JP3053646U - 食器洗浄用手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】両手に共通に使用出来る食器洗浄用手袋におい
て、親指部を手掌部に沿って位置するようにして、手袋
の形を整え、維持するようにする。 【構成】手袋の手甲側の幅を手掌側に比べ狭くして、断
面を弓形にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、食器洗浄用手袋に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、直方形などの単純な形のスポンジ等が使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のスポンジ型に変えて、手袋型（実用新案登録第３０４０３５１号）が考 案されたが、その親指部が中央にある場合、図１において、手掌面ａの親指部ｂ は、手掌面ａに沿って位置させたいため、その付け根ｃにおいて約１センチメー トル縫い合わせてある。しかし、手袋の水分が多い場合、あるいは手袋を強く絞 った後などには、親指部は前方に垂れ下がる。

【０００４】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、食器洗浄手袋の形を整え、取扱を容易にしようとす るものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案においては、洗浄用手袋の手の甲側の布 の幅ｄを手の掌側ａに比べて２〜５センチメートル狭くする（図２）。

【０００６】 あるいは親指の掌側ｂに比べ親指の外側ｅの幅を１〜３センチメートル狭くし て縫い合わせる（図３）。

【０００７】

【作用】

上記の方法により縫い合わせた手袋は、手の掌部あるいは親指部の断面が弓形 になるので、手袋の親指部は手の掌部に沿って位置するようになる。

【０００８】

【実施例】

使用した手袋の手掌面は、厚さ５ミリメートルのウレタン製スポンジの表面に サランのメッシュシートを縫い付けたもの。そして手袋の外側はナイロンメッシ ュシートを使用した。次に手掌面のスポンジの親指部を内側に折り畳んで、その 付け根の両端を約１センチメートル縫い合わせた。これに手掌面のスポンジの最 大幅１３センチメートルに対し、手甲面のナイロンシートの最大幅９センチメー トルのものを縫い合わせて、図４の洗浄用手袋を得た。これらにつき繰り返し製 造、使用した結果では、親指部は常に手掌部に沿って位置させることが出来た。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１０】 洗浄用手袋の形が立体的になり安定した。

【００１１】 親指部が手掌部に沿って位置することが出来た。

【００１２】 手袋に対する手の出し入れが容易になった。

【００１３】 本考案は、主として食器を挟んで洗う形になっていることの説明がやり易くな った。

【図面の簡単な説明】

【図１】本手袋の従来のものの正面図及び側面図を示
す。

【図２】本考案による手袋の手掌部を弓形にした場合の
断面図。

【図３】本考案による手袋の親指部を弓形にした場合の
断面図。

【図４】本考案による手袋の手掌部を弓形にした場合の
側面図。

【符号の説明】

ａ：手掌部 ｂ：親指部の手掌側 ｃ：縫い合わせ目 ｄ：手甲部 ｅ：親指部の外側（甲側）

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 親指部が中央に位置する食器洗浄用のミ
   トン型手袋において、その手の掌側よりも手の背側の幅
   を２〜５センチメートル狭くし、あるいは親指部の掌側
   よりも背側の幅を１〜３センチメートル狭くして縫い合
   わせることにより、手袋の親指部が手の掌側に沿って位
   置するようにしたことを特徴とする食器洗浄用手袋。