JP3051814U - 金属製の容器 - Google Patents

金属製の容器

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JP3051814U JP1998001430U JP143098U JP3051814U JP 3051814 U JP3051814 U JP 3051814U JP 1998001430 U JP1998001430 U JP 1998001430U JP 143098 U JP143098 U JP 143098U JP 3051814 U JP3051814 U JP 3051814U
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俊一 清水
利明 高尾
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関西製缶株式会社
高尾工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容物の取り出しが容易になるとともに、使用
後に嵩張らぬようにしてゴミ処理コストを低減させ、ま
た資源としての再利用化を容易にして、省資源や地球環
境の保全にも貢献可能な金属製の容器を提供する。 【解決手段】金属製の容器を、固着または一体成形した
底板を有さず、両方に大きく開口した開口部4,5をも
つ筒状の胴体部1と、該胴体部1の一方の開口部4の内
側または外側へ着脱可能に嵌合した蓋部2と、該胴体部
1の他方の開口部5の内側または外側へ着脱可能に嵌合
した蓋部3とで構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、固形や粒状・粉状等の液体以外の内容物を収納する金属製の容器の 改良に係るものである。特に、内容物の取出しを容易にし、それに加えて使用後 は嵩張らぬように始末でき、ゴミ量の軽減とゴミ処理の経済性の向上を図って、 資源の再利用化を容易にし、地球環境の悪化防止にも貢献可能な金属製の容器に 関するものである。
【0002】 容器に関しては、従来より各種の形状・構造ものが考案されているが、ユーザ ーが内容物を取出し易いようにしたものとして、例えば実開昭63−15690 8号公報に記載のものがある。
【0003】 これは、上記公報の明細書及び図面の記載から明らかな如く、容器の取出し口 が1個であると内容物の取り出しが容易でない欠点があったから、缶容器胴体部 の「両端に取り出し口を取りつけ」たものである。これにより、「取り出し口蓋 をスタンドとして使用すれば、内容物がいつも下部にたまり、取り出しが容易と なる。」と記載されている。
【0004】 確かに容器胴体部の両側に取り出し口を設けることで、上記公報に記載の如く 「マヨネーズ、ケチャップ等の、粘度のある物」に限らず、内容物を容易に取り 出せるようになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報に記載の容器は、そこに記載された内容物の例示からみて、出願人は 合成樹脂製で胴体部両側に取り出し口を形成した容器を考案したものと推測され る。容器の材質が合成樹脂製であれば、内容物を取り出した後の容器は、例えば 足で踏みつける等の外力を加えることで、容易に割れたり潰れたりして、嵩張ら ない。そのため合成樹脂製の容器は、家庭から出されるゴミ量を減少する上で、 比較的役立つといえる。
【0006】 しかしながら、上記合成樹脂製のゴミは、処分場に埋めても分解し難いし、中 には焼却した際にダイオキシン等の有害物質を発生し、地球環境を悪化させるも のもある。そこで資源としての再利用も一部で実用化されているが、技術的・経 済的に難しい問題が残っており、多くは従来どおり埋め立てや焼却処分が行われ ている。
【0007】 ところで、容器中に収納する内容物の種類・態様によっては、容器の材質を合 成樹脂製とすることができず、また内容物の高級感を出すためや強度上の問題か ら、薄い鋼板(スチール)やアルミ合金の如き金属板製のものが用いられること も少なくない。さらに資源の再利用化の観点からも、金属製容器が用いられるこ とがある。
【0008】 その場合の金属製の容器は、中に内容物が入っている状態では、高級感があり また充分な強度をもつので都合がよいと言える。しかし内容物を取り出した後の 空き缶は、金属製であるが故に嵩張った状態のままで家庭からゴミとして出され て、ゴミ量を増大させる一因となっている。
【0009】 即ち、従来の金属製の容器の中で特に薄鋼板製のものは、胴体部の底部に底板 を、両者の周縁を5重程度に巻き締めて固着して有底の容器にしたものが殆どで ある。そのような金属製の容器は強度的に充分であるから、特定の内容物を長期 間にわたって保存する保存容器として使用したり、また内容物を取り出し後も同 様の目的でその容器を使用したりするのには適している。しかし近時の金属製の 容器の殆どは、上記の保存容器として使用するよりも、内容物を取り出した後は 空き缶としてゴミに出されている。
【0010】 そのため従来の構造の金属製の容器は、使用後に空き缶の胴体部を例えば足で 踏みつけて潰そうとしても、上記の如く底板付きの胴体部がその程度の外力で容 易に偏平状に潰れない。近時の使用状態から見ればむしろ過剰な強度とも言える 構造の従来の金属製の容器は、家庭で容易に潰すことができず、嵩張る状態のま までゴミとして出され、ゴミ処理されているのが一般的である。
【0011】 同様のことは、アルミ合金製の容器についてもほぼ言えるのであり、胴体部と 一体成形された底板が胴体部を偏平状に潰す際の障害となって容易に潰すことが できず、やはり嵩張った状態のままで家庭からゴミとして出されている。
【0012】 これら金属製の容器は、近時のゴミ量増大の原因の一つになっており、またゴ ミの搬送時に嵩張るとともに、焼却処理時や埋め立て場所でも嵩張って、ゴミ処 理をコスト高にする一因となっている。
【0013】 他面、今後ますます必要となる「省資源」・「限りある資源の有効利用」とい う観点からして、金属製の容器は再利用化が可能な「資源ゴミ」であるにもかか わらず、従来のものは上記の如く搬送時は勿論のこと、焼却処理時や埋め立てあ るいは再生処理時にも嵩張り、ゴミ処理コストが高くつくことから、再利用化の 促進が妨げられている。
【0014】 本考案は、従来の金属製の容器がもつ問題点を解決することを課題として、種 々検討の結果考案されたものである。即ち本考案の目的は、容器から内容物の取 出しを容易化するとともに、それに加えて、使用後は嵩張らぬように始末でき、 ゴミ量の軽減と資源の再利用化を容易にして、経済性の向上を図り、もって地球 環境の保全にも貢献可能な金属製の容器を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
A 本考案に係る金属製の容器の第1のものは、 固着または一体成形した底板を有さず、両方に大きく開口した開口部4,5を もつ筒状の胴体部1と、 上記胴体部1の一方の開口部4の内側または外側へ着脱可能に嵌合した蓋部2 と、 同じく上記該胴体部1の他方の開口部5の内側または外側へ着脱可能に嵌合し た蓋部3とで構成してなるものである。
【0016】 B 本考案に係る金属製の容器の第2のものは、 固着または一体成形した底板を有さず、両方が大きく開口した筒状で、各開口 部4,5の周縁に縁巻き部6,7を有する胴体部1と、 周縁に縁巻き部8をもち、上記開口部4,5の一方4の内側または外側へ着脱 可能に嵌合する蓋部2と、 周縁に縁巻き部9をもち、他方の開口部5に内側または外側へ着脱可能に嵌合 する他方の蓋部3とで構成してなるものである。
【0017】
【考案の実施の形態】
上記構成において、金属製の容器の胴体部1や両方の蓋部2,3の材質は、薄 鋼板(スチール)やアルミ合金板、その他の金属薄板製である。
【0018】 胴体部1の筒状の形状は、断面が円形のもの(図1参照)に限らず、例えば小 判形、正方形、長方形、三角形・半円形(図8ないし図12参照)や、その他の ものでもよい。また一般的な上下に開口した縦置き形のものに限らず(例えば図 1参照)、左右に開口した横置き形のものでもよい(図13参照)。他方両方の 各蓋部2,3の形状は、断面が上記胴体部1の断面形状に対応するものであれば よい。
【0019】 また両方の各蓋部2,3を胴体部1の開口部4,5へ嵌合するには、蓋部2, 3を胴体部1の内側へ嵌合するものでも、外側から嵌合するものでもよい。
【0020】 胴体部1の両方の開口部4,5周縁の縁巻き部6,7や、各蓋部2,3周縁の 縁巻き部8,9は、いずれも外巻きでも内巻きでもよい。この胴体部1と各蓋部 2,3の縁巻き部6,7,8,9とで、嵌合した胴体部1と各蓋部2,3との係 止で、蓋部2,3が不用意に外れるのを防止させることが望ましい(例えば図4 ,図5参照)。
【0021】 縁巻き部6,7,8,9同士で外れ防止を充分にできないなら、胴体部1と各 蓋部2,3の周部に、凸状部11と凹状部12を係合可能に形成しておくように すればよい(例えば図6,図7,図13参照)。この凸状部11と凹状部12は 周部に環状に形成すること(上記図6,図7,図13参照)に限らず、図示は省 略するが、ネジ締めの如く螺旋状のものとしてもよいし、また短い部分的なもの としてもよい。
【0022】 一つの胴体部1とそれに嵌合可能な一組の蓋部2,3とで一つの容器になるも のが一般的であるが、目的に応じて使い分けを可能とするため胴体部1を、それ に嵌合可能な一組の蓋部2,3に対して、長さを異にする数種類のものを用意し ておいてもよい。
【0023】 なお胴体部1内には、内部を区画するために軸線と平行する面の、または直交 する面の仕切り壁(図示略)を設けてもよい。仕切り壁は薄い金属製板とするこ とが望ましいが、それに限らず例えば紙製でもよい。
【0024】 上記構成の金属製の容器の製造手段は、従来の金属製の容器の製造技術を利用 すればよい。即ち、容器の材質が薄鋼板製の場合には、胴体部1は板材を筒状に 曲げて、当接した両側端縁を溶接(ろう付けを含む)または接着で接合して筒状 とした後、両方の開口部4,5の各周縁に、外巻きまたは内巻きの縁巻き部6, 7を曲げ形成すればよい。
【0025】 またアルミ合金板製の場合の胴体部1は、絞り加工で筒状に形成した後に塞が った一側端をカットして両方に開口部4,5を形成し、その後に両開口部4,5 の各周縁に、外巻きまたは内巻きの縁巻き部6,7を曲げ形成すればよい。
【0026】 他方各蓋部2,3は、薄鋼板製の場合もアルミ合金製の場合も、よほど深さの 大きいものを除いて絞り加工で短筒状に形成すればよく、その後に開口した周縁 に外巻きまたは内巻きの縁巻き部8,9を曲げ形成すればよい。
【0027】 次に、上記金属製の容器の使用状態に関して、まず中の内容物を取り出す場合 には、胴体部1のいずれかの側の開口部4,5の蓋部2,3を外して取り出せば よい。従来は、取り出したい内容物が開口部寄りに無いと、容器を振ったり逆さ にして、取り出したい内容物が開口部寄りに来るようにしていたが、内容物がう まく開口部寄りに来るとは限らず、取り出しに手間がかかることが多かった。
【0028】 これに対して本考案に係る金属製の容器では、片方の蓋部2を外してみて、取 り出したい内容物がその開口部4寄りに有るなら、そこから取り出せばよい。取 り出したい内容物が他方の開口部5寄りに有るなら、蓋部2を外した側の開口部 4から無理に取り出す必要はなく、他方の蓋部3を外してその開口部5から取り 出せばよく、内容物の取り出しが容易となっている。
【0029】 他面、本考案に係る金属製容器を、使用後に空き缶として家庭からゴミに出す 場合には、胴体部1から両方の蓋部2,3を取り外した状態で、該胴体部1を周 部から踏みつけて小さくした後にゴミに出せばよい。
【0030】 従来の薄鋼板製の容器は、胴体部の少なくとも底部に底板が、両者の周縁を5 重程度に巻き締めて固着されているから、頑丈なものになっており、空き缶の胴 体部を足で踏みつける程度の外力では偏平状に潰れず、嵩張った状態のままで家 庭からゴミとして出されていた。これは、胴体部と底板が一体成形されたアルミ 合金製の容器でもほぼ同様である。
【0031】 これに対して本考案に係る金属製の容器では、従来と異なり胴体部1の両方の 蓋部2,3を取り外すことができ、その際の胴体部1は両方が開口した完全な筒 状になっている。そのため該胴体部1は、例えば子供や高齢者が周部から踏みつ ける程度の外力で容易に偏平状に潰れることになり、蓋部2,3と共に偏平な板 状の金属製ゴミとなる(図2参照)。
【0032】 したがって本考案に係る金属製の容器は、空き缶として家庭からゴミに出され る際に、既に偏平な板状の金属製ゴミとなっているから嵩張らず、ゴミの体積が 大幅に縮小されることになる。その結果、ゴミとしての搬送時は勿論のこと、焼 却処理時や埋め立て時にも小スペースで済むことになるし、また資源として再利 用する上での搬送時や再生処理時でも嵩張らないから、ゴミ処理コストが低減さ れる。
【0033】 またこれにより、金属製の容器を使用し、使用後は再利用化を促進することが 容易となり、合成樹脂製の容器と異なり地球環境の保全にも貢献する。
【0034】 なお胴体部1を、それに嵌合可能な一組の蓋部2,3に対し、長さの異なる複 数の種類のものを用意してあれば、内容物の種類や量等により目的に応じて使い 分けが可能となる。また胴体部1内に軸線と平行または直交する面をもつ仕切り 板を設けてあれば、内容物の管理や取り出しが一層容易となる。
【0035】
【実施例】
図1ないし図13は、本考案に係る金属製の容器の実施例で、ここでは薄鋼板 製のものを示しており、胴体部1は平板を湾曲させて両側端縁を溶接で接合させ て筒状にしたものである。
【0036】 図1・図2で示すものは、胴体部1の上・下方の開口部4,5に外巻きの縁巻 き部6,7が形成されており、該胴体部1の両開口部4,5の内側へ、各々外巻 きの縁巻き部8,9をもつ蓋部2,3を嵌合させるように構成したものである。
【0037】 図3で示すものは、胴体部1の上・下方の開口部4,5に内巻きの縁巻き部6 ,7が形成されており、該胴体部1の両開口部4,5の内側へ、各々外巻きの縁 巻き部8,9をもつ蓋部2,3を嵌合させるように構成したものである。
【0038】 図4で示すものは、胴体部1の上・下方の開口部4,5に外巻きの縁巻き部6 ,7が形成されており、該胴体部1の両開口部4,5の内側へ、各々内巻きの縁 巻き部8,9をもつ蓋部2,3を嵌合させるように構成したものである。
【0039】 図5で示すものは、胴体部1の上・下方の開口部4,5に外巻きの縁巻き部6 ,7が形成されており、該胴体部1の上方の開口部4には、内巻きの縁巻き部8 をもつ蓋部2を内側へ嵌合させ、下方の開口部5には内巻きの縁巻き部9をもつ 蓋部3を外側から嵌合させるように構成したものである。
【0040】 図6で示すものは、胴体部1の上・下方の開口部4,5に内巻きの縁巻き部6 ,7が形成されており、該胴体部1の両開口部4には、各々外巻きの縁巻き部8 ,9をもつ蓋部2,3を各々外側から嵌合させるように構成したものである。こ の場合に胴体部1と各蓋部2,3との嵌合部分には、その嵌合を確実にするため 互いに係合し合う凸状部11と凹状部12を、ここでは両者1,2,3の周部に 環状に形成してある。
【0041】 図7で示すものは、胴体部1の上・下方の開口部4,5に各々内巻きの縁巻き 部6,7が形成されており、該胴体部1の上方の開口部4には外巻きの縁巻き部 8をもつ蓋部2を外側から嵌合させ、下方の開口部5には内巻きの縁巻き部9を もつ蓋部3を内側へ嵌合させるように構成したものである。ここでも、胴体部1 と上方の蓋部2との嵌合部分には、嵌合を確実にするため互いに係合し合う凸状 部11と凹状部12を環状に形成してある。
【0042】 本金属製の容器の横断面形状は、円形でもよいが(図1ないし図7参照)、そ れに限らず小判形でも(図8参照)、正方形でも(図9参照)、長方形でも(図 10参照)、三角形でも(図11参照)、半円形でも(図12参照)、その他の ものでも構わない。また上記は一般的な縦置き形のものを示したが、それに限ら ず蓋部2,3が両側方へくる横置き形のものとしてもよい(図13参照)。
【0043】 なお図で10は、胴体部1を形成する薄鋼板の接合部分を示す。
【0044】
【考案の効果】
以上で明らかな如く、本考案に係る金属製の容器によれば、従来の多くのもの と異なり、内容物の取り出し時にいずれかの側の開口部の蓋部を外して容易に取 り出せるし、使用後は嵩張らぬように始末できて、経済性を図れるとともに、資 源として再利用化が容易となり、省資源や地球環境の保全にも貢献できる。
【0045】 即ち、従来の殆どの容器では、取り出したい内容物が開口部近くに無いと、容 器を振ったり逆さにしたりして取り出す必要があり、取り出しに手間がかかるこ とが多かった。
【0046】 これに対して本考案に係る金属製の容器では、一方の開口部の蓋部を外して、 取り出したい内容物がその近くに有るならそこから取り出せばよいし、取り出し たい内容物が他方の開口部寄りに有るなら、他方の開口部の蓋部を外してそこか ら取り出せばよい。いずれの側の開口部からも、無理なくかつ容易・迅速に内容 物を取り出すことができる。
【0047】 他面、従来の金属製の容器では、胴体部と底板との構造上から、使用後に空き 缶を潰そうとしても容易に偏平状にならず、嵩張る状態のままで家庭からゴミに 出されており、ゴミ量増大の一因となり、またゴミ処理コストを高くして、資源 としての再利用も難しくしていた。
【0048】 これに対して本考案に係る金属製の容器では、両方の蓋部を胴体部から外すこ とができるので、使用後の本金属製の容器の胴体部は両方が開口した完全な筒状 にできる。そのため、使用後の本金属製の容器は、胴体部を周部から踏みつける ことで、容易に偏平状に潰すことができて、蓋部と共に偏平な板状の金属製ゴミ にすることができる。
【0049】 これにより、使用後の本金属製の容器は、家庭で偏平な嵩張らぬ状態に潰して ゴミに出すことができ、ゴミ量を大幅に減少できて、ゴミの搬送時や焼却処理時 にも嵩張らなくなるし、また資源として再利用する際の搬送時や再生処理時にも 嵩張らぬから、ゴミ処理コストが低減できる。
【0050】 したがって、本金属製の容器を使用し使用後はそれを資源として再利用化する ことを促進できるし、また合成樹脂製の容器と異なり地球環境の悪化防止にも貢 献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る金属製の容器の一実施例を示すも
ので、両方の蓋部を外した状態の斜視図である。
【図2】図1で示したものの胴体部を偏平状に潰した状
態を示す斜視図である。
【図3】本考案に係る金属製の容器の他の実施例を示す
概略縦断面図である。
【図4】本考案に係る金属製の容器の更に他の実施例を
示す概略縦断面図である。
【図5】本考案に係る金属製の容器の更に他の実施例を
示す概略縦断面図である。
【図6】本考案に係る金属製の容器の更に他の実施例を
示す概略縦断面図である。
【図7】本考案に係る金属製の容器の更に他の実施例を
示す概略縦断面図である。
【図8】本考案に係る金属製の容器の実施例で、胴体部
の他の形状を示す横断面図である。
【図9】本考案に係る金属製の容器の実施例で、胴体部
の更に他の形状を示す横断面図である。
【図10】本考案に係る金属製の容器の実施例で、胴体
部の更に他の形状を示す横断面図である。
【図11】本考案に係る金属製の容器の実施例で、胴体
部の更に他の形状を示す横断面図である。
【図12】本考案に係る金属製の容器の実施例で、胴体
部の更に他の形状を示す横断面図である。
【図13】本考案に係る金属製の容器の他の実施例で、
横置き形のものを示す斜視図である。
【符号の説明】
1−胴体部 2−蓋部 3−蓋部 4−開口部 5−開口部 6−縁巻き部 7−縁巻き部 8−縁巻き部 9−縁巻き部 10−接合部 11−凸状部 12−凹状部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固着または一体成形した底板を有さず、両
    方に大きく開口した開口部4,5をもつ筒状の胴体部1
    と、 上記胴体部1の一方の開口部4の内側または外側へ着脱
    可能に嵌合した蓋部2と、 同じく上記該胴体部1の他方の開口部5の内側または外
    側へ着脱可能に嵌合した蓋部3とで構成したことを特徴
    とする、金属製の容器。
  2. 【請求項2】固着または一体成形した底板を有さず、両
    方が大きく開口した筒状で、各開口部4,5の周縁に縁
    巻き部6,7を有する胴体部1と、 周縁に縁巻き部8をもち、上記開口部4,5の一方4の
    内側または外側へ着脱可能に嵌合する蓋部2と、 周縁に縁巻き部9をもち、他方の開口部5に内側または
    外側へ着脱可能に嵌合する他方の蓋部3とで構成した、
    金属製の容器。
  3. 【請求項3】胴体部1の開口部4,5が上・下方へ開口
    する縦置き形の容器とした、請求項1または2に記載の
    金属製の容器。
  4. 【請求項4】胴体部1の開口部4,5が両側方へ開口す
    る横置き形の容器とした、請求項1または2に記載の金
    属製の容器。
  5. 【請求項5】胴体部1を、それに嵌合可能な一組の蓋部
    2,3に対し長・短複数の種類の長さで用意した、請求
    項1または2に記載の金属製の容器。
  6. 【請求項6】胴体部1内に、内部を区画するために軸線
    と平行またはそれと直交する面をもつ仕切り板を設け
    た、請求項1または2に記載の金属製の容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010122615A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 Takahashi Satoshi 缶及びその製造方法
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JP2018052529A (ja) * 2016-09-27 2018-04-05 水戸部製缶株式会社 缶容器

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