JP3050860B1 - 超音速インテ―ク及びその始動方法 - Google Patents

超音速インテ―ク及びその始動方法

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JP3050860B1
JP3050860B1 JP10370414A JP37041498A JP3050860B1 JP 3050860 B1 JP3050860 B1 JP 3050860B1 JP 10370414 A JP10370414 A JP 10370414A JP 37041498 A JP37041498 A JP 37041498A JP 3050860 B1 JP3050860 B1 JP 3050860B1
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Abstract

【要約】 【課題】 スロートの付近に可変壁を設けることなく、
従って大きな駆動手段を必要とせず、また、インテーク
流路内部に形状変化を生じさせず、スロート部近傍の流
路表面を滑らかにして、境界層と垂直衝撃波等の干渉特
性を明確にして、インテーク内部流を安定させることの
できる超音速インテーク及びその始動方法を提供する。 【解決手段】 スロート前方の流路内部における超音速
ランプに連なる部分に、大容量の空気を抽気する多数の
抽気孔を設け、この多数の抽気孔をインテーク外部と連
通口にて連通し、この連通口とインテーク外部との境界
に開閉可能にスライド板を設けたことを特徴とする超音
速インテーク。インテークに流入する空気が超音速にな
る時、スロート前方の流路内部における超音速ランプに
連なる部分に設けた多数の抽気孔から大容量の空気を抽
気し、スロート通過流量を減少して、垂直衝撃波をスロ
ート後方に呑込ませることを特徴とする超音速インテー
クの始動方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音速インテーク
及びその始動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、混合圧縮型の超音速インテークで
は、流路出口における静圧を適切に制御することによ
り、スロート部に垂直衝撃波を定在させる必要がある。
流路出口での静圧が適正静圧より低いと、スロート部の
垂直衝撃波はスロート部の後方へ移動し、圧力がバラン
スする安定点に自動的に止まる。このように、垂直衝撃
波をスロート部の後方に呑込むことを始動という。始動
によりインテーク内の衝撃波パターンは設計点となり、
高い総圧回復率(:流入空気の総圧に対するインテーク
出口での総圧の比)を持ち、背圧変化に対応可能な混合
圧縮型の性能を維持できる。
【0003】始動の原理について説明すると、始動を行
うにはインテークの流路の面積比に一定の関係があり、
以下に示す関係を満たした時に始動が起こる。即ち、図
8に示すようにインテーク1の入口2の面積をAinと
し、スロート3の面積をAthとし、入口マッハ数をM
とすると、
【0004】
【式1】
【0005】従来、始動するためには、上記式の分子で
あるスロート3の面積Athを増加させる方法を採って
いる。代表例としては、図9の(a)に示すようにスロ
ート3の付近の内部壁4をアクチュエータ5を用いて可
変壁とし、流入空気が超音速になる時に、図9の(b)
に示すように一旦スロート3の面積Athを拡大させ、
垂直衝撃波6の通過後、入口マッハ数に適正な元のスロ
ート3の内部形状となるように再び内部壁4を図9の
(c)に示すように変化させている。
【0006】ところで上記従来の始動方法では、スロー
ト3の面積Athを変化させるための可変壁を動作させ
る大きな駆動手段が必要である。また、インテーク1の
流路内部に可変壁があるため、超音速ランプ7から発達
した境界層8と流路内部に形成される垂直衝撃波6の複
雑な干渉に対して、流路表面の可変壁の隙間、段差等に
よる影響や、形状変化による影響を与えることとなり、
インテーク内部流が不安定になり易い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、スロ
ートの付近に可変壁を設けることなく、従って大きな駆
動手段を必要とせず、また、インテーク流路内部に形状
変化を生じさせず、スロート部近傍の流路表面を滑らか
にして、境界層と垂直衝撃波等の干渉特性を明確にし
て、インテーク内部流を安定させることのできる超音速
インテーク及びその始動方法を提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の超音速インテークは、スロート前方の流路内
部における超音速ランプに連なる部分に、大容量の空気
を抽気する多数の抽気孔を設け、この多数の抽気孔をイ
ンテーク外部と連通口にて連通し、この連通口とインテ
ーク外部との境界に開閉可能にスライド板を設けたこと
を特徴とするものである。
【0009】上記の本発明の超音速インテークにおい
て、スライド板は完全閉鎖せず、少量の開口部が残り、
インテーク外部と連通するようになされているものもあ
る。また、スライド板に切り欠き又は穴が設けられ、こ
の切り欠き又は穴により閉鎖時インテーク外部と連通す
るようになされているものもある。
【0010】本発明の超音速インテークの始動方法は、
インテークに流入する空気が超音速になる時、スロート
前方の流路内部における超音速ランプに連なる部分に設
けた多数の抽気孔から大容量の空気を抽気し、スロート
通過流量を減少して、垂直衝撃波をスロート後方に呑込
ませることを特徴とするものである。
【0011】上記の本発明の超音速インテークの始動方
法において、垂直衝撃波をスロート後方に呑込ませて始
動した後、連通口とインテーク外部との境界に設けたス
ライド板を少量の開口部を残して閉じ、その開口部より
境界層抽気を行う場合もある。
【0012】上記本発明の超音速インテークの始動方法
において、垂直衝撃波をスロート後方に呑込ませて始動
した後、連通口とインテーク外部との境界に設けたスラ
イド板を閉じて、そのスライド板に設けた切り欠き又は
穴より境界層抽気を行う場合もある。
【0013】本発明の超音速インテークの始動方法は、
上記したように抽気によりスロート通過流量を減少し、
垂直衝撃波をスロート後方に呑込ませるのを特徴として
いるが、抽気の本来の目的は、従来より境界層抽気と最
終垂直衝撃波の安定性を図ることにある。即ち、境界層
抽気は、図10に示すように主にインテーク1の超音速
ランプ7の部分でランプ面の境界層8を抽気孔9より抽
気して除去し、流路内部での垂直衝撃波との干渉による
悪影響を抑制すると共に総圧の低い空気を少なくし、イ
ンテーク1の流路出口での総圧回復率の低下を抑えるも
のである。また、最終垂直衝撃波の安定性について述べ
ると、元来スロート3の後方に形成された最終垂直衝撃
波は、背圧により位置を変え、スロート3の近傍では非
常に不安定であり、背圧の上昇によって一旦スロート3
の前方に吐出されると、インテーク1の性能は急激に低
下し、さらに再びスロート3の後方へ移動することは困
難である。そこで、図11に示すようにスロート3の直
後で抽気を行い、垂直衝撃波6をその近傍に定在させ
て、安定を図っている。本発明は、このような従来の抽
気の目的とは全く異なり、始動のために抽気を行うよう
にした超音速インテーク及びその始動方法であることを
明らかにする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の超音速インテークの実施
形態を図によって説明すると、図1に示す実施形態の超
音速インテーク1′は、スロート3の前方の流路内部に
おける超音速ランプ7に連なる部分に、大容量の空気を
抽気する多数の抽気孔9′を設け、この多数の抽気孔
9′をインテーク外部と大きな1つの連通口10にて連
通し、この連通口10とインテーク外部との境界に開閉
可能にスライド板11を設けたものである。このスライ
ド板11は両側端が連通口10のインテーク外部との開
口端12の両側縁に設けたガイドレール13に嵌め込ま
れてスライドするようになっており、通常スライド板1
1はコイルばね14にて開口端12を閉じる方向に付勢
されているものの連通口10の内壁に設けたフック15
にて係止されて、開口端12を開いている。フック15
の他端にはフック15を付勢してスライド板11に係止
するためのコイルばね16が設けられ、このコイルばね
16は電磁マグネット17の励磁により引っ張られ、フ
ック15をスライド板11から外すようになっている。
電磁マグネット17は制御回路18からの指令により励
磁,消磁されるようになっている。制御回路18はスロ
ート3の近傍の壁面に設けた圧力センサ又は温度センサ
19からの検知信号に基いて一定値以上の圧力変化又は
温度変化の時に指令信号を発するようになっている。
【0015】図2に示す実施形態の超音速インテーク
1′は、図1に示す実施形態の超音速インテーク1′に
おけるスライド板11を係止するフック15及びそれを
動作させる電磁マグネット17の代りに、スライド板1
1にピン穴20を設け、このピン穴20に電磁ソレノイ
ド21のコアと一体のピン22を差し込んでスライド板
11を係止し、開口端12を開いたもので、ピン22は
制御回路18からの指令により動作する電磁ソレノイド
21により上下動してピン穴20から抜けたり、差し込
まれたりするようになっている。その他は図1の実施形
態と同一構成である。
【0016】上記構成の図1,図2の超音速インテーク
1′の始動方法について説明すると、インテーク内部の
スロート3の近傍の壁面に設けた圧力センサ又は温度セ
ンサ19により圧力又は温度を検知する。始動前、イン
テーク1′に流入する空気が低速の時はスロート3の近
傍の壁面の圧力及び温度が低いが、インテーク1′に流
入する空気が音速近傍になると、スロート3の前に垂直
衝撃波6が形成され、垂直衝撃波6の後方のスロート3
の近傍の圧力及び温度が大きく上昇する。やがてインテ
ーク1′に流入する空気が超音速になると、インテーク
内外の圧力差によりスロート3の前方の多数の抽気孔
9′から大容量の空気が抽気され、連通口10を通して
インテーク外部に自然抽気され、抽気孔9′以降のスロ
ート3に流入する空気が減少し、スロート3を通過する
流量が減少して、垂直衝撃波6をスロート3の後方に呑
み込ませ、圧力がバランスする安定点に自動的に停めて
始動する。この始動に至るまでのスロート3の近傍の上
昇する圧力又は温度は、圧力センサ又は温度センサ19
により検知され、図3に示す検知信号が入力信号Iとし
て制御回路18に入力され、制御回路18で一定の値以
上に圧力又は温度が変化したことが検出されると、始動
完了となり、制御回路18からはON,OFFの指令信
号が出力信号Oとして出力される。この出力信号Oにお
けるONの指令信号により図1に示す超音速インテーク
1′では電磁マグネット17に通電されて励磁され、こ
れによりコイルばね16が引っ張られてフック15がス
ライド板11から外れるので、スライド板11はコイル
ばね14にて付勢されて連通口10の開口端12を閉じ
ることになり、元の適正な流量が得られる。そして出力
信号OにおけるOFFの指令信号により電磁マグネット
17への通電が遮断されて消磁される。また、前記出力
信号OにおけるONの指令信号により図2に示す超音速
インテーク1′では電磁ソレノイド21に通電されて励
磁され、スライド板11を係止しているピン22がスラ
イド板11のピン穴20から抜けるので、スライド板1
1はコイルばね14に付勢されて連通口10の開口端1
2を閉じることになり、元の適正な流量が得られる。そ
して出力信号OにおけるOFFの指令信号により電磁ソ
レノイド21への通電が遮断されて消磁される。尚、上
記の制御回路18からの出力信号Oは、電磁マグネット
17や電磁ソレノイド21に必要以上電流を流さないた
めにON,OFFの指令信号としているが、電磁マグネ
ット17や電磁ソレノイド21は再度使用することがな
いので、制御回路18からの出力信号は、ONのみ指令
信号で、電磁マグネット17や電磁ソレノイド21を励
磁したままとしてもよい。
【0017】次に本発明の超音速インテークの他の実施
形態を図によって説明すると、図4に示す実施形態の超
音速インテーク1′は、図1に示した超音速インテーク
1′におけるスライド板11が開口端12を完全閉鎖し
ないように両側縁のガイドレール13を短く形成して、
スライド板11がコイルばね14により付勢されてスラ
イドしても少量の開口部23が残り、インテーク外部と
連通するようにしたもので、その他は図1の超音速イン
テーク1′と同一構成である。
【0018】図5に示す実施形態の超音速インテーク
1′は、図2に示した超音速インテーク1′におけるス
ライド板11のピン穴20を大径の穴24に代え、この
大径の穴24にピン22を挿通してスライド板11を係
止するが、ピン22が抜かれ、スライド板11がコイル
ばね14に付勢されて開口端12を閉鎖しても大径の穴
24によりインテーク外部と連通するようにしたもの
で、その他は図2の超音速インテーク1′と同一構成で
ある。尚、この超音速インテーク1′におけるスライド
板11の大径の穴24は、ピン穴20とは別個に図6に
示すような切り欠き25に代えてもよいものである。
【0019】上記構成の図4,図5,図6の超音速イン
テーク1′の始動方法は、図1,図2の超音速インテー
ク1′の始動方法とは、垂直衝撃波6をスロート3の後
方に呑み込ませ、圧力がバランスする安定点に自動的に
停めて始動するまでは同じであるが、始動後はスライド
板11の係止を解き、スライド板11をコイルばね14
により付勢しても少量の開口部23、大径の穴24、切
り欠き25などによりインテーク外部と連通するので、
境界層抽気が行われ、流路内部での垂直衝撃波との干渉
による悪影響が抑制されると共に総圧の低い空気を少な
くできて、インテーク1′の流路出口での総圧回復率の
低下を抑えることができる。
【0020】この超音速インテーク1′の始動方法にお
いて、図7の(a)に示すようにインテーク1′の入口
2の面積をAinとし、スロート3の通過空気の入口相
当面積Ain* とし、スロート3の面積をAthとし、
入口マッハ数をMとすると、始動前の低速時、抽気孔
9′から空気が抽気された時Ain* を用いる。
【0021】
【式2】
【0022】始動時は、インテーク1′に流入する空気
が超音速になるため、インテーク1′の内部と外部の圧
力差が大きくなり、多数の抽気孔9′から図7の(b)
に示すように大量の空気が抽気され、連通口10を通し
てインテーク1′の外部に自然抽気され、抽気孔9′以
降のスロート3に流入する空気が減少し、結果として上
記式2の分母であるスロート3の通過空気の入口相当面
積Ain* を減少させて、Ath/Ain* >Arとな
り、スロート3を通過する流量を減少して、垂直衝撃波
6をスロート3の後方に呑み込ませ、圧力がバランスす
る安定点に自動的に停めて始動する。始動後は、スライ
ド板11を完全に閉鎖せず、図7の(c)に示すように
少量の開口部23(又は小径の穴24若しくは切り欠き
25など)によりインテーク外部と連通し、境界層7の
抽気が行われて、Ath/Ain*<Arとなる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の超音速
インテークは、スロート前方の超音速ランプに連なる部
分に多数の抽気孔を設け、この抽気孔をインテーク外部
と連通口にて連通し、この連通口とインテーク外部との
境界に開閉可能にスライド板を設けてあるので、インテ
ーク流路内に形状変化は生ぜず、スロート部近傍の流路
表面は滑らかであり、従って、境界層と垂直衝撃波の干
渉特性が明確となり、インテーク内部流を安定させるこ
とができる。
【0024】また、本発明の超音速インテークの始動方
法は、インテークに流入する空気が超音速になる時、ス
ロート前方の超音速ランプに連なる部分に設けた多数の
抽気孔から大容量の空気を抽気し、スロート通過流量を
減少して、垂直衝撃波をスロート後方に呑込ませるので
あるから、従来のようにスロート付近に可変壁を設ける
必要がなく、従って大きな駆動手段は必要がなく、始動
機構は至って簡素であり、作動に対する信頼性が向上す
る。特に始動後、境界層抽気が行われるものにあって
は、インテーク内部での垂直衝撃波との干渉による悪影
響が抑制されると共に総圧の低い空気を少なくできて、
インテーク流路出口での総圧回復率の低下を抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音速インテークの一実施形態を示す
側断面図である。
【図2】本発明の超音速インテークの一実施形態の一部
変更例を示す側断面図である。
【図3】超音速インテークの始動直前のスロート近傍の
圧力センサ又は温度センサからの制御回路への入力信号
と制御回路からの出力信号を示す図である。
【図4】本発明の超音速インテークの他の実施形態を示
すもので、スライド板を閉じた状態の平面図である。
【図5】本発明の超音速インテークの他の実施形態の一
部変更例を示すもので、スライド板を閉じた状態の平面
図である。
【図6】本発明の超音速インテークの他の実施形態の一
部変更例を示すもので、スライド板を閉じた状態の平面
図である。
【図7】本発明の超音速インテークの始動方法の工程を
示す概略側断面図で、(a)は始動前、(b)は始動
時、(c)は始動後の状態である。
【図8】従来の超音速インテークの概略側断面図であ
る。
【図9】従来の超音速インテークの始動方法の工程を示
す概略側断面図で、(a)は始動前、(b)は始動時、
(c)は始動後の状態である。
【図10】従来の超音速インテークにおける境界層抽気
を示す側断面図である。
【図11】従来の超音速インテークにおける最終垂直衝
撃波の安定性を図るための抽気を示す側断面図である。
【符号の説明】
1′ 超音速インテーク 3 スロート 6 垂直衝撃波 7 超音速ランプ 8 境界層 9′ 抽気孔 10 連通口 11 スライド板 12 開口端 13 ガイドレール 14 コイルばね 15 フック 16 コイルばね 17 電磁マグネット 18 制御回路 19 圧力センサ又は温度センサ 20 ピン穴 21 電磁ソレノイド 22 ピン 23 少量の開口部 24 大径の穴 25 切り欠き

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロート前方の流路内部における超音速
    ランプに連なる部分に、大容量の空気を抽気する多数の
    抽気孔を設け、この多数の抽気孔をインテーク外部と連
    通口にて連通し、この連通口とインテーク外部との境界
    に開閉可能にスライド板を設けたことを特徴とする超音
    速インテーク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の超音速インテークにおい
    て、スライド板が完全閉鎖せず、少量の開口部が残り、
    インテーク外部と連通するようになされていることを特
    徴とする超音速インテーク。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の超音速インテークにおい
    て、スライド板に切り欠き又は穴が設けられ、この切り
    欠き又は穴により閉鎖時インテーク外部と連通するよう
    になされていることを特徴とする超音速インテーク。
  4. 【請求項4】 インテークに流入する空気が超音速にな
    る時、スロート前方の流路内部における超音速ランプに
    連なる部分に設けた多数の抽気孔から大容量の空気を抽
    気し、スロート通過流量を減少して、垂直衝撃波をスロ
    ート後方に呑込ませることを特徴とする超音速インテー
    クの始動方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の超音速インテークの始動
    方法において、垂直衝撃波をスロート後方に呑込ませて
    始動した後、連通口とインテーク外部との境界に設けた
    スライド板を少量の開口部を残して閉じ、その開口部よ
    り境界層抽気を行うことを特徴とする超音速インテーク
    の始動方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の超音速インテークの始動
    方法において、垂直衝撃波をスロート後方に呑込ませて
    始動した後、連通口とインテーク外部との境界に設けた
    スライド板を閉じて、そのスライド板に設けた切り欠き
    又は穴より境界層抽気を行うことを特徴とする超音速イ
    ンテークの始動方法。
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