JP3051957B2 - 融雪機 - Google Patents

融雪機

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JP3051957B2
JP3051957B2 JP9249878A JP24987897A JP3051957B2 JP 3051957 B2 JP3051957 B2 JP 3051957B2 JP 9249878 A JP9249878 A JP 9249878A JP 24987897 A JP24987897 A JP 24987897A JP 3051957 B2 JP3051957 B2 JP 3051957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な構成を有す
る融雪機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
条件を有するものになっている。 1.上面を雪の投入のために開放した長方形の水槽の中
に、水槽より一周り小さい温水缶を設置する。 2.この温水缶は外部に設けられた灯油バーナーと連結
される。また、温水缶の他端には排気路が取付けられて
いる。 3.運転時にはこの温水缶全体を水で包み込むように水
槽の所定位置まで注水をする。 4.運転中には灯油バーナーの燃焼炎が温水缶を内部よ
り熱し、温水缶を包み込んでいる水を温めて温水とす
る。 5.融雪作業は開放された水槽の上面からプール状にな
った温水の中へ雪塊を投入する。 投入された雪塊は、温水で融かされて融雪水となり、オ
ーバーフローパイプを通って外部へ排水される。 6.また、温水の一部をポンプによって水槽の上部に設
けたシャワーノズルに送り、投入された雪塊の上から温
水シャワーをかけてこれを融かす。 7.これらの装置全体は重心点近くの下端に空気入りの
タイヤを取付けて移動できるようになっており、融雪作
業時にはスタンドを立て、機体の安定を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.装置自体の重量が大きいところに湛水の重量が加わ
り、移動が非常に困難である。(約200kg) 2.使用の都度、水を注入し終わった時に排水しなけれ
ばならないという不便がある。 3.水を温めて温水プールを作るのに多くの時間がかか
り非能率である。 4.雪の投入口が高く、投入作業が大変な重労働であ
る。 5.冬期寒冷時に凍結トラブルが多発する。また、ポン
プの故障、シャワーノズルのゴミ詰まりが発生する。 6.ゴミ、泥、砂、石礫などが水槽の底に溜りメンテナ
ンスが大変である。 7.未使用時に格納場所を大きく要し不便である。 本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたものであり、その目的とするところは、上述の
問題を解決できるものを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。本発明のも
のは、下記の条件を有する融雪用桝部2と、後部フレー
ム部3と、融雪用桝部内に配設された融雪用釜部4と、
融雪用釜部内に後方から挿入された燃焼炉部5と、燃焼
炉部5に連結されたバーナー6から構成されている融雪
機である。 A.融雪用桝部2は、平面前後方向に長い方形の底面板
2Aと、底面の前辺に上方に向け連設された前面板2B
と、底面の左右辺に上方に向け連設された左右面板2C
と、底面の後辺に他より高い状態で上方に向け連設され
たバーナーなどを取付ける後面板2Dを上向き形状に連
結して構成され、左右面板2Cの下方部分には前後方向
をもって、適数個の非常用排気窓2C1が開設され、左
右面板2Cの下端前方部分には排水口2C2が開設さ
れ、底面板2Aの下面には左右のそり用板2A1が突出
状態で添着され、前面板2Bの下端における左右には起
立用脚2B1が突設され、左右面板2Cの前方上端には
左右の前ハンドル2C3が折畳自在に取付けられ、後面
板2Dの前方面には縦筒状の補助排気路2D1が融雪用
桝部2内に突出する状態で添着され、後面板2Dの前方
面には所定高さの位置をもって、雪の重みを感知するシ
ーソー式センサー板2D2が融雪用桝部2内に突出する
状態で取付けられていること。 B.後部フレーム部3は、後面板2Dの背面に添着され
た縦枠3Aと、この縦枠の下端に後方に向け連設された
車輪用水平フレーム3Bと、車輪用水平フレームの後端
近傍に取付けられた移動用後輪3Cと、縦枠3Aの上端
に後方に向け連設された後方ハンドル3Dから構成され
ていること。 C.融雪用釜部4は、釜本体4Aと、左方還流釜4B
と、右方還流釜4Cと、前方分流釜4Dと、後方復流釜
4Eから構成され、釜本体4Aは、前後方向に向けた水
平状態の円筒4A1で構成され、周面には外方に向け逆
ラッパ状の放出口4A2が多数開設され、左方還流釜4
Bは、釜本体4Aの左方位置に当該釜本体とは所定間隔
をもって平行に配設された断面縦長楕円形の円筒4B1
で構成され、周面には外方に向け逆ラッパ状の放出口4
B2が多数開設され、右方還流釜4Cは、釜本体4Aの
右方位置に当該釜本体とは所定間隔をもって平行に配設
された断面縦長楕円形の円筒4C1で構成され、周面に
は外方に向け逆ラッパ状の放出口4C2が多数開設さ
れ、前方分流釜4Dは、釜本体4Aの前方端面,左方還
流釜4Bの前方端面,右方還流釜4Cの前方端面に対し
てそれぞれ連通した状態で張設された一枚の連結板4D
1と、この連結板に対して前方から取付けられた前方カ
バー4D2から構成され、前方カバー4D2には、釜本
体4Aの前方から排出される熱風が左方還流釜4Bと右
方還流釜4Cの双方に分流するよう左右の湾曲面4D2
1が形成され、この前方カバー4D2の上面には外方に
向け逆ラッパ状の放出口4D3が多数開設され、後方復
流釜4Eは、釜本体4Aの後方端面,左方還流釜4Bの
後方端面,右方還流釜4Cの後方端面に対してそれぞれ
連通した状態で張設された一枚の連結板4E1と、この
連結板に対して後方から取付けられた後方カバー4E2
から構成され、この後方カバーの中心には燃焼炉部用挿
入口4E21が開口され、この後方カバー4E2の上面
には外方に向け逆ラッパ状の放出口4E3が多数開設さ
れ、釜本体4Aの左右側面の下方部分には、前後方向を
もって水受け補助板4A3が適数段取付けられ、左方還
流釜4Bの右側面の下方部分には、前後方向をもって水
受け補助板4B3が適数段取付けられ、右方還流釜4C
の左側面の下方部分には、前後方向をもって水受け補助
板4C3が適数段取付けられ、融雪用釜部4は、融雪用
桝部2の底面板2Aの上面に取付けた横枠2Eにボルト
2E1を利用して着脱自在の状態で取付けられているこ
と。 D.燃焼炉部5は、燃焼炉本体5Aと、燃焼炉入口筒5
Bから構成され、燃焼炉本体5Aは、前後方向に向けた
水平状態の円筒5A1で構成され、円筒5A1の先端開
口部には正面十文字状の抵抗板5A2が張設され、周面
には放出口5A3が多数開設され、燃焼炉入口筒5B
は、前後方向に向けた水平状態の円筒5B1で構成さ
れ、外周面における後方には後方復流釜4Eにおける燃
焼炉部用挿入口4E21に当接するフランジ5B2が突
設され、外周面における先方には当該燃焼炉入口筒の長
手方向に対して斜交状態で整炎板5B3が突設され、こ
の燃焼炉入口筒5Bの先端部分は、燃焼炉本体5Aの後
方部分に挿入され、両者は整炎板5B3で連結されてい
ること。 E.バーナー6は、ガンタイプの灯油バーナーで構成さ
れ、融雪用桝部2における後面板2Dの裏面側に後部フ
レーム部3の縦枠3Aを利用して取付けられ、燃焼炉部
5における燃焼炉入口筒5Bに連結され、バーナー6の
上方位置に灯油タンク6Aが配設されていること。
【0005】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。1は本発明の融雪機で、融
雪用桝部2と、後部フレーム部3と、融雪用桝部内に配
設された融雪用釜部4と、融雪用釜部内に後方から挿入
された燃焼炉部5と、燃焼炉部5に連結されたバーナー
6から構成されている。
【0006】融雪用桝部2は、平面前後方向に長い方形
の底面板2Aと、底面の前辺に上方に向け連設された前
面板2Bと、底面の左右辺に上方に向け連設された左右
面板2Cと、底面の後辺に他より高い状態で上方に向け
連設されたバーナーなどを取付ける後面板2Dを上向き
形状に連結して構成されている。この場合 a.左右面板2Cの下方部分には前後方向をもって、適
数個の非常用排気窓2C1が開設されている。 b.左右面板2Cの下端前方部分には排水口2C2が開
設されている。 c.底面板2Aの下面には左右のそり用板2A1が突出
状態で添着されている。 d.前面板2Bの下端における左右には起立用脚2B1
が突設されている。 e.左右面板2Cの前方上端には左右の前ハンドル2C
3が折畳自在に取付けられている。 f.後面板2Dの前方面には縦筒状の補助排気路2D1
が融雪用桝部2内に突出する状態で添着されている。 g.後面板2Dの前方面には所定高さの位置をもって、
雪の重みを感知するシーソー式センサー板2D2が融雪
用桝部2内に突出する状態で取付けられている。
【0007】後部フレーム部3は、後面板2Dの背面に
添着された縦枠3Aと、この縦枠の下端に後方に向け連
設された車輪用水平フレーム3Bと、車輪用水平フレー
ムの後端近傍に取付けられた移動用後輪3Cと、縦枠3
Aの上端に後方に向け連設された後方ハンドル3Dから
構成されている。この場合、車輪用水平フレーム縦枠3
Bと、後方ハンドル3Dとは同一の長さで後方に向け延
出した状態に構成されている。これは図9のようにバー
ナー側を下にして立置保管をしようとする場合、傾かな
いようにするためである。
【0008】融雪用釜部4は、釜本体4Aと、左方還流
釜4Bと、右方還流釜4Cと、前方分流釜4Dと、後方
復流釜4Eから構成されている。 A.釜本体4Aは、前後方向に向けた水平状態の円筒4
A1で構成され、周面には外方に向け逆ラッパ状の放出
口4A2が多数開設されている。 B.左方還流釜4Bは、釜本体4Aの左方位置に当該釜
本体とは所定間隔をもって平行に配設された断面縦長楕
円形の円筒4B1で構成され、周面には外方に向け逆ラ
ッパ状の放出口4B2が多数開設されている。 C.右方還流釜4Cは、釜本体4Aの右方位置に当該釜
本体とは所定間隔をもって平行に配設された断面縦長楕
円形の円筒4C1で構成され、周面には外方に向け逆ラ
ッパ状の放出口4C2が多数開設されている。 D.前方分流釜4Dは、釜本体4Aの前方端面,左方還
流釜4Bの前方端面,右方還流釜4Cの前方端面に対し
てそれぞれ連通した状態で張設された一枚の連結板4D
1と、この連結板に対して前方から取付けられた前方カ
バー4D2から構成され、前方カバー4D2には、釜本
体4Aの前方から排出される熱風が左方還流釜4Bと右
方還流釜4Cの双方に分流するよう左右の湾曲面4D2
1が形成されている。そして、この前方カバー4D2の
上面には外方に向け逆ラッパ状の放出口4D3が多数開
設されている。
【0009】E.後方復流釜4Eは、釜本体4Aの後方
端面,左方還流釜4Bの後方端面,右方還流釜4Cの後
方端面に対してそれぞれ連通した状態で張設された一枚
の連結板4E1と、この連結板に対して後方から取付け
られた後方カバー4E2から構成され、この後方カバー
の中心には燃焼炉部用挿入口4E21が開口されてい
る。そして、この後方カバー4E2の上面には外方に向
け逆ラッパ状の放出口4E3が多数開設されている。 F.釜本体4Aの左右側面の下方部分には、前後方向を
もって水受け補助板4A3が適数段取付けられている。
左方還流釜4Bの右側面の下方部分には、前後方向をも
って水受け補助板4B3が適数段取付けられている。右
方還流釜4Cの左側面の下方部分には、前後方向をもっ
て水受け補助板4C3が適数段取付けられている。 G.図5を参照して、融雪用釜部4は、融雪用桝部2の
底面板2Aの上面に取付けた横枠2Eにボルト2E1を
利用して着脱自在の状態で取付けられている。
【0010】燃焼炉部5は、燃焼炉本体5Aと、燃焼炉
入口筒5Bから構成されている。 A.燃焼炉本体5Aは、前後方向に向けた水平状態の円
筒5A1で構成され、円筒5A1の先端開口部には正面
十文字状の抵抗板5A2が張設され、周面には放出口5
A3が多数開設されている。 B.燃焼炉入口筒5Bは、前後方向に向けた水平状態の
円筒5B1で構成され、外周面における後方には後方復
流釜4Eにおける燃焼炉部用挿入口4E21に当接する
フランジ5B2が突設され、外周面における先方には当
該燃焼炉入口筒の長手方向に対して斜交状態で整炎板5
B3が突設されている。そして、この燃焼炉入口筒5B
の先端部分は、燃焼炉本体5Aの後方部分に挿入され、
両者は整炎板5B3で連結されている。
【0011】バーナー6は、ガンタイプの灯油バーナー
で構成され、融雪用桝部2における後面板2Dの裏面側
に後部フレーム部3の縦枠3Aを利用して取付けられ、
燃焼炉部5における燃焼炉入口筒5Bに連結されてい
る。6Aはバーナー6の上方位置に配設された灯油タン
クである。
【0012】
【実施例】
A.環流式燃焼方式による燃焼炉と釜について 本発明の融雪機は、灯油燃焼を熱源として直熱乾式融雪
を行うために発明されたものである。バーナーに接続し
て、燃焼、火炎循環、大面積伝熱、高速融雪、排気の機
能を複合して行うため次の8つの部分から構成される。 a.燃焼炉入口筒5Bは、バーナーから噴出される着火
直後の火炎を次の燃焼炉本体5Aに導くものである。 b.整炎板5B3は、燃焼炉入口筒から燃焼炉本体へ送
り込まれる新しい火炎を環流ガスによって撹拌し、渦流
を起こさせて燃焼を促進させるものである。 c.燃焼炉本体5Aは多数の放出口を設けた円筒状に構
成され、高温を保ちながら燃焼の終わったガスを一部外
周方向へ放散できるように構成されている。 d.抵抗板5A2は、燃焼炎が過早に放出されるのを調
節するものである。 e.融雪用釜部4は、燃焼炉部5から外部に放出される
燃焼熱を受け止めると共に、燃焼炉部5から噴出される
燃焼ガスを外部に放散するよう構成されている。投入さ
れた雪は、高温に熱せられた融雪用釜部4の外面に接触
し急速に溶融するものである。 f.左方還流釜4B、右方還流釜4Cは、燃焼炉部5か
ら噴出された燃焼ガスを左右に振り分けて反転回流させ
るものであり、これの外面に接触した雪も急速に溶解す
る。この場合、これら環流釡にもガス流を乱さない位置
に排気を行うための放出口が設けてある。 g.前方分流釜4Dは、左方還流釜4B、右方還流釜4
Cによって反転回流してきた燃焼ガスを後方に環流させ
るものである。この釜にも多数の放出口を設けてガスの
一部を放出すると共に、外面に接触する雪を迅速に融
す。 h.後方復流釜4Eは、左方還流釜4B、右方還流釜4
C及び前方分流釜4Dを経由して反転回流してきたガス
の一部を、再び左方還流釜4B、右方還流釜4Cを経由
して釜本体4Aに送り燃焼を促進させるものである。こ
の釜にもガスの流れを妨げない位置に余剰のガスを放出
させる放出口が設けてある。
【0013】B.本発明の融雪機の中の各部の釜に設け
られた排気ガスの放出口(オリフィス)には全て逆ラッ
パ状にプレス加工を施してあるが、これは次の3つの効
果が得られる。 a.排気ガスへの抵抗を下げ、スムーズに排気が行え
る。 b.融雪用釜部4に使用される金属板への熱応力を分散
し、弾力吸収して変形を防止する。 c.雪融け水が釜の中へ流れ込まない。また、この環流
式燃焼方式では高熱出力の燃焼炉とこれに接続する大面
積融雪釡でありながら前後左右の寸法に比し、大巾に小
さな上下寸法で構成されるので融雪機の投雪口を一般常
識を覆す低さにできるのである。
【0014】C.釜の熱変形防止対策について 本発明の融雪機においては融雪用釜部4の上面は、雪或
は雪融水によって冷却が行われるが、釜の下面は充分冷
却が行われない。そのための対策として水受け補助板を
取付け、上方から流れ落ちる融雪水を一時貯留して冷却
を行う対策を講じた。 D.融雪用桝部2、後部フレーム部3、融雪用釜部4、
燃焼炉部5などは、ステンレス鋼で構成されている。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.環流式燃焼方式に構成したので、これをステンレス
製の直熱式融雪釜に応用したことにより、軽量・低枠・
大面積伝熱が達成できた。 2.バーナー、タンクなどを除いた構造部分に全てステ
ンレス鋼を使用することによって、高強度による軽量化
と耐久性が得られた。 3.融雪用桝部の底面全体をそり状に仕立て、雪上移動
を非常に楽にした。 4.融雪用桝部の底面に2本の横スベリ防止のそり用板
を取付け、直進安定を図った。 5.左右面板及び前面板を上開き形状にして雪を入れ易
くした。 6.左右面板及び前面板の上辺を地上35cmに仕立て
雪を入れ易く、かつ三方から雪を入れらるようにした。
(女性の膝より低い) 7.車輪用水平フレーム3Bの後端近傍に移動用後輪3
Cを取付け、折畳式の前ハンドルを持ち上げることによ
って地上移動を容易にした。 8.バーナー側を下にして立置保管のできる構造にし
た。また、バーナー側を上にして一時逆立ちができ、掃
除などが容易にできるようにした。 9.融雪用桝部の後面板2Dに補助排気路2D1を設
け、雪の詰め過ぎ時の排気路とした。 10.融雪用桝部の左右面板の下辺に非常用排気窓を設
け、非常用排気路とした。 11.雪の重みを感知するシーソー式センサー板を採用
し、リミットスイッチとの組み合わせによって自動運転
作業をできるようにした。 12.シーズンオフに点検整備を行う際には、バーナー
やスイッチ、灯油タンクなどはそのままで、燃焼炉部と
融雪用釜部を融雪用桝部から容易に着脱できる構造にし
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】前方方向から見た全体の斜視図である。
【図2】融雪用桝部の1部を切欠いた斜視図である。
【図3】融雪桝部における底面を説明する要部の斜視図
である。
【図4】融雪用釜部と燃焼炉部の関係を示す分解斜視図
である。
【図5】A−A線における略図的拡大断面図である。
【図6】融雪用釜部と燃焼炉部の関係を示す略図的横断
面図である。
【図7】融雪用釜部における放出口の形状を説明する拡
大断面図である。
【図8】燃焼炉部の1部を切欠いた斜視図である。
【図9】バーナー側を下にして立置した状態の側面図で
ある。
【図10】バーナー側を上にした逆立ち状態の側面図で
ある。
【符号の説明】 1 融雪機 2 融雪用桝部 3 後部フレーム部 4 融雪用釜部 5 燃焼炉部 6 バーナー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の条件を有する融雪用桝部(2)
    と、後部フレーム部(3)と、融雪用桝部内に配設され
    た融雪用釜部(4)と、融雪用釜部内に後方から挿入さ
    れた燃焼炉部(5)と、燃焼炉部(5)に連結されたバ
    ーナー(6)から構成されていることを特徴とする融雪
    機。 A.融雪用桝部(2)は、平面前後方向に長い方形の底
    面板(2A)と、底面の前辺に上方に向け連設された前
    面板(2B)と、底面の左右辺に上方に向け連設された
    左右面板(2C)と、底面の後辺に他より高い状態で上
    方に向け連設されたバーナーなどを取付ける後面板(2
    D)を上向き形状に連結して構成され、左右面板(2
    C)の下方部分には前後方向をもって、適数個の非常用
    排気窓(2C1)が開設され、左右面板(2C)の下端
    前方部分には排水口(2C2)が開設され、底面板(2
    A)の下面には左右のそり用板(2A1)が突出状態で
    添着され、前面板(2B)の下端における左右には起立
    用脚(2B1)が突設され、左右面板(2C)の前方上
    端には左右の前ハンドル(2C3)が折畳自在に取付け
    られ、後面板(2D)の前方面には縦筒状の補助排気路
    (2D1)が融雪用桝部(2)内に突出する状態で添着
    され、後面板(2D)の前方面には所定高さの位置をも
    って、雪の重みを感知するシーソー式センサー板(2D
    2)が融雪用桝部(2)内に突出する状態で取付けられ
    ていること。 B.後部フレーム部(3)は、後面板(2D)の背面に
    添着された縦枠(3A)と、この縦枠の下端に後方に向
    け連設された車輪用水平フレーム(3B)と、車輪用水
    平フレームの後端近傍に取付けられた移動用後輪(3
    C)と、縦枠(3A)の上端に後方に向け連設された後
    方ハンドル(3D)から構成されていること。 C.融雪用釜部(4)は、釜本体(4A)と、左方還流
    釜(4B)と、右方還流釜(4C)と、前方分流釜(4
    D)と、後方復流釜(4E)から構成され、釜本体(4
    A)は、前後方向に向けた水平状態の円筒(4A1)で
    構成され、周面には外方に向け逆ラッパ状の放出口(4
    A2)が多数開設され、左方還流釜(4B)は、釜本体
    (4A)の左方位置に当該釜本体とは所定間隔をもって
    平行に配設された断面縦長楕円形の円筒(4B1)で構
    成され、周面には外方に向け逆ラッパ状の放出口(4B
    2)が多数開設され、右方還流釜(4C)は、釜本体
    (4A)の右方位置に当該釜本体とは所定間隔をもって
    平行に配設された断面縦長楕円形の円筒(4C1)で構
    成され、周面には外方に向け逆ラッパ状の放出口(4C
    2)が多数開設され、前方分流釜(4D)は、釜本体
    (4A)の前方端面,左方還流釜(4B)の前方端面,
    右方還流釜(4C)の前方端面に対してそれぞれ連通し
    た状態で張設された一枚の連結板(4D1)と、この連
    結板に対して前方から取付けられた前方カバー(4D
    2)から構成され、前方カバー(4D2)には、釜本体
    (4A)の前方から排出される熱風が左方還流釜(4
    B)と右方還流釜(4C)の双方に分流するよう左右の
    湾曲面(4D21)が形成され、この前方カバー(4D
    2)の上面には外方に向け逆ラッパ状の放出口(4D
    3)が多数開設され、後方復流釜(4E)は、釜本体
    (4A)の後方端面,左方還流釜(4B)の後方端面,
    右方還流釜(4C)の後方端面に対してそれぞれ連通し
    た状態で張設された一枚の連結板(4E1)と、この連
    結板に対して後方から取付けられた後方カバー(4E
    2)から構成され、この後方カバーの中心には燃焼炉部
    用挿入口(4E21)が開口され、この後方カバー(4
    E2)の上面には外方に向け逆ラッパ状の放出口(4E
    3)が多数開設され、釜本体(4A)の左右側面の下方
    部分には、前後方向をもって水受け補助板(4A3)が
    適数段取付けられ、左方還流釜(4B)の右側面の下方
    部分には、前後方向をもって水受け補助板(4B3)が
    適数段取付けられ、右方還流釜(4C)の左側面の下方
    部分には、前後方向をもって水受け補助板(4C3)が
    適数段取付けられ、融雪用釜部(4)は、融雪用桝部
    (2)の底面板(2A)の上面に取付けた横枠(2E)
    にボルト(2E1)を利用して着脱自在の状態で取付け
    られていること。 D.燃焼炉部(5)は、燃焼炉本体(5A)と、燃焼炉
    入口筒(5B)から構成され、燃焼炉本体(5A)は、
    前後方向に向けた水平状態の円筒(5A1)で構成さ
    れ、円筒(5A1)の先端開口部には正面十文字状の抵
    抗板(5A2)が張設され、周面には放出口(5A3)
    が多数開設され、燃焼炉入口筒(5B)は、前後方向に
    向けた水平状態の円筒(5B1)で構成され、外周面に
    おける後方には後方復流釜(4E)における燃焼炉部用
    挿入口(4E21)に当接するフランジ(5B2)が突
    設され、外周面における先方には当該燃焼炉入口筒の長
    手方向に対して斜交状態で整炎板(5B3)が突設さ
    れ、燃焼炉入口筒(5B)の先端部分は、燃焼炉本体
    (5A)の後方部分に挿入され、両者は整炎板(5B
    3)で連結されていること。 E.バーナー(6)は、ガンタイプの灯油バーナーで構
    成され、融雪用桝部(2)における後面板(2D)の裏
    面側に後部フレーム部(3)の縦枠(3A)を利用して
    取付けられ、燃焼炉部(5)における燃焼炉入口筒(5
    B)に連結され、バーナー(6)の上方位置に灯油タン
    ク(6A)が配設されていること。
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