JP3050575U - 折り畳み式ペットトレー - Google Patents
折り畳み式ペットトレーInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用時にシーツが皺にならずに容易に取り扱
えると共に収納時にコンパクトに畳むことができる。 【解決手段】 ペットが乗って寝そべったり、排尿した
り、餌を食べたりする折り畳み式ペットトレー11であ
る。2分割された本体部12A,12Bと、各本体部1
2A,12Bの間に取り付けられるヒンジ板13と、こ
のヒンジ板13と本体部12A,12Bとの2カ所の接
合部にそれぞれ設けられたヒンジ機構14と、このヒン
ジ機構14で接合された各本体部12A,12B及びヒ
ンジ板13の上側面全体を覆って設けられたシーツ15
と、各本体部12A,12Bの周縁を覆ってシーツ15
の周縁部全域を固定支持する固定用フレーム16A,1
6Bとから構成した。
えると共に収納時にコンパクトに畳むことができる。 【解決手段】 ペットが乗って寝そべったり、排尿した
り、餌を食べたりする折り畳み式ペットトレー11であ
る。2分割された本体部12A,12Bと、各本体部1
2A,12Bの間に取り付けられるヒンジ板13と、こ
のヒンジ板13と本体部12A,12Bとの2カ所の接
合部にそれぞれ設けられたヒンジ機構14と、このヒン
ジ機構14で接合された各本体部12A,12B及びヒ
ンジ板13の上側面全体を覆って設けられたシーツ15
と、各本体部12A,12Bの周縁を覆ってシーツ15
の周縁部全域を固定支持する固定用フレーム16A,1
6Bとから構成した。
Description
【0001】
本考案は、ペットが乗って寝そべったり、排尿したり、餌を与えたりするため のペットトレーに関し、特に本体部を折り畳むことができる折り畳み式ペットト レーに関する。
【0002】
従来のペットトレーに類するものとしては、実公平7−29820号公報記載 の「ペット用トイレ」や実公平3−6205号公報記載の「牡犬用排尿マット」 がある。
【0003】 ペット用トイレは図2に示すように構成されている。図中の1はトイレ本体で ある。このトイレ本体1はケース2に回動可能に取り付けられている。ケース2 には収納部3が設けられ、トイレ本体1はこの収納部3内に収納されるようにな っている。トイレ本体1は収納部3の下部に、その両側2カ所で回動可能に取り 付けられている。
【0004】 これにより、使用するときだけトイレ本体1をケース2の収納部3から引き出 し、使用後はケース2を収納部3に収納する。
【0005】 また、牡犬用排尿マット5は、図3に示すように、親水ポリマーを封入した紙 により構成されている。この牡犬用排尿マット5の裏面には粘着テープ(図示せ ず)が設けられている。牡犬用排尿マット5は、この粘着テープによって壁面6 に固定される。そして、牡犬は図9に示すような状態で排尿する。
【0006】
ところが、前記構成のペット用トイレでは、トイレ本体1をケース2の収納部 3に収納できるが、ケース2自体が大型であるため、収納時に嵩張るという問題 点がある。
【0007】 また、牡犬用排尿マット5では、粘着テープで固定しても、牡犬がその上に乗 って動き回れば、すぐに皺がよってしまうという問題点がある。
【0008】 さらに、牡犬用排尿マット5は、適当な壁がなければ使用することができない という問題点がある。
【0009】 本考案は以上述べたような不具合を解消するためになされたもので、使用時に はシーツが皺にならずに容易に取り扱うことができると共に、収納時にはコンパ クトに畳める折り畳み式ペットトレーを提供することを目的とする。
【0010】
前述した課題を解決するために第1の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、 ペットが乗って寝そべったり、排尿したり、餌を食べたりするペットトレーにお いて、本体部が2分割されると共に、各本体部の接合部にヒンジ機構を設けて折 り畳めるようにしたことを特徴とする。
【0011】 前記構成により、ヒンジ機構を中心にして本体部を90度程度に折り曲げて壁 等に立て掛けることで、2分割された本体の一方が敷板部に、他方が縦壁部にな り、雄犬等のトイレとして使用する。また、完全に折り畳んで、コンパクトに収 納する。
【0012】 第2の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、ペットが乗って寝そべったり、 排尿したり、餌を食べたりするペットトレーにおいて、2分割された本体部と、 各本体部の間に取り付けられるヒンジ板と、このヒンジ板と前記各本体部との2 カ所の接合部にそれぞれ設けられたヒンジ機構とを備えて構成されたことを特徴 とする。
【0013】 前記構成により、各本体部の基端は、ヒンジ板及びその両端のヒンジ機構によ って、一定幅を保った状態で回転可能に支持される。これにより、各本体部は、 折り畳まれた状態で、それらの当接面が隙間なく整合する。この結果、最も体積 の小さい状態で、コンパクトに収納することができる。
【0014】 第3の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、ペットが乗って寝そべったり、 排尿したり、餌を食べたりするペットトレーにおいて、2分割された本体部と、 各本体部の間に取り付けられるヒンジ板と、このヒンジ板と前記各本体部との2 カ所の接合部にそれぞれ設けられたヒンジ機構と、このヒンジ機構で接合された 前記各本体部及びヒンジ板の上側面全体を覆って設けられたシーツと、前記各本 体部の周縁を覆って前記シーツの周縁部全域を固定支持する固定用フレームとを 備えて構成されたことを特徴とする。
【0015】 前記構成により、前記ヒンジ板及びヒンジ機構により、各本体部が最も体積の 小さい状態で折り畳まれる。さらに、各本体部を広げ、シーツを掛けて使用する ときは、シーツを固定用フレームで固定する。具体的には、各本体部を広げ、各 固定用フレームを立てる。この状態で、各本体部及びヒンジ板の全体を覆ってシ ーツを掛け、各固定用フレームを倒してシーツの周縁部を押さえる。各固定用フ レームはシーツの全周を固定するので、ペットが乗って動き回ってもシーツが皺 になることはない。また、90度程度に折り曲げてトイレとして使用する際にも 、折り畳んで収納する際にも、各固定用フレームがシーツの全周を固定するので 、シーツが皺になることはない。
【0016】 第4の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記シーツが、吸水性に優れた 材料によって構成されたことを特徴とする。
【0017】 前記構成により、ペットのトイレとして使用する際には、シーツが尿を吸収し てしまい、外部に漏れることがなくなる。
【0018】 第5の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記固定用フレームの前記本体 部側に面して設けられたシーツ固定用凸部又はシーツ固定用凹部と、前記本体部 のうち、固定用フレームのシーツ固定用凸部又はシーツ固定用凹部に対向して設 けられ、これと嵌合することで前記シーツを挟んで固定するシーツ固定用凹部又 はシーツ固定用凸部とからなるシーツ挟持部を設けたことを特徴とする。
【0019】 前記構成により、本体部を広げてシーツで覆った上から固定用フレームを倒し て環状凸部を覆った状態で固定すると、シーツ挟持部がシーツの周囲を挟持して 固定する。具体的には、固定用フレーム側のシーツ固定用凸部又はシーツ固定用 凹部と、本体部側のシーツ固定用凹部又はシーツ固定用凸部とが互いに嵌合して シーツを挟んで固定する。これにより、シーツが本体部にさらに確実に固定され 、シーツのずれを防止する。
【0020】 第6の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記本体部の周縁を隆起させて 形成した環状凸部を備えたことを特徴とする。
【0021】 前記構成により、ペットトレー内でペットが排尿した場合に、シーツで尿を吸 収する前に尿が周囲へ流れ出しても、環状凸部で抑えられて、尿がペットトレー 外へ流出するのを確実に防止することができる。
【0022】 第7の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記固定用フレームが、前記本 体部の環状凸部を覆って取り付けられることを特徴とする。
【0023】 前記構成により、固定用フレームが環状凸部を覆ってしまうので、外観上の見 映えがよくなる。さらに、シーツを掛ける場合は、このシーツの周縁と共に環状 凸部を覆ってしまうので、この場合も外観上の見映えがよくなる。
【0024】 第8の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記ヒンジ機構が、歯片を一定 間隔を置いて多数配列してなる千鳥格子状の嵌合部と、この嵌合部の各歯片に対 向して多数配列され、前記各歯片がそれぞれの間に嵌合されて回動可能に支持さ れる多数の被嵌合歯片からなる千鳥格子状の被嵌合部と、この被嵌合部の各被嵌 合歯片間にそれぞれ掛け渡して設けられた支持軸と、前記嵌合部の各歯片の先端 部に設けられ、この嵌合部が前記被嵌合部に嵌合した状態で前記各支持軸にそれ ぞれ回転可能に係合するフック部とを備えて構成されたことを特徴とする。
【0025】 前記構成により、嵌合部の多数の歯片の間に被嵌合部の多数の被嵌合歯片を交 互に嵌合させる。このとき、嵌合部の各歯片のフック部が、被嵌合部の各被嵌合 歯片間の支持軸にそれぞれ回転可能に係合する。2分割の本体部は、このヒンジ 機構の多数箇所で係合したフック部と支持軸とによって支持され、これらを中心 にして折り畳まれる。このヒンジ機構は、多数箇所で結合するので、耐久性に優 れている。また、ヒンジ機構は、耐久性を考慮して3カ所以上に設けられる。
【0026】 第9の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記ヒンジ機構に、前記2分割 された各本体部を一定角度で維持する角度規制手段を設けたことを特徴とする。
【0027】 前記構成により、角度規制手段を、各本体部が90度及び完全に閉じた状態で その角度が規制されるように設定すると、雄犬等のトイレとして使用するとき及 び収納するときに、各本体部をその角度で固定するための作業を必要としなくな る。これにより、折り畳み式ペットトレーの取り扱いが極めて容易になる。
【0028】 第10の考案に係る折り畳み式ペットトレーは、前記角度規制手段が、前記ヒ ンジ機構の被嵌合部の支持軸に設けられた角度規制カムと、前記嵌合部のフック 部に設けられ、前記角度規制カムに当接して前記被嵌合部と嵌合部との角度を規 制する当接片とから構成されたことを特徴とする。
【0029】 前記構成において、前記角度規制カムが設けられた支持軸及び当接片が設けら れたフック部は、ある程度弾性を有する合成樹脂で成形されている。これによっ て、角度規制カムと当接片とが互いに当接した状態で、各本体部の回動が許容さ れると共に一定角度で規制される。この回動を規制する角度は、角度規制カムの 形状を変えることで設定する。例えば、各本体部を折り畳んだ状態で、各本体部 が回動しないように設定する。これにより、各本体部を折り畳んだとき、これら を固定しなくても折り畳んだ状態が維持されるので、容易に収納することができ る。また、各本体部を90度程度にしたときに、これらが回動しないように設定 することにより、雄犬等のトイレとして使用するときに、縦壁部が倒れることな く、確実に支持される。この結果、折り畳み式ペットトレーの取り扱いが極めて 容易になる。
【0030】
以下、本考案の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0031】 本実施形態に係る折り畳み式ペットトレー11は、ペットが乗って寝そべった り、排尿したり、餌を食べたりするときに使用するトレーである。具体的には、 図1に示すように構成されている。この折り畳み式ペットトレー11は主に、2 分割された本体部12A,12Bと、各本体部12A,12Bの間に取り付けら れるヒンジ板13と、このヒンジ板13と各本体部12A,12Bとの2カ所の 接合部にそれぞれ設けられたヒンジ機構14と、このヒンジ機構14で接合され た各本体部12A,12B及びヒンジ板13の上側面全体を覆って設けられたシ ーツ15と、各本体部12A,12Bの周縁を覆ってシーツ15の周縁部全域を 固定支持する固定用フレーム16A,16Bとから構成されている。
【0032】 各本体部12A,12Bは、ほぼ正方形の皿状に形成されている。この本体部 12A,12Bのヒンジ板13側端部には、後述するヒンジ機構14の千鳥格子 状の嵌合部25が設けられている。他の周縁部には、その上側面を隆起させて形 成した環状凸部18が設けられている。この環状凸部18は、折り畳み式ペット トレー11の周縁部全域をほぼ環状に覆うようになっている。なお、各環状凸部 18のうち、後述するバックル嵌合部40が位置する部分は、低く形成されてい る。各本体部12A,12Bの上側面のうち、環状凸部18の内側近傍には、後 述する固定用フレーム16A,16B側のシーツ固定用凹部38と嵌合すること でシーツ15を挟んで固定するシーツ固定用凸部19が設けられている。このシ ーツ固定用凸部19のうち、一部は突起状に、他は線状に隆起して形成されてい る。
【0033】 ヒンジ板13は、図1、図4及び図6に示すように、全体をほぼ長方形の板状 に形成されている。この長方形板状のヒンジ板13の長手方向両側には、後述す るヒンジ機構14の千鳥格子状の被嵌合部26が設けられている。さらに、ヒン ジ板13の上側面のうち、長手方向の両端部及び中央部には、シーツ15を噛み 込んで固定するシーツ固定部21が設けられている。このシーツ固定部21は、 平面形状をほぼ四角形状に形成された可撓性を有する薄板22と、この薄板22 とほぼ同じ平面形状に形成されて薄板22の下側面の周縁部を支持する筒体(図 示せず)と、薄板22をジグザグに切り裂いて形成された噛み込み歯23とから 構成されている。この噛み込み歯23は、上側から押すことで下方に開き、戻る ことで互いに閉じる。そして、噛み込み歯23が閉じるときに、噛み込み歯23 の間に残ったシーツ15を噛み込んで、固定するようになっている。
【0034】 ヒンジ機構14は、図1、図4から図6に示すように、各本体部12A,12 B側に設けられた嵌合部25と、ヒンジ板13側に設けられた被嵌合部26とか ら構成されている。
【0035】 嵌合部25は、各本体部12A,12Bのヒンジ板13側端部から直方体状に 突出して形成された多数の歯片28によって構成されている。この歯片28は、 後述する被嵌合歯片31の幅だけ間隔をおいて、各本体部12A,12Bのヒン ジ板13側端部の全域に多数配列して千鳥格子状に形成されている。嵌合部25 の各歯片28の先端部には、嵌合部25が被嵌合部26に嵌合した状態で、後述 する支持軸32にそれぞれ回転可能に係合するフック部29が設けられている。 このフック部29は、支持軸32に回転可能に嵌合する軸穴部29Aと、この軸 穴部29Aの下方を開放して支持軸32の軸穴部29A内への挿入を案内する挿 入口29Bとから構成されている。挿入口29Bは、支持軸32の直径よりも僅 かに小さく形成され、軸穴部29Aに嵌合した支持軸32が容易に抜け落ちない ようになっている。
【0036】 被嵌合部26は、ヒンジ板13の長手方向両側から直方体状に突出して形成さ れた多数の被嵌合歯片31によって構成されている。この被嵌合歯片31は、前 記各歯片28の間に対向させて設けられている。被嵌合歯片31の幅は各歯片2 8の間隔と同じ寸法に設定されている。各被嵌合歯片31の間隔は歯片28の幅 と同じ寸法に設定されている。これにより、被嵌合歯片31も歯片28と同様に 、ヒンジ板13の長手方向両側の全域に多数配列して千鳥格子状に形成されてい る。各被嵌合歯片31の間には支持軸32がそれぞれ掛け渡して設けられている 。この支持軸32は、フック部29の軸穴部29Aと同じ直径に設定されている 。これにより、支持軸32は、フック部29及び嵌合部25を介して各本体部1 2A,12Bを回転可能に支持するようになっている。
【0037】 ヒンジ機構14には、各本体部12A,12Bを一定角度で維持する角度規制 手段34が設けられている。この角度規制手段34は、ヒンジ機構14の被嵌合 部26の支持軸32に設けられた角度規制カム35と、嵌合部25のフック部2 9に設けられ、角度規制カム35に当接してこの角度規制カム35の回転を規制 する当接片36とから構成されている。角度規制カム35は、支持軸32の両端 部に各被嵌合歯片31と一体的に設けられている。当接片36は、歯片28にお いて、フック部29の軸穴部29Aに臨ませて設けられている。これにより、軸 穴部29Aに嵌合した支持軸32の角度規制カム35と、軸穴部29Aに臨ませ て設けられた当接片36とが互いに接合して、直接的には嵌合部25と被嵌合部 26との角度を規制する。これにより、ヒンジ板13と各本体部12A,12B との角度を規制している。
【0038】 シーツ15は、図1に示すように、吸水性に優れた材料、例えば赤ちゃんのオ ムツに使用される吸水性ポリマーを主成分として形成されている。このシーツ1 5は、各本体部12A,12Bがヒンジ板13を中心にして広げられた状態で、 その全体を覆う1枚のものや、その半分の広さで各本体部12A,12Bを個別 に覆う2枚のものが使用される。
【0039】 固定用フレーム16A,16Bは、各本体部12A,12B及びヒンジ板13 の全体を覆ったシーツ15を固定して支持するためにものである。この固定用フ レーム16A,16Bは、図1に示すように、平面形状をコの字型に形成される と共に、その下側面を全長に亘って窪ませて形成されている。コの字型の各固定 用フレーム16A,16Bの両基端部は、ヒンジ機構14の外側端部に回動可能 に取り付けられている(図8参照)。この固定用フレーム16A,16Bは、立 てることで(図1の状態にすることで)シーツ15を敷くときに邪魔にならない ようにすると共に、倒されることでシーツ15の周縁部、本体部12A,12B の環状凸部18及びシーツ固定用凸部19を覆うようになっている。さらに、こ の2つの固定用フレーム16A,16Bは、それぞれ倒されることで、シーツ1 5の全周を覆ってこのシーツ15を本体部12A,12B側に固定して支持する ようになっている。固定用フレーム16A,16Bの下側面には、本体部12A ,12B側のシーツ固定用凸部19に嵌合することでシーツ15の周縁部を挟ん で固定するシーツ固定用凹部38が設けられている。このシーツ固定用凹部38 としては、突起状のシーツ固定用凸部19が嵌合する半円筒状のものと、線状に 隆起したシーツ固定用凸部19が嵌合する溝状のものとが設けられている。この シーツ固定用凸部19とシーツ固定用凹部38とでシーツ挟持部が構成されてい る。
【0040】 39は固定用フレーム16A,16Bを倒した状態で本体部12A,12Bに 固定するためのバックルである。40はこのバックル39が嵌合するバックル嵌 合部である。
【0041】 [動作] 以上のように構成された折り畳み式ペットトレー11は、次のようにして使用 される。
【0042】 シーツ15を敷くときは、図1、図7(A)及び図8に示すようにして行う。
【0043】 まず、固定用フレーム16A,16Bを立てる。この状態で、シーツ15を本 体部12A,12Bの上側面に敷く。このとき、固定用フレーム16A,16B の基端部と本体部12A,12Bの上側面との間にも図8に示すように隙間が生 じるため、シーツ15を本体部12A,12B及びヒンジ板13の上側面に容易 に敷き詰めることができる。
【0044】 この状態で、固定用フレーム16A,16Bを倒す。これにより、シーツ15 の周縁部がシーツ固定用凸部19とシーツ固定用凹部38とで挟持されて固定さ れる。なお、シーツ15が1枚の広いシーツの場合は、図1に示すように、一度 に本体部12A,12B等の上側面全域に敷き詰める。シーツ15が2枚のシー ツの場合は、図7(A)に示すように、2つの本体部12A,12Bに個別に敷 き詰める。この2枚のシーツ15のときには、ヒンジ板13の部分で重なり合う が、この重なり合う部分は十分に、例えば2枚のシーツ15がそれぞれヒンジ板 13の部分を覆う程度に、互いに重ね合わせる。さらに、雄犬等のトイレとして 使用するときは、縦壁部になる方のシーツ15を上側にする。
【0045】 ペットを寝そべらせたり、餌を与えたりするために使用するときには、図7( B)に示すように、本体部12A,12Bを平らにする。この状態で、ペットを 折り畳み式ペットトレー11の上に乗せる。餌を与えるときは、餌の容器も折り 畳み式ペットトレー11の上に置く。また、雌犬等のトイレとして使用する場合 もこのままペットを折り畳み式ペットトレー11の上に乗せる。
【0046】 雄犬等のトイレとして使用するときには、図7(C)に示すように、各本体部 12A,12Bを90度程度折り曲げて、一方の本体部12Bを立てる。このと き、角度規制手段34では、支持軸32が軸穴部29A内で相対手に回動して角 度規制カム35と当接片36とが当接して支持軸32の回動が規制される。この 結果、本体部12Bが本体部12Aに対して90度程度の角度を保って立った状 態に維持される。この状態で、図9に示すように、壁に立て掛ける。なお、壁以 外の部分に立て掛けてもよい。この場合も、縦壁側の本体部12Bが倒れること はない。そして、ペットが、図9に示すように、排尿をする。
【0047】 折り畳み式ペットトレー11を収納するときは、図10に示すように、2つ折 りに完全に折り畳む。このとき、各本体部12A,12Bの基端部はヒンジ板1 3によって一定間隔をおいて折り畳まれるので、この折り畳まれた状態では各本 体部12A,12Bの当接面である各固定用フレーム16A,16Bの当接面が 隙間なく整合する。これにより、最も体積の小さい状態に、コンパクトに折り畳 むことができる。さらに、この折り畳まれた折り畳み式ペットトレー11は、ヒ ンジ板13が下端に位置した状態で各本体部12A,12Bが、角度規制手段3 4によって縦方向に確実に維持される。このため、折り畳み式ペットトレー11 は、折り畳まれた状態で、ヒンジ板13を下にして安定して立てることができる 。
【0048】 このため、収納作業においては、各本体部12A,12Bを折り畳み、そのま ま部屋の片隅等に置くだけでよい。
【0049】 [効果] 以上のように、使用時には、シーツ15がシーツ固定用凸部19及びシーツ固 定用凹部38からなるシーツ挟持部によって確実に固定支持されるので、ペット が折り畳み式ペットトレー11の上で動き回っても、シーツが皺になるのを確実 に防止することができる。
【0050】 折り畳み式ペットトレー11を収納するときは、各本体部12A,12Bを折 り畳むだけで、最も体積の小さい状態に、コンパクトに収納することができる。
【0051】 また、各本体部12A,12Bは、互いに折り畳むだけで、固定するための作 業をすることなく、角度規制手段34によって確実に折り畳んだ状態が維持され るため、そのまま部屋の片隅等に収納することができる。使用する場合は、収納 した折り畳み式ペットトレー11を取り出して、各本体部12A,12Bを広げ るだけで、シーツ15が皺になることもなく、そのまま使用することができる。 この結果、折り畳み式ペットトレー11の取り扱いが極めて容易になる。
【0052】 さらに、ヒンジ機構14は、多数の歯片28と被嵌合歯片31とが互いに嵌合 して各本体部12A,12Bとヒンジ板13とを回動可能の接合するので、この ヒンジ機構14の寿命が大幅に延びる。
【0053】 また、角度規制手段34は、多数の歯片28及び被嵌合歯片31に合わせて多 数設けたので、折り畳み式ペットトレー11の長期間の使用に対して、角度規制 手段34の弛みを最小限に抑えることがでいる。
【0054】 シーツ15として吸水性に優れた材料を用いたので、ペットの尿を確実に吸収 することができる。さらに、本体部12A,12Bの周縁に環状凸部18を設け たので、尿が溢れても、外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
【0055】 [変形例] (1) 前記実施形態では、ヒンジ機構14の歯片28及び被嵌合歯片31をヒ ンジ板13の全長に亘って配設したが、少なくともヒンジ板13の両端及び中央 の3カ所の位置にだけ設けて互いに嵌合させ、この3カ所の位置で各本体部12 A,12Bを回動可能に支持するようにしてもよい。この場合も、前記実施形態 同様の作用、効果を奏することができる。
【0056】 (2) 前記実施形態では、シーツ挟持部として、本体部12A,12B側にシ ーツ固定用凸部19を、固定用フレーム16A,16B側にシーツ固定用凹部3 8を設けたが、これと逆にしてもよい。この場合も、前記実施形態同様の作用、 効果を奏することができる。
【0057】 (3) 前記実施形態では、角度規制手段34を角度規制カム35と当接片36 とから構成したが、他の構成でもよい。例えば、図11に示すように、ボール嵌 合穴41と、これに嵌合するボール42とから角度規制手段34を構成してもよ い。ボール嵌合穴41は、被嵌合部26の支持軸32に取り付けられた円盤43 の外周面に設けられる。ボール42は、嵌合部25の歯片28側に設けられた穴 で、ボール42の直径とほぼ同じ寸法の縦穴45に挿入して設けられる。このボ ール42は、縦穴45内に挿入されてスプリング46で付勢されて、ボール嵌合 穴41に嵌合することで、各本体部12A,12Bを一定角度に維持する。
【0058】 この場合も、前記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0059】
以上、詳細に説明したように本考案によれば、次のような効果を奏することが できる。
【0060】 (1) シーツがシーツ固定用凸部及びシーツ固定用凹部からなるシーツ挟持部 によって確実に固定支持されるので、ペットが折り畳み式ペットトレーの上で動 き回っても、シーツが皺になるのを確実に防止することができる。
【0061】 (2) 折り畳み式ペットトレーを収納するときは、各本体部を折り畳むだけで 、最も体積の小さい状態に、コンパクトに収納することができる。
【0062】 (3) 各本体部は、互いに折り畳むだけで、固定するための作業をすることな く、角度規制手段によって確実に折り畳んだ状態が維持されるため、そのまま部 屋の片隅等に収納することができる。さらに、使用する場合は、収納した折り畳 み式ペットトレーを取り出して、各本体部を広げるだけで、シーツが皺になるこ ともなく、そのまま使用することができる。この結果、折り畳み式ペットトレー の取り扱いが極めて容易になる。
【0063】 (4) ヒンジ機構は、多数の歯片と被嵌合歯片とが互いに嵌合して各本体部等 を回動可能の接合するので、このヒンジ機構の寿命が大幅に延びる。
【0064】 (5) 角度規制手段は、多数の歯片及び被嵌合歯片に合わせて多数設けたので 、折り畳み式ペットトレーの長期間の使用に対して、角度規制手段の弛みを最小 限に抑えることがでいる。
【0065】 (6) シーツとして吸水性に優れた材料を用いたので、ペットの尿を確実に吸 収することができる。さらに、本体部の周縁に環状凸部を設けたので、尿が溢れ ても、外部に漏れ出すのを確実に防止することができる。
【図1】本考案に係る折り畳み式ペットトレーを示す斜
視図である。
視図である。
【図2】第1従来例を示す斜視図である。
【図3】第2従来例を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る折り畳み式ペットトレーのヒンジ
機構を示す分解斜視図である。
機構を示す分解斜視図である。
【図5】本考案に係る折り畳み式ペットトレーのヒンジ
機構を示す分解側面図である。
機構を示す分解側面図である。
【図6】本考案に係る折り畳み式ペットトレーのヒンジ
板を示す部分平面図である。
板を示す部分平面図である。
【図7】本考案に係る折り畳み式ペットトレーの使用態
様を示す斜視図である。
様を示す斜視図である。
【図8】本考案に係る折り畳み式ペットトレーの固定用
フレームの取り付け状態を示す概略側面図である。
フレームの取り付け状態を示す概略側面図である。
【図9】本考案に係る折り畳み式ペットトレーの使用態
様を示す斜視図である。
様を示す斜視図である。
【図10】本考案に係る折り畳み式ペットトレーを折り
畳んだ状態を示す斜視図である。
畳んだ状態を示す斜視図である。
【図11】本考案に係る折り畳み式ペットトレーの変形
例を示す要部断面図である。
例を示す要部断面図である。
11:折り畳み式ペットトレー、12A,12B:本体
部、13:ヒンジ板、14:ヒンジ機構、15:シー
ツ、16A,16B:固定用フレーム、18:環状凸
部、19:シーツ固定用凸部、21:シーツ固定部、3
8:シーツ固定用凹部。
部、13:ヒンジ板、14:ヒンジ機構、15:シー
ツ、16A,16B:固定用フレーム、18:環状凸
部、19:シーツ固定用凸部、21:シーツ固定部、3
8:シーツ固定用凹部。
Claims (10)
- 【請求項1】 ペットが乗って寝そべったり、排尿した
り、餌を食べたりするペットトレーにおいて、 本体部が2分割されると共に、各本体部の接合部にヒン
ジ機構を設けて折り畳めるようにしたことを特徴とする
折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項2】 ペットが乗って寝そべったり、排尿した
り、餌を食べたりするペットトレーにおいて、 2分割された本体部と、 各本体部の間に取り付けられるヒンジ板と、 このヒンジ板と前記各本体部との2カ所の接合部にそれ
ぞれ設けられたヒンジ機構とを備えて構成されたことを
特徴とする折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項3】 ペットが乗って寝そべったり、排尿した
り、餌を食べたりするペットトレーにおいて、 2分割された本体部と、 各本体部の間に取り付けられるヒンジ板と、 このヒンジ板と前記各本体部との2カ所の接合部にそれ
ぞれ設けられたヒンジ機構と、 このヒンジ機構で接合された前記各本体部及びヒンジ板
の上側面全体を覆って設けられたシーツと、 前記各本体部の周縁を覆って前記シーツの周縁部全域を
固定支持する固定用フレームとを備えて構成されたこと
を特徴とする折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項4】 請求項3記載の折り畳み式ペットトレー
において、 前記シーツが、吸水性に優れた材料によって構成された
ことを特徴とする折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の折り畳み式ペッ
トトレーにおいて、 前記固定用フレームの前記本体部側に面して設けられた
シーツ固定用凸部又はシーツ固定用凹部と、 前記本体部のうち、固定用フレームのシーツ固定用凸部
又はシーツ固定用凹部に対向して設けられ、これと嵌合
することで前記シーツを挟んで固定するシーツ固定用凹
部又はシーツ固定用凸部とからなるシーツ挟持部を設け
たことを特徴とする折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の折り
畳み式ペットトレーにおいて、 前記本体部の周縁を隆起させて形成した環状凸部を備え
たことを特徴とする折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項7】 請求項3乃至5のいずれかに記載の折り
畳み式ペットトレーにおいて、 前記固定用フレームが、前記本体部の環状凸部を覆って
取り付けられることを特徴とする折り畳み式ペットトレ
ー。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかに記載の折り
畳み式ペットトレーにおいて、 前記ヒンジ機構が、 歯片を一定間隔を置いて多数配列してなる千鳥格子状の
嵌合部と、 この嵌合部の各歯片に対向して多数配列され、前記各歯
片がそれぞれの間に嵌合されて回動可能に支持される多
数の被嵌合歯片からなる千鳥格子状の被嵌合部と、 この被嵌合部の各被嵌合歯片間にそれぞれ掛け渡して設
けられた支持軸と、 前記嵌合部の各歯片の先端部に設けられ、この嵌合部が
前記被嵌合部に嵌合した状態で前記各支持軸にそれぞれ
回転可能に係合するフック部とを備えて構成されたこと
を特徴とする折り畳み式ペットトレー。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の折り
畳み式ペットトレーにおいて、 前記ヒンジ機構に、前記2分割された各本体部を一定角
度で維持する角度規制手段を設けたことを特徴とする折
り畳み式ペットトレー。 - 【請求項10】 請求項9に記載の折り畳み式ペットト
レーにおいて、 前記角度規制手段が、 前記ヒンジ機構の被嵌合部の支持軸に設けられた角度規
制カムと、 前記嵌合部のフック部に設けられ、前記角度規制カムに
当接して前記被嵌合部と嵌合部との角度を規制する当接
片とから構成されたことを特徴とする折り畳み式ペット
トレー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000082U JP3050575U (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 折り畳み式ペットトレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000082U JP3050575U (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 折り畳み式ペットトレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050575U true JP3050575U (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=43184772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000082U Expired - Lifetime JP3050575U (ja) | 1998-01-16 | 1998-01-16 | 折り畳み式ペットトレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050575U (ja) |
-
1998
- 1998-01-16 JP JP1998000082U patent/JP3050575U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |