JP3052930U - 遊戯施設 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯コースを周回構造として一方通行とする
ことで、正面衝突事故等を未然に防止することができる
ので安全性が非常に高く、かつ、簡単な構成で斬新で変
化に富む遊戯施設を、低コストで実現することができる
遊戯施設を提供する。 【解決手段】 水が所要の深さで貯水されるプール部１
と、該プール部１の途中に配設された噴水トンネル装置
８と、を有して遊戯施設を構成し、該噴水トンネル装置
８は、複数個の噴水ノズルから噴射される各噴水が、少
なくとも人がボート等の遊戯舟Ａに乗ったまま潜ること
が可能な大きさのアーチ状の軌跡を描いて水のトンネル
部が形成されるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、公園内の貯水池やシーズンオフのプール等、ある程度の大きさを 有するプールで、遊戯舟に乗って楽しむことができる斬新な設備を備えた遊戯施 設に関する。

【０００２】

【従来技術とその課題】

従来、遊戯舟に乗って楽しむことができる施設では、貯水されて所要深さを有 するプールに、ただ単に遊戯舟を浮かべて回遊するだけか、スラローム用の複数 個のブイを浮かべてその間を潜って遊ぶ、といった単純な遊び方しかできない施 設が殆どであり、斬新な趣向の施設の開発が最も遅れている分野である。

【０００３】 これは、安全性等、非常に多くの制約を受けるからであり、これらの制約を全 てクリアする場合には、畢竟、遊戯態様が予測可能な単純な施設に止めざるを得 ない、というのが現状である。

【０００４】 この考案は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするとこ ろは、遊技コ−スを周回構造として一方通行とすることで、正面衝突事故等を未 然に防止することができるので安全性を向上させることができ、しかも、簡単な 構成で斬新で変化に富む施設を低コストで実現することができる遊戯施設を提供 しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、この考案にあっては、水が所要の深さで貯水され るプール部と、該プール部の途中に配設された噴水トンネル装置と、を有して遊 戯施設を構成し、該噴水トンネル装置は、複数個の噴水ノズルから噴射される各 噴水が、少なくとも人がボート等の遊戯舟に乗ったまま潜ることが可能な大きさ のアーチ状の軌跡を描いて水のトンネル部が形成されるように構成されているこ とを特徴とするものである。

【０００６】 勿論、この考案に係る遊戯施設にあっては、上記構成に加え、上記プール部に 複数個の連結可能な浮き体を浮かべてプール部をエンドレス状に画成すると共に 、この浮き体で画成された水路の途中に配設されたスラローム用の複数個のブイ を浮かべて、水路に変化を持たせるように構成してもよい。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面に示す考案の実施の一形態例に基づき、この考案を詳細に説明 する。

【０００８】 図１は、この考案の実施の一形態例に係る遊戯施設の平面図を示しており、該 遊戯施設は、水が所要の深さで貯水されるプール部１と、該プール部１をエンド レス状に画成する複数個の連結可能な浮き体２と、この浮き体２で画成された水 路３に配設されたステーション桟橋４と、このステーション桟橋４の前方側に配 設されたスラローム用の複数個のブイ５と、このブイ５でＳ字状に形成されたス ラローム部６の前方側に配設された噴水７及び噴水トンネル装置８と、該噴水ト ンネル装置８の前方側に配設されたバイロンスラローム部９と、から構成されて おり、上記ステーション桟橋４を出発した遊戯舟Ａ（図２参照）が上記スラロー ム部６から噴水トンネル（図２参照）を通ってバイロンスラローム部９を経て再 びステーション桟橋４へと戻ってくるようにコース設計されている。尚、図１中 、符号１０は本遊戯施設の入口を、符号１１は本遊戯施設の出口を、符号１２は 作業場を、符号１３は並び棚を夫々示している。

【０００９】 また、上記遊戯舟Ａは、双胴船形状の船体で形成されているので、安定性が良 く転覆の心配がない構造のものを用いるのが望ましいが、この他に、船外機を備 えたボートやオール式の貸舟ボートやカヤック或はゴムボートでも本遊戯施設で 遊ぶことができる。

【００１０】 上記プール部１，浮き体２，ステーション桟橋４，スラローム用のブイ５，噴 水７及びバイロンスラローム部９の基本的な構成は、公知のものを適用すること ができるので、

【００１１】 噴水トンネル装置８は、プール部２の縁部に沿って配列された複数個の噴水ノ ズル（図示せず）と、この噴射ノズルから水を棒状に圧送するポンプ（図示せず ）と、該ポンプの作動を制御する制御装置と、から構成されており、上記各噴水 ノズルから噴射される各噴水は、少なくとも人が遊戯舟Ａに乗ったまま潜ること が可能な大きさのアーチ状の軌跡を描いて水のトンネル部を形成するように構成 されている。この噴水ノズルの配設数は、遊戯施設の大きさ等を考慮して適宜配 設することができ、その配設間隔も適宜選択することができる。

【００１２】 尚、図示例は、この考案の実施の一形態例を示すものであって、本考案はこれ に限定されるものではなく、噴水トンネル装置８を配置したコース設計であれば 、公知の各種の設備を適宜組み合わせて、変化に富む水路を適宜構成することが できる。

【００１３】

【考案の効果】

この考案に係る遊戯施設は、以上説明したように構成されているので、遊技コ −スを周回構造として一方通行とすることで、正面衝突事故等を未然に防止する ことができるので安全性を向上させることができるので安全性が非常に高く、し かも、簡単な構成で斬新で変化に富む遊戯施設を、低コストで実現することがで きる、という優れた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施の一形態例に係る遊戯施設の平
面説明図である。

【図２】同遊戯施設の噴水トンネル部の構成を示すイラ
スト図である。

【符号の説明】

Ａ 遊戯舟 １ プール部 ２ 浮き体 ３ 水路 ５ ブイ ６ スラローム部 ８ 噴水トンネル装置

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水が所要の深さで貯水されるプール部
   と、該プール部の途中に配設された噴水トンネル装置
   と、を有して構成され、該噴水トンネル装置は、複数個
   の噴水ノズルから噴射される各噴水が、少なくとも人が
   ボート等の遊戯舟に乗ったまま潜ることが可能な大きさ
   のアーチ状の軌跡を描いて水のトンネル部が形成される
   ように構成されていることを特徴とする遊戯施設。
2. 【請求項２】 水が所要の深さで貯水されるプール部
   と、該プール部をエンドレス状に画成する複数個の連結
   可能な浮き体と、この浮き体で画成された水路の途中に
   配設されたスラローム用の複数個のブイ及び噴水トンネ
   ル装置と、を有して構成され、上記噴水トンネル装置
   は、複数個の噴水ノズルから噴射される各噴水が、少な
   くとも人がボート等の遊戯舟に乗ったまま潜ることが可
   能な大きさのアーチ状の軌跡を描いて水のトンネル部が
   形成されるように構成されていることを特徴とする遊戯
   施設。