JP3051665U - 自動車窓ガラス割り用ハンマー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車の数が激増しそれに伴い事故も増えて
いる。運転を誤って海やダム等に転落、水中でドアーが
開かず水死するといった痛ましい事故も見られます。そ
れを防ぐ為に考案した自動車からの脱出用ハンマーであ
る。 【構成】 自動車が誤って水中に転落した場合、ドアー
も窓ガラスも開かない時、運転席側の日除けカバーから
本考案のハンマーの右端を右手で握って取り外し、その
まま手首を利かせて窓ガラスを叩き割り素早く脱出す
る。（反復訓練の為、時々ハンマーをとり外して肩叩き
等に使うと良い）

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】［産業上の利用分野］ この考案は自動車が運転を誤って崖や岸壁から水中に転落した際に水圧等でド アーや窓ガラスが開かず閉じ込められても当ハンマーが有れば慌てる事なく窓ガ ラスを叩き割って脱出でき水死等の事故が防止出来る。

【０００２】［従来の技術］ 従来からハンマーは有った。

【０００３】［考案が解決使用とする課題］ これは次のような欠点があった。 （イ）窓ガラス割り用ハンマーとしての置き場所が一定していなかった。 （ロ）柄の部分と叩く頭の部分が別れていて持ち直す場合が有った。 （ハ）狭い車内では扱いにくく怪我をする場合があった。 （ニ）万一落とした場合は狭く暗い車内では捜すのに時間がかかった。 本考案はこれらの欠点を除くためになされたものである

【０００４】［問題を解決するための手段］ （イ）自動車窓ガラス割り専用ハンマーなので置き場所を運転席の日除けカバー の裏側に定めた。 （ロ）面ファスナーで取り付けてあるので片手てワンタッチで外せる。 （ハ）両端にある先端の尖ったおもりが叩き割る頭になっているのでいずれかの 片端を握ればよく持ち直す手間が省ける。 （ニ）狭い車内でも取扱が簡単である。 （ホ）ゴム製なので顔に当っても怪我は少ないし停車中、肩こりあんまきとして 使えば日頃扱い慣れて緊急の場合にスムーズに使える。 （へ）落としても螢光塗料が塗ってあるので見つけ易い。 本考案は以上のような構成よりなる自動車窓ガラス割り用ハンマーである。

【０００５】［作用］ 本案は本体そのものが丈夫なゴム（又は合成ゴム）で出来ておりその柔軟な弾 力性と鉄製で先端の尖ったおもりの重さと堅さの相乗効果で緊急時において自動 車の窓ガラスを従来のハンマーより素早く叩き割って脱出できる。

【０００６】［実施例］ 以下、本案の実施例について説明する。 ［図１］のおもり２個に接着剤を塗って（図２）の本体の両端にそれぞれ埋め込 めばハンマーは出来あがる。 ［図３］ハンマーの裏面に面ファスナーを貼り付ける ［図４］の側面図でおもりや面ファスナーを取り付けた状態がよく分かる。 （破線破は、はめこまれて見えない部分である） ［図５］左側面図及び右側面図である。 ［図６］運転席側の日除けカバーの裏側にハンマーを取り付けるための面ファス ナーを貼り付けた。 ［図７］は貼り付けた面ファスナーにハンマーを取り付けた。 ［図８］ハンマーを右手で取り外して窓ガラスを叩き割ろうとするところ。

【０００７】［考案の効果］ 本案は以上のような構造で、これを使用するときは自動車の運転席の日除けカ バーの裏側に取り付けたハンマーの右端を右手でしっかり握って外し、そのまま 胸元まで持ってきて手首のスナップを利かせて右側窓ガラスを叩き割って外へ脱 出する。なお両端部分に螢光塗料を塗れば暗闇でも有り場所が明らかになる。又 肩たたき用にも使えば緊急時に素早く対応できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案のおもりのである。

【図２】 本考案の上面図である。

【図３】 本考案の裏面図である。

【図４】 本考案の側面図である。

【図５】 本考案の左右側面図である。

【図６】 本考案を取り付けるため面ファスナーを貼り
付けた。

【図７】 本考案のガラス割り用ハンマーを取りつけ
た。

【図８】 本考案の斜視図。

【符号の説明】

（イ）おもりの側面図 （イ）おもりの上面図
（ロ）ハンマー本体 （ハ）面ファスナー （ニ）自動車の日除けカバー
裏面 （ホ）螢光塗料を塗った

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【手続補正書】

【提出日】平成９年１０月９日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項 １】柄と頭の部分が１本になったゴム製（ま
たは合成ゴム）のハンマーで左右両端部分に先端の尖っ
たおもりがはめ込んであり、また夜間でも見付け良いよ
うにハンマーの柄の両端部分に螢光塗料か塗布されある
そして柄の部分の裏側と自動車の運転席側の日除けカバ
ーの裏面に面ファスナー（マジックテープ）を貼って取
りつけたり取り外したり出来る様にした、又オモリのは
め込んである場所の裏側部分は弾力性のあるゴムで作ら
れているので肩叩き（あんま）として使える様にした。
以上の事を特徴とする自動車窓ガラス割り用ハンマーで
ある。 ─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成１０年３月１２日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項 １】柄と頭の部分が１本になったゴム製又は
合成ゴム製のハンマーで、左右両端部分に先端の尖った
おもりがはめ込んであり、また夜間でも見つけよいよう
にハンマーの柄の両端部分に螢光塗料が塗布されてあ
る。そして柄の部分の裏側と自動車の運転席側の日除け
カバーの裏面に面ファスナーを貼って取りつけたり、取
り外したり出来るようにした。又オモリのばめ込んであ
る場所の裏側部分は弾力性のあるゴム又は合成ゴムで作
られているので肩こり予防の肩たたきとして使える様に
した。 以上の事を特徴とする自動車窓ガラス割り用ハンマーで
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（１）柄と頭の部分が一本になったゴム製
   （又は合成ゴム）のハンマーで （２）左右両端に先端の尖ったおもりがはめ込んであ
   る。 （３）柄の部分の裏側に面ファスナー（マジックテー
   プ）を貼り付けて運転席側の日除けカバーの裏側に取り
   付ける。 （４）ハンマーの両端部分に螢光塗料が塗布されてい
   る。