JP3051024U - 装飾用造型体に用いる装飾材 - Google Patents

装飾用造型体に用いる装飾材

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JP3051024U
JP3051024U JP1998001203U JP120398U JP3051024U JP 3051024 U JP3051024 U JP 3051024U JP 1998001203 U JP1998001203 U JP 1998001203U JP 120398 U JP120398 U JP 120398U JP 3051024 U JP3051024 U JP 3051024U
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JP
Japan
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decorative
natural
decorative material
decoration
moldings
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Application number
JP1998001203U
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English (en)
Inventor
宏行 城島
光喜 山本
Original Assignee
サンライフ株式会社
山本産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天然の素材を用いて形成された装飾材に
おいても、所望する様々な色彩を施すことができるよう
にするとともに、創作または製造した造型体の雰囲気を
暖かみのあるソフトな感覚に演出することができるよう
にした装飾用造型体に用いる装飾材を提供する。 【解決手段】 装飾用造型体の一部または全部を構成す
る装飾材1において、該装飾材1を花材や陸産物、また
は装飾付属品などの天然または人造の素材により形成す
るとともに、該装飾材1に植毛部2と取付部3を設け、
その植毛部2の表面に任意な色彩の植毛を施すようにす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、室内または屋外を装飾するために設けられた造型体に使用する装飾 材であって、例えばアートフラワーや生け花等のように、主として花材を組み合 わせて創作された造型体や、リースやクリスマスツリーまたは門松等のように、 その本体部が天然または人造の樹木により形成され、且つ適宜な装飾付属品など を取付けて設けられた造型体や、オブジェやその他の種々なインテリア造型体等 (本考案においては、これらを装飾用造型体と称する)の一部または全部を構成 する装飾材に関するものであり、さらに詳しくはこの装飾材を、花や小枝等の天 然の花材、果実や稲穂等の陸産物、造花やリボンまたは水引等の装飾付属品など に例示されるような、天然素材または人造素材(本考案においては、これらを単 に素材と称する)を用いて形成するとともに、その素材が本来有している色彩以 外の色や、その他の所望する種々の色彩に着色して形成するようにした装飾用造 型体に用いる装飾材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の花材や陸産物、または装飾付属品等の装飾材において、例えば松笠や稲 穂などの天然の素材を、その素材が本来有している色彩以外の色に着色する場合 は、その素材に金粉または銀粉を塗布する以外には色彩を施す手段がなかった。 またその他の人造の素材などには、カラー塗装を行うのが一般的であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の天然の素材においてはその素材に金粉または銀粉を塗 布する以外に色彩を施す手段がなかったので、豊富な色彩を駆使した美麗なデザ インの造型体を創作または製造し難く、また人造の素材などにカラー塗装を行っ た場合には、その色彩が均一に着色されなかったり、または色彩が硬い色調にな ってしまい、このような装飾材を使用して形成された装飾用造型体が、無機質的 な雰囲気を醸し出し易いという課題があった。
【0004】 本考案は上記課題を解決するために考案されたものであり、天然の素材を用い て形成された装飾材においても、所望する様々な色彩を施すことができるように するとともに、造型体の雰囲気を暖かみのあるソフトな感覚に演出することがで きるようにした装飾用造型体に用いる装飾材を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、装飾用造型体の一部または全部を構成する装飾材1において、該装 飾材1を花材や陸産物、または装飾付属品などの天然または人造の素材により形 成するとともに、該装飾材1に植毛部2と取付部3を設け、その植毛部2の表面 に任意な色彩の植毛を施した構造の装飾用造型体に用いる装飾材である。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の装飾材1は、その表面に任意な色彩の植毛が施されているので、その 装飾材1を適宜に配設した美麗なデザインの造型体を創作または製造することが できる。なお取付部3は植毛されずに素材が露出した状態となっているので、こ の部分に接着剤や針金などの取付手段を設定して、装飾材1を装飾用造型体の本 体部に組み込んだり、または連結したりして構成するようにする。
【0007】
【実施例】
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。装飾用造型体の一部または全部 を構成する装飾材1は、天然または人造の素材を用いて形成されるもので、図1 ,図2は天然の松笠を用いて装飾材1が形成された例であり、また図3,図4は 天然の樹木の小枝を用いて装飾材1が形成された例を示すものである。
【0008】 図1,図2に示す松笠を用いて形成された装飾材1は、植毛部2と取付部3と により構成されるもので、植毛部2はその表面に植毛を施す部分であり、また取 付部3は接着剤や針金などを使用して、装飾材1を装飾用造型体の本体部などに 取付けたり、または複数の装飾材1同志を連結したりするために設けられたもの である。またこの植毛部2への植毛方法は以下のような手段で施されるものであ る。まず取付部3以外の松笠の表面に、吹き付けまたはその他の方法で接着剤を 塗布する。次にその接着剤が乾燥する以前に短繊維を公知の静電植毛法によって 植毛し、それを乾燥させて完成するものである。このような方法によって、赤や 青、ピンクや黄色などの種々な色に着色され、且つ堅牢に形成された松笠の装飾 材1を得ることができるとともに、天然の松笠とは全く異なったソフトな感覚の 松笠の装飾材1を創造することができる。なおこの装飾材1をクリスマスツリー やリースまたはその他の様々なインテリア製品に使用すると好適である。
【0009】 図3,図4に示す小枝の装飾材1は、その下端部に取付部3を設けるとともに 、植毛部2には前記した松笠と同様の短繊維の植毛を施したもので、このように 形成された小枝の装飾材1はアートフラワーや生け花などに好適である。なお本 実施例では松笠や小枝などの装飾材1に取付部3を設けるようにしたが、この取 付部3は必ずしも設ける必要はない。
【0010】 以上に、装飾材1を形成するための天然の素材として松笠や小枝を使用する例 を示したが、天然の素材としては、花や小枝のような花材の他に、稲穂や麦、さ くらんぼなどの種々な陸産物が使用可能であり、また人造の素材としては造花や リボン、水引、鈴などや、その他の数多くの素材が使用可能である。なお本実施 例では短繊維を植毛する例を示したが、必要に応じて長繊維を植毛してもよいこ とは勿論である。
【0011】 本考案は上述したようなあらゆる天然または人造の素材に植毛を施して、それ らを装飾用造型体に用いる装飾材として提供することが目的であるので、例えば 小枝と松笠とリボンなどにより構成された造型体において、松笠のみに植毛を施 して着色したり、または組み合わされたすべての素材に植毛を施して構成したり して、製作者が意図するデザインに適応した新しい感覚の装飾用造型体を創作ま たは製造することができるものである。
【0012】
【考案の効果】
本考案の装飾用造型体に用いる装飾材は、従来では金粉や銀粉を塗布する以外 に着色する手段がなかった天然の素材に、所望する種々の色彩を施すことができ るので、多彩な色彩の天然素材を用いた美麗な造型体を創作または製造すること ができるという効果がある。また素材に植毛を施すことにより、装飾材を暖かみ のあるソフトな感じに形成することができるとともに、植毛前の素材とは全く異 なった新しい感覚の装飾材に変化させることができるという特長がある。さらに 製造過程で接着剤を使用するために素材が堅牢となり、装飾材の強度を高めるこ とができるので、創作または製造した造型体を長期間使用することができるとい う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の装飾用造型体に用いる装飾材を示すも
ので、天然の素材としての松笠に植毛を施した状態の正
面図である。
【図2】図1の松笠の底面図である。
【図3】天然の素材としての小枝に植毛を施した状態の
正面図である。
【図4】図3の小枝の一部拡大正面図である。
【符号の説明】
1・・・装飾材 2・・・植毛部 3・・・取付部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装飾用造型体の一部または全部を構成す
    る装飾材において、該装飾材を形成するための天然また
    は人造の素材の表面に、任意な色彩の植毛を施したこと
    を特徴とする装飾用造型体に用いる装飾材。
JP1998001203U 1998-01-29 1998-01-29 装飾用造型体に用いる装飾材 Expired - Lifetime JP3051024U (ja)

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