JP3050932U - 縮合可能なテーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮できる脚部を持ち、二つに閉じるように
して折り畳んで縮合でき、持ち運び及び収納に便利なテ
ーブルを提供する。 【解決手段】 テーブル１は、外周に辺枠１１２を有す
るガイドプレート１１１と、辺枠の内側に互いに交差し
て設けられ、前記ガイドプレートを支持する縦方向及び
横方向の支持架からなる二つの接合座１１４を、回動連
結具１１５により回動可能に連結してなる開閉可能なテ
ーブル表板１１とよりなる。接合座の外側辺枠の両端の
下側及び前記回転連結具側の辺枠側の下側に固定された
枢軸に支持架脚部１２が枢設される。支持架脚部の下端
には伸縮脚部１３を取り外し可能に設けている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は伸縮脚部を持ち、縮合できるテーブルに係り、特に、二つの接合座に より開閉できるように枢設されるテーブルの表板、複数の支持架脚部、複数の伸 縮脚部などの要素からなり、開閉可能で、脚部が折り畳み可能、且つ伸縮可能で テーブルの高さの調節ができる縮合できるテーブルに関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主な目的は伸縮脚部を持ち、縮合できるテーブルを提供することにあ る。また、更に、テーブルの表板の下に支持のための伸縮脚部を設け、床面から テーブルの表板までの高さを調整することができるようにしたテーブルを提供す ることにある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記課題は、本考案による以下の構成により解決される。 請求項１の考案は、テーブルを、外周に辺枠を有するガイドプレートと、前記 辺枠の内側に互いに交差して設けられ、前記ガイドプレートを支持する縦方向及 び横方向の支持架からなる二つの接合座を、回動連結具により開閉可能に連結し てなるテーブル表板と、前記接合座の外側辺枠の両端の下側及び前記回転連結具 側の辺枠側の下側に固定され、枢軸に枢設された支持架脚部と、前記支持架脚部 の端部に取り外し可能に、且つ伸縮自在に取り付けた伸縮脚部とからなり、テー ブルの高さを調整するこを可能にすると共に、支持脚部をガイドプレート側に折 り畳み、且つテーブル表板を二つに閉じるようにして縮合することができる構成 とした。

【０００４】 請求項２の考案は、請求項１記載の縮合可能なテーブルにおいて、前記一方の 接合座の外側辺枠の中央部に設けられた把手と、前記把手の両側に設けられた回 転できるフックと、他方の接合座の外側枠に設けられた前記フックと係合する係 止桿とを備える構成とした。 請求項３の考案は、請求項１又は請求項２記載の縮合可能なテーブルにおいて 、前記伸縮脚部は、上方に弾性的に側方に突出するように支持され、前記支持架 脚部に設けられた複数の調整穴に係合するプラグと、下端にはねじにより高さの 調整可能なパッドを備える構成とした。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照して本考案の具体的な実施例説明し、本考案の構造、特徴及 び効果を詳述する。 先ず、図１乃至図３を参照して説明する。本考案による伸縮でき、縮合できる テーブルは、次のパーツを有する。テーブル表板１１は二枚のガイドプレート１ １１からなり、その外周には辺枠１１２が設けられ、辺枠１１２の内側に、補助 的支持として、等間隔で相互に交差する縦向及び横向の支持架１１３が設置され る。そして、これにより、テーブル表板１１のガイドプレート１１１を支持し、 二つの半折接合座１１４が形成される。この接合座１１４の互いに対向する側に 、それぞれ活動連結具１１５を設け、二つの半折接合座１１４を接合して、長い 表板１１を形成する。この活動連結具１１５により、テーブルが半分のサイズま で縮合できるようになる。

【０００６】 半折接合座１１４の外側辺枠１１２における中央部位に、把っ手１１６が設け られ、把っ手１１６の両側に、それぞれ回転できるフック１１７が枢設されてい る。また、一方の接合座１１４を他の接合座１１４と閉じて合わせて縮合したと き、他の接合座１１４のフック１１７と対応する位置に二つの係止桿１１８を設 けており、縮合した後、フック１１７で係止することができる。

【０００７】 図４に示すように、複数の支持架脚部１２が枢設軸１２１により、半折接合座 １１４の外側底端及び回動連結具の辺枠１１２に枢設される。これらの支持架脚 部１２は、縮合の利便性のために、接続桿１２２により連結され、また位置決め される。外側辺枠の二つの脚部支持架１２は支持桿１２３に連結され、枢設軸１ ２１を支点として、テーブルの表板１１のガイドプレート１１１の底部側へ倒す ことにより縮合できる。各回動連結具１１５の辺枠に近い二つの支持架脚部１２ も左、右対称となるように取付けられ、枢設軸１２１を支点として、対称かつ対 応した回動連結具１１５の方向に沿って、ガイドプレート１１１の底部側へ倒し て縮合することができる。なお、各支持架脚部１２の中空壁には、等間隔の位置 にいくつの調整穴１２４が配列されている。

【０００８】 次に、図５乃至図８を参照して説明する。複数の伸縮脚部１３は脚支持架１２ を補助して、テーブルの高さを追加する。その上方の中空部の内部に、弾性の位 置決めユニット１３１を取付ける。弾性の位置決めユニット１３１の一方の側か ら、力を受けるプラグ１３１１が延伸している。同プラグ１３１１は伸縮脚部１ ３の上方における貫通孔１３から弾性部材により突出するようにしてあるので、 前述した複数の調整穴１２４のいずれか係合して位置決めされる。

【０００９】 さらに、伸縮脚部１３の下端に、床面との平衡調整のためにパッド１３３が配 置される。そのパッド１３３は、ベース１３３１から延ばされたねじ山部１３３ ２を利用して、伸縮脚部１３の下端部における雌ねじ山穴１３３３にねじ込み、 これにより高さを調整することができる。 以上述べたテーブル表板１１と支持架脚部１２を組合わせた後、支持架脚部１ ２の二つの接続桿１２２をあけて、係止し、位置決することにより、二つの半折 接合座１１４が展開され、安定かつ堅固のテーブルになり、本考案によるテーブ ルの一つの使用状態の一つとなる。

【００１０】 もう一つの実施使用状態は、前記の組合わせたテーブル表板１１と支持架脚部 １２の下に伸縮脚部１３を取付けるものである。伸縮脚部１３の貫通穴１３２か ら突出してあるプラグ１３１１で、脚支持架１２のいずれかの調整穴１２４に係 止すると、テーブル表板１１と床面との高さ、つまり、脚支持架１２の全体の長 さを増加することができる。同時に、伸縮脚部１３のパッド１３３で、床面と接 する平衡程度を調整することにより、大きな体積を持つテーブルが床面との悪い 平衡性のため傾斜することを防ぐことができる。

【００１１】 次に、図９乃至図１１を参照して説明する。本考案による、テーブル表板１１ を縮合したい場合に、まずは伸縮脚部１３のプラグ１３１１を押し、調整穴１２ ４から脱出させ、伸縮脚部１３を脚支持架１２からはずして取出す。その次に、 支持架脚１２を枢設軸１２１を支点として、ガイドプレート１１１の方向へ向か って倒し縮合する。それから、回動連結具１１５を支点として、二つの接合座１ １４を回動して閉じるようにして、テーブル表板を半分のサイズまで縮合する。 その後、接合座１１４が自身のフック１１７と係止桿１１８とを係止することに より、一体化させて把っ手１１６で持ち歩いたり、収納したりでき、利便性が優 れたものとなる。

【００１２】

【考案の効果】

本考案によれば、テーブル表板を二つに折り畳むことにより、また、支持架脚 部を折り畳むことにより、縮小したサイズにすることができ、持ち運び、あるい は収納がきわめて便利なテーブルとすることができる。さらに、伸縮脚部により 使用に際し高さを調整することができるばかりでなく、取り外すことができ、小 さいサイズにまで、縮小することができる。また、伸縮脚部の下端は、ねじ付き のパッドを備えており、これを調整して、テーブル面が傾斜することを防ぐこと ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による縮合できるテーブルの外観図であ
る。

【図２】本考案による縮合できるテーブルの上視外観図
である。

【図３】本考案による縮合できるテーブルの半折接合座
辺枠構造を示す図である。（ａ）は外辺枠構造を、
（ｂ）は接合辺枠構造を示す。

【図４】本考案による縮合できるテーブルの支持架脚
部、接続桿、枢設軸の関係を示す図である。

【図５】本考案による縮合できるテーブルの上視立体及
び伸縮脚部を組立てた立体図である。

【図６】本考案による縮合できるテーブルの立体外観図
である。

【図７】本考案による縮合できるテーブルの支持架脚部
及び伸縮脚部の局部拡大を示す断面図である。

【図８】本考案による縮合できるテーブルの伸縮脚部及
びパッドの分解説明図である。

【図９】本考案による縮合できるテーブルの脚部支持架
を縮合している状態を示す上視図である。

【図１０】本考案による縮合できるテーブルを縮合して
いる状態を示す正視図である。

【図１１】本考案による縮合できるテーブルを縮合した
後の係止実施状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 縮合できるテーブル １１ テーブルの表板 １１１ ガイドプレート １１２ 辺枠 １１３ 支持架 １１４ 半折接合座 １１５ 回動連結具 １１６ 把っ手 １１７ フック １１８ 係止桿 １２ 脚部支持架 １２１ 枢設軸 １２２ 接続桿 １２３ 支持桿 １２４ 調整穴 １３ 伸縮脚部 １３１ 弾性位置決めユニット １３１１ プラグ １３２ 貫通穴 １３３ パッド １３３１ ベース １３３２ ねじ山部 １３３３ 雌ねじ山穴

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外周に辺枠を有するガイドプレートと、
   前記辺枠の内側に互いに交差して設けられ、前記ガイド
   プレートを支持する縦方向及び横方向の支持架からなる
   二つの接合座を、回動連結具により開閉可能に連結して
   なるテーブル表板と、 前記接合座の外側辺枠の両端の下側及び前記回転連結具
   側の辺枠側の下側に固定され、枢軸に枢設された支持架
   脚部と、 前記支持架脚部の端部に取り外し可能に、且つ伸縮自在
   に取り付けた伸縮脚部とからなり、 テーブルの高さを調整することを可能にすると共に、支
   持脚部をガイドプレート側に折り畳み、且つテーブル表
   板を二つに閉じるようにして縮合することができる縮合
   可能なテーブル。
2. 【請求項２】 前記一方の接合座の外側辺枠の中央部に
   設けられた把手と、前記把手の両側に設けられた回転で
   きるフックと、他方の接合座の外側枠に設けられ、前記
   フックと係合する係止桿とを備える請求項１記載の縮合
   可能なテーブル。
3. 【請求項３】 前記伸縮脚部は、上方に弾性的に側方に
   突出するように支持され、前記支持架脚部に設けられた
   複数の調整穴に係合するプラグと、下端にはねじにより
   高さの調整可能なパッドを備える請求項１又は請求項２
   記載の縮合可能なテーブル。