JP3054687U - 表示装置用支持台および表示装置 - Google Patents

表示装置用支持台および表示装置

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JP3054687U
JP3054687U JP1998003959U JP395998U JP3054687U JP 3054687 U JP3054687 U JP 3054687U JP 1998003959 U JP1998003959 U JP 1998003959U JP 395998 U JP395998 U JP 395998U JP 3054687 U JP3054687 U JP 3054687U
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卓永 横山
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株式会社丸昌
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持台に起立部材が支持された表示装置にお
いて、上記支持台の上記起立部材に対する対応の幅を広
げ、また、表示具の向きを使用者が自由に選択できるよ
うにする。 【解決手段】 平板状の支持台2と、この支持台1に対
して起立状に支持される起立部材3と、を備えた表示装
置1において、上記支持台2を、平板状に形成された基
部20と、この基部20から所定高さ位置において上記
基部20に対して平行状とされた膨出部21と、を有
し、かつ上記基部20と上記膨出部21との間に一方向
に延びるとともに所定厚みを有する空間22が形成され
たものとし、かつ、上記空間22は、その両端部にそれ
ぞれ開口22a,22aが形成された開放状とするとと
もに、これらの開口22a,22aまたは空間22の断
面を、その幅寸法が上部に向かうほど小さくなるような
形状とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本願考案は、店舗内の棚などに陳列された商品の値札、商品説明、その他各種 の表示を行うための表示装置、およびこの表示装置の支持台に関する。
【0002】
【従来の技術】
店舗内などにおいて商品などを陳列する場合には、その商品の値段、商品の説 明、その他各種の表示がなされるが、このような表示を行う際には、図7に示し たような表示装置1が使用されることがある。この表示装置1は、金属によって 円板状に形成された支持台2に対して起立状に起立部材3が設けられた構成とさ れており、この起立部材3には、表示具としての幟4が取り付けられている。
【0003】 上記支持台2は、平板状に形成された基部20と、この基部20から所定高さ 位置において上記基部20に対して平行状とされた膨出部21と、を有しており 、上記基部20と上記膨出部21との間には、一方向に延びるとともに所定厚み を有する空間22が形成されている。この空間22は、その両端部に開口22a ,22aを有する開放状とされており、各開口22a,22aの形状は長矩形状 とされている。また、上記起立部材3は、たとえば金属線材を屈曲することによ って形成されており、U字状に屈曲させられたU字状部30と、このU字状部3 0によって規定される平面に対して起立状に屈曲させられた起立部31と、この 起立部31の先端位置において上記U字状部30に対して平行状になるようにし て突出形成された突出部32とを有している。このように構成された起立部材3 は、上記U字状部30が上記支持台2に形成された空間22内に挿通されること によって上記支持台2に対して起立状に支持される一方、上記起立部31および 突出部32を利用して幟4が取り付けられる。すなわち、この表示装置1におい ては、幟4に適宜の文字や数字あるいは記号などを描くことによって、幟4に描 かれたものが表示されるようになされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記表示装置1では、上記起立部材3に幟4が取り付けられているが、この幟 4の形状や大きさあるいは材質は一義的に定められるものではなく、また、幟4 の以外の表示具によって各種の表示が行われることがある。このため、表示具の 形態に応じて、あるいは重量に応じて適当な太さの線材によって上記起立部材3 を形成する必要がある。この場合、線材を屈曲して形成される起立部材3におい ては、上記起立部材3を構成する線材の径によって上記U状部30の上下寸法が 規定される。しかしながら、上記支持台2に形成された空間22の開口22a, 22aが矩形状とされており、各開口22a,22aの上下寸法が規定されてい るため、図8に示したように比較的に太い線材によって形成された起立部材3a と、比較的に細い線材によって形成された起立部材3bとでは同一の支持台を使 用することができず、それぞれ径に応じた支持台2が必要となる。
【0005】 また、上記表示装置1では、上記起立部材3から突出する上記U状部30およ び上記突出部32のそれぞれの向きは、上記起立部材3を形成する段階において 規定されてしまう。すなわち、上記U状部30と上記突出部32の位置関係が製 造段階において規定されてしまい、これにより上記起立部材3に取り付けられる 表示具4の向きが規定されてしまうことから、使用者が任意に表示具4の向きを 選択することができず、使い勝手が悪い。
【0006】 本願考案は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、支持台に起立 部材が支持された表示装置において、上記支持台の上記起立部材に対する対応の 幅を広げ、また、表示具の向きを使用者が自由に選択できるようにすることをそ の課題とする。
【0007】
【考案の開示】
上記の課題を解決するため、本願考案では、次の技術的手段を講じている。
【0008】 すなわち、本願考案の第1の側面により提供される表示装置用支持台は、平板 状に形成された基部と、この基部から所定高さ位置において上記基部に対して平 行状とされた膨出部と、を有し、かつ上記基部と上記膨出部との間に一方向に延 びるとともに所定厚みを有する空間が形成された表示装置用支持台であって、上 記空間は、その両端部にそれぞれ開口が形成された開放状とされており、これら の開口または空間の断面は、その幅寸法が上部に向かうほど小さくなるような形 状とされていることを特徴としており、好ましくは、基部と上記膨出部とは、樹 脂成形によって一体的に形成される。
【0009】 本願考案の第2の側面により提供される表示装置は、上記第1の側面において 記載した支持台と、この支持台に対して起立状に支持される起立部材と、を備え たことを特徴としている。上記起立部材としては、樹脂成形されたもの、あるい は金属などの線材を屈曲して形成されたものなどを採用することができる。金属 などの線材によって形成された起立部材としては、U字状に屈曲させられ、上記 支持台に形成された空間内に挿入されて付勢状態で上記空間内に拘束されるU字 状部と、このU字状部によって規定される平面に対して起立状に屈曲させられた 起立部と、を有するものなどが採用される。
【0010】 U字状部を有する起立部材では、上記U字状部のヘアピン状の部分から延びる 一対の部分の距離を適宜広狭させることができる。したがって、上記支持台に形 成された空間内に挿通する際には、外力を作用させて上記した距離を狭めること によって容易に上記空間内に挿入され、U字状部が挿入された場合には、外力を 解除すれば上記U字状部の有する弾性復元力によって上記U字状部が付勢された 状態で上記空間内に拘束される。上記起立部は、上記U字状部によって規定され る平面に対して起立状に形成されていることから、上記U字状部が拘束された状 態では上記起立部が上記支持台に対して起立した状態で支持されることになる。
【0011】 ところで、上記支持台に形成された空間の断面または開口の形状が上部に向か うほど幅が小さくなるような、たとえば台形状や三角形状などとされている。言 い換えれば、少なくとも上記空間(開口)における幅方向の端部においては、端 縁に向かうほど上下寸法が小さくなるような形状とされている。上記U字状部は 、外力が解除されたことによる弾性復元力によって上記空間内に付勢された状態 で拘束されるのは上述の通りであるが、外力が解除された場合には上記U字状部 におけるヘアピン状の部分から延びる一対の部分は、それぞれ上記開口の端縁に 向けて移動する。このとき、上記空間断面(開口)の上下寸法が空間断面(開口 )の幅方向端縁に向かうほど小さくなされていることから、一対の部分は、その 厚み寸法(線材の径)に応じた部位において移動が制限される。
【0012】 すなわち、上記起立部材(U字状部)が比較的に径の小さい線材によって形成 されていれば、上記開口の端縁に近い部位において拘束され、径が大きい線材に よって形成されたものほど端縁から離れた部位において拘束されることになる。 このとき、上記U字状部は、上記開口の幅方向の拘束ばかりでなく、上下方向に も拘束されることになるため、上記U字状部によって上記支持台を下方に押圧す るような力も作用し、安定な状態で上記起立部材が上記支持台に支持されること になる。このように、本願考案では、様々な径の線材によって形成された起立部 材に対応し、これらのU字状部を良好に拘束し、ひいては上記支持台に対して上 記起立部材を安定性良く支持することができる。
【0013】 また、上記起立部材として次の構成のものを採用することもできる。すなわち 、上記支持台の膨出部に上方に突出する突起部をさらに設け、この突起部が嵌合 される連結部を有する起立部材であってもよい。この起立部材は、線材によって 形成してもよいし、樹脂成形によって形成してもよい。上記起立部材を線材によ って形成する場合には、上記連結部は樹脂などによって別体として形成されたも のを上記起立部材の下端部に連結することによって形成され、上記起立部材を樹 脂成形によって形成する場合には、上記起立部材の下端部に一体的に形成しても よい。
【0014】 上記したいずれの形態の起立部材においても、複数の線状または棒状の部材か らなるものを採用することができ、この場合には、各部材の間が回動自在に連結 される。このような構成では、起立部材の適所において使用者が上記起立部材を 折り曲げることによって上記起立部材に取り付けられる表示具の向きを適宜選択 することができる。
【0015】 好ましい実施の形態においては、自然状態においてそれぞれの先端部どうしが 押圧し合う一対の可動片を有するとともに、基端部どうしを近づけることによっ てそれぞれの先端部が離間するようになされたクリップをさらに備え、このクリ ップの一方の可動片が上記起立部材の先端部に連結されている。
【0016】 上記構成の表示装置では、上記各可動片の先端部間に適宜の対象物を挟持可能 なクリップをさらに有しているため、上記各可動片の先端部間に適当な表示具を 挟持することができ、また上記クリップに挟持された表示具は、その取り替えが 極めて容易である。商品の値段を変更したり、あるいは異なる商品の情報を表示 すべく表示具の変更が必要とされるような事態が多々生じ得ることから、表示具 の変更が容易とされている場合には使い勝手が良く、便利である。また、上記ク リップには、表示具以外のものを挟持することもできることから、表示装置以外 の用途に使用することもできる。たとえば、メッセージや覚書などを記入した紙 などを挟持することができるため、机の上や電話機の横などにおいておけば伝言 用に使用でき便利である。
【0017】 なお、上記クリップを上記支持部材に対して無方向に回動自在に構成してもよ い。たとえば、上記クリップを無方向に回動自在とされたジョイントを介して上 記起立部材に連結し、あるいは上記起立部材を上記支持台に対してジョイントを 介して連結することによって上記クリップが上記支持台に対して無方向に回動自 在とされる。この場合に使用されるジョイントとしては、球状部を有する第1部 材と、上記球状部を無方向に回動自在に保持する球状凹部を有する第2部材と、 を有するもの採用することができる。もちろん、その他の構成のジョイントであ ってもよいし、ジョイント以外の他の手段によって上記クリップを無方向に回動 自在に構成してもよい。
【0018】 本願考案の第3の側面において提供される表示装置は、上記した第1の側面に おいて記載したいずれかの支持台と、この支持台に対して起立状に支持される起 立部材と、を備えており、上記支持台の膨出部には、上方に突出する突起部がさ らに設けられており、上記起立部材は、線材を屈曲して形成されているとともに 、U字状に屈曲させられ、上記支持台に形成された空間内に挿入されて付勢状態 で上記空間内に拘束されるU字状部と、このU字状部によって規定される平面に 対して起立状に屈曲させられた起立部と、を有したもの、あるいは、その下端部 に上記突起部が嵌合される連結部を有するものであり、かつ、上記した何れかの 形態の起立部材を選択して上記支持台に連結して使用可能とされていることを特 徴としている。
【0019】 上記表示装置においては、上記支持台に対して屈曲線材のU字状部が連結され る構成の起立部材と、上記突起部を連結部に嵌合することによって上記支持台に 対して連結される構成の起立部材とを適宜選択して使用することができる。屈曲 線材として構成された起立部材においては、U字状部に対して外力を作用させた 後に解除するといった簡易な操作によって上記起立部材を上記支持台に対して連 結し、あるいは取り外すことができる。一方、連結部を有する起立部材において も、上記起立部材を操作するなどして上記支持台の突起部と上記連結部とを嵌合 し、あるいは嵌合状態を解除するといった簡易な操作によって上記起立部材を上 記支持台に対して連結し、あるいは取り外すことができる。このように、上記し たいずれの起立部材においても、上記支持台に対する連結が容易であるとともに 、その取り外しが容易であることから、必要に応じていずれかの形態の起立部材 を容易に取り替えて使用することができ便利である。
【0020】 たとえば、屈曲線材として構成された起立部材には、表示具としての幟を取り 付けることができるように構成し、連結部を有する起立部材にクリップを連結し てこのクリップにシート状などの表示具を挟持できるように構成すれば、用途な どに応じて幟による表示状態とシート状の表示具による表示状態とを適宜選択で きる。
【0021】 本願考案のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な 説明によって、より明らかとなろう。
【0022】
【考案の実施の形態】
以下、本願考案の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】 図1は、本願考案の一実施形態に係る表示装置を示す全体斜視図であり、図2 は、図1のII−II線に沿う断面図である。なお、これらの図において、従来例を 説明するために参照した図7および図8に表された部材および部分などと同等な ものには同一の符号を付してある。
【0024】 図1に示すように、上記表示装置1は、底面が水平面とされた支持台2と、こ の支持台2に対して起立状に支持される起立部材3と、を備えて大略構成されて いる。上記起立部材3には、表示具としての幟4が取り付けられており、この幟 4に描かれた文字や記号などが表示されるようになされている。
【0025】 図1および図2に良く表れているように、上記支持台2は、円板状の基部20 と、この基部20の上方位置において平行状とされた膨出部21と、この膨出部 21から上方に突出する突起部24とを有しており、これらの部分20,21が 樹脂成形によって一体的に形成されている。また、上記基部20と上記膨出部2 1との間には、一方向に延びるとともに所定厚みを有する空間22が形成されて いる。この空間22は、両端部に開口が形成されて開放状とされており、これら の開口(空間22)の幅寸法は、上部に向かうほど小さくなるようになされてい る。言い換えれば、上記開口(空間22)の幅方向の端縁に向かうほど上下寸法 が小さくなるようになされている。
【0026】 上記起立部材3は、上記支持台2に連結される第1起立部材3Aと、上記幟4 が取り付けられる第2起立部材3Bとからなり、これらの部材3A,3Bがジョ イント5を介して連結されている。
【0027】 上記第1起立部材3Aは、上記支持台2の空間22内に挿入されるU字状部3 0と、このU字状部30に連続するとともに上記U字状部30に対して起立状と された起立部33とを有している。上記U字状部30は、ヘアピン部30aから 一対の脚部30b,30bが先に向かうほど若干拡開するようにして延出した恰 好とされており、一方の脚部30bが上記起立部33と連続している。
【0028】 上記第2起立部材3Bは、先端部が略90度折り曲げられた突出部32を有す るL字状とされている。この第2起立部材3Bには、たとえば布などによって形 成され、複数の乳4aを有する幟4が取り付けられている。上記各乳4aは、ル ープ状に形成されており、各乳4a内に上記第2起立部材3Bが挿通され、上記 突出部32に係止されたような恰好とされている。
【0029】 上記ジョイント4は、図3および図4に示すように、上記第2起立部材3Bの 下端部に取り付けられる第1部材51と、上記第1起立部材3Aの上端部に取り 付けられる第2部材50と、を備えており、たとえば樹脂成形によって各部材5 0,51がそれぞれ形成されている。上記第1部材51は、上記第2起立部材3 Bの下端部が嵌合される嵌合穴51bが形成された筒状部51Bを有しており、 この筒状部51Bに一体化して球状部51Aが形成されている。上記第2部材5 0は、上記第1起立部材3Aの上端部が嵌合される嵌合穴50bが形成された筒 状部50Bを有しており、この筒状部50Bに一体化する受け部50Aをさらに 有している。この受け部50Aは、上記球状部51Aが保持される球状凹部50 aが形成されているとともに、切欠50cが形成されている。
【0030】 上記ジョイント4では、上記球状部51Aが保持された状態において上記球形 部51Aが不容易に抜脱されないように、上記球状凹部50aの最上端の径が最 大径よりも小さくなされている。すなわち、ジョイント5の受け部50Aの開口 周縁部によって上記球形部51Aが若干覆われるような恰好とされている。この ように構成することにより、上記球形部51A(第1部材51)は上記受け部5 0A(第2部材)に対して所定の抵抗をもって無方向に回動自在となる。
【0031】 このように構成された表示装置1では、上記第1起立部材3Aと上記第2起立 部材3Bとが上記ジョイント5によって連結された状態において、上記第1起立 部材3AのU字状部30を上記支持台2に形成された空間22内に挿入すること によって上記起立部材3が上記支持台2に対して起立状とされる。上記支持台2 に形成された空間22内に上記U字状部30を挿通する際には、外力を作用させ て上記U字状部30の各脚部30b,30b間の距離が狭められる。そして、上 記空間22内に上記U字状部30が挿入された場合には外力を解除することによ って上記U字状部30が上記空間22内に保持される。上記各脚部30b,30 bは、ヘアピン状の部分30aから拡開するようにして形成されているので、外 力を解除することによる上記U字状部30の弾性復元力によって上記U字状部3 0が付勢された状態で上記空間22内に拘束される。
【0032】 ところで、上記U字状部30への外力が解除された場合には、上記各脚部30 b,30bは、それぞれ上記空間22の幅方向の端縁に向けて移動する。このと き、図2に良く表れているように、上記空間22の上下寸法が幅方向端縁に向か うほど小さくなされていることから、各脚部30b,30bは、その厚み寸法( 線材の径)に応じた部位において移動が制限される。すなわち、上記起立部材3 (U字状部30)が比較的に径の小さい線材(図2の符号3b)によって形成さ れていれば、上記空間22の端縁に近い部位において拘束され、径が大きい線材 (図2の符号3a)によって形成されたものほど端縁から離れた部位において拘 束されることになる。このとき、上記U字状部30は、上記空間22の幅方向の 拘束ばかりでなく、上下方向にも拘束されることになるため、上記U字状部30 によって上記支持台2を下方に押圧するような力も作用し、安定な状態で上記起 立部材3が上記支持台2に起立状に支持されることになる。このように、本実施 形態では、様々な径の線材によって形成された起立部材3に対応し、これらのU 字状部30を良好に拘束し、ひいては上記支持台2に対して上記起立部材3を安 定性良く支持することができる。
【0033】 また、上記起立部材3は、第1起立部材3Aおよび第2起立部材3Bを有して おり、これらが上記ジョイント5に介して連結されていることから、上記第2起 立部材3Bは上記支持台2に対して無方向に回動自在とされている。上記第2起 立部材3Bには、表示具としての幟4が取り付けられていることから、上記第2 起立部材3Bを適宜回動させることによって上記幟4の向きを所望のものとする ことができる。
【0034】 このとき、上記表示装置1のジョイント4(第1部材50)には、切欠50c が形成されているので、この切欠50cによって上記起立部材3の回動を制限す ることができ、幟4の位置ないし向きを固定することができる。したがって、上 記表示装置1によって幟4が支持された状態において、不用意に上記幟4の位置 ないし向きが変わってしまうことはない。また、一旦固定された表示具30の位 置および向きは、上記起立部材3の第2起立部材3Bを操作することによって容 易に変更できるようになされている。
【0035】 なお、上記表示装置1においては、2つの起立部材3A,3Bを有し、これら が1つのジョイント5によって連結されて上記起立部材3が構成されていたが、 上記起立部材3は、一本の線材を屈曲して連続的(ジョイント5を有さない)に 形成されたものであってもよく、また3以上の部材からなり、これらが複数のジ ョイント5によって連結されたものであってもよい。
【0036】 また、上記支持台2の膨出部21に形成された突起部24は必ずしも必要なも のではないが、この突起部24を利用して図5に示すような構成とすることもで きる。すなわち、上記突起部24を有する支持台2においては、上記した屈曲線 材の起立部材3と、以下に説明する起立部材3とを適宜選択して使用可能な構成 とすることもできる。
【0037】 同図に示す表示装置1は、起立部材3にジョイント5が連結されて一体化され ており、この起立部材3にはさらに、ジョイント5を介してクリップ6が連結さ れている。すなわち、上記起立部材3では、ジョイント5が連結されて下端部に 上記突起部24と嵌合する連結部が設けられている。
【0038】 上記各ジョイント5は、図3および図4を参照して説明したものと同様な構成 とされている。すなわち、上記各ジョイント5は、球状部を有する第1部材51 と、球状凹部を有する第2部材50とからなり、各ジョイント5の第1部材51 が金属線材などの起立部材3の両端部に取り付けられている。
【0039】 上記クリップ6は、一対の可動片60,60を有しており、自然状態において これらの先端部60a,60aどうしが板バネ61によって押圧しあうようにな されている一方、各可動片60,60の基端部60b,60bに外力を作用させ て近づけることによって先端部60a,60aの間が広がるようになされている 。また、一方の可動片60の基端部60bには、突起60cが設けられており、 この突起60cには、上記ジョイント5の第2部材50が取り付けられている。
【0040】 上記表示装置1では、上記起立部材3が支持台2およびクリップ6に対して各 ジョイント5,5を介して連結されており、これらのジョイント5が第1部材5 1と第2部材50が互いに無方向に回動自在とされていることから、結局、上記 起立部材3は上記支持台2およびクリップ6に対して無方向に回動自在とされて いる。一般的に、使用状態においては、上記支持台2が台などの上に載置されて 固定状とされることから、上記支持台2に対して上記起立部材3および上記クリ ップ6が相対的に回動させることとなる。したがって、上記起立部材3およびク リップ6を回動させれば、上記クリップ6の位置や向きを所望のものとすること ができ、このクリップ6に挟持された表示具4の向きや位置を選択することがで きる。
【0041】 また、上記構成の表示装置1では、クリップ6を有していることから、このク リップ6にシート状などの表示具4などを挟持することによって、この表示具4 に描かれた文字や記号などを表示することができるようになされている。そして 、クリップ6に表示具4を挟持するといった構成とされていることから、表示具 4の取り替えが極めて容易であるといった利点が得られる。一般に、上記表示具 4は、その取り替えを行うとが多いことから、表示具4の取り替えが容易であれ ば極めて便利であり、使い勝手がよい。
【0042】 なお、上記表示装置1では、上記起立部材3が金属線材によって形成されてい たが、上記起立部材3を樹脂成形によって形成してもよい。この場合には、図6 に示したように、上記各ジョイント5の第1部材51の球状部に相当するものを 上記起立部材3の両端部3a,3aに一体的に形成してもよく、また、上記起立 部材3を上記支持台2に対して無方向に回動自在に構成する必要がない場合には 、上記支持台2の突起部24に嵌合する連結部を一体的に形成してもよい。
【0043】 もちろん、上記支持台2の突起部24を利用した表示装置1においても、表示 具として幟を取り付けるように構成してもよく、また、金属線材を屈曲して形成 された起立部材3において、これの先端部にクリップを取り付けた構成とするこ ともできる。
【0044】 また、上記支持台2には、上記膨出部21に突起部24が形成されていたが、 上記膨出部21が形成されていない基部20に直接的に突起部24を形成し、こ の突起部24に上記起立部材3を連結して、この起立部材3に幟4など表示具を 直接的に取り付け、あるいはクリップを連結してこのクリップに表示具を挟持す るように構成することもできる。もちろん、上記突起部24が形成されていない 支持台2に対して、上述した各構成を採用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案に係る表示装置の第1の実施形態を示
す全体斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】ジョイントの分解斜視図であり、仮想線は無方
向回動状態を表している。
【図4】上記ジョイントの連結状態における断面図であ
る。
【図5】上記表示装置の変形例を示す全体斜視図であ
る。
【図6】起立部材の変形例を示す平面図である。
【図7】従来の表示装置の全体斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIIIに沿う断面図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 支持台(表示装置の) 3 起立部材 3A 第1起立部材 3B 第2起立部材 4 表示具(幟) 5 ジョイント 20 基部(支持台の) 21 膨出部(支持台の) 22 空間(支持台の) 22a 開口(空間端部の) 30 U字状部(起立部材の) 32 突出部(起立部材の) 33,34 起立部(起立部材の) 50 第2部材(ジョイントの) 50a 球状凹部(第2部材の) 51 第1部材(ジョイントの) 51A 球状部(第1部材の)

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状に形成された基部と、この基部か
    ら所定高さ位置において上記基部に対して平行状とされ
    た膨出部と、を有し、かつ上記基部と上記膨出部との間
    に一方向に延びるとともに所定厚みを有する空間が形成
    された表示装置用支持台であって、 上記空間は、その両端部にそれぞれ開口が形成された開
    放状とされており、これらの開口または空間の断面は、
    その幅寸法が上部に向かうほど小さくなるような形状と
    されていることを特徴とする、表示装置用支持台。
  2. 【請求項2】 上記基部と上記膨出部とは、樹脂成形に
    よって一体的に形成されている、請求項1に記載の表示
    装置用支持台。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した支持台と、
    この支持台に対して起立状に支持される起立部材と、を
    備えたことを特徴とする、表示装置。
  4. 【請求項4】 上記起立部材は、線材を屈曲して形成し
    たものであり、かつ、 U字状に屈曲させられ、上記支持台に形成された空間内
    に挿入されて付勢状態で上記空間内に拘束されるU字状
    部と、このU字状部によって規定される平面に対して起
    立状に屈曲させられた起立部と、を有している、請求項
    3に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 上記膨出部には、上方に突出する突起部
    がさらに設けられており、上記起立部材の下端部には、
    上記突起部が嵌合される連結部が形成されている、請求
    項3に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 上記起立部材は、複数の線状あるいは棒
    状の部材からなり、各部材の間が回動自在に連結されて
    いる、請求項4または5に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 自然状態においてそれぞれの先端部どう
    しが押圧し合う一対の可動片を有するとともに、基端部
    どうしを近づけることによってそれぞれの先端部が離間
    するようになされたクリップをさらに備えており、 このクリップの一方の可動片が上記起立部材の先端部に
    連結されている、請求項3ないし6のいずれかに記載の
    表示装置。
  8. 【請求項8】 上記クリップは、上記支持台に対して相
    対的に回動自在とされている、請求項7に記載の表示装
    置。
  9. 【請求項9】 上記クリップは、ジョイントを介して上
    記起立部材に連結されており、このジョイントは、球状
    部を有する第1部材と、上記球状部を無方向に回動自在
    に保持する球状凹部を有する第2部材と、を備えてい
    る、請求項8に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1または2に記載した支持台
    と、この支持台に対して起立状に支持される起立部材
    と、を備えており、 上記支持台の膨出部には、上方に突出する突起部がさら
    に設けられており、 上記起立部材は、線材を屈曲して形成されているととも
    に、U字状に屈曲させられ、上記支持台に形成された空
    間内に挿入されて付勢状態で上記空間内に拘束されるU
    字状部と、このU字状部によって規定される平面に対し
    て起立状に屈曲させられた起立部と、を有したもの、あ
    るいは、 その下端部に上記突起部が嵌合される連結部を有するも
    のであり、かつ、 上記した何れかの形態の起立部材を選択して上記支持台
    に連結して使用可能とされていることを特徴とする、表
    示装置。
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