JP3051580B2 - 原稿読み取り装置 - Google Patents

原稿読み取り装置

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JP3051580B2 JP4259923A JP25992392A JP3051580B2 JP 3051580 B2 JP3051580 B2 JP 3051580B2 JP 4259923 A JP4259923 A JP 4259923A JP 25992392 A JP25992392 A JP 25992392A JP 3051580 B2 JP3051580 B2 JP 3051580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ等に用いら
れる密着型の原稿読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、密着型イメージセンサ等の原稿読
み取り装置の開発が活発に行われている。この原稿読み
取り装置として本発明者等は既に図5及び図6に示すよ
うな基本的な構成を提案した(特願平3−157932
号参照)。図5はその原稿読み取り装置の分解斜視図で
あり、図6は図5のX−X線断面図である。
【0003】これらの図によれば、1は光源、2はレン
ズ、3はレンズ2を支持する筐体、4は半導体チップ、
5は半導体チップ4が載置される電気絶縁性基板であ
る。上記光源1は発光ダイオードや蛍光灯等から成り、
原稿6の斜め下方に原稿6に対し平行となるように配置
され、そして、この光源1は原稿6の下面に対し斜めに
投光し、その反射光を光電変換素子4aに照射すること
によって原稿6の画像情報を光電変換素子4aに伝達さ
せる作用を為す。この光源1が投光する原稿6の下方に
は、複数個のレンズ2が原稿6から所定の距離を隔てた
位置に直線状に配されており、各レンズ2は原稿6で反
射する光源1の光を幾つかのブロックに分割するととも
に分割した各ブロックの反射光を半導体チップ4上の光
電変換素子4aに縮小照射させる作用を為す。このレン
ズ2はその各々の両端がアルミニウム等から成る筐体3
に支持されており、この筐体3によって各レンズ2は原
稿61ら所定の距離を隔てた位置に直線状に配されるこ
ととなる。上記筐体3によって直線状に配されたレンズ
2の下方には、それと所定の間隔をもって電気絶縁性基
板5が平行に配されており、この電気絶縁性基板5の上
面には更に上面に多数の光電変換素子4aを有する半導
体チップ4がレンズ2と所定の距離を隔てて且つレンズ
2と1対1に対応する数だけ直線状に配されている。前
記各半導体チップ4の上面に形成された光電変換素子4
aはレンズ2を介して照射される原稿6の反射光を所定
の電気信号に変換する作用を為し、これによって原稿6
の画像情報が電気信号に変換される。
【0004】かくして上述した原稿読み取り装置では、
前記光源1が原稿6に投光し、その反射光を幾つかのブ
ロックに分割するとともに各ブロックの反射光をレンズ
2を介して半導体チップ4の各光電変換素子4a上に照
射させ、その照射された光に対応する光電変換を起こさ
せることによって原稿6の画像を読み取るようにしてい
る。
【0005】また、この原稿読み取り装置を製造するに
は、レンズ2は射出成形法により製作し、筐体3につい
ても射出成形法により製作し、そして、レンズ2を筐体
3に搭載し、固定し、その後に光源1、半導体チップ4
の搭載した電気絶縁性基板5等を順次取り付け、最終に
検査工程を経て完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、上記
提案の原稿読み取り装置においては、レンズ2と筐体3
とを別々の射出成形法により製作しているので、組立誤
差により画像がずれるという問題点(画像ズレ)があっ
た。この画像ズレとはレンズ2のつなぎ目、または半導
体チップ4のつなぎ目で画像が乱れるという現象であ
り、この現象を図7で示す。
【0007】同図は原稿6とレンズ2と半導体チップ4
との位置関係を示し、原稿6のaからhは情報であり、
これらの情報を2個のレンズ2(レンズ2aとレンズ2
b)を介して、それぞれに対応する2個の半導体チップ
4(半導体チップ4aと半導体チップ4b)により受光
する。理想的には情報aからeはレンズ2aを介して半
導体チップ4aにより受光し、また情報eからhはレン
ズ2bを介して半導体チップ4bにより受光するのであ
るが、実際の組立に際して、レンズ2と筐体3との間で
実装の位置がずれた場合には、情報aからfはレンズ2
aを介して半導体チップ4aにより受光し、また情報c
からhはレンズ2bを介して半導体チップ4bにより受
光し、これにより、情報cからfは半導体チップ4aと
半導体チップ4bにより重複して読み取られることにな
る。あるいは上記の重複して読み取られる以外に、原稿
6の情報のうち一部が半導体チップ4aと半導体チップ
4bのいずれにも読み取られない場合もある。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明の原稿読み取り
装置は、光源と、所定の間隔で直線状に配列された複数
個のレンズと、該各レンズに1対1に対応するとともに
直線状に配列された多数の光電変換素子を有する複数個
の半導体チップと、上記光源とレンズとを内設する筺体
とから成る原稿読み取り装置において、前記複数個のレ
ンズは透光性高分子材料(プラスチック)で、前記筺体
は高分子材料(プラスチック)で形成され、且つ両者は
一体的に成形されていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】本発明は図5及び図6に示すような原稿読み
取り装置と同様な構成であり、その構成のうち、複数個
のレンズは透光性プラスチックで、筺体はプラスチック
で形成され、且つ両者は多色成形機を用いて一体的に成
形される。そして、この透光性プラスチックのレンズを
多色成形機の一方の射出機構により、また筺体を他方の
射出機構により成形し、しかも、これらの成形を同一の
金型で同時に行う点が特徴であって、それを添付図面に
基づいて説明する。
【0010】図1は本発明の原稿読み取り装置11の具
体的構成を示す断面概略図であり、同図によれば、13
は例えばガラス繊維強化ポリカーボネートや、ABS樹
脂から成る長尺状のプラスチック製の筐体であり、この
筐体13には光源搭載斜面13aが形成され、この光源
搭載斜面13aに光源であるLED14とそのLED搭
載基板15が配置されている。筐体13の上にはガラス
基板16が配置され、このガラス基板16の上を読み取
るべき原稿(図示せず)が送られる。筐体13には凹部
17が形成され、この凹部17にレンズ12が配置さ
れ、固定される。筐体13の下部にはガラスエポキシな
どから成る電気絶縁性基板18が設置され、この電気絶
縁性基板18の上には半導体チップ19が配列される。
また、この電気絶縁性基板18を筐体13に設置するの
にアルミニウム等からなる底蓋20が付けられる。尚、
図中の矢印は光路である。
【0011】上面に多数の光電変換素子を有する半導体
チップ19は、シリコン等からなる半導体チップの上面
に光電変換素子を従来周知のフォトリソグラフィー技術
やイオンビーム加工法等によって製作される。
【0012】また、半導体チップ19が載置される電気
絶縁性基板18は例えばガラスエポキシ樹脂等から成
り、その上面に銅等から成る所定の導体パターン(図示
せず)を有しており、その導体パターンの一部に半導体
チップ19の各電極をボンディングワイヤ等を介して電
気的接続させ、他端を外部駆動回路(図示せず)に電気
的接続させることによって光電変換素子により所定の電
気信号に変換された原稿(図示せず)の画像情報は外部
駆動回路に伝達されることとなる。
【0013】図2に示すレンズ12の主要部はほぼ円柱
状であり、その中央部の両面は凸面になった凸レンズ1
2aであり、その凸レンズの周囲は鍔部12bを形成し
ている。更にこの円柱状体には対照的に突出部12c、
12dが設けられており、その突出部は筐体13の形成
した凹部17に勘合するようになっている。
【0014】上記構成の原稿読み取り装置11を作製す
るには、図3と図4に示すように、レンズ12を多色成
形機の一方の射出成形機構により、また筺体13を他方
の射出成形機構により成形し、しかも、これらの成形を
同一の金型で行う。
【0015】先ず図3に示す二基の射出成形機構を備え
た一般的な二色成形機(ダブルインジェクション成形
機)21によれば、スキン層用の射出シリンダ22とコ
ア用の射出シリンダ23とから構成され、被成形用金型
23にそれぞれのスキン層用高分子材料とコア用高分子
材料とを射出し、所要の成形品を作製するというもので
ある。
【0016】本実施例においては、上記二色成形機21
を用いて図4に示すようにコアバック方式によりレンズ
12と筺体13とを一体的に成形するものである。
【0017】同図は、二色成形機21に対応して本例に
使用する金型24とその関連部を示す説明図であり、こ
の金型24は金型24aと金型24bとから構成され、
これらの金型24a、24bが接合した状態を示す。こ
の両金型24a、24bの内部にはコア25とコア26
が設けられており、これらの金型24a、24bとコア
25とコア26とのより構成する空間領域Xは筺体13
の形状を成している。また、コア25とコア26とが対
向してできる空間領域Yは、レンズ12に対応してい
る。27、28はそれぞれコア25とコア26とを移動
させる油圧シリンダであり、それらのコアを適宜移動す
ることができる。更に金型24bには、上記スキン層用
の射出シリンダ22から射出されるスキン層用高分子材
料、即ち筺体13の構成材であるガラスフィラー入りポ
リカーボネート等のエンジニアリングプラスチックを輸
送する管29が設けられており、また、コア26には、
上記コア用の射出シリンダ23から射出されるコア用高
分子材料、即ちレンズ12の構成材であるアクリル等の
透光性プラスチックを輸送する管30が設けられてお
り、それぞれの管29、30は射出シリンダ22、23
を接続されている。
【0018】このような構成の金型24において、最初
に管29を介して空間領域Xに加熱されたエンジニアリ
ングプラスチック材を送り、その空間領域Xの全体に充
填し、そして、冷却して筺体13を作製する。次いで油
圧シリンダ27、28によりコア25とコア26とを相
互に離れる方向に移動させ、そして、管30を介して空
間領域Yに加熱された透光性プラスチック材を送り、所
定のレンズ形状にし、その後に冷却してレンズの成形品
を得る。
【0019】このように先ず筺体13を作製し、その後
にレンズ成形し、そして両金型24a、24bを離す
と、筺体13とレンズ12とが一体成形された成形品を
取り出すことができる。
【0020】尚、本実施例では、複数個のレンズ12を
配列した原稿読み取り装置であるので、それに対応して
複数個の空間領域Yを成すようにコア25とコア26、
並びに管30を設ける必要がある。
【0021】次に上記成形品にLED搭載基板15を配
置し、半導体チップ19が配列された電気絶縁性基板1
8と底蓋20を設置し、更にガラス基板16を設け、最
終的に検査工程を経て完成する。
【0022】かくして上記実施例の原稿読み取り装置
は、二色成形機21を用いてコアバック方式によりレン
ズ12と筺体13とを一体的に成形するものであり、そ
の両者の組立精度を顕著に向上させることができ、これ
により、画像ズレ、即ちレンズ12のつなぎ目、または
半導体チップ19のつなぎ目で画像が乱れるという現象
がなくなった。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明の原稿読み取り装置
においては、複数個のレンズは透光性高分子材料で、前
記筺体は高分子材料で形成され、且つ両者は一体的に成
形されていることにより画像ズレがなくなり、これによ
り、製造歩留まりが大幅に向上した。
【0024】更に本発明においては、組立の工程数が減
少するので、製造管理が容易になり、これに伴って製造
コストが低減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の原稿読み取り装置の断面図である。
【図2】実施例の原稿読み取り装置に搭載したレンズの
斜視図である。
【図3】二色成形機の説明図である。
【図4】実施例の原稿読み取り装置を作製すための金型
の断面図である。
【図5】従来の原稿読み取り装置の分解斜視図である。
【図6】図5の原稿読み取り装置のX−X線断面図であ
る。
【図7】従来の原稿読み取り装置にて生じる画像ズレの
説明図である。
【符号の説明】
1・・・・光源 2、7、12・・・レンズ 3、8、13・・・筐体 4、19・・・・・半導体チップ 21・・・・・・・二色成形機 22、23・・・・射出シリンダ 24・・・・・・・金型 25、26・・・・コア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、所定の間隔で直線状に配列され
    た複数個のレンズと、該各レンズに1対1に対応すると
    ともに直線状に配列された多数の光電変換素子を有する
    複数個の半導体チップと、上記光源とレンズとを内設す
    る筺体とから成る原稿読み取り装置において、前記複数
    個のレンズは透光性高分子材料で、前記筺体は高分子材
    料で形成され、且つ両者は一体的に成形されていること
    を特徴とする原稿読み取り装置。
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