JP3051212U - フェンス連結具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 隣接するフェンスを上方より差し込むだけで
簡単・確実に連結できると共に、受部にチューブ状の警
告燈を取り付けて支持することのできるフェンス連結具
を提供する。 ［解決手段］ 隣接するフェンスを連結すべく、連結具
本体の中央にフェンスの支柱の先端部を挿入する挿入孔
を設けると共に、両側にはフェンスの枠を抱持する抱持
部を形成してなるフェンス連結具であって、チューブ状
の警告燈を支持するための受部を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、主に道路や建築工事現場の周囲に立設するフェンスを連結するフ ェンス連結具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のフェンス連結具としては、図５に示すようにフェンスの支柱Ｓ ・Ｓの両側に当板Ａ・Ａを当接させ、ボルトＢ及びナットＮにて連結してなるも のがある。 しかしながら、上記のような形態では、隣接するフェンスを連結することはで きるが、ボルト・ナットを使用しているため、締付けるのに時間も掛り、工具も 必要となる。 また、単に連結するための手段しかないため、周囲に連設するチューブ状の警 告燈を取り付ける手段を具備していない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、その目的は隣接するフェンス を上方より差し込むだけで簡単・確実に連結できると共に、受部にチューブ状の 警告燈を取り付けて支持することのできるフェンス連結具を提供するものである 。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を解決するため、隣接するフェンスを連結すべく、連結具本体の中央 にフェンスの支柱の先端部を挿入する挿入孔を設けると共に、両側にはフェンス の枠を抱持する抱持部を形成してなるフェンス連結具であって、チューブ状の警 告燈を支持するための受部を設けた。

【０００５】

【考案の実施の形態】 この考案のフェンス連結具１は、隣接するフェンスを連結すべく、適度な弾力 性を有する連結具本体２の中央に、フェンスの支柱の先端部を挿入する挿入孔２ ａを設けると共に、挿入孔２ａの両側にはフェンスの枠を抱持する円弧状の抱持 部２ｂ・２ｂを形成し、抱持部２ｂ・２ｂ間にチューブ状の警告燈を引っ掛けて 支持するための円弧状の受部２ｃ・２ｃを設けてなるものである。 なお、抱持部２ｂの開口寸法Ｈはフェンスの枠の径より小さくし、受部２ｃの 開口部寸法Ｈ１もフェンスの支柱の径より小さくするのが望ましい。

【０００６】 上記のフェンス連結具１の使用例として、隣接するフェンスＦ１・Ｆ２の支柱 Ｆ１ａ・Ｆ２ａに対してフェンス連結具１の受部２ｃ・２ｃを適宜押圧しながら 挿入し、挿入孔２ａより支柱Ｆ１ａ・Ｆ２ａを突出させる。 同時に、抱持部２ｂ・２ｂを、フェンスＦ１・Ｆ２の枠Ｆ１ｂ・Ｆ２ｂに抱着 させる。 その後、チューブ状の警告燈Ｔを受部２ｃに引っ掛け、チューブ状の警告燈Ｔ を連設するものである。

【０００７】 上記のように構成したフェンス連結具における抱持部及び受部の形状等は、同 様な機能を有するものであれば他の形状でもよい。 また、材質もバネ鋼・合成樹脂等任意に選抜できるものとする。

【０００８】

【考案の効果】

この考案は、上記の構成により上方より差し込むだけで、隣接するフェンスを 簡単・確実に連結できると共に、受部にチューブ状の警告燈を取り付けられるこ とにより、わざわざ別工程で取り付けることもなく、特に夜間に通行人等に注意 を促すことができる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の１実施例を示すフェンス連結具の斜
視図。

【図２】この考案の１実施例を示すフェンス連結具の平
面図。

【図３】この考案の１実施例を示すフェンス連結具の側
面図。

【図４】この考案の１実施例を示すフェンス連結具の使
用状態図。

【図５】従来例を示す斜視図。

【符号の説明】

１−−−フェンス連結具 ２−−−連結具本体 ２ａ−−挿入孔 ２ｂ−−抱持部 ２ｃ−−受部 Ｆ１−−フェンス Ｆ１ａ−支柱 Ｆ１ｂ−枠 Ｔ−−−警告燈

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 隣接するフェンスを連結すべく、連結具
   本体の中央にフェンスの支柱の先端部を挿入する挿入孔
   を設けると共に、両側にはフェンスの枠を抱持する抱持
   部を形成してなるフェンス連結具であって、チューブ状
   の警告燈を支持するための受部を設けたことを特徴とす
   るフェンス連結具。