JP3050429U - ショルダーバッグの滑り止め具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ショルダーバッグのベルトが肩から滑り落ちる
のを簡便な操作で防止することを目的としました． 〔解決手段〕本案品はショルダーバッグのベルトに掛止
するコの字状の第１フック（１）に長さが調節固定が出
来る日の字型の調節板（２）を播着した紐（３）を取付
けて設け、脇の下に挟止するＶ字状の第２フック（４）
にゴム紐（５）を数回巻き廻して取付けて設け、第１フ
ック（１）の紐（３）と第２フック（４）のゴム紐
（５）とを環（６）にて連繋してなるベルトの滑り止め
具の構造に係わるもので本案品を頸に掛け前に廻して垂
らし肩上でベルトに第１フック（１）を掛止し第２フッ
ク（４）のＶ字状部を脇の下に挟むだけでゴム紐（５）
の収縮作用と紐（３）の長短の固定調節操作と相俊って
緊張した張力により両フックの掛止状態を相互に保守し
てベルトの滑り落ちを防止するものであります。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 〔考案の属する技術分野〕 ショルダーバッグのベルトが肩から滑り落ちを防止することに関するものです

【０００２】 〔従来の技術〕 ショルダーバッグ類のベルトが使用中、肩から滑り落ちたり、ずれたりをして 常時肩掛ベルトの位置が移動するため従来はバッグを手で押えたり、掛け直しを したり或いは肩に接するベルトの裏側に滑り止めの布片を着けたり、又は肩の位 置の衣服にバンドの止め部を設けてベルトを定着させる手段をしました。

【０００３】 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の技術で述べたようにベルトの滑り落ちを防止するために各様の手段方法 を労した不便や苦労をすることのない防止具を提供することを目的としました。

【０００４】 〔課題を解決するための手段〕 本案品はショルダーバッグのベルトに掛止するコの字状の第１フック（１）に 長さが調節固定が出来る日の字型の調節板（２）を挿着した紐（３）を取付けて 設け、脇の下に挟止するＶ字状の第２フック（４）にゴム紐（５）を数回巻き廻 して取付けて設け、第１フック（１）の紐（３）と、第２フック（４）のゴム紐 （５）とを環（６）にて連繋してなるショルダーバッグの滑り止め具の構造に係 わるものであります。

【０００５】 〔考案実施の形態〕 本案品の実施例を〔図１〕により説明をします。図に於て（１）はショルダー バッグのベルトに掛止する第１フック。（２）は日の字型の長さが調節固定が出 来る調節板。（３）は紐。（４）は脇の下に差し入れて挟止するＶ字状の第２フ ック。（５）はゴム紐。（６）は環であります。 紐（３）の一端を第１フック（１）の通孔（８）に固着し他端は調節板（２） を通し、環（６）を通し調節板（２）の中央板（７）に固着をし、ゴム紐（５） は一端を環（６）に固着し他端は第２フック（４）の通孔（９）を通し第２フッ ク（４）のＶ字状部に数回巻き廻して先部の通孔（１０）に固着をすることによ りベルトの滑り止め具を構成しています。 本案品は上述の通り構成されていますのでショルダーバッグ類の使用に当って は次のように使用をします。 本案品を頸に掛けて前に廻して垂らし、第１フック（１）を肩の上でバッグの ベルトに掛止し第２フック（４）のゴム紐（５）を伸ばしながら脇の下に挟むよ うに入れてＶ字状部で挟止します。第２フック（４）はＶ字状部にゴム紐（５） を数回巻き廻したことによりゴム紐体化したフック体となり手を離すとＶ字状部 の伸びたゴム紐（５）は瞬時に収縮をして脇の下に外見から隠蔽されてＶ字状の ため浮動することなく密着し且つ上方へ引きつけるゴムの作用により手を上へ挙 げても脱落をしない不離の態様を維持する作用をいたします。 第２フック（４）の脇の下での密着を維持するためのゴム紐（５）の強弱の緊 張度は第１フック（１）に取付け設けた紐（３）の長短の固定度とにより維持さ れる連動作用を有するため調節板（２）を前後に移動操作をして長さを固定し両 フック間の張力の適正な距離を保持することによりベルトに対する第１フック（ １）の掛止が確保されてベルトの滑り落ちを防止する作用を有するものでありま す。

【０００６】 〔考案の効果〕 本案品は大切な衣服やバッグやベルト等に特別の加工をしたりして傷付けるよ うなことがなく、本案品を頸に掛け脇の下に挟むだけの簡便な操作でショルダー バッグのベルトの滑り落ちを防止することが出来るので、従来のように常時バッ グに手を添えたり、肩の掛け位置のズレを掛け直したりする煩わしさが解消され て両手が自由に使えるようになるだけでなく脊中に固定するリュックと異なり肩 に掛けたまま物の出し入れが出来るショルダーバッグの特長を生かして、ベルト の滑り落ちる心配がなく安心して実用的に使用が出来、また巷間で起るひったく り盗難も防げる等の効果を有するものであります

【図面の簡単な説明】

【図１】 本案品の斜視図

【図２】 本案品の調節板の平面図

【図３】 本案品の使用の状態を示す正面図

【図４】 本案品の使用の状態を示す脊面図

【符号の説明】

１ 第１フック ２ 調節板 ３ 紐 ４ 第２フック ５ ゴム紐 ６ 環 ７ 中央板 ８ 通孔 ９ 通孔 １０ 通孔

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】本案品はショルダーバッグのベルトに掛止
   する第１フック（１）に長さが調節固定が出来る日の字
   型の調節板（２）を挿着した紐（３）を取付けて設け、
   脇の下に挟止するＶ字状の第２フック（４）にゴム紐
   （５）を数回巻き廻して取付けて設け、第１フック
   （１）の紐（３）と第２フック（４）のゴム紐（５）と
   を環（６）にて連繋してなるショルダーバッグの滑り止
   め具。