JP3053287U - 耳圧迫防止機能を備えた枕 - Google Patents

耳圧迫防止機能を備えた枕

Info

Publication number
JP3053287U
JP3053287U JP1998002554U JP255498U JP3053287U JP 3053287 U JP3053287 U JP 3053287U JP 1998002554 U JP1998002554 U JP 1998002554U JP 255498 U JP255498 U JP 255498U JP 3053287 U JP3053287 U JP 3053287U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillow
ear
compression
compression preventing
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1998002554U
Other languages
English (en)
Inventor
重義 明瀬
Original Assignee
重義 明瀬
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 重義 明瀬 filed Critical 重義 明瀬
Priority to JP1998002554U priority Critical patent/JP3053287U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3053287U publication Critical patent/JP3053287U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 就寝時に頭部によって枕表面に圧迫され
ることで変形する耳を保護する耳圧迫防止機能を備えた
枕を提供する。 【解決手段】 肌ざわりの良く、通気性、吸湿性に富む
綿,合成繊維などの材質で構成された外カバー2の内部
に低反発ウレタンフォーム等の充填材3を内装して全体
をほぼ偏平な矩形状に形成してなる枕1であって、該枕
1の上面4形状は正しい就寝姿勢状態では頚椎部が当接
するようにした湾曲面5を形成すると共に、ほぼ中央部
6には枕1使用時の耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手
段10(上下方向に貫通させた左右長手方向に沿う細幅
状の貫通孔7)を設けた構成としたので、乳幼児,子供
などが就寝時および就寝中に頭部を横向きにした場合で
あっても枕の上表面に耳が圧接(圧迫)されることなく
枕を使用することができ、また顔の骨格形状などの発育
がこれからという乳幼児の耳を就寝中に正常に矯正する
ことが出来、さらには耳の内部に機能障害などを与える
ことのない圧迫防止機能を備えた枕を提供することがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、就寝時に使用する枕に関し、特に就寝時に頭部によって枕表面に 圧迫される耳への圧迫を防止し、耳の変形の保護および変形された耳の矯正を行 うようした耳圧迫防止機能を備えた枕に関するするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、枕の内部に充填する材質を種々研究して、通気性,吸湿性の優れた枕と したもの、あるいは、頚椎部に当たる部分に磁石などを埋め込んで血液の循環を 向上させて指圧効果を高めるようにした枕など、多機能を付加させた健康増進用 安眠枕が多数開発され使用に供されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
人間工学的見地から正しい就寝姿勢とは、直立状態の身体を後方に90度倒し て、仰向けに寝かした状態であるとされている。しかるに、乳幼児,子供は、就 寝中は寝返りを打つなど頻繁に体を移動させる為、枕に保持される頭部も当然に 移動し、頭部を枕に対して横向きにした場合は、枕の表面と頭部の間に耳が挟ま れ耳が圧迫される状態が生じる。また、乳幼児,子供は、就寝姿勢が慣性により 一方向の横向き状態で耳を圧迫した状態で就寝する場合が多く、このような就寝 姿勢では、発育期の幼児などは耳の形状が変形してしまったり、生まれながらに 変形していて耳の形状がそのまま固定されることで、耳の内部機能に障害を与え る等の問題点があった。 人間の耳は、顔の全体の縮図ともいわれ、耳を上から三等分した時、上部は額 、中間は目、下部は顎と結びつきがあり、耳の上部は知性、中間は感情、下部は 意識力を表わしており、耳が巨大な人は、行動力と判断力に優れ、意志の強い人 であり、運に恵まれると言われるほどであって、人間の耳は非常に大切な個所で ある。
【0004】 この考案は、前述した問題点を解決して、乳幼児,子供などが就寝時に頭部を 横向きにした場合であっても枕の表面に耳が圧接(圧迫)されることなく、また 顔の形状などの発育がこれからと言う乳幼児の耳の就寝中に生じる圧迫変形を防 止し、また変形されている耳を正常状態に強制的に矯正することが出来、さらに 耳の内部に機能障害などを与えることのない耳圧迫防止機能を備えた枕を提供す ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、肌ざわりの良く、通気性、吸湿性に富む綿,合成繊維など の材質で構成された外カバーの内部に低反発ウレタンフォーム等の充填材を内装 して全体をほぼ偏平な矩形状に形成してなる枕であって、該枕の上面形状は正し い就寝姿勢状態では頚椎部が当接するようにした湾曲面を形成すると共に、ほぼ 中央部には枕使用時の耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手段を設けたものである 。
【0006】 請求項2の考案は、前記請求項1に記載した耳圧迫防止機能を備えた枕におい て、前記耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手段が、前記枕のほぼ中央部に左右長 手方向に沿って細幅状に形成した上下に貫通する貫通孔であることを特徴とする ものである。
【0007】 請求項3の考案は、前記請求項1に記載した耳圧迫防止機能を備えた枕におい て、前記耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手段が、前記枕のほぼ中央部に枕使用 者の頭部とほぼ同形状の径を有する凹部の左右両端側にそれぞれ着脱自在に配設 した弾性を有する丸棒体からなることを特徴としたものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の耳圧迫防止機能を備えた枕の実施形態について説明する。 図1〜図3は、この考案の第1実施形態を示すもので、図1は全体斜視図、図 2は図1のA−A線断面図、図3は同じくB−B線断面図である。 図中、1は全体がほぼ偏平矩形状(長方体)の枕で、この枕1は、肌ざわりの 良く、通気性、吸湿性に富む綿,合成繊維などの材質で構成された外カバー2の 内部に低反発ウレタンフォーム等の充填材3を内装して、全体をほぼ偏平な矩形 状に形成したものである。該枕1の上面4形状は正しい就寝姿勢状態では頚椎部 が当接するようにした湾曲面5を形成すると共に、上面4の中央部6には、枕1 の左右長手方向に沿って細幅状に形成した耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手段 10として上下に貫通する貫通孔7を設け、この貫通孔7によって枕1上面4に 対して頭部8を横向きに使用した時、枕1上面4と頭部8との間に挟まれる耳9 に、頭部8の重みが加わるのを防止する機能を持たせるようにしたものである。 なお、前記貫通孔7の細幅寸法は、耳が落ち込むほぼ10cm程度の幅寸法であ る。
【0009】 以上のように構成された、この考案の耳圧迫防止機能を備えた枕は、図3に示 すように、使用者が、枕1の上面4に対して頭部8を載せて身体および頭部8を 横向き使用した場合には、使用者の顔面側部の耳9は、枕1の左右長手方向に沿 って、細幅状に形成された貫通孔7の貫通部分に位置し、枕1の上面4とは接触 することがなく、頭部8の重みによって耳9を枕1の上面4に圧迫しこれを変形 させることがなく、頭部8の圧迫による耳の圧迫変形が防止される。
【0010】 図4〜図7は、この考案の耳圧迫防止機能を備えた枕の第2実施形態を示すも ので、この実施形態は、特に、乳用児および低学年の子供など身体の発育途上に ある子供の使用に好適する枕20である。 図4は全体の分解斜視図、図5は全体を示す平面図、図6は図5のC−C線断 面図、図7は同じく使用状態の断面図である。
【0011】 図中、20は前記第1実施形態と同様に、全体がほぼ偏平矩形状(長方体)の 枕で、この枕20は、肌ざわりの良く、通気性、吸湿性に富む綿,合成繊維など の材質で構成された外カバー21の内部に低反発ウレタンフォーム等の充填材2 2を内装して、全体をほぼ偏平な矩形状に形成したものである。該枕20の上面 23の形状は正しい就寝姿勢状態では頚椎部が当接するようにした湾曲面24を 形成すると共に、ほぼ中央部には、円形状の凹部25が形成されると共に、該凹 部25の左右には耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手段30として、前記枕20 と同様な材質で形成した筒状の外カバー26,26内に低反発ウレタンフォーム 27を詰め込んで形成した2本の丸棒体28をそれぞれ前記凹部25の左右両側 に対応させて着脱自在に配設したもである。29a,29bは前記丸棒体28お よび前記枕20の凹部25の左右両端に取付けた雌,雄ベルベットクロスファス ナーからなる連結具であって前記各丸棒体28を枕20の上面23に対して着脱 自在に取り付けることができるようにしたものである。 前記実施形態では、丸棒体28を着脱自在に取り付ける構成について説明した が、縫い付けなどによって完全に固定することも可能である。
【0012】 以上のように構成された、この考案の第2実施形態の耳整形機能を備えた枕は 、図7に示すように、乳幼児,子供等の就寝に使用する場合は、布団31上面に 置かれた枕20の上面ほぼ中央部に形成した凹部25に、後頭部を容易に位置決 めした状態で就寝させる。前記凹部25に位置した乳幼児の後頭部8は、前記凹 部25の形状に習慣的に沿わせて位置決めされて長期間使用されることで頭部の 形状を形よく矯正補助すると共に、前記凹部25の両端に配設した各丸棒体28 が頭部8側面の耳9の裏面側に位置し、乳幼児等これから発育する状態にある耳 9の形を変形させることなく保持し、かつ長期間習慣的に使用されることによっ て変形のないきれいな耳に矯正補助することができる。また、枕20の上面23 とは圧接触することがなく、頭部の重みによって耳を枕20の上面23に圧迫し これを変形発育させるようなことが防止される。
【0013】 乳幼児の場合は、特に、就寝中にミルクなどを戻したりしてミルクを耳の中に 流し込んだりして大切な耳に障害を与えることが起こり得るが、この考案の枕に によれば、前記圧迫防止手段30である丸棒体28によって耳9が枕20の上面 23より上方に保持された状態となるので、前述のような不具合が解消される。
【0014】 さらにまた、幼児等で生まれながらに耳が変形して頭部側に押し付けられてい るような変形状態では、丸棒体28を耳の裏面側頭部間に介在させることで、立 ち上がった正常な位置に耳を矯正することが容易に出来る。
【0015】 この考案の耳圧迫防止機能を備えた枕は、圧迫防止手段10を前記第1実施形 態では、枕のほぼ中央左右長手方向に形成した貫通孔7としたが、これに限定さ れることなく、貫通孔7に代えて左右長手方向に形成した凹部であっても同様の 機能を達成できることは勿論である。 また、この考案の前記実施形態では、外カバー2内に充填される充填材3の材 質を低反発ウレタンフォームとしたが、これに限定されることなく弾力性、放熱 性、通気性、吸湿性および耐久性に富むパームファイバーまたはココナツファイ バーを用いることも可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る耳圧迫防止機能を備えた枕は、肌ざわり の良く、通気性、吸湿性に富む綿,合成繊維などの材質で構成された外カバーの 内部に低反発ウレタンフォーム等の充填材を内装して全体をほぼ偏平な矩形状に 形成してなる枕であって、該枕の上面形状は正しい就寝姿勢状態では頚椎部が当 接するようにした湾曲面を形成すると共に、ほぼ中央部には枕使用時の耳圧迫防 止機能を有する圧迫防止手段を設けた構成としたので、乳幼児,子供などが就寝 時および就寝中に頭部を横向きにした場合であっても枕の上表面に耳が圧接(圧 迫)されることなく枕を使用することができ、耳の変形を保護すると共に、顔の 骨格形状などの発育がこれからという乳幼児の変形状態の耳を就寝中に強制的に 矯正することができ、さらに耳の内部に機能障害などを与えることのない圧迫防 止機能を備えた枕を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の耳圧迫防止機能を備えた第1実施形
態を示す全体斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同じく図1のB−B線断面図。
【図4】この考案の第2実施形態の全体の分解斜視図。
【図5】図4の全体を示す平面図。
【図6】図5のC−C線断面。
【図7】図5の使用状態を示す断面図。
【符号の説明】
1,20 枕 2,21 外カバー 3,22 充填材 4,23 上面 5,24 曲面 6 中央部 7 貫通孔 8 頭部 9 耳 10,30 圧迫防止手段 25 凹部 26 筒状の外カバー 27 丸棒体 29a,29b 雌、雄ベルベットクロスファスナ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肌ざわりの良く、通気性、吸湿性に富む
    綿,合成繊維などの材質で構成された外カバーの内部に
    低反発ウレタンフォーム等の充填材を内装して全体をほ
    ぼ偏平な矩形状に形成してなる枕であって、該枕の上面
    形状は正しい就寝姿勢状態では頚椎部が当接するように
    した湾曲面を形成すると共に、ほぼ中央部には枕使用時
    の耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手段を設けたことを
    特徴とする耳圧迫防止機能を備えた枕。
  2. 【請求項2】 前記耳圧迫防止機能を有する圧迫防止手
    段は、前記枕のほぼ中央部に左右長手方向に沿って細幅
    状に形成した上下に貫通する貫通孔であることを特徴と
    する請求項1に記載した耳圧迫防止機能を備えた枕。
  3. 【請求項3】 前記耳圧迫防止作用を有する圧迫防止手
    段は、前記枕のほぼ中央部に枕使用者の頭部とほぼ同形
    状の径を有する凹部の左右両端側にそれぞれ着脱自在に
    配設した弾性を有する丸棒体であることを特徴とする請
    求項1記載した耳圧迫防止機能を備えた枕。
JP1998002554U 1998-04-17 1998-04-17 耳圧迫防止機能を備えた枕 Expired - Lifetime JP3053287U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998002554U JP3053287U (ja) 1998-04-17 1998-04-17 耳圧迫防止機能を備えた枕

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1998002554U JP3053287U (ja) 1998-04-17 1998-04-17 耳圧迫防止機能を備えた枕

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3053287U true JP3053287U (ja) 1998-10-23

Family

ID=43187376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1998002554U Expired - Lifetime JP3053287U (ja) 1998-04-17 1998-04-17 耳圧迫防止機能を備えた枕

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3053287U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111156A (ja) * 2010-02-05 2014-06-19 T & I Ltd 熟眠用整形枕
WO2016017010A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 株式会社ピーアップ 快適枕

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014111156A (ja) * 2010-02-05 2014-06-19 T & I Ltd 熟眠用整形枕
WO2016017010A1 (ja) * 2014-07-31 2016-02-04 株式会社ピーアップ 快適枕
JPWO2016017010A1 (ja) * 2014-07-31 2017-05-18 株式会社ピーアップ 快適枕

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5822817A (en) Infant mattress system with sleeping recess
WO1988006857A1 (en) Bag-shaped body for cushion such as sheet, back support for automobile seat, pillow, sitting cushion, etc.
EP1951173A1 (en) Therapeutic positioning device
US20100078033A1 (en) Therapeutic cushioning device
JP3053287U (ja) 耳圧迫防止機能を備えた枕
US6170103B1 (en) Multi-support sleeping pillows
KR200377121Y1 (ko) 유아용 베개
KR102571552B1 (ko) 자세변환용 기능성 쿠션용구
KR102090445B1 (ko) 유아용 베개
JP3117224U (ja) しわ防止枕
JP3052405U (ja)
CN216984396U (zh) 一种护颈子母荷包枕
CN215015579U (zh) 一种孩童睡姿矫正垫
JP3046159U (ja)
JPH0630036Y2 (ja)
CN213216331U (zh) 多功能安抚枕
CN211932599U (zh) 一种新生儿抱被
CN213405627U (zh) 一种多功能护颈枕头
KR20090009005U (ko) 유아용침구
CN210989456U (zh) 一种枕芯以及枕头
JP3025397U (ja) ベッド
JP7118345B2 (ja)
JPH02257913A (ja) 肩当枕
KR200489228Y1 (ko) 경추 보호를 위한 베개
JP3017459U (ja) マット

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term