JP3054998U

JP3054998U - シール

Info

Publication number: JP3054998U
Application number: JP1998004312U
Authority: JP
Inventors: 卓末永; 晶晴平山
Original assignee: 株式会社カンミ堂
Priority date: 1998-06-16
Filing date: 1998-06-16
Publication date: 1998-12-22
Anticipated expiration: 2004-06-16

Abstract

(57)【要約】【課題】立体感に富み、使用者の趣味感に訴える装飾
価値の高いシールを提供する。【解決手段】本考案に係るシールは、ボタン様外観を
有する基材２の裏面側に粘着剤層又はホットメルト型接
着剤層が備えられていることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、例えば、女子や子供が趣味的に文房具品や衣服等の被貼着物に貼着して楽しむことができるシールに関する。

【０００２】

【従来の技術】

この種のシールとしては、各種図柄やキャラクター等をシートの表面に印刷し、シートの裏面に粘着剤を塗布したものが一般的である。使用者は、自分の趣味感に応じて図柄等を選択し、被貼着物の装飾を図っている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来のシールは、印刷された図柄が平面的で立体感に欠けるため、装飾価値の低いものである。また、脱着を繰り返せば、シートが薄いため、折れて皺が残存することもあり、美観を損ねるという欠点がある。

【０００４】本考案は、かかる従来技術の欠点を解消するべくなされたもので、立体感及び装飾性に富み、使用者の趣味感に訴える装飾価値の高いシールを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

かかる目的を達成するべく、本考案に係るシールは、ボタン様外観を有する基材の裏面側に粘着剤層又はホットメルト型接着剤層が備えられていることを特徴とする。

【０００６】本考案によれば、シールの基材がボタン様外観を有するため、立体感に富み、使用者の趣味感に訴えて装飾価値の高いシールが提供される。

【０００７】

【考案の実施の形態】以下、本考案の実施形態につき、図面を参照して説明する。図１は、本考案に係るシールの一実施形態を表す平面図である。図２及び図３は、それぞれ図１に示すシールの正面図及び裏面図である。図１〜図３に示すように、シール１は、ボタン様外観を有する基材２、基材２の裏面に設けられた粘着剤層３、及び粘着剤層３に貼着された剥離紙４を備える。

【０００８】基材２の材質は、ボタンに用いられるものであればよく、例えば、プラスチック、金属、ガラス、セラミックス等の種々の材料から基材２を形成することができる。その他、天然の木材や石等を使用してもよい。基材２は、ボタンと同様の形状を有し、例えば、直径が１０ｍｍ〜３０ｍｍの円形や正多角形の横断面形状を有する。また、厚さ１ｍｍ〜５ｍｍの範囲で形成されている。また、本実施形態に係る基材２の表面には、装飾性を高めるために矢符状の図柄が印刷されている。本考案に係るシールの基材には、これに限らず、他の種々の図柄やキャラクター等を印刷してもよい。また、ボタン様外観そのものが装飾性を有するため、図柄を全く印刷しないものとしてもよい。なお、図柄等の印刷方法としては、パット印刷、スクリーン印刷等の種々の手法を用いることができる。特に、基材２をポリエステル成形品とする場合には、本考案者の発明に係る特開平９−２４９０９９号公報に記載の模様形成方法を使用するのが好ましい。

【０００９】シール１を、ノートや、筆箱等の文房具の他、かばんや机など種々の物品に装飾目的で貼着する場合には、比較的大きな粘着力を有する粘着剤によって粘着剤層３を形成すればよい。シール１を被貼着物に貼着するには、剥離紙４を剥がしてシール１を被貼着物に押圧する。

【００１０】また、図４に示すように、シール１の一部と壁６との間に紙５を挟んで、ピン等の留め具の代わりとして使用する場合には、脱着可能な粘着剤によって粘着剤層３を形成すればよい。

【００１１】次に、本考案に係るシールの他の実施形態について説明する。図５は、本考案に係るシールの他の実施形態を表す正面図である。本実施形態に係るシール１１の基材２１の裏面には、溶融温度７５〜１２０℃のホットメルト型接着剤層３１が備えられており、剥離紙が貼着されていない点を除いては、図１〜図３に示す実施形態と同様である。

【００１２】シール１１を被接着物に接着するには、シール１１を被接着物に押圧した状態で、例えば、家庭用アイロンを使用して裏面から１５０℃で２０秒程度加熱すればよい。シール１１は、例えば、衣服のワンポイントとして使用するのに適するものである。

【００１３】

【考案の効果】

以上に説明したように、本考案によれば、シールの基材がボタン様外観を有するため、立体感及び装飾性に富み、使用者の趣味感に訴える装飾価値の高いシールが提供される。また、基材が所定の厚みを有するため、シールの脱着を繰り返しても基材が折れて皺が残存することがなく、美観が保たれるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案に係るシールの一実施形態を表
す平面図である。

【図２】図２は、図１に示すシールの正面図である。

【図３】図３は、図１に示すシールの裏面図である。

【図４】図４は、図１に示すシールを使用している状態
を表す。

【図５】図５は、本考案に係るシールの他の実施形態を
表す正面図である。

【符号の説明】

１シール１１シール２基材２１基材３粘着剤層３１ホットメルト型接着剤層４剥離紙

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ボタン様外観を有する基材の裏面側に粘
着剤層又はホットメルト型接着剤層が備えられているこ
とを特徴とするシール。