JP3303664B2 - 遊戯装置 - Google Patents

遊戯装置

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JP3303664B2
JP3303664B2 JP11914296A JP11914296A JP3303664B2 JP 3303664 B2 JP3303664 B2 JP 3303664B2 JP 11914296 A JP11914296 A JP 11914296A JP 11914296 A JP11914296 A JP 11914296A JP 3303664 B2 JP3303664 B2 JP 3303664B2
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久 片岡
誠 鳥海
和義 広田
範久 小段
喜種 草川
智孝 久保田
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レジャー用プー
ルもしくは遊園地の水路等において使用される遊戯装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の例としては、レジャー用プールに
おいては、流れるプール等に数人乗りのボートを浮かべ
て、流れにまかせて進む遊戯装置がある。また、遊園地
等においては2人〜10数人乗りのボートを水路に浮か
べ、流れに変化(緩急・落差)をつけることにより、ス
リルを楽しむ遊戯装置がある。
【0003】さらに、造波装置を用いて波の出るプール
を作り、渚で水と遊ぶ、波間に漂う、あるいは波に乗っ
てサーフィンやボディボードをするといった遊びをさせ
る遊戯設備がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】流水を利用するものに
関しては、ただ単に水の流れと落差を利用してボートの
進行をコントロールするだけのものであり、視覚により
次に何が起こるか全て予想がつき、かつ動き自体も既存
の他の遊戯設備に比べて新しいものはなく、スリルに欠
けている。
【0005】また、波を利用するものに関しては、普通
の人にとっては波と遊ぶ以外のことはできない。一部の
技術をもった人のみが、波を利用してサーフィン等の所
謂波乗り遊びが可能であるが、これには熟練を要し、か
つ一人でしか楽しめず、複数が同時に同じスリルを体感
することができない。本発明は上記のような問題点を解
消できるようにした遊戯装置を提供することを課題とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の遊戯装置は、波
を利用した遊戯装置において、長水路プールに波を起こ
す造波手段と、遊戯者を乗せて前記波に乗って滑走する
滑走手段と、前記滑走手段が波に乗る前に該滑走手段を
加速する加速手段と、前記滑走手段が波に乗った後に該
滑走手段を減速する減速手段とを具備したことを特徴と
するものである。
【0007】また、滑走手段は、復元力を大きくするた
めに容積を大きくすると共に、前方からの波しぶきを避
けるために高くなった前部形状と、波によって押される
力を大きくするために面積を大きくすると共に、後方か
らの波しぶきを避けるために高くなった後部形状とを有
している。
【0008】そして、造波手段は、加速手段により加速
された滑走手段の速度と位置を検知する滑走手段の検知
手段と、この検知手段により検知された滑走手段の速度
と位置とから、前記滑走手段と造波が遭遇予定位置で遭
遇するように造波を制御する造波制御手段を備えてい
る。
【0009】上記の構成において、造波手段により長水
路プールに波を起こし、遊戯者を乗せた滑走手段が、波
に乗る時に加速したり、波に乗った後に減速させたりす
ることでスリルに富んだ遊戯を楽しむことができる。
【0010】そして、滑走手段の前後形状を特定するこ
とにより、波の力を十分に受け、船体の復元力を十分に
確保し、前後からの波しぶきを防ぎ、波による推進力を
十分に得て、安全に波乗りを楽しむことができる。ま
た、造波手段に造波制御手段を組込むことにより、波乗
りを確実なものとすることができる。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施の態様の一例
を図面により説明する。図1は本発明の実施の態様の一
例を示す全体構成図である。ループをなす長水路1の両
端部に、水を回流させるための起流装置3が設けられて
いる。そして、要所に、この例では、図上の右上部と、
左下部との2箇所に、波を起こす造波手段2としての造
波機が接続され、長水路1との接続部に、それぞれ開閉
可能なゲート4が設けられている。
【0012】遊戯者を乗せ波に乗って滑走する滑走手段
5としての滑走艇は、船付場13から、起流装置3によ
って起こされた流れにより水路を進むようになってい
る。なお、滑走艇は複数人が乗れる大きさになってい
る。
【0013】長水路1の図上の左下部に、滑走艇の速度
を制御する加速手段11が設けられ、また、右下部の減
速区間9に滑走艇の速度を制御する減速手段12が設け
られている。これら加減速手段としては、流水速度を変
えるもの、あるいはワイヤ、駆動車、リニアモータ等に
より滑走艇の速度を変えるものが考えられる。
【0014】水路を進んだ滑走艇5が、加速領域に達す
ると加速手段11により波乗りに適した速度にコントロ
ールされる。さらに、滑走艇5が初速区間7に入ると、
水路に設けられてゲート4が閉じられる。そして、滑走
艇5が波乗りに適したポイントに達すると、造波機2が
作動して波が発生する。
【0015】発生した波10が、造波水路6を通って、
滑走艇5に達すると、図2に示す状態で、波10が滑走
艇5をとらえ、波乗り状態(ブローチング)を発生させ
る。そして、滑走艇5は波乗り状態のまま、波乗り区間
8を通過し、水路幅を広げた減速区間9にさしかかる
と、波が低くおだやかになり、滑走艇5が減速される。
さらに、水路1に備えられた減速手段12を操作するこ
とによって、ゆったりとした速度で滑走艇5を船付場1
3に導くようになっている。
【0016】次に、滑走艇の速度を制御する加速手段1
1の具体例を図3により説明する。加速手段11は、駆
動車14,駆動車が走行する駆動車レール15及び駆動
車に突設された可撓式推進棒16とから構成されてい
る。
【0017】滑走艇5が初速区間7にさしかかると、駆
動車14が駆動車レール15上を走って、可撓式推進棒
16を介して滑走艇5を艇の背後より押すことによっ
て、滑走艇5に波乗りに必要な初速を与える。
【0018】なお、加速手段としては、本例の駆動車を
用いたもののほかに、起流装置によって起きる水流を利
用するもの、水路底に設けたワイヤを送ってそれを艇が
グリップする方法、水路底と艇の底に設けた磁石を使っ
たリニアモータによる例がある。なお、これらは減速手
段としても使用することができる。
【0019】次に、滑走手段としての滑走艇の他の例を
図4〜7により説明する。従来の滑走艇の船体形状は長
方形形状がほとんどであり、波の力を受ける部分面積が
十分でなく、波を船体前後から受けること、波によって
船体が横向きになること、および大きな縦揺れに対する
復元力の持たせ方が不十分である等の問題がある。
【0020】他の滑走手段としての滑走艇50には、前
後に座席54が設けられている。そして、図4に示すよ
うに、波10を受けたときに引き起こされる船体動揺に
よって前傾斜になったとき、浮力によっ船首部を浮き上
がらせる復元力を大きくするために容積を大きくすると
共に、前方からの波しぶきが座席54に座っている遊戯
者にかからないように高くなった前部形状51を有して
いる。
【0021】また、波によって押される力を大きくする
ために面積を大きくすると共に、後方からの波しぶきが
座席54に座っている遊戯者にかからないように高くな
った後部形状52とを有している。
【0022】また、船尾船底には安定性維持のためにフ
ィン53が装着されている。さらに、滑走艇50と水路
1の側壁との衝突を緩和させる目的で、滑走艇50の前
後側面には弾性板56が装着されている。なお、弾性板
56の代りに、ダンパー付きのローラ57を装着しても
よい。これによって、滑走艇50が波に押されて横向き
になるのを防ぐことができる。
【0023】次に、造波手段2としての造波機の具体例
を図8により説明する。造波機2は、筒状のチャンバ1
7と、このチャンバ17の頂部に接続された真空ポンプ
18と、チャンバ17の頂部に接続された解放弁19と
から構成されている。
【0024】解放弁19を閉じ、真空ポンプ18を作動
させると、チャンバ17には水路1の水が入り込み、チ
ャンバ内の水位が上昇する。適当な水位に達したところ
で、真空ポンプ18を停止する。
【0025】滑走艇5が波乗りに適したポイントに達し
た時点で、解放弁19を解放し、一気にチャンバ内の水
を放出して波を造る。しかし、この造波手段では、チャ
ンバ内の水位は制御できるが、水位に応じた滑走艇の波
乗り点、滑走艇の波乗り点までの到達時間を予測して連
動させて制御することはできない。
【0026】そこで、図9,10に示す構成とした。造
波手段は、加速手段により加速された滑走手段としての
滑走艇50の速度と位置を検知する滑走手段の検知手段
としての検知器26と、この検知器により検知された滑
走艇の速度と位置から、滑走艇と造波が遭遇予定位置で
遭遇するように造波を制御する造波制御手段として制御
器25を備えている。
【0027】制御手段としての制御器25には、チャン
バ17内の水位と、造波される孤立波10の波高、波速
との関係を入力しておき、検知器26によって計測され
た滑走艇50の速度と位置とから、孤立波10が水路1
の適切な地点で滑走艇に遭遇するように解放弁19を開
く信号を発信して造波する。
【0028】これにより、造波のタイミングを制御し、
適切な地点で確実に波乗りを発生させることができる。
なお、造波機2は、本例の真空ポンプを用いたものの他
に、傾斜プランジャー式、ダムブレイク式、フラップ
式、ニューマチック式、水平プランジャー式および垂直
プランジャー式による例がある。
【0029】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、滑走
手段としての滑走艇に乗った人々は、ただ単に流れに従
って船が流れて行くのとは全く違う感覚が味わえ、背後
から突然押し寄せる波に翻弄されることによって、不意
打ちのスリルを感ずることができる。
【0030】かつ、一部の技術を持った人達だけの楽し
みであった波乗りを体感することができ、しかも本来一
人でしか楽しめなかったものを多数で同時に楽しむこと
ができるという、新感覚の遊戯装置となる。
【0031】そして、滑走手段の前後形状を特定するこ
とにより、波の力を十分に受け、船体の復元力を十分に
確保し、前後からの波しぶきを防ぎ、波による推進力を
十分に得て、安全に波乗りを楽しむことができる。ま
た、造波手段に造波制御手段を組込むことにより、造波
のタイミングを制御し、適切な地点での波乗りを確実な
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の全体構成を示す説
明図。
【図2】滑走艇の波乗り状態を示す説明図。
【図3】加速手段の一例の説明図。
【図4】他の滑走艇の波乗り状態を示す説明図。
【図5】図4に示す他の滑走艇の側面図。
【図6】図4に示す他の滑走艇の正面図。
【図7】弾性板、ダンパー付きのローラ一の装着状態の
説明図。
【図8】造波手段の一例の説明図。
【図9】他の造波手段の説明図。
【図10】他の造波手段による場合の滑走艇の波乗り状
態の説明図。
【符号の説明】
1…長水路プール,2…造波手段,5,50…滑走手段
(滑走艇)、11…加速手段、12…減速手段、25…
造波制御手段、26…滑走手段の位置及び速度の検知手
段、51…滑走手段の前部形状、52…滑走手段の後部
形状。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小段 範久 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 草川 喜種 三重県津市雲出伊倉津町14−1187 株式 会社ジャパンテクノメイト内 (72)発明者 久保田 智孝 三重県津市雲出伊倉津町14−1187 株式 会社ジャパンテクノメイト内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 4/00 A63G 21/04 A63G 21/18 A63G 31/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波を利用した遊戯装置において、長水路
    プールに波を起こす造波手段と、遊戯者を乗せて前記波
    に乗って滑走する滑走手段と、前記滑走手段が波に乗る
    前に該滑走手段を加速する加速手段と、前記滑走手段が
    波に乗った後に該滑走手段を減速する減速手段とを具備
    したことを特徴とする遊戯装置。
  2. 【請求項2】 造波手段として、真空ポンプ方式の造波
    機を用いた請求項1に記載の遊戯装置。
  3. 【請求項3】 加速手段および減速手段として、駆動車
    を用いた請求項1または2に記載の遊戯装置。
  4. 【請求項4】 滑走手段は、復元力を大きくするために
    容積を大きくすると共に、前方からの波しぶきを避ける
    ために高くなった前部形状と、波によって押される力を
    大きくするために面積を大きくすると共に、後方からの
    波しぶきを避けるために高くなった後部形状とを有して
    いる請求項1に記載の遊戯装置。
  5. 【請求項5】 造波手段は、加速手段により加速された
    滑走手段の速度と位置を検知する滑走手段の検知手段
    と、この検知手段により検知された滑走手段の速度と位
    置とから、前記滑走手段と造波が遭遇予定位置で遭遇す
    るように造波を制御する造波制御手段を備えている請求
    項2に記載の遊戯装置。
JP11914296A 1995-07-17 1996-05-14 遊戯装置 Expired - Fee Related JP3303664B2 (ja)

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