JP3050960U

JP3050960U - 移動仕切り板のついた整理棚

Info

Publication number: JP3050960U
Application number: JP1998000227U
Authority: JP
Inventors: 健一税所
Original assignee: 健一税所
Priority date: 1998-01-28
Filing date: 1998-01-28
Publication date: 1998-08-07
Anticipated expiration: 2004-01-28

Abstract

(57)【要約】【課題】移動仕切り板が任意の位置で固定される時の
仕組みと、その使い易ささらに形状を工夫させることに
よってインテリア的要素を持たせる。【解決手段】スライド軸６を底板８の前面に持ってき
たことで、背板５を仕切り板１の固定として利用するこ
とができ、その突起部３を軽く持ち上げてスライドさ
せ、突起部３を背板みぞ４に、かみ合わせることで収納
物の横ずれと横転を確実に防ぐことができる。象の特徴
である鼻を、仕切り板１の支点７として利用できたこと
で全体が動物の形状に構成でき、インテリアとしての効
果も期待できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案に属する技術分野】

本考案は、本・楽譜・ＣＤ・カセット等の整理を目的とする移動仕切り板のついた整理棚で、仕切り板の機能に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、仕切り板が移動するもの、あるいはそれに類似した機能を有するものは多種多用に及ぶがその中で軸を起点にスライド及び回転させる機能を有する当考案に近いものを図５（実・登１８０６３２３）、図６（実・開６２−２０３６３２）に示した。図５は、底板ハの後方上部に半円筒形の案内板ロを設け、仕切り板後方下部に丸形の支持部イを突設させ、収容可能な幅までスライドさせて保持するものである。図６は、背板上部に円柱状の棒イを設け、それを軸として、仕切り板の支点となる円形のロの部分をイに入れて回転及び移動させ、カギ形の留め具ニを底板ハの前に引っかけて収納物を保持するものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち図５は、案内板のみぞロで仕切り板の移動と支持を両立させる為に固定ができない。したがって任意の位置で止められる反面、横滑りが起きる欠点がある。

【０００４】また、図６は、カギ形留め具ニが前面に出てきており、美観が損なわれるといった問題を有している。

【０００５】当考案は移動仕切り板が、任意の位置で固定される時の仕組みと、使い易さ、さらにその形状を工夫することによってインテリア的要素の整理棚を提供する。

【０００６】

【課題を解決させるための手段】

当考案は、従来の欠点を補うため、スライド軸６を底板８の前方に持ってきた。その結果、背板５の背板みぞ４で仕切板１を固定することができた。又突起部３を軽く持ち上げただけで横のスム−ズな移動が可能となり、任意の位置で固定できたことで横ずれや転倒を確実に防止することができる。さらに、仕切板１に厚みを持たせることで木板が使用でき、形状を趣味性のあるものにすることで暖かみも表現できる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の整理棚を図１〜図４で説明する。図１は、実施例の全体を示す。一番のポイントは、ファッション性を考えて仕切り板１に象形、側板９に兎形の動物で構成した。

【０００８】図２で仕切り板の詳細を説明する。まず、仕切り板１の支点７にスライド軸６が入る位の円形穴２を垂直に開け、スライド軸６をその中に通す。その際支点７はスライド軸６を中心に左右に移動、回転できることが条件となる。背板５には等間隔で背板みぞ４を設けるが突起部３がはめ込まれた時に、ぐらつきがない深さと幅にすることが重要となる。

【０００９】図３において側板９の内側に深さ２〜５mm程の軸受け１０を設け、仕切り板１の円形穴２をスライド軸６に通した状態で背板５、スライド軸６、底板８を側板９の内側に取りつける。

【００１０】図４において側板９と仕切り板１を重ね合わせた時、突起部３が側板９に取りつけた背板５の背板みぞ４に収まるようにする。

【００１１】仕切り板の形状はある程度限定されるが、特に象は理想的で、いかにも木材を運んでいるような自然な姿で間仕切りの役目を果たしている。他に考えられるものとしては、蟻食い、手長猿、恐竜等がある。

【００１２】

【考案の効果】仕切り板が自由に移動、固定できることで収納物が整理しやすいという機能を十分に果たすことができる。又ファッション性を考えて側面、仕切り板を動物の形で構成したことにより、受け入れられる年齢層も幅広くなると思われる。規格が調整できるので、整理する物に応じて自由な寸法に製作でき、大きい物ではピアノの楽譜立てとして、小さい物ではＣＤ・カセットラックとして等用途は広い。美的感覚が問われる現代において、機能的かつファッション性を組み合わせることによって、インテリアとしての効果も期待できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本立ての仕切り板を示す全体斜視図である。

【図２】移動仕切り板の斜視図である。

【図３】本考案の正面図である。

【図４】本考案の側面図である。

【図５】先行技術例の参考図である。

【図６】先行技術例の参考図である。

【符号の説明】

１仕切り板２円形穴３突起部４背板みぞ５背板６スライド軸７支点８底板９側板１０軸受け

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】底板（８）の前面に丸棒型のスライド軸
（６）を設け、仕切り板（１）の前方下部に円形穴
（２）の中に通してスライドできるようにし、背板
（５）に設けた複数の背板みぞ（４）に、仕切り板
（１）の突起部（３）をかみ合わせて、固定できるよう
にした移動仕切り板の付いた整理棚。