JP3052965B2 - 携帯用情報処理装置の冷却構造 - Google Patents
携帯用情報処理装置の冷却構造Info
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Description
置の冷却構造に関する。
パソコン等が広く普及されるに伴って機能も多種, 多様
が必要となって、内設されるプリント板ユニットには高
集積化されて発熱量の大きな電子部品が高密度に実装さ
れている。しかるに、現在の冷却構造は薄形に形成した
本体ケースや蓋の側壁に複数個の通気孔を設けて自然空
冷によりプリント板ユニットの電子部品を冷却している
が、本体ケースの通気孔から吸気された冷却風がプリン
ト板ユニットにスムースに流れないので、冷却風が本体
ケース内をスムースに流れて冷却能力を向上することが
できる新しい携帯用情報処理装置の冷却構造が要求され
ている。
情報処理装置の冷却構造は、図7(a)に示すように前面
側壁に複数個の給気孔11cを配列して、上面中央部の両
サイドに成形されたヒンジ部11bに上方へ開口した複数
個の排気孔11dを配列した本体ケース11に、閉鎖時は前
面となり開放時には図7(b) に示すように上面となる側
壁に複数個の排気孔12cを配列するとともに、上記排気
孔11dと対応する後部側壁には図示していない通気孔を
配列して、正面側となる面に液晶画面12-1が固着された
蓋12の蝶着部12aを上記本体ケース11の前記ヒンジ部11
bに一定角度回動自在に蝶着されている。
ドユニット13を本体ケース11の操作パネル11aに配設す
ることにより、図8(a) に示すように一方の面に複数個
の電子部品13-2を実装したプリント板13-1を本体ケース
11の内部に収納するとともに電源用バッテリー14が内設
されている。
ケース11の内部空気はプリント板13-1の電子部品13-2に
より温められてヒンジ部11bに設けられた排気孔11dか
ら排出されるとともに、蓋12の側壁に設けられた通気孔
を通過して当該蓋12の上板と液晶画面12-1の裏面とで形
成された空間が煙突効果となって、温度が上昇した前記
内部空気が蓋12の排気孔12cから排気されることで本体
ケース11の給気孔11cより新しい外気が吸入されて電子
部品13-2が冷却するように構成されている。
9(a) に示すように本体ケース21の全側壁に複数個の通
気孔21cを配設するとともに上面後部側に液晶画面21-1
を固着して、この本体ケース21の手前側操作パネル21a
に、図9(b) に示す如く当該操作パネル21aに立設して
配列されたそれぞれガイド21bにキートップ13-3の軸13
-3aを挿入してスプリングにより上方に付勢された状態
で係着されている。
子部品13-2を一方の面に実装したプリント板13-1を配設
して、プリント板13-1の他方の面に固着した接点ゴム13
-4の接点をそれぞれ前記キートップ13-3の軸13-3a先端
面と対向させ、前記液晶画面21-1の下部に電源用のバッ
テリー24を内設するとともに当該液晶画面21-1と前記キ
ートップ13-3を保護する図示していない蓋が蝶着されて
いる。
ように本体ケース31は後方にヒンジ部31-1bを設けて側
壁全端面に係合部を成形した上側ケース31-1と、同じく
全端面に係合部を設けた下側ケース31-2とから形成さ
れ、上側ケース31-1のヒンジ部31-1bには正面側となる
面に液晶画面12-1が固着された蓋12の蝶着部12aを一定
角度回動自在に蝶着されている。
-1の側操作パネル31-1aに立設,配列されたそれぞれガ
イド31-1cに、キートップ13-3の軸13-3aを挿入してス
プリングにより上方に付勢された状態で係着され、上記
上側ケース31-1の内部には一方の面に各種電子部品13-2
を実装したプリント板13-1を配設して、他方の面に固着
した接点ゴム13-4の接点と前記キートップ13-3の軸13-3
a先端面と対向させ、この上側ケース31-1の係合部と上
記下側ケース31-2の係合部を結合することにより、防塵
を目的とした密閉型の本体ケース31の内部にプリント板
13-1を配設できるように構成されている。
例の冷却構造で問題となるのは、図8(a) に示すように
使用時に蓋12を開放すると当該蓋12のカバー板と液晶画
面12-1の裏面とで形成された隙間が煙突の役目となっ
て、本体ケース11内部の温められた空気をヒンジ部11b
の排気孔11dと蓋12の通気孔を通過して排気孔12cから
排気されることにより、プリント板13-1に実装された電
子部品13-2を冷却するように構成されているため、図8
(b) に示すように蓋12を閉鎖した携帯時には、当該蓋12
の裏板と液晶画面12-1の裏面とで形成された空間により
携帯用情報処理装置の厚みが大きくなって携帯が不便と
なり、また上記本体ケース11のヒンジ部11bに形成され
た排気孔11dが上方に開口して本体ケース11の内部に塵
埃が入り易いという問題が生じている。
ト板13-1の電子部品13-2により温められた空気は本体ケ
ース21内を上昇する性質を有するが、本体ケース11の上
面には排気用の孔が皆無であるため外部と内部との空気
の循環がなくなって冷却能力が非常に低いという問題が
生じている。
13-2が実装された電子部品13-2を密封する上側ケース31
-1と下側ケース31-2は密封精度が向上できる熱伝導の低
い合成樹脂より成形されているから、上側ケース31-1お
よび下側ケース31-2の熱伝導のによる放熱が非常に少な
くなって本体ケース31の内部温度が大きく上昇し、その
ためプリント板13-1に実装した電子部品13-2の信頼性が
低下するという問題が生じている。
ース31を成形すると重量および成形寸法の精度等の問題
が生じる。
用上方処理装置の冷却構造を提供することを目的とす
る。
装置の冷却構造は、図4に示すように、内設した電子部
品13-2を冷却する通気孔121cを側壁に有するとともに上
面の操作パネル121aに排気孔121dを設けた本体ケース12
1 の上記操作パネル121aに、キートップ123-3の側壁に
排気孔123-3bを設けたキーボード123 を配設するように
構成する。
ある。
ットを冷却する給気孔111cを側壁に配列するとともに上
面の蓋112 を蝶着するヒンジ部111bの後方に排気孔111d
を形成し、当該排気孔111dの後部にヒンジ部111eを設け
て操作パネル111aにキーボードユニット13を配設した本
体ケース111 と、開放時の正面側に液晶画面12-1を固着
して一端側に上記本体ケース111 の該ヒンジ部111bと蝶
着する蝶着部112-1aを形成した蓋本体112-1 と、当該蓋
本体112-1 の両サイド側壁外面に冠着できる大きさで一
端側に上記本体ケース111 の該ヒンジ部111eに蝶着する
可動蓋112-2 を、一定の長さを有する一対のアーム112-
3により他端を回動自在に連結した蓋112 とからなり、
上記蓋112 を開放すると該アーム112-3 により上記蓋本
体112-1 に対して該可動蓋112-2 が移動し、当該蓋本体
112-1 とで形成される空間を大きくして上部が開口する
ように構成する。
を通してキートップ123-3 の排気孔123-3bから抜けるの
でその間にあるプリント板13-1の放熱能力が高まる。
(a) に示すように先端部を一対のアーム112-3 で連結さ
れた蓋本体112-1 の蝶着部112-1aを本体ケース111 の上
記ヒンジ部111bに、可動蓋112-2 の一方の上記ヒンジ部
112-2bは排気孔111dを隔てた後方のヒンジ部111eに蝶着
されているから、蓋112 を開放すると該蓋本体112-1は
本体ケース111 のヒンジ部111bを中心に、またアーム11
2-3 により上部で連結された該可動蓋112-2 も排気孔11
1dの後部に設けられたヒンジ部111eを中心に一定角度回
動して、リンク機構の原理により蓋本体112-1 の液晶画
面12-1と可動蓋112-2 との間に大きな隙間が形成されて
上部が開口する。
-2により温められた本体ケース111内の空気はヒンジ部1
11bの後方に設けられた排気孔111dより排出されて 蓋
本体112-1 の液晶画面12-1と可動蓋112-2 との隙間が煙
突の役目なって上部の開口より排気されるから、新しい
外気が本体ケース111 の給気孔111cより吸入されて電子
部品13-2が冷却され、また図3(b) に示すように蓋112
を閉じると、蓋本体112-1 は本体ケース111 のヒンジ部
111bを中心に回動してキーボードユニット13を覆い、可
動蓋112-2 も本体ケース111 のヒンジ部111eを中心に回
動して排気孔111dが閉鎖されるとともに蓋本体112-1 と
の間隔が少なくなって、携帯時に携帯用情報処理装置の
厚みが薄くなるとともに本体ケースの内部へ塵埃の侵入
を防止することが可能となる。
細に説明する。
置の冷却構造を示す斜視図、図2は第一実施例の分解斜
視図、図3は第一実施例の作用を説明する側断面図、図
4は第二実施例の冷却構造を示す模式図、図5は第三実
施例の冷却構造を示す模式図、図6は第四実施例の冷却
構造の模式図を示し、図中において、図7,8,9およ
び図10と同一部材には同一記号が付してある。
却構造は、図1の(a)(b)に示すようにキーボードユニッ
ト13を操作パネル111aに配設した本体ケース111 と、操
作パネル部を保護するとともに液晶画面12-1を正面側に
固着した蓋112 とから構成されている。
前面の側壁に複数個の給気孔111cを配列して、上面中央
部の両サイドに成形された蓋112 を蝶着するヒンジ部11
1bを形成するとともに、このヒンジ部111bの後部上面を
図2に示すように開口して排気孔111dを設け、当該排気
孔111dの後方両側壁上部に後述する蓋112 の可動蓋112-
2 と回動自在に結合するヒンジ部111eを設けている。
ケース111 の操作部を覆う大きさで両サイドに側壁を形
成した平板に液晶画面12-1を開放時に正面となるように
固着して、上記本体ケース111 のヒンジ部111bに蝶着す
る突出した蝶着部112-1aを一方の端面中央に形成すると
ともに、一方の端面両サイドにヒンジ部112-1bを設けた
蓋本体112-1 と、図2に示すように薄板より当該蓋本体
112-1 の両サイド側壁外面に冠着できる大きさに成形し
て両サイド側壁の前後両端縁にそれぞれヒンジ部112-2b
を設けた可動蓋112-2 とを、一定の長さを有する一対の
アーム112-3 を介して上記蓋本体112-1 のヒンジ部112-
1bと該可動蓋112-2 のヒンジ部112-2bをヒンジピン112-
4 により回動自在に連結している。
を図1(b) に示すように上記本体ケース111 のヒンジ部
111bに、上記可動蓋112-2 の他方のヒンジ部112-2bを同
じく本体ケース111 のヒンジ部111eに結合することによ
り蓋112 が本体ケース111 に蝶着されるから、操作パネ
ル111aにキートップ13-3を配列したキーボードユニット
13を配設することにより、図3(a) に示すように一方の
面に複数個の電子部品13-2を実装したプリント板13-1が
本体ケース111 の内部に収納される。
放すると、図3(a) に示すように蓋本体112-1 は本体ケ
ース111 の上記ヒンジ部111bを中心として一定角度回動
するとともに、当該蓋本体112-1 の上部でアーム112-3
により連結された可動蓋112-2 も本体ケース111 の排気
孔111d後部に設けられて結合したヒンジ部111eを中心に
回動して、本体ケース111 のそれぞれヒンジ部111b,111
e とアーム112-3 により蓋本体112-1 の液晶画面12-1と
可動蓋112-2 との間に大きな隙間が形成されるとともに
上部が開口する。
-2により温められた本体ケース111内の空気はヒンジ部1
11bの後方に設けられた排気孔111dより排出されて 蓋
本体112-1 の液晶画面12-1と可動蓋112-2 との隙間が煙
突の役目なって上部の開口より排気されるから、新しい
外気が本体ケース111 の給気孔111cより吸入されて電子
部品13-2が冷却される。
うに蓋本体112-1 は本体ケース111の前記ヒンジ部111b
を中心に回動してキーボードユニット13を覆い、可動蓋
112-2 も本体ケース111 のヒンジ部111eを中心に回動し
て排気孔111dを閉鎖するとともに蓋本体112-1 との間隔
が少なくなる。
の冷却能力が向上するとともに、携帯時に携帯用情報処
理装置の厚みが薄くなって本体ケースの内部へ塵埃の侵
入を防止することができる。
示すように全側壁に複数個の通気孔121cを配設するとと
もに上面後部側に液晶画面21-1を固着した従来と同様の
本体ケース121 に、当該本体ケース121 内部の熱気を排
出する排気孔121dを操作パネル121aの側壁およびキート
ップ123-3 の軸123-3aを挿入する各ガイド121bの近辺に
配設し、図4(a) に示すように一側壁に角形の排気孔12
3-3bを形成したキートップ123-3 の軸123-3aを前記各ガ
イド121bに挿入してスプリング13-5により上方に付勢さ
れた状態で係着している。
部に各種電子部品13-2を一方の面に実装したプリント板
13-1を配設して、プリント板13-1の他方の面に固着した
接点ゴム13-4の接点をそれぞれ前記キートップ123-3 の
軸123-3a先端面と対向させることにより、本体ケース12
1 内部の熱気が操作パネル121aの排気孔121dを通過して
それぞれキートップ123-3 の排気孔123-3bから排出され
るので、前記本体ケース121 の通気孔121cより冷たい外
気が吸入されてプリント板13-1の各種電子部品13-2を冷
却するように構成している。
ように側壁全端面に係合部を成形した下側ケース131-2
とで第三従来例と同様内部が密閉されるように構成され
た上側ケース131-1 に、複数個の細幅スリット131-1bを
当該上側ケース131-1 と操作パネル131-1aが交わる部分
に一定のピッチで直線状に穿設するとともに、この各ス
リット131-1bを挿通し且つ上側ケース131-1 の上面を覆
う櫛状で熱伝導の優れた,例えば銅薄板をコ字状に成形
して例えばニッケルメッキを施した伝熱部材131-3 を形
成する。
ル131-1aに立設した各ガイド131-1cに対して従来と同様
キートップ13-3の軸13-3aを挿入してスプリング13-5に
より上方に付勢された状態で係着し、図5(b) に示す如
く前記キートップ13-3の軸13-3a先端面と接点ゴム13-4
の接点がそれぞれ対向するように各種電子部品13-2を実
装したプリント板13-1を配設して、上記伝熱部材131-3
の平板部を上側ケース131-1 の上面を貼蝶着するととも
に櫛状の先端部をプリント板13-1の上面に当接させた状
態で締着し、上記下側ケース131-2 に上側ケース131-1
に係着することによりプリント板13-1の熱を本体ケース
131 の上面に伝熱して放熱するように構成している。
に熱伝導の優れた薄板,例えばニッケルメッキを施した
銅板を上側ケース141-1 の上面と側面を経由して内設さ
れるプリント板13-1の端縁に達するようコ字型に成形し
た伝熱部材141-3 を形成し、当該伝熱部材141-3 を上側
ケース141-1 の上面と側面を覆うように貼着して一端を
上記プリント板13-1の支持金具下部に当接させ、図6
(b) に示す如く前記キートップ13-3の軸13-3a先端面と
接点ゴム13-4の接点がそれぞれ対向するように各種電子
部品13-2を実装したプリント板13-1を支持金具に締着す
ることにより、当該プリント板13-1と上記伝熱部材141-
3 を圧接させる。
ル141-1aに立設した各ガイド141-1cにキートップ13-3の
軸13-3aを挿入・係着し、その下部に下側ケース141-2
を結合して密封されたプリント板13-1の熱を本体ケース
141 の外面に伝熱して放熱するように構成している。
操作パネルに排気孔を設け、キートップに排気孔を設け
る構造により、本体ケースから吸気される冷却風がキー
トップに抜けるので、その間にある電子部品を冷却する
能力が高まるという効果を奏する。
ケース内部への塵埃侵入を防止ができるとともに厚みが
薄くなり、且つ内設したプリント板ユニットの冷却能力
を向上することができる利点があり、著しい信頼性向上
の効果が期待できる携帯用情報処理装置の冷却構造を提
供することができる。
置の冷却構造を示す斜視図である。
る。
構造を示す斜視図である。
13-1はプリント板、 13-3,123-3はキ
ートップ、13-3a,123-3aは軸、 13-4
は接点ゴム、13-5はスプリング、14,24 はバッテリー、
111,121,131,141 は本体ケース111a,121a,131-1a,141-1
a は操作パネル、111b,111e,112-1b,112-2b はヒンジ
部、111cは給気孔、 111d,121d,
123-3bは排気孔、112 は蓋、112-1 は蓋本体、
112-1aは蝶着部、112-2 は可動蓋、
112-3 はアーム、112-4 ヒンジピン、12
1b,131-1c,141-1cはガイド、 121cは通気孔、13
1-1,141-1 は上側ケース、 131-1bはスリッ
ト、131-2,141-2 は下側ケース、131-3,141-3 は伝熱部
材、
Claims (1)
- 【請求項1】 内設した電子部品を冷却する通気孔を
側壁に有するとともに上面の操作パネルに排気孔を設け
た本体ケースの上記操作パネルに、キートップの側壁に
排気孔を設けたキーボードを配設したことを特徴とする
携帯用情報処理装置の冷却構造。
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