JP3053511U - 外科用鋏 - Google Patents

外科用鋏

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JP3053511U
JP3053511U JP1998002783U JP278398U JP3053511U JP 3053511 U JP3053511 U JP 3053511U JP 1998002783 U JP1998002783 U JP 1998002783U JP 278398 U JP278398 U JP 278398U JP 3053511 U JP3053511 U JP 3053511U
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JP
Japan
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blade
small
surgical scissors
meat
longitudinal direction
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JP1998002783U
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English (en)
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強 植竹
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Keisei Medical Industrial Co Ltd
Original Assignee
Keisei Medical Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滑りやすい肉の組織等であっても、確実に切
断できる外科用鋏を提供する。 【解決手段】 刃体1,2の刃縁7,8の端面に該刃縁
7,8の長手方向に沿って小凹部11,12を複数形成した
ことにより、刃縁7,8と肉の組織との抵抗、すなわち
両者の引っ掛かりが向上し、確実に肉の組織等の切断を
行うことができる。前記小凹部11,12は傾斜して半円状
に切り欠かれた筋状であるので、肉の組織が半円状の小
凹部11,12に入り込み、確実に切断を行うことができ
る。また前記小凹部11,12をローレット目により形成す
ることにより、精密にしかも簡単に加工することができ
る。しかも、小凹部11,12は刃体1,2の基端1A,2
Aより先端1B,2Bにわたって形成されているので、
基端1A,2Aで引っ掛かりが生ずるので、先端1B,
2B側まで刃縁7,8の全長にわたって切断できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、外科用鋏に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
従来の外科用鋏は、柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結したものであり、 刃体の刃縁は一直線状であった。このような刃縁が一直線状の鋏においては、例 えば外科手術において骨から該骨に付着した滑り易い肉(組織)を剥離させる際 に、刃縁における肉との食い込みが良好に行われない。これは刃縁と肉との抵抗 が少ないことに起因する。
【0003】 そこで、本考案は刃縁と肉等との抵抗を大きくできる外科用鋏を提供すること を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の外科用鋏は、柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結した外科 用鋏において、前記刃体の少なくとも一方の刃縁に該刃縁の長手方向に沿って小 凹部を複数形成したことを特徴とする。したがって請求項1では、肉等の組織が 小凹部に引っ掛かり、刃体と組織との抵抗を大きくできる。
【0005】 請求項2記載の外科用鋏は、柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結した外科 用鋏において、一方の刃体の刃縁にのみ該刃縁の長手方向に沿って小凹部を複数 形成したことを特徴とする。したがって請求項2では、一方の刃体により肉等の 組織を小凹部に引っ掛け、他方の刃体により切断を行うことができる。
【0006】 請求項3記載の外科用鋏においては、前記小凹部は前記刃縁の端面の長手方向 に沿って前記刃体の基端から先端にわたって形成したことを特徴とする。したが って請求項3では、肉等の組織が小凹部に確実に引っ掛けることができると共に 、刃縁の全長にわたって切断できる。
【0007】 請求項4記載の外科用鋏においては、前記小凹部はほぼ半円状に切り欠かれる と共に、前記刃縁の長手方向に対して傾斜していることを特徴とする。したがっ て請求項4では、肉等の組織が半円状に切り欠かれた小凹部に確実に引っ掛ける ことができる。
【0008】 請求項5記載の外科用鋏においては、前記小凹部はローレット目により形成さ れたものである。したがって請求項5では、ローレット加工することにより小凹 部を形成できる。
【0009】
【考案の実施形態】
以下、本考案の第1実施例を図1及び図2を参照して説明する。やや湾曲した 第1,2の刃体1,2の基端側にそれぞれ第1,2の柄3,4が連設されている 。そして、第1,2の刃体1,2の基端1A,2A側を支軸1Xにより回動自在 に連結している。また、第1,2の柄3,4の端部には、指欠け部5,6が一体 に設けられている。第1,2の刃体1,2のそれぞれが対向する部位には内側に 刃縁7,8が形成された斜面部9,10が形成される。そして、刃縁7,8の端面 に第1,2の小凹部11,12がそれぞれ形成されている。第1,2の小凹部11,12 は、ほぼ半円状に切り欠いた筋状であって刃縁7,8の端面の長手方向に対して 斜め(傾斜角度A)に刃縁7,8に沿って互いに間隔Bをおいて複数形成されて いる。この尚、第1,2の小凹部11,12は第1,2の刃縁7,8における刃体1 ,2の先端1B,2Bから基端1A,2Aにかけて設けられている。尚、前記第 1,2の小凹部11,12は周面に、前記小凹部11,12に対応した凸部を形成したロ ーレット13を用い該ローレット13に圧力を加えて回転させながらローレット目を 付けることで第1,2の凹部11,12を形成している。
【0010】 したがって、指欠け部5,6に指を掛けて鋏を握り、そして例えば骨と該骨に 付着した肉との間に第1,2の刃体1,2を差し入れて柄3,4を開閉すること により、骨から肉を切り離すことができる。この際、刃縁7,8の端面には筋状 の第1,2の小凹部11,12が形成されているので、該小凹部11,12に肉の組織が 引っ掛かるようになり、両者の抵抗を大きくすることができるので、肉を骨より 剥離する際、刃縁7,8に対して肉の組織が逃れることがなく、確実に剥離を行 うことができる。
【0011】 以上のように、前記実施例では本考案の実施例では請求項1に対応して、刃体 1,2の刃縁7,8に該刃縁7,8の長手方向に沿って小凹部11,12を複数形成 したことにより、刃縁7,8と肉の組織との抵抗、すなわち両者の引っ掛かりが 向上し、確実に肉の組織等の切断を行うことができる。
【0012】 さらに、本考案の実施例では請求項3に対応して、小凹部11,12を刃縁7,8 の端面の長手方向に沿って間隔Bをおいて形成したので、小凹部11,12の箇所で 肉の組織を引っ掛け、一方刃縁7,8の箇所自体で切断を確実に行うことができ る。しかも、小凹部11,12は刃体1,2の基端1A,2Aより先端1B,2Bに わたって形成されているので、基端1A,2Aで引っ掛かりが生ずるので、先端 1B,2B側まで刃縁7,8の全長にわたって切断できる。
【0013】 また、本考案の実施例では請求項4に対応して、前記小凹部11,12はほぼ半円 状に切り欠かれた筋状であるので、肉の組織が半円状の小凹部11,12に入り込み 、確実に切断を行うことができる。また、小凹部11,12は刃縁7,8の長手方向 に対して傾斜しているので、肉の組織等を引き裂きやすくなる。
【0014】 さらに、本考案の実施例では請求項5に対応して、前記小凹部11,12をローレ ット目により形成することにより、精密にしかも簡単に加工することができる。
【0015】 図3は本考案の第2実施例を示したものであり、前記第1実施例と同一部分に は同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0016】 直線状の第1,2の刃体1,2は支軸5により回動自在に連結され、一方の第 1の刃体1の刃縁7にのみ第1の小凹部11が形成されている。他方の第2の刃体 2は小凹部が形成されない刃縁8となっている。
【0017】 したがって、第2実施例では指欠け部5,6に指を掛けて鋏を握り、そして例 えば骨と肉との間に第1,2の刃体1,2を差し入れて柄3,4を開閉すること により、肉を切り離すことができる。この際、刃縁7には筋状の第1の小凹部11 が形成されており、該小凹部11に肉の組織が引っ掛かり、そして小凹部が形成さ れない直線状の刃縁8により組織を切断することができる。このように例えば肉 を骨より剥離する際、刃縁7に対して肉の組織が逃れることがなく、刃縁8によ り確実に剥離等を行うことができる。
【0018】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形が可能である 。
【0019】
【考案の効果】
請求項1記載の外科用鋏は、柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結した外科 用鋏において、前記刃体の少なくとも一方の刃縁に該刃縁の長手方向に沿って小 凹部を複数形成したものであり、滑りやすい肉等の組織であっても確実に切断で きる。
【0020】 請求項2記載の外科用鋏は、柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結した外科 用鋏において、一方の刃体の刃縁にのみ該刃縁の長手方向に沿って小凹部を複数 形成したものであり、したがって請求項2では、一方の刃体により肉等の組織を 小凹部に引っ掛け、他方の刃体により切れ味よく切断を行うことができる。
【0021】 請求項3記載の外科用鋏においては、前記小凹部は前記刃縁の端面の長手方向 に沿って前記刃体の基端から先端にわたって形成したものであり、したがって請 求項3では、滑りやすい肉等の組織を刃縁の全長にわたて確実に引っ掛けて切断 できる。
【0022】 請求項4記載の外科用鋏においては、前記小凹部はほぼ半円状に切り欠かれる と共に、前記刃縁の長手方向に対して傾斜しているものであり、したがって請求 項4では、肉等の組織を半円状の小凹部に確実に引っ掛けることができ、さらに 前記傾斜により確実に切断できる。
【0023】 請求項5記載の外科用鋏においては、前記小凹部はローレット目により形成さ れたものであり、したがって請求項5では、ローレット加工することにより正確 にしかも簡単に小凹部を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部を拡大した斜視
図である。
【図2】本考案の第1実施例を示す刃縁の端面の正面図
である
【図3】本考案の第2実施例を示す一部を拡大した斜視
図である。
【符号の説明】
1 2 刃体 1A 2A 基端 1B 2B 先端 7 8 刃縁 11 12 小凹部 13 ローレット

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結
    した外科用鋏において、前記刃体の少なくとも一方の刃
    縁に該刃縁の長手方向に沿って小凹部を複数形成したこ
    とを特徴とする外科用鋏。
  2. 【請求項2】 柄を備えた一対の刃体を回動自在に連結
    した外科用鋏において、一方の刃体の刃縁にのみ該刃縁
    の長手方向に沿って小凹部を複数形成したことを特徴と
    する外科用鋏。
  3. 【請求項3】 前記小凹部は前記刃縁の端面の長手方向
    に沿って前記刃体の基端から先端にわたって形成したこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の外科用鋏。
  4. 【請求項4】 前記小凹部はほぼ半円状に切り欠かれる
    と共に、前記刃縁の長手方向に対して傾斜していること
    を特徴とする請求項3記載の外科用鋏。
  5. 【請求項5】 前記小凹部はローレット目により形成さ
    れたことを特徴とする請求項4記載の外科用鋏。
JP1998002783U 1998-04-24 1998-04-24 外科用鋏 Expired - Lifetime JP3053511U (ja)

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