JP3051936U - コード - Google Patents

コード

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JP3051936U
JP3051936U JP1998001077U JP107798U JP3051936U JP 3051936 U JP3051936 U JP 3051936U JP 1998001077 U JP1998001077 U JP 1998001077U JP 107798 U JP107798 U JP 107798U JP 3051936 U JP3051936 U JP 3051936U
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light
cord
braid
lame
conductor
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JP1998001077U
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Inventor
和男 松本
Original Assignee
エス・ディ・ケイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装飾的に自由度の高いデザインが可能で、か
つ機械的な強度と可撓性及び絡まりにくい特性を有する
コードを提供する。 【解決手段】 複数の銅線で構成された導体11,1
は、ラメ入りの糸12aで編んだ編組12,12
でそれぞれ覆われ、更に無色或いは有色の透明なビニ
ール等の外部絶縁体13で被覆されている。ラメ入りの
糸12aは、ポリエステル等の合成樹脂薄膜に、アルミ
ニウム等の光反射性を有する金属を真空蒸着し、更にそ
の表面に透明な着色塗料をコーティングして細く帯状に
裁断したラメ材を、ナイロンやレーヨンの合成繊維と撚
り合わせたものである。外部からの光が編組12,1
で反射されるので、編組12等の色の組合わせや
編み方によって装飾的に自由度の高いデザインが可能に
なる。更に、編組12により機械的な強度、可撓性、
及び絡まりにくい特性が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ヘッドホンやマイクロホン等を音響装置等に接続するためのコード に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2(a),(b)は、従来のコードの一例を示す斜視図である。 図2(a)のコードは、複数の銅線、鍍金された銅線、またはウレタン被膜が 施された銅線等で構成された導体1a,1bを平行に配置し、これらの導体1a ,1bを無色或いは有色の透明なビニール等の外部絶縁体2で覆った構造となっ ている。そして、このコードは、外部から照射された光が、透明な外部絶縁体2 を通して導体1a,1bの銅線等の表面で反射され、金属的な光沢を有するデザ インとなっている。
【0003】 また、図2(b)のコードは、導体1a,1bを、メタリック顔料3を混合し た無色或いは有色のビニール等の外部絶縁体2Aで覆った構造となっている。そ して、このコードは、外部から照射された光が透明または有色の外部絶縁体2A 中の顔料3の表面で反射され、光沢の有るデザインとなっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のコードでは、次のような課題があった。 図2(a)のコードでは、単に導体1a,1bの銅の地色、または鍍金あるい はウレタン被膜の色が外部絶縁体2を通して見えるだけで、装飾的にこれ以上の 変化を付けることができないという課題があった。また、図2(b)のコードで は、顔料3を混合したビニールでは光沢が平面的で装飾変化をつけられないとい う課題があった。
【0005】 更に、これらのコードは、折り曲げによって内部の導体1a,1bが切れやす く、かつ絡まりやすいという課題があった。 本考案は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、装飾的に自由度の高いデ ザインが可能で、かつ機械的な強度と可撓性を有するとともに、絡まりにくい特 性を有するコードを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案の内の第1の考案は、導体を光透過性の外 部絶縁体で被覆したコードにおいて、合成樹脂薄膜に光反射性を有する金属が蒸 着され、該金属の表面に光透過性の着色塗料が塗布された帯状の材料と、合成繊 維とが撚り合わされて構成された糸で編まれた編組を、前記導体と前記外部絶縁 体との間に設けている。 第2の考案は、それぞれ内部絶縁体で絶縁された複数の導体を光透過性の外部 絶縁体で被覆したコードにおいて、第1の考案と同様の編組を前記導体と前記外 部絶縁体との間に設けている。
【0007】 本考案によれば、以上のようにコードを構成したので、次のような作用が行わ れる。 コードの外部から照射された光は、光透過性の外部絶縁体を通って編組へ到達 し、この編組を構成する糸に撚り合わされた金属で反射され、透明な着色塗料を 通して、この塗料の色の金属性の反射光が放出される。
【0008】
【考案の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本考案の第1の実施形態を示す平行2芯コードの斜視図である。 このコードは、ウレタン被膜が施された複数の銅線で構成された導体11, 11を有している。各導体11,11は、ラメ入りの糸12aを用いて編 んだ編組12,12で、それぞれ覆われている。ラメ入りの糸12aは、例 えばポリエステル等の合成樹脂薄膜に、アルミニウム等の光反射性を有する金属 を真空蒸着し、更にその表面に透明な着色塗料をコーティングして細く帯状に裁 断したラメ材を、ナイロンやレーヨン等の合成繊維と撚り合わせて構成したもの である。
【0009】 編組12,12で覆われた2本の導体11,11は、平行になるよう に無色或いは有色の透明なビニール等の外部絶縁体13で被覆されている。 このような平行2芯コードは、例えば次のようにして製造される。 例えば14本のウレタン被膜銅線を、バンチャーで撚り合わせて導体11を形 成した後、この導体11をドラムに巻き取る。
【0010】 一方、ポリエステル等の合成樹脂薄膜の片面に、アルミニウムを真空蒸着し、 更にその表面に着色塗料をコーティングする。この合成樹脂薄膜を細く帯状に裁 断し、合成繊維と撚り合わせてラメ入りの糸12aを紡ぎ、この糸12aを例え ば2本1組として編組用のボビンに巻き取る。 編組打ち機に、例えば編組用の2本持ちの糸12aが巻かれたボビンを8個セ ットし、ドラムから繰り出された導体11を中央にセットして、この導体11の 周囲に8打ちの編組12を施す。
【0011】 編組12が施された導体11を2本、ビニール被覆用の押出し機のクロスヘッ ドにセットし、この押出し機に外部被覆材の透明な塩化ビニールのペレットを供 給する。これにより、塩化ビニールのペレットが加熱されて溶融し、クロスヘッ ドへ所定の圧力で注入されて、2本の導体11の編組12の表面がビニールで被 覆される。溶融したビニールで被覆された2本の導体11を、所定の速度でクロ スヘッドから引出して冷却する。これにより、クロスヘッドの出口のダイスの形 状に応じて、所定の断面を有する外部絶縁体13で被覆された平行2芯コードが 得られる。
【0012】 このようなコードでは、外部から照射された光が透明な外部絶縁体13を通っ て編組12,12に到達し、更にこの編組12,12のラメ入りの糸1 2aで反射され、その反射光が再び外部絶縁体13を通って外部に放出される。 以上のように、この第1の実施形態のコードは、透明な外部絶縁体13、及び ラメ入りの糸12aで編まれた編組12,12を有するので、次の(1)〜 (6)のような利点がある。
【0013】 (1) 金属性の光沢を有するので、例えばヘッドホンステレオ等のヘッドホン コードとして使用する場合、装飾的な価値が高くなる。 (2) ラメ入りの糸12aを編んだ編組12,12を用いているので、光 の反射角度が立体的になり、光反射の効果を高めることができる。 (3) ラメ材の金属表面には透明な着色塗料によるコーティングが施してある ので、この着色塗料の色を組み合わせたり、編組12等の編み方を変えること により、更に自由度の高いデザインを行うことができる。 (4) 編組12,12の外側を外部絶縁体13で被覆しているので、これ らの編組12等の摩耗が無く、汚れの付着が少ない。 (5) ラメ材と合成繊維とを撚り合わせて構成した糸12aを用いて編組12 ,12を編んでいるので、引張り強度と屈曲強度を増すことができるととも に、可撓性の有る柔軟なコードを得ることができる。 (6) ラメ材と合成繊維とを撚り合わせて編組12,12を構成すること でコードに弾力性が生じ、絡まりにくい特性を得ることができる。
【0014】第2の実施形態 図3は、本考案の第2の実施形態を示す平行コードの斜視図であり、図1中の 要素と共通の要素には共通の符号が付されている。 このコードは、例えばヘッドホンステレオ等のヘッドホンコードとして用いら れるものであり、ウレタン被膜が施された複数の銅線で構成された導体11, 11,11,11を有している。各導体11〜11は、それぞれビニ ール等の内部絶縁体14,14,14,14で被覆されている。
【0015】 そして、それぞれ内部絶縁体14,14で被覆された1対の導体11, 11は、ラメ入りの糸12aを用いて編んだ編組12で覆われている。また 、それぞれ内部絶縁体14,14で被覆された1対の導体11,11は 、同様にラメ入りの糸12aを用いて編んだ編組12で覆われている。 2対の導体11,11、及び11,11を覆った編組12,12 は、平行になるように無色或いは有色の透明なビニール等の外部絶縁体13で被 覆されている。
【0016】 このような平行コードは、第1の実施形態の平行2芯コードとほぼ同様の方法 で製造される。但し、この平行コードの場合は、例えば14本のウレタン被膜銅 線を撚り合わせた導体11を2本作り、この2本の導体11を押出し機によって 内部絶縁体14で被覆して予め平行2芯コードを形成してドラムに巻き取ってお く。その後の、編組打ち機による編組12の形成と、押出し機による外部絶縁体 13の形成方法は、第1の実施形態の平行2芯コードの場合と同様である。 このようなコードにおける光の反射による装飾的な利点、及び強度的な利点は 、第1の実施形態と同様であり、前記(1)〜(6)の利点を有する。更に、こ の図3のコードでは、対になる導体11,11、及び11,11を、そ れぞれ金属のラメ材の入った糸12aで編んだ編組12,12で覆っている ので、電磁シールド効果が得られるという電気的な利点を有する なお、本考案は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この 変形例としては、例えば、次の(a)〜(f)のようなものがある。 (a) 図1中の導体11,11の数は2本に限定されず、1本或いは3本 以上でもよい。 (b) 編組12等で用いられるラメ入りの糸12aの材料は、実施形態で例 示した材料に限定されず、同様の性質を有する材料であれば、どのような材料を 用いても良い。 (c) 外部導体11等、外部絶縁体13、及び内部絶縁体14等の材料は 、実施形態で例示した材料に限定されず、同様の性質を有する材料であれば、ど のような材料を用いても良い。
【0017】 (d) 外部絶縁体13は、透明なものに限定されず、例えば半透明であっても 、編組12等で反射した光が外部から見えるような光透過性を有するものであ れば良い。 (e) 図3のコードは、2対の導体11〜11を有しているが、用途に応 じて、1対の導体11,11でコードを形成しても良い。また、3対以上の 導体11でコードを形成しても良い。 (f) 図3のコードは、1対の導体11毎に編組12で覆った構造としている が、用途に応じて、3本以上の導体11をまとめて編組12で覆った構造にして も良い。
【0018】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、第1の考案によれば、導体と光透過性の外部絶縁 体との間に、ラメ入りの糸で編まれた編組を設けているので、光の反射による装 飾的な効果を高めることができる。
【0019】 また、編組を外部絶縁体の内側に設けているので、編組の摩耗がなく、かつ汚 れの付着が少ないという効果がある。 しかも、編組は、ラメ材と合成繊維とを撚り合わせて構成したラメ入りの糸を 用いて編まれているので、引張り強度と屈曲強度を増すことができるとともに、 可撓性及び絡まりにくい特性を有する柔軟なコードを得ることができるという効 果がある。
【0020】 第2の考案によれば、第1の考案と同様の効果に加えて、複数の導体を覆った 編組のラメ材として、合成樹脂薄膜に金属を蒸着して帯状に形成した材料を用い ているので、これらの導体に対して電磁的なシールドができるという効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態を示す平行2芯コード
の斜視図である。
【図2】従来のコードの斜視図である。
【図3】本考案の第2の実施形態を示す平行コードの斜
視図である。
【符号の説明】
11,…,11 導体 12,12 編組 12a 糸 13 外部絶縁体 14,…,14 内部絶縁体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を光透過性の外部絶縁体で被覆した
    コードにおいて、合成樹脂薄膜に光反射性を有する金属
    が蒸着され、該金属の表面に光透過性の着色塗料が塗布
    された帯状の材料と、合成繊維とが撚り合わされて構成
    された糸で編まれた編組を、前記導体と前記外部絶縁体
    との間に設けたことを特徴とするコード。
  2. 【請求項2】 それぞれ内部絶縁体で絶縁された複数の
    導体を光透過性の外部絶縁体で被覆したコードにおい
    て、合成樹脂薄膜に光反射性を有する金属が蒸着され、
    該金属の表面に光透過性の着色塗料が塗布された帯状の
    材料と、合成繊維とが撚り合わされて構成された糸で編
    まれた編組を、前記導体と前記外部絶縁体との間に設け
    たことを特徴とするコード。
JP1998001077U 1998-03-03 1998-03-03 コード Expired - Lifetime JP3051936U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000107417A (ja) * 1998-10-07 2000-04-18 Okumura Yuki Kk パチンコ機
JP2013131387A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Harutsugu Hiramoto 信号ケーブル、電力ケーブル及び電子機器並びに信号ケーブルの製造方法

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JP2000107417A (ja) * 1998-10-07 2000-04-18 Okumura Yuki Kk パチンコ機
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