JP3053698U

JP3053698U - パチンコ台の命釘巾カード型測定器

Info

Publication number: JP3053698U
Application number: JP1998004037U
Authority: JP
Inventors: 章夫岡村
Original assignee: 章夫岡村
Priority date: 1998-04-30
Filing date: 1998-04-30
Publication date: 1998-11-04
Anticipated expiration: 2004-04-30

Abstract

(57)【要約】【課題】パチンコ台の「へそ」と呼ばれる左右２本の
釘で構成される命釘の巾が誰にでも簡単に測定・認識で
きることを課題とする。【解決手段】財布の中に携帯可能な寸法のカード（例え
ば、名刺、テレホンカード、ＣＲ機用のプリペイドカー
ド等に類似するもの）にパンチ穴、スリット状の横長
穴、矢印、目盛、写真、イラスト等を配置することで、
命釘の巾を測定・認識する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パチンコ台に多数存在する釘のなかでも最も重要視される「へそ」と呼ばれる命釘（２本の釘で構成される）の巾を測定・認識する道具に係わるパチンコ台技術分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の道具としては何ら存在せず、「パチプロ」と呼ばれるパチンコを職業とする人達だけがその卓越した視力や経験により正確に測定・認識しているのが現状である。また、市販のものさしは使い勝手が悪く、それを使用したとしても正確な測定は不可能である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたように、パチンコには釘を見極める技術を習得した「パチプロ」だけが膨大な利益を得て、素人のパチンコファンはほとんど勝つ機会に恵まれず、多額な損失をするという問題がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の不公平を解消するために、パチンコ台の「へそ」と呼ばれる左右２本の釘で構成される命釘の巾が誰にでも簡単に測定できることを目的としたカード型測定器を以下のとおり考案する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

請求項１の方式として、図１が示すように、財布の中に携帯可能な寸法のカード１（例えば、名刺、テレホンカード、ＣＲ機用のプリペイドカード等に類似するもの）に、命釘の頭に同等又はそれ以上の大きさの正方形（円形でもよい）のパンチ穴２を標準的な命釘巾に対応する間隔で左右に設け、これを複数個縦形に配置する。すなわち、最小巾１０．００ｍｍ程度から約０．２５ｍｍ〜１．００ｍｍの単位毎に最大巾１３．５０ｍｍ程度までの範囲を測定出来るように必要個数配置し、各パンチ穴の横にそれぞれに該当する巾を明記する。または、１枚のカードにパンチ穴を左右に１対のみ設け、上記範囲全てに対して適用できるようにこのカードを必要枚数分作成し、それを１セットとする。同様に、トランプ遊戯セットとして制作してもよいものとする。また、カードの裏面（または、表面の余白部）に主要機種に関する重要情報（理想とする命釘の巾及びその形態、千円あたりのデジタル理想回転数、大当り確率、その他の重要な釘状態等）を記述・描写できることとする。遊戯者はこのカードに開けられた左右のパンチ穴２をパチンコ台のガラス越しに命釘の位置に順次あてがい、左右パンチ穴と左右命釘の位置が一致する所を命釘巾として認識する。また、より測定精度を向上させるためルーペと複合してもよいものとする。

【０００６】請求項２の方式として、図２が示すように、カード１に同様のパンチ穴２を左側に１個設け、その右側にスリット状の横長穴３を配置し、最小巾１０．００ｍｍ程度から最大巾１３．５０ｍｍ程度までの命釘巾を測定できるように目盛４を付ける。また、カードの裏面（または、表面の余白部）に

【０００５】に記載した主要機種に関する重要情報を記述・描写してもよいものとする。遊戯者はパンチ穴２をパチンコ台のガラス越しに左側の命釘の位置にあてがい、右側の命釘までの間隔をこの目盛４により測定する。また、より測定精度を向上させるためルーペと複合してもよいものとする。

【０００７】請求項３の方式として、図３が示すように、カード１の一辺に最小巾１０．００ｍｍ程度から最大巾１３．５０ｍｍ程度までの命釘巾を測定できるように矢印５又はその他の目印となるもの（例えば、釘頭大の半円の切込み６等）と目盛４を設ける。また、カードの裏面（または、表面の余白部）に

【０００５】に記載した主要機種に関する重要情報を記述・描写してもよいものとする。遊戯者はこの矢印５又はその他の目印をパチンコ台のガラス越しに左側の命釘の位置にあてがい、右側の命釘までの間隔をこの目盛４により測定する。また、より測定精度を向上させるためルーペと複合しても良いものとする。

【０００８】請求項４の方式として、図４が示すように、矢印５又はその他の目印となるもの（例えば、釘頭大の半円の切込み等）を標準的な命釘巾に対応する間隔で左右に設け、これをカード１の周囲に配置する。すなわち、最小巾１０．００ｍｍ程度から約０．２５ｍｍ〜１．００ｍｍの単位毎に最大巾１３．５０ｍｍ程度までの範囲を測定出来るように必要個数配置し、各矢印の下にそれぞれ該当する巾を明記する。または、１枚のカードに矢印又はその他の目印を左右に１対のみ設け、上記範囲全てに対して適用できるようにこのカードを必要枚数分作成し、それを１セットとする。同様に、トランプ遊戯セットとして制作してもよいものとする。また、カードの裏面（または表面の余白部）に

【０００５】で記述した主要機種に関する重要情報を記述してもよいものとする。遊戯者はこの左右に設けた矢印又はその他の目印をパチンコ台のガラス越しに命釘の位置に順次あてがい、一致する所を命釘巾として認識する。また、より測定精度を向上させるためルーペと複合してもよいものとする。

【０００９】請求項５の方式として、カード１に標準的な命釘巾を上から又は正面から実物大に写真撮影又はイラスト描写し、該当する巾を明記する。すなわち、最小巾１０．００ｍｍ程度から約０．２５ｍｍ〜１．００ｍｍの単位毎に最大巾１３．５０ｍｍ程度までの範囲を認識できるよう、これを必要個数配置する。または、図５が示すように、一枚のカードに一枚の写真又はイラストを配置し、上記の範囲全てに対して適用できるようにした必要枚数分をセットとして制作する。同様に、トランプ遊戯セットとして制作してもよいものとする。また、カードの裏面（または、表面の余白部）に

【０００５】に記載した主要機種に関する上記の重要情報を記述してもよいものとする。遊戯者はこのカードの命釘巾と実際遊戯を行おうとするパチンコ台の命釘巾を比較対照することでこの巾を認識する。また、いかなる場所においても、このカードを利用することで命釘巾を見極める技能訓練を随時行うことができる。

【００１０】

【考案の効果】このカード型命釘巾測定器を使用することで、一般のものさしでは測定が極めて困難な命釘の巾を測定・認識することが可能となる。これにより０．２５ｍｍ単位の釘の動きを見極めることのできるプロと一般のパチンコファンとの技術レベル格差が縮小され、誰にでも気軽に楽しく遊戯できる、より健全で公平なパチンコが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】左右一対のパンチ穴を複数配置したカードを利
用したパチンコ台の命釘巾測定器の平面図である。

【図２】一個のパンチ穴とスリット状目盛付き横長穴を
設けたカードを利用したパチンコ台の命釘巾測定器の平
面図である。

【図３】一本の矢印（又は釘頭大の半円の切込み）と目
盛を設けたカードを利用したパチンコ台の命釘巾測定器
の平面図である。

【図４】左右一対の矢印を複数配置したカードを利用し
たパチンコ台の命釘巾測定器の平面図である。

【図５】実際の命釘巾の形態を上から実物大に撮影又は
描写した写真又はイラスト付きカードを利用したパチン
コ台の命釘測定器である。

【符号の説明】

１カード２正方形のパンチ穴３スリット状の横長穴４目盛５矢印６釘頭大の半円の切込み７実物大命釘

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】左右一対のパンチ穴を複数又は単数配置し
たカードを利用したパチンコ台の命釘巾測定器。
【請求項２】一個のパンチ穴とスリット状目盛付き横長
穴を設けたカードを利用したパチンコ台の命釘巾測定
器。
【請求項３】一本の矢印と目盛を設けたカードを利用し
たパチンコ台の命釘巾測定器。
【請求項４】左右一対の矢印を複数又は単数配置したカ
ードを利用したパチンコ台の命釘巾測定器。
【請求項５】実際の命釘巾の形態を上から又は正面から
撮影又は描写した実物大写真又はイラスト付きカードを
利用したパチンコ台の命釘測定器。