JP3055126U - 保温用スプレー容器 - Google Patents

保温用スプレー容器

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JP3055126U
JP3055126U JP1998004920U JP492098U JP3055126U JP 3055126 U JP3055126 U JP 3055126U JP 1998004920 U JP1998004920 U JP 1998004920U JP 492098 U JP492098 U JP 492098U JP 3055126 U JP3055126 U JP 3055126U
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JP
Japan
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container body
container
suction pipe
liquid
spray
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JP1998004920U
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English (en)
Inventor
勇司 吉沢
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勇司 吉沢
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】液体を入れる容器本体1と、この容器本体
1内の液体をポンプ装置3を介して吸引する吸引用パイ
プ2と、この吸引用パイプ2から送出される液体を噴射
するノズル4とを設ける。容器本体1の底部1A及び側
壁1Bを、真空層Qを有する二重構造に形成する。容器
本体1は、ステンレス又は硝子で形成する。前記吸引用
パイプ2を挿通する挿通孔5Aを有し、容器本体1の開
口部に着脱自在に嵌入する断熱性のパッキン5を設け
る。 【効果】スプレー容器を使用して保温が可能になり、美
容院や理容院等で使用する外、アイロンがけや園芸、調
理などにも幅広く利用することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に美容院や理容院等で使用する保温用スプレー容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
美容院や理容院等で使用する加温装置として、実開昭55-4719 号に記載の化粧 剤の加温装置や、実開昭61-1127045号に記載の整髪用スプレー装置等がある。前 者の加温装置は、化粧剤を入れた容器を載置する板体の凹部に発熱体を設け、こ の発熱体で容器ごと化粧剤を加温するものである。また、後者の整髪用スプレー 装置は、薬液ボトルに取り付けるスプレーノズルに、加温したエアーを圧送する 機構を設けたスプレー装置が記載されている。
【0003】 一方、美容院や理容院等では、整髪に際して髪を霧吹きで湿らせる作業がある 。この作業は、主に櫛の通りを良くするために行なうもので、薬液の変わりに水 を吹き付けることが多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、寒い時期に水を吹き付けると、客に不快感を与えることから、この 霧吹きの水を湯に変えて吹き付けている。しかしながら、ポットなどからスプレ ー容器に移し変えた湯は、すぐに冷めてしまうので、霧吹き作業のたびに、湯を 入れ替える必要があり、多くの手間がかかっていた。
【0005】 また、従来の薬液の加温装置では、発熱体を設けた加温装置や、加温したエア ーを圧送するスプレー装置が必要になるため、多くの設置場所を必要とする外、 設備費用がかさむので、手軽に使用するには不向きな装置であった。
【0006】 そこで、本考案は上述の課題を解消すべく案出されたもので、スプレー容器を 使用して保温が可能になる保温用スプレー容器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成すべく本考案の第1の手段は、液体を入れる容器本体1と、 この容器本体1内の液体をポンプ装置3を介して吸引する吸引用パイプ2と、こ の吸引用パイプ2から送出される液体を噴射するノズル4とを備えたスプレー容 器において、容器本体1の底部1A及び側壁1Bを、真空層Qを有する二重構造 に形成したことにある。
【0008】 また、第2の手段は、前記吸引用パイプ2を挿通する挿通孔5Aを有し、容器 本体1の開口部1Cに着脱自在に嵌入する断熱性のパッキン5を設けたことにあ る。
【0009】 更に、第3の手段の容器本体1の材質は、ステンレス又は硝子で形成すること を課題解消のための手段とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を説明する。
【0011】 本考案スプレー容器は、容器本体1と、この容器本体1内の液体をポンプ装置 3を介して吸引する吸引用パイプ2と、この吸引用パイプ2から送出される液体 を噴射するノズル4とを備えている(図1参照)。図示例のポンプ装置3は、操 作レバー3Aを握るたびに、ノズル4から噴射するタイプのポンプ装置3を示し ているが、このポンプ装置3は、従来から使用されている他のポンプ装置、例え ば予め圧力をかけてから使用するポンプ装置に変更することが可能である。
【0012】 そして、容器本体1の底部1A及び側壁1Bを、真空層Qを有する二重構造に 形成する。図示例では、内容器Pと外容器Rとの間に真空層Qを設けている。
【0013】 容器本体1の材質は、真空層Qを有する二重構造に適した材質であれば、どの ような材質を使用してもよいが、特に、二重構造に適した材質として、ステンレ ス材を使用した容器本体1(図1参照)や、硝子材を使用した容器本体1(図2 参照)を選択するのが好ましい。
【0014】 符号5は、容器本体1の開口部に嵌入するパッキンである。このパッキン5は 、発泡スチロールやコルク等の断熱材で形成され、吸引用パイプ2を挿通する挿 通孔5Aを開穿している。そして、容器本体1の着脱と共に容器本体1の開口部 に着脱自在に嵌合するものである。
【0015】 図1に示す容器本体1は、ステンレス材を使用した容器本体1を示し、容器本 体1の開口部1Cに、連結用ネジ部1Dを直接設けた実施例を示している。また 、この実施例では、容器本体1の底部1Aや側壁1Bと共に、開口部1Cを二重 構造に形成しているが、この開口部1Cを二重構造にしなくてもよい。
【0016】 図2に示す容器本体1は、硝子材を使用した容器本体1を示し、容器本体1の 外容器Rの外側に、容器本体1を保護するプラスチック等のカバー6を設けてい る。このカバー6は、外容器Rの表面に直接設ける外、他の緩衝材等を介して設 けてもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【0018】 すなわち、請求項1、請求項3に記載の容器本体1を使用して液体を保温する ことが可能になった。この結果、容器本体1内に入れた湯などを長時間使用でき るので、従来のごとく、霧吹き作業のたびに、湯を入れ替える必要がなくなった 。更に、この容器本体1に、暖めた薬液等を保存することもできる。
【0019】 また、容器本体1使用の保温は、低温でも高温でも保温可能であるから、美容 院や理容院等で使用する外、アイロンがけや園芸、調理などに幅広く利用するこ とができる。
【0020】 更に請求項2に記載のパッキン5によって、容器本体1の開口部1Cからの放 熱を防止するので、スプレー容器内の保温効果を更に高めるものである。
【0021】 このように、本考案によるとスプレー容器を使用して保温が可能になり、美容 院や理容院等で使用する外、アイロンがけや園芸、調理などにも幅広く利用する ことができるなどといった有益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す一部切欠正面図。
【図2】本考案の他の実施例を示す要部断面図。
【符号の説明】
P 内容器 Q 真空層 R 外容器 1 容器本体 1A 底部 1B 側壁 1C 開口部 2 吸引用パイプ 3 ポンプ装置 4 ノズル 5 パッキン 6 カバー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を入れる容器本体と、この容器本体
    内の液体をポンプ装置を介して吸引する吸引用パイプ
    と、この吸引用パイプから送出される液体を噴射するノ
    ズルとを備えたスプレー容器において、容器本体の底部
    及び側壁を、真空層を有する二重構造に形成したことを
    特徴とする保温用スプレー容器。
  2. 【請求項2】 前記吸引用パイプを挿通する挿通孔を有
    し、容器本体の開口部に着脱自在に嵌入する断熱性のパ
    ッキンを設けた請求項1記載の保温用スプレー容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体は、ステンレス又は硝子で
    形成された請求項1又は2記載の保温用スプレー容器。
JP1998004920U 1998-06-19 1998-06-19 保温用スプレー容器 Expired - Lifetime JP3055126U (ja)

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