JP3055000B2 - 磁気記録再生装置のローディング機構 - Google Patents

磁気記録再生装置のローディング機構

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JP3055000B2
JP3055000B2 JP6291129A JP29112994A JP3055000B2 JP 3055000 B2 JP3055000 B2 JP 3055000B2 JP 6291129 A JP6291129 A JP 6291129A JP 29112994 A JP29112994 A JP 29112994A JP 3055000 B2 JP3055000 B2 JP 3055000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープカセット
やデジタルオーディオテープカセットなどのテープカセ
ットから磁気テープを引き出してローディングを行う磁
気記録再生装置のローディング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、テープカセットより磁気テー
プを引き出し、回転ヘッドドラムに巻き付けるローディ
ング方式についても種々の方式が提案されているが、そ
の中でも、小型化に適した環状のリングを用いないシン
プルなリンク機構を用いたパラレルローディング方式が
ある。
【0003】この種のローディング機構の従来例を図1
1ないし図13に示す。これらの図はいずれも平面図で
あり、図11はアンローディング状態、図12はローデ
ィング途中状態、図13はローディング完了状態をそれ
ぞれ示している。
【0004】図中、102,202は左右一対のポール
ベース、104,204は左右一対の中継アーム、10
6,206は左右一対のローディングアーム、110,
210は左右一対の円形の複動ギア、112,212は
左右一対のコイルスプリング、114は単一の扇形のセ
グメントギヤである。
【0005】複動ギヤ110,210は、その中心に一
体に設けられるピン108,208を介して、それぞれ
隣り合わせで噛合する状態となるようにシャーシ(図示
省略)上に回転自在に支持されている。このうち左側の
複動ギヤ110には、シャーシに支軸116を介して揺
動自在に支持されるセグメントギヤ114が噛合されて
いる。そして、複動ギヤ110,210のピン108,
208には、ローディングアーム106,206の一端
が固定され、このローディングアーム106,206の
他端には中継アーム104,204の一端が枢支されて
いる。この中継アーム104,204の他端にはポール
ベース102,202が枢支されている。コイルスプリ
ング112,212は、ローディングアーム106,2
06の一端側の突片部分と複動ギヤ110,210との
間に架け渡されている。
【0006】次に、ローディング動作を説明する。
【0007】まず、セグメントギヤ114を矢印P方向
に揺動させることによりローディングを開始すると、そ
れにより複動ギヤ110,210が矢印M,M′方向に
回転することになり、この複動ギヤ110,210と共
にローディングアーム106,206が揺動し、中継ア
ーム104,204およびポールベース102,202
がシャーシのガイドレール(図示省略)に沿ってN方向
に移動させられる。
【0008】これにより、テープカセットから磁気テー
プが引き出され、徐々に図12の状態となる。この後、
図12の状態から図13の状態となって、ポールベース
102,202がローディング完了位置に到達すること
になるが、到達した後でも、さらにセグメントギア11
4がP方向に回転し、複動ギア110,210は矢印
M、M′方向に若干回転されることになる。この複動ギ
ア110,210の余分な回転によって、コイルスプリ
ング112,212が伸ばされることになり、ローディ
ングアーム104,204が矢印M、M′方向のモーメ
ントが付勢され、ポールベース102,202を矢印N
方向に押圧する(複動動作と称する)。これにより、ポ
ールベース102,202の安定した位置決めが行われ
る。この状態で、図示しないが、磁気テープが回転ヘッ
ドドラムに巻き付けられる。
【0009】なお、この図13の状態では、L2寸法が
短いため、コイルスプリング112,212のばね力が
小さくてもポールベース102,202をトグル機構
(ローディングアーム、中継アーム)によって大きな力
で付勢することができる。
【0010】このようなローディング機構は、例えば特
開平2−162558号公報にも開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構造では、例えば図12に示すようなローディング途中
の状態で磁気テープ(図示省略)の引出し負荷(矢印N
で示すローディング方向と逆向きにかかる力)が瞬間的
に大きくなった場合に、図13に示すようなローディン
グ完了状態となる前に複動動作が行われてしまう。すな
わち、図12に示すようなローディング途中でのL1寸
法が大きいため、ポールベース102,202のいずれ
かに小さな負荷がかかった場合でもコイルスプリング1
12,212が伸びてしまう。
【0012】そのため、瞬間的に大きくなった磁気テー
プの引出し負荷が元に戻った時に、コイルスプリング1
12,212が一挙に圧縮方向に復元されてしまい、ポ
ールベース102,202が勢いよく矢印N方向へ移動
させられてしまう。すると、その勢いで磁気テープがカ
セットから必要以上に引き出されることになり、磁気テ
ープのたるみが発生したり、ポールベース102、20
2の位置決めが正確に行われなかったりすることがあ
る。
【0013】したがって、本発明は、磁気記録再生装置
のローディング機構において、ポールベースの安定した
位置決めを行うための複動動作がローディング途中状態
で働くのを阻止し、ローディング完了状態での磁気テー
プのたるみやポールベースの位置決め不良を回避できる
ようにすることを目的としている。
【0014】
【課題を解決しようとする手段】本発明は、テープカセ
ットから磁気テープを引き出し、回転ヘッドドラムの外
周の所要角度範囲に巻き付けるローディング動作を行う
磁気記録再生装置のローディング機構において、次のよ
うに構成する。
【0015】本発明のローディング機構では、磁気テー
プを回転ヘッドドラム側へ送る二つ一対のポールベース
と、両ポールベースをテープカセットの位置とローディ
ング完了となる位置との間で進退変位させるよう伸縮す
るトグル機構と、トグル機構を伸縮させるよう揺動する
ローディングレバーと、ローディングレバーを揺動動作
を制御するカムギヤと、カムギヤに駆動力を与えるモー
タと、基端側が前記ローディングレバーの自由端側に取
り付けられかつ自由端側がトグル機構の伸縮中心近傍に
係合される二つ一対の複動レバーとを備え、かつ、前記
トグル機構が、各一端が前記各ポールベースに個別に対
応して枢支される二つ一対の中継アームと、各一端が前
記中継アームの各他端に個別に対応して枢支され各他端
が互いに枢軸結合されている二つ一対のローディングア
ームとからなり、前記複動レバーが、ポールベースのロ
ーディング途中においてローディング方向と逆向きの負
荷を受けてもたわみ変形することがなく、ポールベース
のローディング完了状態においてローディング方向と逆
向きの負荷を受けたときにたわみ変形してその復元力に
よりポールベースをローディング方向へ弾発付勢するも
のである。
【0016】なお、前述のローディング機構においてト
グル機構と複動レバーとの係合状態は、前記複動レバー
がたわむ方向と、前記複動レバーに対して前記ローディ
ング方向と逆向きにかかる負荷の方向とでなす角度が、
ローディング完了状態およびアンローディング状態で6
0°以下に、また、ローディング途中状態で90°とな
るように設定するのが好ましい。
【0017】
【作用】上記構成によれば、ローディング途中で複動レ
バーを働かせることがなく、ローディング完了状態では
確実に複動レバーを働かせるようになる。そのため、ロ
ーディング途中において、磁気テープがテープカセット
から必要以上に引き出されることがなくなる。そして、
ローディング完了状態では、複動レバーまたはそーの押
圧作用によりテープ送り手段またはポールベースが正確
に位置決めされるようになる。
【0018】なお、この複動レバーは、たわみの復元力
により弾発付勢力を生むレバーであるから、従来に比べ
て構成要素を少なくできる他、レバーの形状によって複
動動作時の弾発付勢方向を設定できるようになり、実用
的である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1ないし図10に示
す実施例に基づいて説明する。図1ないし図9は本発明
の一実施例であり、図1ないし図3は、磁気記録再生装
置の要部を示す平面図、図4ないし図6は、移送手段の
平面図、図7ないし図9は、駆動手段の平面図である。
図1、図4、図7はアンローディング状態、図2、図
5、図8はローディング途中状態、図3、図6、図9は
ローディング完了状態をそれぞれ示している。
【0020】磁気記録再生装置のローディング機構は、
主として、図4ないし図6に示すテープ送り手段および
移送手段と、図7ないし図9に示す駆動手段とで構成さ
れている。
【0021】図1ないし図3において、1はテープカセ
ット、2は磁気テープ、3は回転ヘッドドラム、4はキ
ャプスタン、5はピンチローラ、6はガイド板、7,8
はポールベース受け、12はテンションローラ、14は
インピーダンスローラ、28はテープ引き出しガイド、
85はローディングモータである。ガイド板6には、ロ
ーディング動作をガイドする湾曲長孔状のガイドレール
11,21が設けられている。なお、図示省略のドラム
ベースには、回転ヘッドドラム3に巻き付けられる磁気
テープ2を巻取側で案内する傾斜ガイド26が設けられ
ている。
【0022】図4ないし図6において、10,20は左
右一対のテープ送り手段としてのポールベース、52,
62は左右一対の中継アーム、54,64は左右一対の
ローディングアームであり、ポールベース10,20は
ガイド板6の上に、また、中継アーム52,62および
ローディングアーム54,64はガイド板6の下にそれ
ぞれ配置されている。ローディングアーム54,64と
中継アーム52,62とが、トグル機構を構成してい
る。
【0023】ポールベース10,20には、前述のガイ
ドレール11,21に移動自在に係合されるガイドロー
ラ16,24がそれぞれ設けられており、両ポールベー
ス10,20には、それぞれ一つの傾斜ガイド18,2
2が設けられている。
【0024】ローディングアーム54,64を互いに連
結する側の端部には、直線長孔54a,64aが穿設さ
れている。
【0025】そして、中継アーム52,62の各一端に
は、ポールベース10,20が対応して枢支され、中継
アーム52,62の各他端には、ローディングアーム5
4,64の各一端が対応して枢支され、ローディングア
ーム54,64の各他端が枢軸60に回転自在に取り付
けられている。
【0026】図7ないし図9において70はローディン
グレバー、80はカムギヤである。
【0027】ローディングレバー70の基端側には、装
置シャーシなど固定部材に枢支される揺動中心軸70a
が一体に設けられているとともに、カムフォロワピン7
0bが設けられている。また、このローディングレバー
70の自由端側には、複動レバー71が一体に設けら
れ、また、この自由端側には別体の複動レバー72が取
り付けられている。この複動レバー71,72の各自由
端には、ピン74,76が対応して設けられており、こ
のピン74,76は、ローディングアーム54,64の
直線長孔54a,64aに移動自在に係合される。な
お、前述の複動レバー71,72は、ほぼU字形になっ
ており、その自由端側が付け根側を中心として矢印C、
D方向に弾性的にたわみ変形しうる形状に設定されてい
るが、矢印C、D方向に対して直交する方向には変位し
ないように設定されている。また、複動レバー71,7
2の自由端は、矢印C、D方向と逆の方向には変位でき
ないようにガイド(図示せず)によって規制し、しかも
ローディングレバー71,72によって、矢印C、D方
向と逆向きの方向に若干のバイアス力がかかるように設
定してローディング途中でピン74,76の位置が不安
定にならないように設定している。なお、複動レバー7
1,72の自由端側には、当該複動レバーのねじれ変形
を抑制するための凸部71a,72aが設けられてい
る。
【0028】カムギヤ80は、円形のギヤ本体に湾曲状
の長孔80aを穿設したもので、ローディングモータ8
5および図示しない動力伝達機構により正逆方向に回転
されるようになっている。このカムギヤ80の長孔80
aには、ローディングレバー70のカムフォロワピン7
0bが移動自在に係合される。
【0029】なお、前述のトグル機構(ローディングア
ーム54,64および中継アーム52,62)と複動レ
バー71,72との係合状態は、複動レバー71,72
がたわむ方向と、複動レバー71,72に対してかかる
負荷の方向(矢印Nで示すローディング方向と逆向きの
方向)とでなす角度θs,θtが、ローディング完了状
態およびアンローディング状態で60°以下に、また、
ローディング途中状態で90°となるように設定されて
いる。つまり、複動レバー71,72のピン74,76
とローディングアーム54,64の直線長孔54a,6
4aとの摩擦係数をμとすると、次の条件、が成立
するときは、複動レバー71,72は動かなくなる。
【0030】tan(90−θs)<μ,tan
(90−θt)<μ 例えば摩擦係数μを0.3とすると、tan-10.3=
16.7°であるため、θs,θtは、73.3°以上
で複動レバー71,72は働かなくなる。しかし、前述
のθs,θtの数値は、余裕と安全を考慮して設定して
いる。
【0031】次に、ローディング動作を説明する。図
1、図4、図7に示すアンローディング状態において、
テープカセット1のカセットマウス1c(図中ハッチン
グ部)内には、テンションローラ12、供給側ガイドロ
ーラ16、供給側傾斜ガイド18、巻取側第1傾斜ガイ
ド22、巻取側ガイドローラ24、テープ引き出しガイ
ド28およびピンチローラ5などのテープ走行ガイド類
が、位置する。
【0032】このアンローディング状態から、駆動機構
のカムギヤ80を矢印F方向に回転させると、ローディ
ングレバー70が矢印E方向に揺動され、これに伴い、
このローディングレバー70のピン74,76が係合す
るローディングアーム54,64が枢軸60を中心にそ
れぞれ矢印A、B方向に回転させられ、ポールベース1
0,20がガイドレール11、21上をスライドし、回
転ヘッドドラム3側へ移動する。なお、この動作に連動
して、テンションローラ12、テープ引き出しガイド2
8およびピンチローラ5も回転ヘッドドラム3側へ移動
する。
【0033】このような動作において、まず、テンショ
ンローラ12、テープ引き出しガイド28およびピンチ
ローラ5がテープカセット1から磁気テープ2を引き出
し、その後、ポールベース10,20の移動に合わせて
それに設けてあるガイドローラ16,24と傾斜ガイド
18,22が磁気テープ2をさらに引き出して、回転ヘ
ッドドラム3に巻き付ける。なお、回転ヘッドドラム3
に巻き付き始めてから、ポールベース10,20に対し
てローディング方向(矢印N方向)と逆向きの負荷が作
用しはじめ、ローディングの進行に従い徐々に大きくな
る。
【0034】そして、ポールベース10,20がポール
ベース受け7,8に当接されると、ここで位置決めさ
れ、これでポールベース10,20の移送は終了し、図
3、図6、図9に示すようなローディング完了状態とな
る。しかし、この後、さらに、カムギヤ80が所要量だ
け回転させられることになり、複動動作を行い、ポール
ベース10,20を安定的に位置決めする。つまり、カ
ムギヤ80によりローディングレバー70が若干量だけ
矢印E方向に動き、複動レバー71,72が矢印C、D
方向にたわむ。このたわんだ複動レバー71,72の復
元しようとする弾発付勢力によってローディングアーム
54,64を矢印A、B方向に付勢するので、ポールベ
ース10,20をポールベース受け7,8に押圧するこ
とになる。このとき、複動レバー71,72がたわむ方
向と、複動レバー71,72に対してかかる負荷の方向
(矢印Nで示すローディング方向の逆向きの方向)とで
なす角度θs,θtが60°以下となるように設定して
あるため、より小さな力で複動レバー71,72を働か
せることができる。
【0035】このようにして、ローディングが完了する
と、回転ヘッドドラム3で磁気テープ2に対して信号を
記録したり、あるいは磁気テープ2に記録されてある信
号が再生される。この場合、以下のような経路で磁気テ
ープ2が走行する。テープカセット1の供給リール1a
から送り出された磁気テープ2はテンションローラ1
2、インピーダンスローラ14,供給側ガイドローラ1
6を経て供給側傾斜ガイド18によってテープ走行平面
が傾けられる。その後、磁気テープ2は回転ヘッドドラ
ム3を通って、巻取側第1傾斜ガイド22によって一
旦、テープ走行平面を変えられ、巻取側ガイドローラ2
4を通った後、巻取側第2傾斜ガイド26によって元の
テープ走行平面に戻される。その後、キャプスタン4と
ピンチローラ5に挟まれ、一定速度で走行し、最後にテ
ープ引き出しガイド28を通ってテープカセット1の巻
取リール1bに巻取られる。
【0036】ところで、前述のローディング動作の途中
つまり図2、図5、図8に示す状態においては、Ls、
Lt寸法がそれぞれ大きいため、ポールベース10,2
0に対してかかる負荷(ローディング方向と逆向きにか
かる)が小さくても、ローディングアーム54,64に
かかるモーメントは大きくなり、複動レバー71,72
のピン74,76にかかる力はかなり大きくなる。しか
しながら、ピン74,76を自由端に持つ複動レバー7
1,72がたわむ方向と、複動レバー71,72に対し
てかかる負荷の方向(矢印Nで示すローディング方向と
逆向きの方向)とでなす角度θs,θtがほぼ90°と
なるように設定してあるため、このようなローディング
途中状態において複動レバー71,72がたわみ変形す
ることがなく、したがってピン74,76が変位するこ
とはない。
【0037】また、上記構成では、アンローディング状
態においても、図6に示すように、従来行われていなか
った複動動作を行わせるようにしているから、テープカ
セット1のカセットマウス1c内でのポールベース1
0,20の位置決めも正確に行えるようになる。
【0038】なお、本発明は、上記実施例のみに限定さ
れるものでなく、種々な変形や応用が考えられる。 (1) 上記実施例のローディングレバー70の代わり
に、図10に示すようなローディングレバー90を用い
ることができる。このローディングレバー90では、コ
イルスプリング97,98を用いることにより、複動動
作を行わせるようになっている。つまり、ローディング
レバー90は、レバー本体の自由端側に、ピン91,9
2をそれぞれ設けた別体の複動レバー93,94が枢軸
95,96を介して揺動自在に取り付けられており、こ
の複動レバー93,94の一端とレバー本体の中央付近
との間には複動レバー93,94を矢印G、G′方向に
回転させるように弾発付勢するコイルスプリング97,
98が架け渡されている。
【0039】
【発明の効果】本発明では、ローディング途中で複動レ
バーを働かせずに、ローディング完了状態において確実
に複動レバーを働かせるようにしているから、従来のよ
うに勢いよくローディングしてしまうことによる磁気テ
ープのたるみやポールベースの位置決め不良が発生する
ことがなく、ローディング動作の信頼性向上に貢献でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の磁気記録再生装置の要部の
平面図で、アンローディング状態を示す。
【図2】図1においてローディング途中状態を示す平面
図。
【図3】図1においてローディング完了状態を示す平面
図。
【図4】図1の状態での移送手段を示す平面図。
【図5】図2の状態での移送手段を示す平面図。
【図6】図3の状態での移送手段を示す平面図。
【図7】図1の状態での駆動手段を示す平面図。
【図8】図2の状態での駆動手段を示す平面図。
【図9】図3の状態での駆動手段を示す平面図。
【図10】本発明での駆動手段の他の例を示す平面図。
【図11】従来例のローディング機構のアンローディン
グ状態を示す平面図。
【図12】従来例のローディング機構のローディング途
中状態を示す平面図。
【図13】従来例のローディング機構のローディング完
了状態を示す平面図。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 磁気テープ 3 回転ヘッドドラム 10 供給側ポールベース 20 巻取側ポールベース 52 供給側中継アーム 54 供給側ローディングアーム 54a 供給側ローディングアームの直線長孔 62 巻取側中継アーム 64 巻取側ローディングアーム 64a 巻取側ローディングアームの直線長孔 70 ローディングレバー 71 供給側複動レバー 72 巻取側複動レバー 74 供給側複動レバーのピン 76 巻取側複動レバーのピン 80 カムギヤ 85 ローディングモータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープカセットから磁気テープを引き出
    し、回転ヘッドドラムの外周の所要角度範囲に巻き付け
    るローディング動作を行う磁気記録再生装置のローディ
    ング機構であって、 磁気テープを回転ヘッドドラム側へ送る二つ一対のポー
    ルベースと、 両ポールベースをテープカセットの位置とローディング
    完了となる位置との間で進退変位させるよう伸縮するト
    グル機構と、 トグル機構を伸縮させるよう揺動するローディングレバ
    ーと、 ローディングレバーを揺動動作を制御するカムギヤと、 カムギヤに駆動力を与えるモータと、 基端側が前記ローディングレバーの自由端側に取り付け
    られかつ自由端側がトグル機構の伸縮中心近傍に係合さ
    れる二つ一対の複動レバーとを備え、 かつ、前記トグル機構が、各一端が前記各ポールベース
    に個別に対応して枢支される二つ一対の中継アームと、
    各一端が前記中継アームの各他端に個別に対応して枢支
    され各他端が互いに枢軸結合されている二つ一対のロー
    ディングアームとからなり、 前記複動レバーが、ポールベースのローディング途中に
    おいてローディング方向と逆向きの負荷を受けてもたわ
    み変形することがなく、ポールベースのローディング完
    了状態においてローディング方向と逆向きの負荷を受け
    たときにたわみ変形してその復元力によりポールベース
    をローディング方向へ弾発付勢するものである、ことを
    特徴とする磁気記録再生装置のローディング機構。
  2. 【請求項2】 前記トグル機構と前記複動レバーとの係
    合状態は、前記複動レバーがたわむ方向と、前記複動レ
    バーに対して前記ローディング方向と逆向きにかかる負
    荷の方向とでなす角度が、ローディング完了状態および
    アンローディング状態で60°以下に、また、ローディ
    ング途中状態で90°となるように設定されている、こ
    とを特徴とする請求項1の磁気記録再生装置のローディ
    ング機構。
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KR100822472B1 (ko) * 2004-06-18 2008-04-16 삼성전자주식회사 자기 기록/재생장치 및 이의 구동방법

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