありリアルタイム処理では無理である。このため簡略
効果的な手段が望まれている。
て、これをSN比等の画質評価基準で制御することは、処
理の複雑化に伴い、大規模で処理時間がかかる等の難点
がありリアルタイム処理では無理である。このため簡略
効果的な手段が望まれている。
上述に鑑み本発明は、画像フレームの平均符号化情報
量を制御することにより、安定した画質の供給、および
それに対応したサービスクラスの設定を可能とすること
を目的とする。
量を制御することにより、安定した画質の供給、および
それに対応したサービスクラスの設定を可能とすること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、前符号化フレーム情報量(In-1)を
符号化手段から受信し、次に符号化しようとする量子化
ステップサイズ(Qn)を量子化手段へ送信する量子化ス
テップサイズ決定手段を有する可変レートビデオ符号化
制御方式において、量子化ステップサイズ決定手段は、
前符号化フレームの量子化ステップサイズ(Qn-1)と量
子化ステップサイズの増分値(ΔQ)との和から、次に
符号化しようとする量子化ステップサイズ(Qn)を導き
出すものであり、量子化ステップサイズの増分値(Δ
Q)は、n−1フレーム数分の過去の平均符号化情報量
(Iv)と平均目標符号化情報量(Io)との差を、次のN
フレーム数分で補償して、n−1+Nフレームの平均符
号化情報量が平均目標符号化情報量(Io)に近づくよう
に決定されるものである。
符号化手段から受信し、次に符号化しようとする量子化
ステップサイズ(Qn)を量子化手段へ送信する量子化ス
テップサイズ決定手段を有する可変レートビデオ符号化
制御方式において、量子化ステップサイズ決定手段は、
前符号化フレームの量子化ステップサイズ(Qn-1)と量
子化ステップサイズの増分値(ΔQ)との和から、次に
符号化しようとする量子化ステップサイズ(Qn)を導き
出すものであり、量子化ステップサイズの増分値(Δ
Q)は、n−1フレーム数分の過去の平均符号化情報量
(Iv)と平均目標符号化情報量(Io)との差を、次のN
フレーム数分で補償して、n−1+Nフレームの平均符
号化情報量が平均目標符号化情報量(Io)に近づくよう
に決定されるものである。
また、本発明の他の実施形態によれば、量子化ステッ
プサイズの増分値(ΔQ)は、平均目標符号化情報量
(Io)によるn−1+Nフレーム数分の全情報量と、過
去の平均符号化情報量(Iv)によるn−1フレーム数分
の全情報量との差分をNフレームで割ることにより、N
フレーム数分の次の目標符号化情報量(If)を導き出
し、前符号化フレーム情報量(In-1)と平均目標符号化
情報量(Io)との差分と、平均目標符号化情報量(Io)
と次の目標符号化情報量(If)との差分とを加えて求め
られることも好ましい。
プサイズの増分値(ΔQ)は、平均目標符号化情報量
(Io)によるn−1+Nフレーム数分の全情報量と、過
去の平均符号化情報量(Iv)によるn−1フレーム数分
の全情報量との差分をNフレームで割ることにより、N
フレーム数分の次の目標符号化情報量(If)を導き出
し、前符号化フレーム情報量(In-1)と平均目標符号化
情報量(Io)との差分と、平均目標符号化情報量(Io)
と次の目標符号化情報量(If)との差分とを加えて求め
られることも好ましい。
更に、本発明の他の実施態様によれば、量子化ステッ
プサイズの増分値(ΔQ)は、平均目標符号化情報量
(Io)によるn−1+Nフレーム数分の全情報量と、過
去の平均符号化情報量(Iv)によるn−1フレーム数分
の全情報量との差分をNフレームで割ることにより、N
フレーム数分の次の目標符号化情報量(If)を導き出
し、前符号化フレーム情報量(In-1)と次の目標符号化
情報量(If)の補正値(Ifc)との差分から求められる
ことも好ましい。
プサイズの増分値(ΔQ)は、平均目標符号化情報量
(Io)によるn−1+Nフレーム数分の全情報量と、過
去の平均符号化情報量(Iv)によるn−1フレーム数分
の全情報量との差分をNフレームで割ることにより、N
フレーム数分の次の目標符号化情報量(If)を導き出
し、前符号化フレーム情報量(In-1)と次の目標符号化
情報量(If)の補正値(Ifc)との差分から求められる
ことも好ましい。
(発明の構成) 第3図は本発明を適用した可変レートビデオ符号化装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
符号化制御部31は、符号化情報量監視部34より前符号
化フレーム情報量In-1を受け、それに基づいて算出した
新たな量子化ステップサイズ信号Qnを量子化器33に対し
て出力することで量子化器の符号化出力量を平均目標符
号化情報量Ioに収束するように制御する。
化フレーム情報量In-1を受け、それに基づいて算出した
新たな量子化ステップサイズ信号Qnを量子化器33に対し
て出力することで量子化器の符号化出力量を平均目標符
号化情報量Ioに収束するように制御する。
なお、符号化演算部32に対しての符号化/非符号化信
号は設定フレームレートに応じて符号化フレームを決定
したり、本方式を用いてもなおハードウェアの制約等で
符号化出力量がオーバーフローするときに備え、駒落と
しを行なう(非符号化)手段である。
号は設定フレームレートに応じて符号化フレームを決定
したり、本方式を用いてもなおハードウェアの制約等で
符号化出力量がオーバーフローするときに備え、駒落と
しを行なう(非符号化)手段である。
第2図に第3図の符号化制御部31のブロック図を示
す。
す。
所要とする画質を得るため予め最適化されたパラメー
タなどを蓄えるパラメータ設定部21と、符号化情報量監
視部34より前符号化フレームの符号化情報量In-1を受
け、それを積算することにより平均符号化情報量Ivを計
算および累積フレーム数n−1をカウントする積算部22
と、前符号化フレームの符号化情報量信号In-1、平均符
号化情報量Iv、及びパラメータ設定部21で決まる目標符
号化情報量Io又は目標フレームレートFo等のパラメータ
などから次フレームの符号化/非符号化を決定する符号
化/非符号化決定部23と、前符号化フレームの符号化情
報量In-1と、平均符号化情報量Iv、累積フレーム数n−
1、及びパラメータ設定部15で設定した制御係数等のパ
ラメータから、次符号化フレームの演算係数を量子化し
情報量を削減するための量子化ステップサイズを選択す
る量子化ステップサイズ決定部24で構成される。
タなどを蓄えるパラメータ設定部21と、符号化情報量監
視部34より前符号化フレームの符号化情報量In-1を受
け、それを積算することにより平均符号化情報量Ivを計
算および累積フレーム数n−1をカウントする積算部22
と、前符号化フレームの符号化情報量信号In-1、平均符
号化情報量Iv、及びパラメータ設定部21で決まる目標符
号化情報量Io又は目標フレームレートFo等のパラメータ
などから次フレームの符号化/非符号化を決定する符号
化/非符号化決定部23と、前符号化フレームの符号化情
報量In-1と、平均符号化情報量Iv、累積フレーム数n−
1、及びパラメータ設定部15で設定した制御係数等のパ
ラメータから、次符号化フレームの演算係数を量子化し
情報量を削減するための量子化ステップサイズを選択す
る量子化ステップサイズ決定部24で構成される。
第1図(a)には第2図で示した符号化制御部31中の
量子化ステップサイズ決定部24のブロック図を示す。量
子化ステップサイズ決定部24は、積算部11から累積フレ
ーム数n−1、平均符号化情報量Iv、符号化情報量監視
部24より前符号化フレーム情報量信号In-1、パラメータ
設定部21から平均目標符号化情報量Io、収束符号化フレ
ーム数N、補正係数kを受け、次符号化フレームの目標
情報量If(Ifc)を計算する次符号化フレーム目標情報
量演算部13と、符号化情報量監視部34から前符号化フレ
ーム情報量In-1、次符号化フレーム目標情報量演算部13
から次符号化フレームの目標情報量If(Ifc)、パラメ
ータ設定部15から平均目標符号化情報量Io、感度定数a,
bを受け、量子化ステップサイズ増分値(ΔQ)を計算
する量子化ステップサイズ増分値決定部14と、量子化ス
テップサイズ増分値決定部14から量子化ステップサイズ
増分値信号(ΔQ)と、量子化ステップサイズ信号の1
符号化フレーム分遅延部16を通して前符号化フレームの
量子化ステップサイズQn-1を受け、次符号化フレームの
量子化ステップサイズQnを計算決定・出力する部で構成
される。なお、次符号化フレーム目標情報量演算部13の
機能補足説明をすると、第1図(b)に示すように、過
去n−1フレーム分の平均符号化情報量Ivを次の数フレ
ーム(Nフレーム)分で補償し、n−1+Nフレームで
の平均符号化情報量が目標値Ioに近づくようにする。
量子化ステップサイズ決定部24のブロック図を示す。量
子化ステップサイズ決定部24は、積算部11から累積フレ
ーム数n−1、平均符号化情報量Iv、符号化情報量監視
部24より前符号化フレーム情報量信号In-1、パラメータ
設定部21から平均目標符号化情報量Io、収束符号化フレ
ーム数N、補正係数kを受け、次符号化フレームの目標
情報量If(Ifc)を計算する次符号化フレーム目標情報
量演算部13と、符号化情報量監視部34から前符号化フレ
ーム情報量In-1、次符号化フレーム目標情報量演算部13
から次符号化フレームの目標情報量If(Ifc)、パラメ
ータ設定部15から平均目標符号化情報量Io、感度定数a,
bを受け、量子化ステップサイズ増分値(ΔQ)を計算
する量子化ステップサイズ増分値決定部14と、量子化ス
テップサイズ増分値決定部14から量子化ステップサイズ
増分値信号(ΔQ)と、量子化ステップサイズ信号の1
符号化フレーム分遅延部16を通して前符号化フレームの
量子化ステップサイズQn-1を受け、次符号化フレームの
量子化ステップサイズQnを計算決定・出力する部で構成
される。なお、次符号化フレーム目標情報量演算部13の
機能補足説明をすると、第1図(b)に示すように、過
去n−1フレーム分の平均符号化情報量Ivを次の数フレ
ーム(Nフレーム)分で補償し、n−1+Nフレームで
の平均符号化情報量が目標値Ioに近づくようにする。
(実施例1) 符号化/非符号化決定部23では、前符号化フレームの
符号化情報量In-1、積算部22で計算される平均符号化情
報量Iv、及び設定パラメータである目標フレーム情報量
IOの値より次フレームの符号化/非符号化を決定する。
すなわち、フレームの駒落とし処理を行なうか否かの決
定および指示を行なう。
符号化情報量In-1、積算部22で計算される平均符号化情
報量Iv、及び設定パラメータである目標フレーム情報量
IOの値より次フレームの符号化/非符号化を決定する。
すなわち、フレームの駒落とし処理を行なうか否かの決
定および指示を行なう。
画像中の動きの円滑性を保持するため、フレームレー
トFoは平均目標符号化情報量IOに応じた値で一定とす
る。これは、画像の性質により短期的に符号化情報量が
大きく変化するフレームレート設定方法であるが、可変
レートビデオ符号化方式においては、符号化情報量の制
約が原則的にないため、設定可能となる。但し、入出力
部などハードウェア上の制約から許容される最大符号化
情報量がある場合には、前符号化フレームの符号化情報
量In-1または平均符号化情報量Ivの値が閾値を越えた場
合に強制的に次フレームを非符号化とする。
トFoは平均目標符号化情報量IOに応じた値で一定とす
る。これは、画像の性質により短期的に符号化情報量が
大きく変化するフレームレート設定方法であるが、可変
レートビデオ符号化方式においては、符号化情報量の制
約が原則的にないため、設定可能となる。但し、入出力
部などハードウェア上の制約から許容される最大符号化
情報量がある場合には、前符号化フレームの符号化情報
量In-1または平均符号化情報量Ivの値が閾値を越えた場
合に強制的に次フレームを非符号化とする。
Qiを第i符号化フレームの量子化ステップサイズ、Δ
Qを量子化ステップサイズの増分値、Ioをフレームあた
りの目標符号化情報量、Iiを第iフレームの符号化情報
量、前符号化フレームのフレーム位置をn−1、Nを収
束符号化フレーム数(Nフレーム内に収束させるとし
て)、Ifを次符号化フレームの目標符号化情報量(n−
1+Nフレームの平均符号化情報量をIoとするための目
標符号化情報量)、Ivをn−1フレーム分の平均符号化
情報量、a1,b1を感度定数としたとき、 If ={Io(n−1+N)−Iv(n−1)}/N ΔQ=a1(In-1−Io)+b1(Io−If) Qn =Qn-1+ΔQ により、次符号化フレームの量子化ステップサイズを決
定する。
Qを量子化ステップサイズの増分値、Ioをフレームあた
りの目標符号化情報量、Iiを第iフレームの符号化情報
量、前符号化フレームのフレーム位置をn−1、Nを収
束符号化フレーム数(Nフレーム内に収束させるとし
て)、Ifを次符号化フレームの目標符号化情報量(n−
1+Nフレームの平均符号化情報量をIoとするための目
標符号化情報量)、Ivをn−1フレーム分の平均符号化
情報量、a1,b1を感度定数としたとき、 If ={Io(n−1+N)−Iv(n−1)}/N ΔQ=a1(In-1−Io)+b1(Io−If) Qn =Qn-1+ΔQ により、次符号化フレームの量子化ステップサイズを決
定する。
(実施例2) 符号化/非符号化決定部13では実施例1と同様フレー
ムフレーム一定とし、前符号化フレームの符号化情報量
または平均符号化レートが許容範囲を逸脱し閾値を越え
た場合には、次フレームを非符号化とする。
ムフレーム一定とし、前符号化フレームの符号化情報量
または平均符号化レートが許容範囲を逸脱し閾値を越え
た場合には、次フレームを非符号化とする。
Qiを第i符号化フレームの量子化ステップサイズ、Δ
Qを量子化ステップサイズの増分値、Ioをフレームあた
りの目標符号化情報量、Iiを第iフレームの符号化情報
量、前符号化フレーム位置をn−1、Nを収束符号化フ
レーム数(Nフレーム内に収束させるとして)、Ifを次
符号化フレームの目標符号化情報量(n−1+N)フレ
ームの平均符号化情報量をIoとするための目標符号化情
報量)、Ivをn−1フレーム分の平均符号化情報量、I
fcをIfの補正値(平均符号化レートIvをIoに収束させる
ための補正値)、a2を感度定数としたとき、 If ={Io(n−1+N)−Iv(n−1)}/N Ifc =k・Io+(1−k)・If(但し、K<0) ΔQ=a2(In-1−Ifc) Qn =Qn-1+ΔQ により、次符号化フレームの量子化ステップサイズを決
定する。
Qを量子化ステップサイズの増分値、Ioをフレームあた
りの目標符号化情報量、Iiを第iフレームの符号化情報
量、前符号化フレーム位置をn−1、Nを収束符号化フ
レーム数(Nフレーム内に収束させるとして)、Ifを次
符号化フレームの目標符号化情報量(n−1+N)フレ
ームの平均符号化情報量をIoとするための目標符号化情
報量)、Ivをn−1フレーム分の平均符号化情報量、I
fcをIfの補正値(平均符号化レートIvをIoに収束させる
ための補正値)、a2を感度定数としたとき、 If ={Io(n−1+N)−Iv(n−1)}/N Ifc =k・Io+(1−k)・If(但し、K<0) ΔQ=a2(In-1−Ifc) Qn =Qn-1+ΔQ により、次符号化フレームの量子化ステップサイズを決
定する。
(発明の効果) 実施例1において、実際にCCITT標準化作業に用いら
れたテスト動画像SALESMANを目標符号化レート312kbit/
s、フレームレート15Hzで符号化した192フレーム分で、
上述のアルゴリズムを用いた本発明を適用してみた結
果、平均符号化レート307.08kbit/sと目標値に近く、し
かもSN比の変動が大変少ない制御が可能であることが分
かった。
れたテスト動画像SALESMANを目標符号化レート312kbit/
s、フレームレート15Hzで符号化した192フレーム分で、
上述のアルゴリズムを用いた本発明を適用してみた結
果、平均符号化レート307.08kbit/sと目標値に近く、し
かもSN比の変動が大変少ない制御が可能であることが分
かった。
実施例2においては、実際にCCITT標準化作業に用い
られたテスト動画像SALESMANを目標符号化レート312kbi
t/s、フレームレート15Hzで符号化した192フレーム分
で、上述のアルゴリズムを用いた本発明を適用してみた
結果、平均符号化レート309.65kbit/sと目標値に近く、
しかも画像の変化に対して反応の速い制御が可能である
ことが分かった。
られたテスト動画像SALESMANを目標符号化レート312kbi
t/s、フレームレート15Hzで符号化した192フレーム分
で、上述のアルゴリズムを用いた本発明を適用してみた
結果、平均符号化レート309.65kbit/sと目標値に近く、
しかも画像の変化に対して反応の速い制御が可能である
ことが分かった。
最後に、可変レートビデオ符号化方式においては、本
発明を用いて量子化ステップサイズを適応的に選択する
ことにより、可変レートの特徴を生かし短期的な符号化
ノートの変動を許容し、画質の安定性を保持しながら、
平均の符号化レートを目標値に近づけることができる。
このことは画質に基づくサービスクラスの設定を可能に
出来ることであり、従来にはない制御が可能になるとい
うことである。
発明を用いて量子化ステップサイズを適応的に選択する
ことにより、可変レートの特徴を生かし短期的な符号化
ノートの変動を許容し、画質の安定性を保持しながら、
平均の符号化レートを目標値に近づけることができる。
このことは画質に基づくサービスクラスの設定を可能に
出来ることであり、従来にはない制御が可能になるとい
うことである。
第1図(a)は、本発明中の量子化ステップサイズ決定
部24のブロック図を示す。 第1図(b)は、符号化情報量の推移と本発明の実施例
中で用いる制御パラメータとの関係を示す。 第2図は、符号化制御部31の構成を示す。 第3図は、本発明を含む可変レートビデオ符号化方式の
符号化装置のブロック図を示す。 22……積算部 34……符号化情報量監視部 13……次符号化フレーム目標情報量演算部 14……量子化ステップサイズ増分値決定部 21……パラメータ設定部 16……量子化ステップサイズ信号1符号化フレーム分遅
延部 33……量子化器 23……符号化/非符号化決定部 24……量子化ステップサイズ決定部 32……符号化演算部 31……符号化制御部
部24のブロック図を示す。 第1図(b)は、符号化情報量の推移と本発明の実施例
中で用いる制御パラメータとの関係を示す。 第2図は、符号化制御部31の構成を示す。 第3図は、本発明を含む可変レートビデオ符号化方式の
符号化装置のブロック図を示す。 22……積算部 34……符号化情報量監視部 13……次符号化フレーム目標情報量演算部 14……量子化ステップサイズ増分値決定部 21……パラメータ設定部 16……量子化ステップサイズ信号1符号化フレーム分遅
延部 33……量子化器 23……符号化/非符号化決定部 24……量子化ステップサイズ決定部 32……符号化演算部 31……符号化制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24
Claims (3)
- 【請求項1】前符号化フレーム情報量(In-1)を符号化
手段から受信し、次に符号化しようとする量子化ステッ
プサイズ(Qn)を量子化手段へ送信する量子化ステップ
サイズ決定手段を有する可変レートビデオ符号化制御方
式において、 前記量子化ステップサイズ決定手段は、前符号化フレー
ムの量子化ステップサイズ(Qn-1)と量子化ステップサ
イズの増分値(ΔQ)との和から、次に符号化しようと
する量子化ステップサイズ(Qn)を導き出すものであ
り、 前記量子化ステップサイズの増分値(ΔQ)は、n−1
フレーム数分の過去の平均符号化情報量(Iv)と平均目
標符号化情報量(Io)との差を、次のNフレーム数分で
補償して、n−1+Nフレームの平均符号化情報量が平
均目標符号化情報量(Io)に近づくように決定されるこ
とを特徴とする可変レートビデオ符号化制御方式。 - 【請求項2】前記量子化ステップサイズの増分値(Δ
Q)は、 平均目標符号化情報量(Io)によるn−1+Nフレーム
数分の全情報量と、過去の平均符号化情報量(Iv)によ
るn−1フレーム数分の全情報量と差分をNフレームで
割ることにより、Nフレームの数分の次の目標符号化情
報量(If)を導き出し、 前符号化フレーム情報量(In-1)と平均目標符号化情報
量(Io)との差分と、平均目標符号化情報量(Io)と次
の目標符号化情報量(If)との差分とを加えて求められ
ることを特徴とする請求項1に記載の符号化制御方式。 - 【請求項3】前記量子化ステップサイズの増分値(Δ
Q)は、 平均目標符号化情報量(Io)によるn−1+Nフレーム
数分の全情報量と、過去の平均符号化情報量(Iv)によ
るn−1フレーム数分の全情報量との差分をNフレーム
で割ることにより、Nフレーム数分の次の目標符号化情
報量(If)を導き出し、 前符号化フレーム情報量(In-1)と次の目標符号化情報
量(If)の補正値(Ifc)との差分から求められること
を特徴とする請求項1に記載の符号化制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19050490A JP3055153B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 可変レートビデオ符号化制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19050490A JP3055153B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 可変レートビデオ符号化制御方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0479587A JPH0479587A (ja) | 1992-03-12 |
JP3055153B2 true JP3055153B2 (ja) | 2000-06-26 |
Family
ID=16259193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19050490A Expired - Lifetime JP3055153B2 (ja) | 1990-07-20 | 1990-07-20 | 可変レートビデオ符号化制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3055153B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3889013B2 (ja) * | 2004-05-24 | 2007-03-07 | 三菱電機株式会社 | 動画像符号化装置及び動画像符号化方法 |
BRPI0518821B8 (pt) | 2004-12-02 | 2019-08-27 | Interdigital Madison Patent Holdings | determinação de parâmetro de quantizador para controle de taxa em codificador de vídeo |
US8634458B2 (en) | 2005-02-23 | 2014-01-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus |
WO2008007436A1 (en) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Panasonic Corporation | Image coding controller and image coding control method |
CN110832856A (zh) | 2017-11-30 | 2020-02-21 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 用于减小视频编码波动的系统及方法 |
WO2019104635A1 (en) * | 2017-11-30 | 2019-06-06 | SZ DJI Technology Co., Ltd. | System and method for controlling video coding at frame level |
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