JP3055055U - タップボルト - Google Patents

タップボルト

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JP3055055U
JP3055055U JP1998004787U JP478798U JP3055055U JP 3055055 U JP3055055 U JP 3055055U JP 1998004787 U JP1998004787 U JP 1998004787U JP 478798 U JP478798 U JP 478798U JP 3055055 U JP3055055 U JP 3055055U
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JP1998004787U
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正銓 盧
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正銓 盧
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ねじ立て機能と屑案内機能、及び屑収容空間
を有して、有効に固着力を増加してあり、従来のアンカ
ーボルトに代わり被固定物を安定して設置する目的を達
成することができ、且つ取り外すことができて危険を防
止でき、重複使用可能な、タップボルトの提供。 【解決手段】 ボルト本体1のシャンク10末端に頭部
101が形成され、シャンク10にらせん状のねじ部1
1と切刃部15が形成され、該ねじ部11中、隣り合う
各二つのねじ山の根部13の間に屑収容空間20が形成
され、切刃部15の間に屑案内溝19が形成されてな
る、タップボルト。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種のタップボルトに関し、ねじ部と切刃部を具えたねじ本体を具え 、切刃部の刃がねじ立て作用を形成可能で、且つ各刃の間に屑案内溝が設けられ て、ねじ立てにより形成された砂屑を後方に送り、各ねじ山の間に形成された屑 収容空間を充填することで、固着力を増強できるようにしてあり、従来のアンカ ーボルトに代わって使用されてブロック壁面に被固定物を安全に安定して設置で きるようにするものに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ねじは物品の連接に用いられて、機械装置や物品の組合せにねじはよ く使用されている。また、建築物では、アンカーボルト装置が壁面或いはコンク リート(RC)に設けられた孔に埋め込まれて、物品を壁面に固定したり或いは コンクリート(RC)上に位置決めするのに用いられている。図4に示される周 知のアンカーボルト装置5は、ボルト本体50、拡縮スリーブ54、ワッシャー 57及びナット58で組成され、その中、ボルト本体50のシャンク51の一端 に円錐部53が設けられ、シャンク51の周囲に軸方向に旋回延伸されたねじ部 52が設けられ、拡縮スリーブ54の一端に縦に若干の切り込み55が設けられ て切片56が形成されており、ボルト本体50が拡縮スリーブ54に挿入されて その円錐部53が切り込み55の端部に位置し、ねじ部52にワッシャー57が 套設された後に、ナット58で締めつけられるようにしてある。
【0003】 その実際の使用時には、図5に示されるように、ブロック壁60或いはコンク リート(RC)上に先にボルト孔61を設けて、並びに被固定物70の穿孔71 の位置をボルト孔61の位置に合わせ、アンカーボルト装置5に穿孔71を貫通 させた後にアンカーボルト装置5をボルト孔61中に打ち込み、並びにボルト本 体50のねじ部52にワッシャー57を套設し、且つナット58をねじ部52に 締めつけ、ナット58を持続的に回転させることで、ボルト本体50を外向きに 進出させる。このとき、ボルト本体50の末端の円錐部53が拡縮スリーブ54 の切片56を圧迫し、切片56がそれにより張開してボルト孔61の内壁を圧迫 して係止部62が形成される。こうしてアンカーボルト装置5と被固定物をブロ ック壁60或いはコンクリート(RC)が固定される。
【0004】 ただし、上述のアンカーボルト装置5は、今日、ブロック壁或いはコンクリー ト(RC)面に物品を位置決めするのに広く使用されているとはいえ、実際の使 用上、いまだ以下のような欠点を有していた。 1.固着力の不均一により、孔の拡張が起こりやすかった。即ち、ナット58 の回転によりボルト本体50を進出させ、ボルト本体50の末端の円錐部53に 拡縮スリーブ54の切片56を圧迫させて切片56を張開させてボルト孔61の 内壁を圧迫させることで係止部62を形成しているが、その固着力は僅かにこの 係止部62部分において比較的強いだけで、ボルト孔61のその他の部分は受力 が不均一となる問題を有しており、このため、ブロック壁60面上の被固定物7 0の重量により係止部62に下向きの慣性力が形成され、長時間使用すると、ボ ルト孔61が拡張して被固定物70の固定の安定性に影響が生じた。 2.許容されるボルト孔の公差範囲が比較的小さく、わずかな不注意によりア ンカーボルト装置5の固着力に影響が生じやすかった。即ち、アンカーボルト装 置5の固着力は、僅かに円錐部53により張開された拡縮スリーブ54の切片5 6がボルト孔61と形成する係止部62によっており、このため、もし作業員に 不注意があった場合、例えばボルト孔に偏りがあり、孔にわずかでも拡張があれ ば、切片56の拡張により形成される係止部62がボルト孔61の他の部分と大 きな落差を形成し、固着力を完全に係止部62のみに頼らねばならなくなり、こ れにより被固定物70の固定の安全性に影響が生じることになった。 3.従来のアンカーボルト装置5は重複使用不能であった。即ち、ボルト本体 50の円錐部53により張開させられた切片56は、ボルト孔61より排除する ことができず、そのため被固定物70を排除した後にも、アンカーボルト装置5 を排除することができず、このためボルト本体50が外部に突出したままとなり 、そのままにしておくと人や物品がひっかかったり衝突する恐れがあり、非常に 危険であるため、鋸で突出部分を切断する必要があり、そのための手間やコスト がかかった。 以上のように従来のアンカーボルト装置は改善の必要を有していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記従来のアンカーボルト装置の欠点を解決し、アンカーボルト装 置に代わり、ブロック壁面に被固定物を固定するのに用いられうる、一種のタッ プボルトを提供することを課題とし、本考案により提供するタップボルトは、ね じ立て機能と屑案内機能、及び屑収容空間を有して、有効に固着力を増加してあ り、従来のアンカーボルトに代わり被固定物を安定して設置する目的を達成する ことができ、且つ取り外すことができて危険を防止でき、重複使用可能であるも のとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、ボルト本体1のシャンク10末端に頭部101が形成され 、シャンク10にらせん状のねじ部11と切刃部15が形成され、該ねじ部11 中、隣り合う各二つのねじ山の根部13の間に屑収容空間20が形成され、切刃 部15の間に屑案内溝19が形成されてなる、タップボルトとしている。
【0007】 請求項2の考案は、前記屑収容空間20が、ねじ山の根部13より内向きに斜 面14が形成され、隣り合う二つのねじ山の根部13より形成された斜面14の 末端が交わることで形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のタップボル トとしている。
【0008】 請求項3の考案は、前記切刃部15の隣り合う各二つの刃16の根部17より 内向きに斜面が形成されて、二つの根部17に形成された斜面の末端が交わり屑 収容空間21を形成していることを特徴とする、請求項1に記載のタップボルト としている。
【0009】 請求項4の考案は、前記隣り合う各二つのねじ山の根部13の間が凹弧状とさ れて、凹弧状の屑収容空間20が形成されていることを特徴とする、請求項1に 記載のタップボルトとしている。
【0010】 請求項5の考案は、前記切刃部15の隣り合う各二つの刃16の根部17間が 凹弧形とされて凹弧状の屑収容空間21が形成されていることを特徴とする、請 求項1に記載のタップボルトとしている。
【0011】 請求項6の考案は、前記切刃部15の刃16が円弧状の曲線を呈する歯面を有 するほか、刃16の一側に急峻な凹弧状の切削面が形成されていることを特徴と する、請求項1に記載のタップボルトとしている。
【0012】 請求項7の考案は、前記切刃部15の刃16が三つ以上設けられることを特徴 とする、請求項1に記載のタップボルトとしている。
【0013】
【考案の実施の形態】
図1、2は本考案の正面図及び端面図である。その中、ボルト本体1のシャン ク10末端には頭部101が形成され、シャンク10外周にらせん状のねじ部1 1と切刃部15が形成されている。該ねじ部11中、各一つのピッチのねじ山の ピーク12の間において、ねじ山の根部13部分より内向きに斜面14が形成さ れ、隣り合う二つのねじ山の根部13の斜面14末端は交わって、ねじ山の根部 13とねじ山の根部13の間に一つの屑収容空間20が形成されている。
【0014】 また、ねじ部11のピッチと同じピッチを以て、ねじ部11より前方に断続す る螺旋状を呈する切刃部15が形成され、該切刃部15の各刃16の間に屑案内 溝19が形成され、刃16は円弧状に曲線を描いて上昇するピークと、一側の凹 弧状の急峻な切削面161を具えている。隣り合う刃16の根部17より内向き に斜面18が形成され、根部17と根部17の斜面18の末端が交わり、二つの 根部17の間に屑収容空間21が形成されている。
【0015】 図3に示されるように、本考案を実際に使用する時には、ブロック壁30面に 先に位置決め孔31を設け、ボルト本体1のシャンク10にワッシャー42を套 設する。そして、ボルト本体1を被固定物40の穿孔41に通して該位置決め孔 31中にねじこむ。
【0016】 切刃部15の刃16はねじ立て機能を有し、且つ刃16と刃16の間に屑案内 溝19が形成され、且つ二つの刃16の間の斜面18が屑収容空間21を形成し ている。このため、各刃16が位置決め孔31の内壁を切削しつつ前進するほか 、切削により生じた砂屑が屑案内溝19を通り各斜面18の屑収容空間21に進 入し、且つボルト本体1が不断に内向きに進入するため砂屑がねじ部11の屑収 容空間20中にも充填され、このとき、ねじ部11のねじ山のピーク12が同一 ピッチの刃16が切削した螺旋線中にかみ合い、砂屑がねじ部11と切刃部15 の屑収容空間20、21に充満し、即ち切刃部15の刃16とねじ部11のねじ 山のピーク12が位置決め孔31の内壁に食い込み、並びに各屑収容空間21、 20中に砂屑が充満するために、その緊密なかみ合わせによる強大な固着力が獲 得されて、従来のアンカーボルト装置5よりも良好な固定効果を達成できる。
【0017】 さらに、本考案のボルト本体1は、さん孔の比較的大きな公差範囲を許容し、 それは、本考案のボルト本体1がタッピングと屑案内能力を有していることによ る。そして比較的広域の公差範囲で、刃16が位置決め孔31の内側壁面を切削 し、ねじ山のピーク12が切削により形成された螺旋線中にかみ合い、並びに各 屑収容空間20、21に砂屑が充填されることで、安定したかみ合わせ作用が達 成され、固着効果が増強されている。以上が本考案の設計の特徴であり、十分に 従来の技術に不足した所を補っている。並びに、本考案の設計によると、被固定 物40を排除した後に、逆方向にボルト本体1を回転させればボルト本体1を取 り外すことができ、このためボルト本体1を取り外せないことによりもたらされ る危険を発生することがなく、取り外したボルト本体1は重複使用可能であり、 これも従来のアンカーボルト装置では達成しえなかった点である。
【0018】 このほか、ねじ部11中に、斜面14が交わって形成する屑収容空間20及び 切刃部15の斜面18により形成される屑収容空間21は凹弧状の形態とされ得 て、即ち、ねじ山の根部13とねじ山の根部13の間、及び根部17と根部17 の間が凹弧状とされることで、凹弧状の屑収容空間が形成されうる。また、切刃 部15は通常は三つ以上の設計とされて、シャンク10の直径の違いによりその 数は変更可能である。
【0019】
【考案の効果】
総合すると、本考案のタップボルトは、ねじ立て機能と屑案内機能、及び屑収 容空間を有して、有効に固着力を増加してあり、被固定物を安定して設置する目 的を達成することができ、且つ取り外すことができて危険を防止でき、重複使用 可能であり、極めて優れた実用性と進歩性を有していることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正面図である。
【図2】本考案の端面図である。
【図3】本考案の使用状態表示図である。
【図4】従来のアンカーボルト装置の分解斜視図であ
る。
【図5】従来のアンカーボルト装置の使用状態表示図で
ある。
【符号の説明】
1 ボルト本体 10 シャンク 101 頭部 11 ねじ部 12 ねじ山のピーク 13 ねじ山の根部 14 斜面 15 切刃部 16 刃 161 切削面 17 根部 18 斜面 19 屑案内溝 20 屑収容空間 21 屑収容空間 30 ブロック壁 31 位置決め孔 40 被固定物 41 穿孔 42 ワッシャー 5 アンカーボルト装置 50 ボルト本体 51 シャンク 52 ねじ部 53 円錐部 54 拡縮スリーブ 55 切り込み 56 切片 57 ワッシャー 58 ナット 60 ブロック壁 61 ボルト孔 62 係止部 70 被固定物

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト本体1のシャンク10末端に頭部
    101が形成され、シャンク10にらせん状のねじ部1
    1と切刃部15が形成され、該ねじ部11中、隣り合う
    各二つのねじ山の根部13の間に屑収容空間20が形成
    され、切刃部15の間に屑案内溝19が形成されてな
    る、タップボルト。
  2. 【請求項2】 前記屑収容空間20が、ねじ山の根部1
    3より内向きに斜面14が形成され、隣り合う二つのね
    じ山の根部13より形成された斜面14の末端が交わる
    ことで形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の
    タップボルト。
  3. 【請求項3】 前記切刃部15の隣り合う各二つの刃1
    6の根部17より内向きに斜面が形成されて、二つの根
    部17に形成された斜面の末端が交わり屑収容空間21
    を形成していることを特徴とする、請求項1に記載のタ
    ップボルト。
  4. 【請求項4】 前記隣り合う各二つのねじ山の根部13
    の間が凹弧状とされて、凹弧状の屑収容空間20が形成
    されていることを特徴とする、請求項1に記載のタップ
    ボルト。
  5. 【請求項5】 前記切刃部15の隣り合う各二つの刃1
    6の根部17間が凹弧形とされて凹弧状の屑収容空間2
    1が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載
    のタップボルト。
  6. 【請求項6】 前記切刃部15の刃16が円弧状の曲線
    を呈する歯面を有するほか、刃16の一側に急峻な凹弧
    状の切削面が形成されていることを特徴とする、請求項
    1に記載のタップボルト。
  7. 【請求項7】 前記切刃部15の刃16が三つ以上設け
    られることを特徴とする、請求項1に記載のタップボル
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110380241A (zh) * 2019-08-09 2019-10-25 江苏正恺电子科技有限公司 一种采用螺纹连接的内导体连接装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110380241A (zh) * 2019-08-09 2019-10-25 江苏正恺电子科技有限公司 一种采用螺纹连接的内导体连接装置
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