JP3053687B2 - 真空断熱容器の部品取付け構造 - Google Patents

真空断熱容器の部品取付け構造

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JP3053687B2
JP3053687B2 JP4002524A JP252492A JP3053687B2 JP 3053687 B2 JP3053687 B2 JP 3053687B2 JP 4002524 A JP4002524 A JP 4002524A JP 252492 A JP252492 A JP 252492A JP 3053687 B2 JP3053687 B2 JP 3053687B2
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洋 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製の真空断熱容器の
部品取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の真空断熱容器は、図
5に示すように、内外の二重壁を有する構造体1にて構
成され、この構造体1を構成する内壁2と外壁3との間
に断熱作用をなす真空層4が形成されている。この構造
体1を形成する壁体の反真空層側の壁面、たとえば外壁
3の表面に、把手や脚などの部品5を取り付ける場合に
は、この外壁3の表面における部品5の取付け個所に、
あらかじめ補強板6がスポット溶接部7を介して取り付
けられる。そして、内壁2と外壁3との間を真空排気し
て真空層4を形成した後、補強板6の表面に部品5がす
み肉溶接部8を介して取り付けられる。この補強板6を
使用することにより、外壁3に薄い板材を使用しても、
真空排気後に真空層4の真空を破壊することなしに部品
5を溶接することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の部品取付構造によれば、補強板6の周縁部をスポッ
ト溶接すると、このスポット溶接部7と部品5のすみ肉
溶部8との位置が一致する場合がある。このような一致
が生じた場合には、スポット溶接部7では外壁3と補強
板6とが一体化しているため、部品5の溶接熱が外壁3
に直接伝わって、真空破壊を生じるおそれがある。部品
5を内壁2の表面に取り付ける場合も同様である。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、部品の取り付け時における真空破壊の発生を防止す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、内外二重壁構造に形成されるとともに、これ
ら二重壁の内部に真空層を形成した真空断熱容器におい
て、前記二重壁を構成する壁体の真空層側でない方の壁
面に、断熱層を介して補強板をすみ肉溶接により取り付
け、この補強板の表面に部品を溶接により取り付けたも
のである。
【0006】
【作用】このような構成によれば、補強板とこの補強板
を取り付けた壁体との間には、従来のスポット溶接部の
ように補強板と壁体とが一体化した部分がない。また補
強板と壁体との隙間には、微少な空気層などの断熱層が
介在することになり、これが熱抵抗となる。そのため、
部品の溶接熱は、直接には壁体に伝わらない。したがっ
て、補強板の表面であればどの個所に部品を溶接して
も、部品の溶接熱によって真空層を破壊するようなこと
はない。
【0007】
【実施例】
実施例1 図2は、本発明にもとづく部品取付け構造を適用して、
真空断熱容器11の内壁面に部品12を取り付けた状態を示
している。この真空断熱容器11は、金属製の箱形の容器
で、内壁14と外壁15とを有した二重壁構造体13にて構成
され、内壁14と外壁15との間に真空層が形成されてい
る。17は、部品12の取付け個所における真空層とは反対
側に設けられた補強板である。
【0008】図1は、図2における部品取付け構造を詳
細に示す。図示のように、内壁14の所定個所における真
空層側でない側の壁面すなわちその表面には、補強板17
がすみ肉溶接により取り付けられている。補強板17と内
壁14との間には断熱層18が形成され、この断熱層18は、
補強板17と内壁14との間に自然に残存する微少な空気層
にて構成されている。
【0009】部品12の取付けに際しては、まず、内壁14
と外壁15との間を真空排気する前に、内壁14の表面の所
定個所にあらかじめ補強板17をすみ肉溶接しておく。補
強板17の板厚は、部品12の取付けに必要な強度により定
まるが、内壁14の材質をJISのSUS304、その板厚を1mm
とすると、この内壁14と同一の材質、板厚を有する補強
板18を使用することも可能である。そして次に、内壁14
と外壁15との間を真空排気して真空層16を形成し、その
後、補強板17の表面に部品12を溶接する。
【0010】このような構成によれば、補強板17と内壁
14との間には、従来のスポット溶接部のように補強板と
内壁とが一体化した部分がなく、かつ微少ながらも断熱
層18が介在して、これが熱抵抗となっている。そのた
め、部品12の溶接熱は直接には内壁14に伝わらず、補強
板17の表面のどの個所に部品12を溶接しても、この部品
12の溶接熱により真空層16に真空破壊が生じるおそれは
ない。実施例2図3に示すように、補強板17と内壁14と
の間にセラミックペーパなどの断熱材を挟み込んで、断
熱層18を形成している。その他の構造は、実施例1のも
のと同様である。
【0011】この断熱材を使用した断熱層18によれば、
部品12の溶接熱の内壁14への入熱を大幅に低減可能であ
るので、真空層16の真空破壊を防止する効果が大であ
る。したがって、この部品取付構造は、部品取付部の強
度を増すために溶接の脚長を長くしたり、溶接速度を増
すためにより大きな溶接電流を流す必要があって、内壁
14への入熱が増大したりするような場合に好適である。 実施例3 図4に示すように、補強板17おいて、内壁14に向かい合
う面に凹部19を設けることで、この補強板17と内壁14と
の間に、比較的厚みのある空気層からなる断熱層18を形
成している。その他の構造は、実施例1のものと同様で
ある。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、二重
壁を構成する壁体の真空層側でない方の壁面に、断熱層
を介して補強板をすみ肉溶接により取り付けたため、補
強板の表面に取り付けられる部品の溶接熱が直接壁体に
伝わることを防止できる。そのため、補強板の表面のど
の個所に部品を溶接しても、部品の溶接熱による真空破
壊の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の部品取付け構造を示す断面
図である。
【図2】図1の部品取付け構造を適用した真空断熱容器
の斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例の部品取付け構造を示す断
面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例の部品取付け構造を
示す断面図である。
【図5】従来の部品取付構造の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
12 部品 14 内壁 15 外壁 16 真空層 17 補強板 18 断熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−96289(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 81/00 - 81/38 F16L 59/00 - 59/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内外二重壁構造に形成されるとともに、
    これら二重壁の内部に真空層を形成した真空断熱容器に
    おいて、前記二重壁を構成する壁体の真空層側でない方
    の壁面に、断熱層を介して補強板をすみ肉溶接により取
    り付け、この補強板の表面に部品を溶接により取り付け
    たことを特徴とする真空断熱容器の部品取付け構造。
JP4002524A 1992-01-10 1992-01-10 真空断熱容器の部品取付け構造 Expired - Fee Related JP3053687B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6057288B2 (ja) * 2011-01-17 2017-01-11 サントリーホールディングス株式会社 植栽装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6057288B2 (ja) * 2011-01-17 2017-01-11 サントリーホールディングス株式会社 植栽装置

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JPH05193681A (ja) 1993-08-03

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