JP3051128U - ニット製下着類 - Google Patents
ニット製下着類Info
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- JP3051128U JP3051128U JP1998000655U JP65598U JP3051128U JP 3051128 U JP3051128 U JP 3051128U JP 1998000655 U JP1998000655 U JP 1998000655U JP 65598 U JP65598 U JP 65598U JP 3051128 U JP3051128 U JP 3051128U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冬向きには遠赤外線の放射効率のよい編糸を
選定し、夏向きには涼しくて吸湿性があり、肌に優しい
アンダーウェア類となりうる、ともに薄くて軽いニット
製下着類の提供を課題とする。 【解決手段】 遠赤外線を放射したセラミックス練込み
糸1からなる編地の厚さが0.8mm以下、重さが20
0g/m2 以下の極端にやせ編地、及び綿糸からなる編
地をコース方向が25目/吋以下、厚さが0.8mm以
下、且つ重さが200g/m2 以下の極端にやせ編地に
してなるニット製下着類を構成する。
選定し、夏向きには涼しくて吸湿性があり、肌に優しい
アンダーウェア類となりうる、ともに薄くて軽いニット
製下着類の提供を課題とする。 【解決手段】 遠赤外線を放射したセラミックス練込み
糸1からなる編地の厚さが0.8mm以下、重さが20
0g/m2 以下の極端にやせ編地、及び綿糸からなる編
地をコース方向が25目/吋以下、厚さが0.8mm以
下、且つ重さが200g/m2 以下の極端にやせ編地に
してなるニット製下着類を構成する。
Description
【0001】
本考案は、ニット製下着類に関するものであり、さらに詳しくはアンダーウエ ア類として冬場あるいは夏場に使用するニット製下着類に係るものである。
【0002】
冬場用の下着類は、厚いものが保温性良好というのが従来の定説であり、その ため目方も重いものが多く、これが肩凝りの原因ともなっていた。しかし、地球 温暖化の傾向にあり、また最近の若者は素肌または下着の線が出ない体形に添っ た薄い下着を好む傾向がある。
【0003】 ニット製品の編地は、厚みが1〜3mm程度、重さが250〜800g/m2 程度が一般的であり、これ以下の編地は「やせ編地 (hungry work)」と称して、 従来見向きもされなかった。
【0004】 しかし、極めて薄く而も軽いアンダーウエア類であっても、遠赤外線を十分に 放射する編糸を使用し、必要に応じてその上に重ね着して使用するのであれば冬 場であっても十分に暖かさを保持することができ、要求に適った下着類を提供す ることができる。
【0005】 また、遠赤外線を放射するセラミックス練込み糸は、価格の高いことも使用上 のネックになっているので、使用量を最小限にとどめる必要がある。。
【0006】 一方、夏場の下着類としては、より涼しくより軽いアンダーウエア類で、しか も肌に優しいものが望まれているが、従来はその目的に適うニット製品は見当ら なかった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 上記の事情に鑑み、本考案は、冬向きには遠赤外線の放射効率のよい編糸を選 定し、夏向きには涼しくて吸湿性があり、肌に優しいアンダーウエア類となりう るともに薄くて軽いニット製下着類の提供を課題とする。
【0008】
本考案は上記課題を達成するために、遠赤外線を放射したるセラミックス練込 み糸からなる編地の厚さが0.8mm以下、重さが200g/m2 以下の極端にや せ編地としたニット製下着類及び綿糸の編糸からなる編地をコース方向が25目 /吋以下、厚さが0.8mm以下、且つ重さが200g/m2 以下の極端にやせ編 地としたニット製下着類を構成するものである。
【0009】
本考案の実施形態を、図面に従って以下詳細に説明する。図1は本考案のニッ ト編地の一実施例を示す組織図である。図2は、本考案に使用のセラミックス練 込み糸と従来のセラミックス練込み糸とを対比した一実施例を示す表面温度に対 する遠赤外線放射量のグラフである。
【0010】 本考案のニット製下着類は、編糸に遠赤外線を放射するセラミックス練込み糸 1を使用している。本発明で特に下着類というのは、紳士用肌着、婦人用肌着で あるパンツ、ショーツ、等のアンダーウエアだけに限らず、シャツ、スリップ、 スリーマー、シミーズ、ペチコート等の薄地の衣類の他にガードル、腹巻、サポ ータも含まれるものである。
【0011】 本考案の冬向きニット製下着類の場合は、編糸1に遠赤外線を放射したセラミ ックス練込み糸を使用している。遠赤外線を放射するセラミックス練込み糸1は 、番手に限定されるものではないが、本実施例の場合は50番手の細番手からな る希土類元素添加のセラミックス練込み糸(具体的には株式会社ファーベスト製 の「光電子」(商標)繊維と称される「ファーベスト・ファイバー」)を使用し た。この光電子(商標)は、図2の如く従来のセラミックス練込み糸より、遠赤 外線の放射量が多いので、これをニット製の下着類に使用すると、体温の保持に 優れた効果を示すことが立証されている。
【0012】 ここで希土類元素とは、原子番号21番のスカンジウムSc,39番のイット リウムYの2元素に、57番のランタンLaから、58番のセリウムCe,59 番のプラセオジムPr,60番のネオジムNd,61番のプロメチウムPm,6 2番のサマリウムSm,63番のユ−ロピウムEu,64番のガドリニウムGd ,65番のテルビウムTb,66番のジスプロシウムDy,67番のホルミウム Ho,68番のエルビウムEr,69番のツリウムTu,70番のイッテルビウ ムYb,71番のルテチウムLuに至る15元素を加えた17元素の金属元素で ある。
【0013】 本実施例に使用した希土類元素添加のセラミックス練込み糸は、酸化物セラミ ックを主成分に、希土類酸化物(Y,La,Nd等)を添加し、平均0.3ミク ロンの粒子径のものを繊維原料内に混入したもので、繊維の種類は広く適用され るため限定されず、希土類元素を添加することにより、特に常温域における遠赤 外線の放射が、効率よく多量に発散しうるようになった点に特徴がある。
【0014】 図1の2は、本実施例の場合70番手の細番手からなる異型断面のナイロン糸 を添え糸としてプレ−ティング(Plating stitch)した例を示している。一方の 供給口には、細番手からなる希土類元素添加のセラミックス練込み糸1だけでよ いのであるが、一本では細すぎるため、本実施例の場合は「異型断面糸」2をプ レ−ティングしている。この異型断面糸2は光輝性を有するので、装飾用に併用 した例である。
【0015】 図1の太番手糸3は、番手に限定されるものではないが、本実施例の場合30 または40番手糸を使用している。この太番手糸3は、50乃至70番手の細番 手糸の次のコースに供給される。
【0016】 本考案は、極端なやせ編地にするため荒い編地にしている。本実施例の場合は 細番手1,2と太番手3との両糸のコースCは交互編にしているが、特に細番手 1,2のル−プが長くなるようにコース方向に隙間Sが開くよう荒くして、横縞 状のメッシュ柄にしており、これが細番手糸とともに「やせ編地」にも寄与して いる。
【0017】 太番手糸3としては、酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸、ま たは同混紡糸、またはセラミックス封入綿糸、希土類元素添加のセラミックス練 込み糸の何れかを使用するのが好ましい。
【0018】 ここで酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸とは、具体的には東 洋紡績株式会社製のコンディショニングファイバー[エクス](商標)と称され る「アクリレート系繊維G800」を使用する。これは近年問題視されている酸 性雨をはじめとする大気中の有害なアルカリ性/酸性物質や人体から発する汗等 から肌を守り、肌を理想的な弱酸性から中性に保つために、酸性あるいはアルカ リ性物質に対する緩衝作用を有するよう、酸化亜鉛を含有しているものである。
【0019】 酸化亜鉛に含有されるキトサンは、カニやエビ等の甲穀類等から得られるポリ −1,4−β−N−アセチルグルコサン(キチン)を脱アセチル化した遊離アミ ノ基を有する化合物であり、pH緩衝効果と吸放湿の調湿効果を有する。一方、 セラミックス練込み糸は、発熱保温の調温効果を有するものである。酸化亜鉛含 有のセラミックス練込みアクリレート糸は、これ等3種の効果を兼ね備えるとと もに、この他にも抗菌性等の機能も有するものである。
【0020】 また本考案で酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート混紡糸は、酸化 亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸自体では染色性が悪いので、混紡 によって染色性を改良した糸のことで、具体的には東洋紡績株式会社製の「ブレ スサ−モ」(商標)と称されている糸を使用した。
【0021】 セラミックス封入綿糸とは、具体的には株式会社オ−トリ製の「活性綿」(商 標)と称されている、綿繊維の気孔に天然セラミックを封じ込めたもので、保温 効果とともに吸水効果も有するものである。
【0022】 希土類添加のセラミックス練込み糸は、細番手と同様に太番手の方にも使用し てもよい。
【0023】 本考案の冬向きニット製下着類は、その編地厚が0.8mm以下であるが、好 ましくは0.6mm厚前後のものである。ニット製品の編地は、一般に1〜3m m厚程度であるから、これは極端に厚さの薄い編地になつている。
【0024】 また本考案の冬向きニット製下着類は、編地の重さが200g/m2 以下であ るが、好ましくは110g/m2 前後の重さのものである。ニット製品の編地は 、一般に250〜800g/m2 程度であり、平均すると650g/m2 前後の ものであるから、本考案の冬向きニット製下着類の重さは、なんと普通品の15 〜20%の目方しかない、極端に軽い編地にのものである。
【0025】 図3から図8に示すものは、本考案の冬向きニット製下着類の一実施例を示す 平面図である。図3に示すラグラン7分袖スリーマー4は、希土類元素添加のセ ラミックス練込み50番手糸(具体的には株式会社ファ−ベスト製の「光電子」 (商標)繊維と称される「ファーベスト・ファイバー」)と異型断面ナイロン糸 の70番手糸をプレティングし、これに酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアク リレート糸(具体的には東洋紡績株式会社製のコンディショニングファイバ−[ エクス](商標)と称される「アクリレート系繊維G800」)または酸化亜鉛 含有のセラミックス練込みアクリレート混紡糸(具体的には東洋紡績株式会社製 の「プレスサ−モ」(商標)と称されている糸)の40番手糸を組み合わしてい る。酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸を組み合わした方の色は アイボリーであるが、酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート混紡糸と を組み合わした方の色はピンクである。また襟首4aや裾4bや袖口4cは、レ −スやゴム止めにしている。そしてラグランは、体に密着して肩こりの治療にも 寄与することができる。
【0026】 図4に示す5分長のソフト・ガードル5は、希土類元素添加のセラミックス練 込み50番手糸(株式会社ファ−ベスト製の「光電子」(商標)繊維と称される 「ファーベスト・ファイバー」)と異型断面ナイロン糸の70番手糸をプレーテ ィングし、これに酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸(東洋紡績 株式会社製のコンディショニングファイバ−[エクス](商標)と称される「ア クリレート系繊維G800」)または酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリ レート混紡糸(具体的には東洋紡績株式会社製の「プレスサ−モ」(商標)と称 されている糸)の40番手糸を組み合わしている。上端の腹周り5dは、太いゴ ムバンド止めにし、裾5bはレ−スを、襠5eは消臭糸を使用して普通の厚手地 にしている。
【0027】 ここで消臭糸とは、消臭性架橋アクリル系繊維糸のことで、飽和アンモニアガ ス吸着量が繊維1g当たり35ml以上のもので、架橋処理と加水分解処理によ って、全カルボキシル基量が2.5〜6.0meq/gであり、カルボキシル基 の95〜40モル%がH型カルボキシル基で、残りの5〜60モル%がCa等の 金属塩からなるものである。
【0028】 図5に示す婦人用下着であるスラックスの下に着用するスラ下6は、希土類元 素添加のセラミックス練込み60番手糸(株式会社ファ−ベスト製の「光電子」 (商標)繊維と称される「ファーベスト・ファイバー」)と異型断面ナイロン糸 の70番手糸をプレーティングし、これに酸化亜鉛含有のセラミックス練込みア クリレート糸(東洋紡績株式会社製のコンディショニングファイバ−[エクス] (商標)と称される「アクリレート系繊維G800」)または酸化亜鉛含有のセ ラミックス練込みアクリレート混紡糸(東洋紡績株式会社製の「プレスサーモ」 (商標)と称されている糸)の40番手糸を組み合わしている。希土類元素添加 のセラミックス練込み糸と酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート混紡 糸は、同じ繊維の糸のみであり、レモン色を呈している。上端の腹周り6dと裾 6bは太いゴムバンド止めにし、また襠6eは消臭糸を使用した普通の厚手地に している。
【0029】 図6に示す紳士半袖U首シャツ7は、希土類元素添加のセラミックス練込み6 0番手糸(株式会社ファ−ベスト製の「光電子」(商標)繊維と称される「ファ ーベスト・ファイバー」)と異型断面ナイロン糸の70番手糸をプレーティング し、これに酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸(東洋紡績株式会 社製のコンディショニングファイバ−[エクス](商標)と称される「アクリレ ート系繊維G800」)または酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート 混紡糸(東洋紡績株式会社製の「プレスサ−モ」(商標)と称されている糸)の 40番手糸を組み合わしている。そして襟首7aや裾7bや袖口7cは、ゴム止 めにしている。
【0030】 図7に示す紳士用下着であるスラックスの下に着用するスラ下8は、希土類元 素添加のセラミックス練込み40番手糸(株式会社ファ−ベスト製の「光電子」 (商標)繊維と称される「ファーベスト・ファイバー」)と異型断面ナイロン糸 の60番手糸をプレーティングし、これに酸化亜鉛含有のセラミックス練込みア クリレート糸(東洋紡績株式会社製のコンディショニングファイバ−[エクス] (商標)と称される「アクリレート系繊維G800」)または酸化亜鉛含有のセ ラミックス練込みアクリレート混紡糸(東洋紡績株式会社製の「プレスサ−モ」 (商標)と称されている糸)の30番手糸を組み合わしている。そして腹周り8 dと裾8bは太いゴムバンド止めにし、また襠8eは消臭糸を使用した普通の厚 手地にしている。
【0031】 図8に示す紳士用7分スラ下9は、希土類元素添加のセラミックス練込み40 番手糸(株式会社ファ−ベスト製の「光電子」(商標)繊維と称される「ファー ベスト・ファイバー」)と異型断面ナイロン糸の60番手糸をプレーティングし 、これに酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸(東洋紡績株式会社 製のコンディショニングファイバー[エクス](商標)と称される「アクリレー ト系繊維G800」)または酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート混 紡糸(東洋紡績株式会社製の「プレスサーモ」(商標)と称されている糸)の3 0番手糸を組み合わしている。そして腹周り9dは太いゴムバンド止めにして、 裾9bはゴム止めに、襠9eは消臭糸を使用した普通の厚手地にしている。
【0032】 一方、本考案の夏向きのニッ製下着類の場合は、細番手の編糸1に綿繊維の気 孔に天然セラミックを封じ込めた綿糸〔株式会社オ−トリ製の「活性綿」(商標 )〕または綿糸を使用する。この場合も、「異型断面糸」2は、プレーティング してもよい。また太番手糸3には、酸化亜鉛含有のコンディショニングファイバ ーや吸湿性の40番手の綿糸が使用できる。
【0033】 夏向きニット製下着類の場合も、編地厚は0.8mm以下で、好ましくは0.6 mm厚前後である。また編地の重さも200g/m2 以下で好ましくは110g/ m2 前後である。そして、コース方向の密度が25目/吋以下に荒いものからな つている。これは荒いメッシュにして、風通しのよい涼しいものとするためであ り、好ましくは13目/吋前後である。但し、本考案でいう目数の密度は、60 番手の細番手糸1,2のコースと40番手の太番手糸3のコースとを併せた1組 を、1目として数えたものである。
【0034】 図9に示す夏向きの男子ラグランシャツ10は、綿繊維の気孔に天然セラミッ クを封じ込めた綿糸〔株式会社オ−トリ製の「活性綿」(商標)〕と異型断面糸 の細番手糸をプレ−ティングし、これに酸化亜鉛含有のコンディショニングファ イバー等の40番手糸を組み合わしている。そして裾10bは太いゴムバンド止 めにし、襟首10aと袖ぐり10cゴム止めにしている。
【0035】 図10に示す腹巻11は、希土類元素添加のセラミックス練込み40番手糸( 株式会社ファ−ベスト製の「光電子」(商標)繊維と称される「ファーベスト・ ファイバー」)と70番手の異型断面糸をコーティングし、これに酸化亜鉛含有 のセラミックス練込みアクリレート糸(東洋紡績株式会社製のコンディショニン グファイバ−[エクス](商標)と称される「アクリレート系繊維G800」) または酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート混紡糸(東洋紡績株式会 社製の「プレスサ−モ」(商標)と称されている糸)の30番手糸を組み合わし 、必要に応じてゴム糸を挿入している。そして両端11fは太いゴムバンド止め 或いは普通の厚手ゴム編にして折り返し縫製している。この腹巻は、伸縮性を良 くし筒体を少し小さめにして腹部を締め付けるようにしている。 これにエクス(商標)またはファーベスト(商標)等の太番手糸を組み合わし、 必要に応じてゴム糸を挿入している。そして両端11fは太いゴムバンド止め或 いは普通の厚手ゴム編にして折り返し縫製している。この腹巻は、伸縮性を良く し筒体を少し小さめにして、腹部を締め付けるようにしている。
【0036】 図11に示す膝用屈曲サポーター12は裏返したものであって、編糸に希土類 元素添加のセラミックス練込み糸(株式会社ファーベスト製の「光電子」(商標 )繊維と称される「ファーベスト・ファイバー」)や酸化亜鉛含有のセラミック ス練込みアクリレート糸(東洋紡績株式会社製のコンディショニングファイバー [エクス](商標)と称される「アクリレート系繊維G800」)やセラミック ス封入綿糸等の遠赤外線を放射するセラミックス練込み40番手糸を使用し、屈 曲する内側Iは極端なやせ編地にしているが、外側Oは普通の厚手パイル編部1 2gか又は平編にするとともに、段状にゴム糸を挿入した幾つかの締付部12h …12h形成しており、両端12fは太いゴムバンド止め或いは普通の厚手ゴム 編にして折り返し縫製すればよい。この段状の締付部12h…12hは、筋肉の バランス治療を目的としたものであり、また肘用屈曲サポーターは同様にサイズ を小さくし製造される。
【0037】 図12に示す膝用円錐状サポーター13は、編糸に希土類元素添加のセラミッ クス練込み糸(株式会社ファーベスト製の「光電子」(商標)繊維と称される「 ファーベスト・ファイバー」)や酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレー ト糸(東洋紡績株式会社製のコンディショニングファイバー[エクス](商標) と称される「アクリレート系繊維G800」)、セラミックス封入綿糸等の遠赤 外線を放射するセラミックス練込み40番手糸を使用し、極端なやせ編地にして おり、両端13fは太いゴムバンド止め或いは普通の厚手ゴム編にして折り返し 縫製すればよい。これはサポーターとしての暖かさを保有するものになっている 。また円錐状は、太い方を腿の方にして使用する。さらに筋肉治療用の段状締付 部を設けるようにすれば、なお好ましい。
【0038】 図13に示すT型フィットショーツ14は、尻部の出っ張った体形に添うもの であるが、編糸に希土類元素添加のセラミックス練込み糸(株式会社ファーベス ト製の「光電子」(商標)繊維と称される「ファーベスト・ファイバー」)や酸 化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸(東洋紡績株式会社製のコンデ ィショニングファイバー[エクス](商標)と称される「アクリレート系繊維G 800」)やセラミックス封入綿糸等の遠赤外線を放射するセラミックス練込み 60番手糸を使用し、極端なやせ編地にしており、腹周り14dは太いゴムバン ド止め或いは普通の厚手ゴム編みにして折り返しの縫製にすればよい。また裾1 4bにはレ−スをあしらってもよく、襠14eは消臭糸を使用した普通の厚手地 にしている。これは、レ−スをあしらう場合も薄手に配慮すれば、ショ−ツの線 が出ることはない。
【0039】 以上の図10から図13に示すニツト下着類は、冬向きの例をあげたが、同様 に夏向きの商品とするとすることもできる。
【0040】
本考案のニット製下着類は薄いが、冬向きの商品は遠赤外線を放射するセラミ ックス練込み糸を使用しているので、これを着用すれば発熱によって暖かく、快 適な温度に保持される。
【0041】 本考案の夏向きニット製下着類は、薄くて風通しがよく、綿糸を使用している ので吸湿性もよいが、これにコンディショニングファイバーを組み合わすと、p H緩衝効果と吸放湿効果が加味されるので、ベトつくことはない。
【0042】 本考案のニット製下着類は、極端に軽いので、これを着用しても肩凝り原因に なることがない。
【0043】 本考案のニット性下着類は、高価な糸を使用しても、目方の軽い編地にしてい るので、安価に提供できるようにした。
【0044】 本考案の編糸として、酸化亜鉛含有のセラミックス練込みアクリレート糸に、 染色性のよい繊維を混紡した混紡糸を使用すれば、染色が可能になるので、鮮や かなピンク色の商品を提供することができる。
【図1】本考案のニット編地の一実施例を示す組織図で
ある。
ある。
【図2】本考案に使用のセラミックス練込み糸と従来の
セラミックス練込み糸とを対比した一実施例を示す表面
温度に対する遠赤外線放射量のグラフである。
セラミックス練込み糸とを対比した一実施例を示す表面
温度に対する遠赤外線放射量のグラフである。
【図3】本考案のラグラン7分袖スリーマーからなるニ
ット製下着類の一実施例を示す平面図である。
ット製下着類の一実施例を示す平面図である。
【図4】本考案のソフト・ガードルからなるニット製下
着類の一実施例を示す平面図である。
着類の一実施例を示す平面図である。
【図5】本考案の婦人用のスラ下からなるニット製下着
類の一実施例を示す平面図である。
類の一実施例を示す平面図である。
【図6】本考案の紳士用の半袖U首からなるニット製下
着類の一実施例を示す平面図である。
着類の一実施例を示す平面図である。
【図7】本考案の紳士スラ下からなるニット製下着類の
一実施例を示す平面図である。
一実施例を示す平面図である。
【図8】本考案の紳士スラ下7分からなるニット製下着
類の一実施例を示す平面図である。
類の一実施例を示す平面図である。
【図9】本考案の男子ラグランシャツからなる夏向きニ
ツト製下着類の一実施例を示す平面図である。
ツト製下着類の一実施例を示す平面図である。
【図10】本考案の腹巻からなるニツト製下着類の一実
施例を示す平面図である。
施例を示す平面図である。
【図11】本考案の膝用屈曲サポ−タ−からなるニット
製下着類の一実施例を示す裏返した状態の平面図であ
る。
製下着類の一実施例を示す裏返した状態の平面図であ
る。
【図12】本考案の膝用円錐状サポーターからなるニッ
ト製下着類の一実施例を示す平面図である。
ト製下着類の一実施例を示す平面図である。
【図13】本考案のT型フィットショーツからなるニッ
ト製下着類の一実施例を示す背面図である。
ト製下着類の一実施例を示す背面図である。
1 : 遠赤外線を放射するセラミックス練込み糸ま
たは綿糸等からなる細番手糸 2 : 異型断面のナイロン糸からなる細番手糸 3 : 各種の太番手糸 4 : 本考案の7分袖スリーマーからなるニット製
下着類 4a : 同襟首 4b : 同裾 4c : 同袖口 5 : 本考案の5分長ソフトガードルからなるニッ
ト製下着類 5b : 同裾 5d : 同腹周り 5e : 同襠 6 : 本考案の婦人用スラ下からなるニット製下着
類 6b : 同裾 6d : 同腹周り 6e : 同襠 7 : 本考案の紳士半袖U首からなるニット製下着
類 7a : 同襟首 7b : 同裾 7c : 同袖口 8 : 本考案の紳士スラ下からなるニット製下着類 8b : 同裾 8d : 同腹周り 8e : 同襠 9 : 本考案の紳士スラ下7分からなるニット製下
着類 9b : 同裾 9d : 同腹周り 9e : 同襠 10 : 本考案の男子ラグランシャツからなるニット
製下着類 10a: 同襟首 10b: 同裾 10c: 同袖ぐり 11 : 本考案の腹巻からなるニット製下着類 11f: 同両端 12 : 本考案の膝用屈曲サポ−タ−からなるニット
製下着類 12f: 同両端 12g: 同パイル編部 12h: 同締付部 13 : 本考案の膝用円錐状サポーターからなるニッ
ト製下着類 13f: 同両端 14 : 本考案のT型フィットショーツからなるニッ
ト製下着類 14b: 同裾 14d: 同腹周り 14e: 同襠 C : コース方向 I : 内側 O : 外側 S : 隙間
たは綿糸等からなる細番手糸 2 : 異型断面のナイロン糸からなる細番手糸 3 : 各種の太番手糸 4 : 本考案の7分袖スリーマーからなるニット製
下着類 4a : 同襟首 4b : 同裾 4c : 同袖口 5 : 本考案の5分長ソフトガードルからなるニッ
ト製下着類 5b : 同裾 5d : 同腹周り 5e : 同襠 6 : 本考案の婦人用スラ下からなるニット製下着
類 6b : 同裾 6d : 同腹周り 6e : 同襠 7 : 本考案の紳士半袖U首からなるニット製下着
類 7a : 同襟首 7b : 同裾 7c : 同袖口 8 : 本考案の紳士スラ下からなるニット製下着類 8b : 同裾 8d : 同腹周り 8e : 同襠 9 : 本考案の紳士スラ下7分からなるニット製下
着類 9b : 同裾 9d : 同腹周り 9e : 同襠 10 : 本考案の男子ラグランシャツからなるニット
製下着類 10a: 同襟首 10b: 同裾 10c: 同袖ぐり 11 : 本考案の腹巻からなるニット製下着類 11f: 同両端 12 : 本考案の膝用屈曲サポ−タ−からなるニット
製下着類 12f: 同両端 12g: 同パイル編部 12h: 同締付部 13 : 本考案の膝用円錐状サポーターからなるニッ
ト製下着類 13f: 同両端 14 : 本考案のT型フィットショーツからなるニッ
ト製下着類 14b: 同裾 14d: 同腹周り 14e: 同襠 C : コース方向 I : 内側 O : 外側 S : 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D04B 21/00 D04B 21/00 B
Claims (9)
- 【請求項1】 遠赤外線を放射したセラミックス練込み
糸からなる編地の厚さが0.8mm以下、重さが200
g/m2 以下の極端にやせ編地にしてなることを特徴と
するニット製下着類。 - 【請求項2】 綿糸からなる編地をコース方向が25目
/吋以下、厚さが0.8mm以下、且つ重さが200g
/m2 以下の極端にやせ編地にしてなることを特徴とす
るニット製下着類。 - 【請求項3】 細番手糸と太番手糸との交互編からなる
メッシュ柄を有する編地からなる極端にやせ編地にして
なる請求項1または請求項2記載のニット製下着類。 - 【請求項4】 細番手編糸が、希土類元素添加のセラミ
ックス練込み糸からなる請求項3記載のニット製下着
類。 - 【請求項5】 細番手編糸が、希土類元素添加のセラミ
ックス練込み糸と異型断面糸の添え糸とからなる請求項
3記載のニット製下着類。 - 【請求項6】太番手糸が、酸化亜鉛含有のセラミックス
練込みアクリレート糸からなる請求項3記載のニット製
下着類。 - 【請求項7】太番手糸が、酸化亜鉛含有のセラミックス
練込みアクリレート混紡糸からなる請求項3記載のニッ
ト製下着類。 - 【請求項8】太番手糸が、セラミックス封入綿糸からな
る請求項3記載のニット製下着類。 - 【請求項9】太番手糸が、希土類添加のセラミックス練
込み糸からなる請求項3記載のニット製下着類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000655U JP3051128U (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | ニット製下着類 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000655U JP3051128U (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | ニット製下着類 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3051128U true JP3051128U (ja) | 1998-08-11 |
Family
ID=43185302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000655U Expired - Lifetime JP3051128U (ja) | 1998-02-03 | 1998-02-03 | ニット製下着類 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051128U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019026950A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 富士紡ホールディングス株式会社 | 丸編地 |
-
1998
- 1998-02-03 JP JP1998000655U patent/JP3051128U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019026950A (ja) * | 2017-07-27 | 2019-02-21 | 富士紡ホールディングス株式会社 | 丸編地 |
JP6989761B2 (ja) | 2017-07-27 | 2022-01-12 | 富士紡ホールディングス株式会社 | 丸編地 |
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