JP3051957U - 自動車フロントガラス凍結防止カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】自動車を寒冷地で戸外に放置した場合にでも、
自動車ののフロントガラスの凍結を回避することのでき
る自動車フロントガラス凍結防止カバーを提供する。 【解決手段】防水シートよりなる所定面積の矩形状の各
断片の端部を縦列縫着部形成すると共に各縦列縫着部を
更にテープを被覆した上でテープ縫着することにより、
全体として自動車のフロントガラスの面積とほぼ等し
く、又は自動車のフロントガラスの面積よりやや小さめ
の防水シートを形成せしめ、且つこの防水シートの裏面
端部位置にガラス吸盤を装着した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、自動車の主としてフロントガラスに使用して、フロントガラスの凍 結防止用として使用する自動車フロントガラス凍結防止カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、夏場に使用する日除けカバーには各種のものが提供されているが、冬場の 自動車のフロントガラスの凍結防止用のカバーには適当なものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

自動車を寒冷地で戸外に放置すれば、自動車のガラスが凍結する傾向がある。と りわけ、自動車のフロントガラスが凍結すれば、運転手の前方確認が正確に行え なくなることから、フロントガラスの凍結を相当時間をかけて除去せざるを得な くなる。このように、自動車のフロントガラスが凍結した場合には、自動車が急 場には使用不可能になる欠点がある。

【０００４】 そこで、この考案の目的は、自動車を冬季の寒冷地で戸外に放置した場合に、自 動車のフロントガラスの凍結を回避することのできる自動車フロントガラス凍結 防止カバーを提供することをその目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、自動車のフロントガラス面積にほぼ対応する面積 をした防水シートを形成し、該防水シートの裏面の両端部にそれぞれ一又は複数 個のガラス吸盤を装着した。

【０００６】 防水シートよりなる所定面積の矩形状の各断片の端部をアコデオン状に折曲自在 となるよう縦列縫着部を形成し、全体として自動車のフロントガラスの面積に対 応する面積の防水シートを形成せしめ、且つこの防水シートの裏面端部位置にガ ラス吸盤を装着することによって、コンパクトに収納でき、且つ、自動車のフロ ントガラスの凍結を効果的に回避することのできる自動車フロントガラス凍結防 止カバーとしたものである。

【０００７】 矩形状の各断片が偶数枚数から構成することによって、極めて短時間でコンパク トに収納し得るような自動車フロントガラス凍結防止カバーを提供することであ る。

【０００８】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図１において、本考案の自動車フロントガラス凍結防止カバーａでは、面積がほ ぼ自動車のフロントガラス面積とほぼ等しい面積の塩化ビニル製の防水シート１ を形成してある。この防水シート１の裏面２の両端部にそれぞれ一又は複数個の ガラス吸盤３を装着してある。防水シート１の外周囲には補強テープ４を被覆し た上で該補強テープ４を防水シート１に縫着してある。 場合によっては、前記防水シート１の裏面２に吸水性の良好な綿布のような吸水 布（図示しない）を貼着してもよい。

【０００９】 図３〜図６に示される考案の実施の形態では、自動車フロントガラス凍結防止カ バーｂを全体としてアコデオン状に曲折自在としたものであって、塩化ビニルシ ートのような防水シートよりなる合同するほぼ矩形状の二枚の各中央断片１１、 １１の内側端縁部１３、１３を互いに重ねた上、その両端部を地縫１５して形成 した縫着部を更に、バイアステープ１６を巻き込んだ上からこのテープに沿って 補強縫着１７して自動車フロントガラス凍結防止カバーｂの中央部を形成すると 共に、この補強縫着１７が表面に突出するようにする。

【００１０】 更に互いに合同する他の二枚の防水シート各連結断片１８、１８の内側縁２１は 、それぞれ中央断片１１、１１の外端縁２０とを裏面側において突出するように 地縫、補強縫着１７する。

【００１１】 更に、防水シートよりなる互いに合同するほぼ矩形状の二枚の両側断片２３、２ ３の内側縁２２と連結断片１８、１８の外端側縁２５とを地縫、補強縫着１７が 表面側に突出するように形成する。

【００１２】 以上のようにして、全体として自動車のフロントガラス２８にほぼ対応する面積 とした上でその外周バイアステープ２６を被覆縫着して自動車フロントガラス凍 結防止カバーｂとしてある。

【００１３】 なお、互いに対をなす中央断片１１、１１と、連結断片１８、１８と、両側断片 ２３、２３は、それぞれ全体としては縦長ほぼ矩形状であるが、若干末広がり形 状としてあるので、これらを縫着されて形成された自動車フロントガラス凍結防 止カバーｂは、自動車のフロントガラス２８の形状に対応する扇形となっている 。

【００１４】 上記のように、補強縫着部１７を中央表面に形成すると共に、順次左右方向に裏 面、表面、と交互に形成されるようにしてあり、従って、自動車フロントガラス 凍結防止カバーｂは全体としてアコデオン状の曲折部が形成されていることにな る。

【００１５】 両側断片２３、２３の裏面のそれぞれ端部の選ばれた位置にそれぞれ一または複 数箇所にガラス吸盤２７、２７をそれぞれ固定してある。 なお、吸盤２７、２７は全体の自動車フロントガラス凍結防止カバーｂの大きさ を考慮して適宜に一又は複数個を付設することができる。

【００１６】 以上のように構成してあるので、自動車のフロントガラスに吸盤固定した自動車 フロントガラス凍結防止カバーｂを除去する場合には、吸盤の吸着を解いた後、 表面側に突出した補強縫着部を一箇所に集める操作によって極めて簡単に畳むこ とができる。 なお、当然のことながら、夏場の強い陽射しの中に自動車を放置する場合の日除 けカバーとして使用し得ることは当然である。

【００１７】

【考案の効果】

請求項１の自動車フロントガラス凍結防止カバーでは、自動車のフロントガラス 面積にほぼ対応する面積をした防水シートを形成し、該防水シートの裏面の両端 部にそれぞれ一又は複数個のガラス吸盤を装着してあるので自動車のフロントガ ラスの凍結を防止し、従って自動車フロントガラス凍結防止カバーをはずすこと によって、即座に自動車を使用することができる。 請求項２の自動車フロントガラス凍結防止カバーでは、防水シートよりなる所定 面積の矩形状の各断片の端部をアコデオン状に折曲自在となるよう縦列縫着部を 形成し、全体として自動車のフロントガラスの面積に対応する面積の防水シート を形成せしめ、且つこの防水シートの裏面端部位置にガラス吸盤を装着して、各 断片がアコデオン状に伸縮自在となるので、自動車フロントガラス凍結防止カバ ーの不使用時の収納は極めて簡単に行うことができる。 請求項３の自動車フロントガラス凍結防止カバーでは、矩形状の各断片が偶数枚 数からなるから、収納時常には即座に一定の形状にコンパクトに収納し得るもの である。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車フロントガラス凍結防止カバーａの斜視
図

【図２】図１のＡ−Ａ線拡大断面図

【図３】全体がアコデオン状とした自動車フロントガラ
ス凍結防止カバーｂの斜視図

【図４】使用状態を示す断面図

【図５】要部一部拡大断面図

【図６】折畳状態を示す断面図

【図７】自動車の使用した状態を示す正面図

【符号の説明】

ａ．．．自動車フロントガラス凍結防止カバー １．．．防水シート ２．．．裏面 ３．．．ガラス吸盤 ４．． 補強テープ ５．．．吸水布 ｂ．．．自動車フロントガラス凍結防止カバー １１．．．中央断片 １３．．．内側端縁 １５．．．地縫 １６．．．バイアステープ １７．．．補強縫着 １８．．．連結断片 ２０．．．外端縁 ２１．．．連結断片の内側縁 ２２．．．両側断片の内側縁 ２３．．．両側断片 ２５．．．連結断片の外端縁 ２６．．．外周バイアステープ ２７．．．吸盤 ２８．．．自動車のフロントガラス

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車のフロントガラス面積にほぼ対応す
   る面積をした防水シートを形成し、該防水シートの裏面
   の両端部にそれぞれ一又は複数個のガラス吸盤を装着し
   たことを特徴とする自動車フロントガラス凍結防止カバ
   ー。
2. 【請求項２】防水シートよりなる所定面積の矩形状の各
   断片の端部をアコデオン状に折曲自在となるよう縦列縫
   着部を形成し、全体として自動車のフロントガラスの面
   積に対応する面積の防水シートを形成せしめ、且つこの
   防水シートの裏面端部位置にガラス吸盤を装着したこと
   を特徴とする自動車フロントガラス凍結防止カバー。
3. 【請求項３】矩形状の各断片が偶数枚数からなることを
   特徴とする自動車フロントガラス凍結防止カバー。