JP3053257U - 女性向け立ち採尿用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 女性が何らかの事情により、男性のように立
ち小便を余儀なくされたときのための、簡易な女性向け
立ち採尿用具の提供。 【解決手段】 漏斗形の採尿部１と尿通路２の一端を掃
除を容易にするため挿脱な接続部４でつなぎ、さらに尿
通路２のもう一端を尿溜め３へこれも挿脱に接続部５で
つなぎ一体の用具となる。設置にはスタンドの保持部６
へ採尿部１を保持させ必要に応じて取り外し使用する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、女性向け立ち姿勢の小便排尿用具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

何らかの事情により、女性でも立ち姿勢のままで小便を余儀なくされる事があ り、従来から尿瓶に類する物が用いられている。しかし、立ち小便だけを目的と した用具は見当たらない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

尿瓶に類するものは、尿溜めに採尿部を設けたものであり、尿溜め部を手で支 え採尿部を股間に挟み排尿するが、尿が溜まってくるとどうしても重さが加わり 股間の挟みも緩みだし、最後まで気持ちよく排尿できず、後で残尿の漏らしにな る欠点があった。また、尿瓶に類するものは蓋がなく、尿が入った後の取り扱い には要注意であった。尿が入っていても安心して持ち運べて処理できるように解 決することであり、高齢化が進むなかで、元気であるが何らかの事情により、女 性が立ち姿勢の排尿を求める例が多く、簡易な立ち採尿用具を提供しようとする ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

協力者のもと、女性が立ち姿勢で最後まで気持ちよく排尿に適し、他の課題も 解決すべく思索の末、簡単ながらこの考案に係わる女性向け立ち採尿用具は課題 を解決したものであり、以下説明する。 図１に示すように、楕円状周囲の向かい合う長面部は緩やかな湾曲に形成した 漏斗形の採尿部１と尿通路２尿溜め３からなり、挿脱による接続部４、５で組み 合わせて一体とし、採尿部１はスタンドの保持部６にて保持する。使用のために は、前以て任意の場所へ設置し、必要に応じて採尿部１を手に取り股間へあてが い挟み、かるく押さえて立ち姿勢で放尿する。尿は尿通路２から尿溜め３へと流 れる、用がすめばスタンドの保持部６へ戻す。処理は接続部５で尿通路２をはず しスタンドの保持部７へ保持しておく、接続部５にはキャップ８をして所定の場 所へ運び処理すればよい。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１に示す漏斗形の採尿部１は股間に隙間なく密着し、はまり具合のよい微妙 な形である。各部の材質として、漏斗形の採尿部１はプラスチックスまたは、使 い捨て用として紙製品、尿通路２はビニールまたはゴム製品による管あるいは蛇 腹管、長さは任意、尿溜め３はプラスチックスとし、透明か一部透明にしてなか の尿の量が確認しやすいものとする。スタンド支柱及び各保持部６、７は錆びに くい金属、又はプラスチックスが適当。

【０００６】

【考案の効果】

従来の尿瓶類と違い、尿溜め３は手にすることなく足元近くにあって採尿部１ は自由に動かすことができる。自ら手にとって股間へしっかりあてがい男性のよ うに確認しながら安心して放尿ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】考案の全体図である。

【符号の説明】

１ 採尿部 ２ 尿通路 ３ 尿溜め ４、５ 接続部 ６、７ 保持部 ８ キャップ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 楕円状周囲の、向かい合う長面部は緩や
   かな湾曲に形成した漏斗形の採尿部（１）と尿通路
   （２）尿溜め（３）からなり、挿脱による接続部（４、
   ５）で組み合わせて一体とする、女性向け立ち採尿用
   具。