JP3050297U - ダイエット計画用具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 ダイエットに必要な数値を算出するカロリー
計算機とカロリー表示帳とにより計画的にダイエットす
る。 【解決手段】 性別，年齢，体重，労働状態により決定
される生活活動強度を示す種別，ダイエット目標体重，
ダイエット日数とを初期設定条件として入力する手段
と，初期設定条件に基づき，以下の〜に記載の数値
を算出する手段と，肥満度，理想体重，現在の体
重における１日当りの消費カロリー数，減量体重，
目標体重時の１日の消費カロリー数，減少すべき総カ
ロリー数，１日当りの減少すべきカロリー数，ダイ
エット中の１日の目標カロリー数，これらの求められた
数値に基き，以下の〜に記載の数値を，肥満度，
理想体重，理想の体重を維持するために必要なカロ
リー数，目標体重になるために必要な１日のカロリー
数，ダイエット後に目標体重を維持するために必要な
１日のカロリー数を算出する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は，ダイエットするために必要な数値を算出するカロリー計算機とカ ロリー表示帳とにより計画的にダイエットすることの出来るダイエット計画用具 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年，食事の欧米化やグルメ志向による栄養過多，さらには，運動不足等が肥 満の最大原因である。そして，肥満になるということは，成人病の原因ともなり 又，美容上からも好ましいことではない。従って，人々はダイエットに関心を持 ち，各種の試みがなされている。一方，人々の年齢，体重，身長等の相違，さら には，生活上の相違による消費されるエネルギーと摂取されるエネルギーとは異 なり，この関係等に関する各種の文献も紹介されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする問題点】

しかしながら，現実にダイエットを計画的に実行するためには，具体的な実行 計画が必要であるが，これらの文献から導き出すことは繁雑であり，計画的なダ イエットが挫折する原因ともなっていた。その上，測定者の労働状態まで考慮し たものはなく，正確なダイエット計画が出来ない等の問題があった。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】

この考案は，性別，年齢，体重，労働状態により決定される生活活動強度を示 す種別，ダイエット目標体重，ダイエット日数とを初期設定条件として入力する 手段と，初期設定条件に基づいて，以下の〜に記載の数値を算出する手段と ，肥満度，理想体重，現在の体重における１日当りの消費カロリー数， 減量体重，目標体重時の１日の消費カロリー数，減少すべき総カロリー数， １日当りの減少すべきカロリー数，ダイエット中の１日の目標カロリー数， これらの求められた数値に基づいて，以下の〜に記載の数値を表示する手 段と，肥満度，理想体重，理想の体重を維持するために必要なカロリー数 ，目標体重になるために必要な１日のカロリー数，ダイエット後に目標体重 を維持するために必要な１日のカロリー数 を有するカロリー計算機と， 飲食物のカロリーを計算したカロリー表示帳とを備え，簡単な操作でダイエッ トに必要な正確な数値を算出することが出来るようにしたものである。

【０００５】

【考案の実施の態様】

この考案の実施例を，図１〜図３に基づいて詳細に説明する。 図１は図３に示すカロリー計算機１の動作手順をしめすフローチャート図であ る。図２はカロリー計算機１の入出力手段を示すフローチャート図，図３はカロ リー計算機１の操作面で，操作キーが配設されている。図４はカロリー表示帳１ ５で，食材，加工食品，飲み物等のカロリー数が記載されている。

【０００６】 図３に示すように，カロリー計算機１の表示部２には，性別，年齢，身長，体 重，種別，ダイエット，日数，肥満度（以下，ＢＭＩと記す），理想体重，Ａ表 示（現在の体重を維持するために最適な摂取カロリー／日），Ｂ表示（ダイエッ ト中の摂取カロリー／日），Ｃ表示（目標とする体重を維持するために最適な摂 取カロリー／日）等が表示される。

【０００７】 ３は電源キー，４は数字キー，５は四則演算キーで，５ａは÷キー，５ｂは× キー，５ｃはーキー，５ｄは＋キーである。６は＝キー，７は・キーである。Ｍ ＯＤＥキー８は機能切替キーで，ｃａｌと表示されてカロリー計算することを表 すとともに，切替１状態に切替えて，現在の測定者の各数値を入力するときに使 用される。Ｍ＋キー９は，切替２状態に切替るもので，未来の測定者の各数値を 表す。Ｍ−キー１０は，ＢＭＩ数値を入力する時に使用され，表示される。ＭＲ ・Ｃキー１１は，理想体重を入力する時に使用され，表示される。

【０００８】 このカロリー計算機１は，さらに測定者の労働状態を初期設定するための機能 を有している。測定者が軽労働に従事している場合には，Ｏキー１２を，中労働 の場合には，・キー７を，重労働の場合には，＝キー６をオンするように構成さ れている。又，＋キー５ｄは各数値の確定機能をも有している。

【０００９】

【表１】

【００１０】

【表２】

【００１１】 上記表１及び表２は，種別による変数の一覧表を示すもので，測定者の労働状 態，即ち，筋肉労働であるか事務労働であるか等の労働状態により決定される生 活活動強度により男女別に，１：軽い，２：中等度，３：やや重い，４：重いの ４段階に分類するとともに，男女別，年齢別に分類されている。例えば，デスク ワークが主体の頭脳労働者の生活活動強度は，１：軽いに相当し，又，建築現場 で作業をする筋肉労働者の生活活動強度は４：重いに相当するから，それぞれ１ ：軽いあるいは４：重いに相当する列からそれぞれ年齢，性別に相当する種別に よる変数が決定される。

【００１２】 次に，カロリー計算機１には，それぞれ各数値を計算するためのプログラムが 内蔵されており，このプログラムの実行により下記の計算式が実行され，各数値 が算出される。 ＢＭＩ＝体重÷身長^２×１００００・・・・・（１） 理想体重＝２２×身長^２÷１００００・・・・（２） 現在体重時の１日の消費カロリー数 ＝種別による変数（Ｋｃａｌ）×ダイエット目標体重・・（３） 減量体重＝現在の体重−ダイエット目標体重・・・・・・（４） 目標体重時の１日の消費カロリー数 ＝種別による変数（Ｋｃａｌ）×ダイエット目標体重・・・（５） 減少すべき総カロリー数＝７３００（Ｋｃａｌ）×減量体重 ・・・・・（６） １日当りの減少すべきカロリー数 ＝減少すべきカロリー数÷日数・・・・・・・・（７） ダイエット中の１日の目標カロリー数 ＝目標体重時の１日の消費カロリー数−１日当り減少すべきカロリー数 ・・・・・・・（８）

【００１３】 次に，図１〜図３に基づいて，実際に例を挙げて測定者がダイエットする方法 について説明する。 まず，カロリー計算機１の電源キー３をオンし（ステップ２０），ＭＯＤＥキ ー８をオンすると，ｃａｌと表示されてカロリー計算することを知らせるととも に，さらにオンすると切替１状態となり（ステップ２１），「現在のあなた（測 定者）のデータ」が入力可能状態となる。

【００１４】 そこで，図２に示すように，初期設定条件（入力項目）として，測定者の性別 （女），年齢（２５才），身長（１５０ｃｍ），体重（６０ｋｇ）および，表１ から種別による変数（３５），ダイエット目標体重（５５ｋｇ），日数（１４７ 日）の各数値が入力される。

【００１５】 まず，測定者の性別（女）が入力され（ステップ２２），次いで，年齢２５才 （ステップ２３），身長１５０ｃｍ（ステップ２４），体重８０ｋｇ（ステップ ２５），種別による変数３５が入力される（ステップ２６）。

【００１６】 上記の各数値が入力されると，まず，カロリー計算機１にインストールされて いるプログラムに従ってそれぞれ計算式〜が実行される（ステップ２７）。 その結果は表示部２の画面に数値として表示される。この際，Ｍ−キー１０をオ ンするとＢＭＩ数値２６．６が表示され（ステップ２８），ＭＲ・Ｃキー１１を オンすると理想体重４９．５が表示され（ステップ２９），＋／−キー１４をオ ンすると現在の体重を維持するために最適な１日当りの摂取カロリー２１００（ ステップ３０）がそれぞれ表示部２に表示される（ステップ３１）。

【００１７】 次いで，Ｍ＋キー９をオンすると，切替２の状態，即ち，「未来のあなたのデ ータ」に切り替わる（ステップ３２）。そこで，ダイエット目標体重５５ｋｇを 入力し（ステップ３３），この目標体重になるまでの日数１４７を入力する（ス テップ３４）。

【００１８】 すると，カロリー計算機１にインストールされているプログラムに従ってそれ ぞれ計算式〜が実行される（ステップ３５）。その結果は表示部２の画面に 数値として表示される。この際，％キー１３をオンすると，ダイエット時の１日 の維持カロリー数，即ち，目標体重にするための１日の摂取カロリー数１６８７ が表示部２に表示される（ステップ３６，３８）。

【００１９】 次いで，÷キー５ａをオンすると，ダイエット後の１日の維持カロリー数，即 ち，ダイエット後の体重を維持するための１日の摂取カロリー数１９２５が表示 部２に表示され（ステップ３７，３８），すべて終了する（ステップ３９）。

【００２０】 このようにして求められた各数値に基づいて，図４に示すカロリー表示帳１５ に従って１日のメニューが決定される。

【００２１】

【考案の効果】

この考案は，性別，年齢，体重，労働状態により決定される生活活動強度を示 す種別，ダイエット目標体重，ダイエット日数とを初期設定条件として入力する 手段と，初期設定条件に基づいて，以下の〜に記載の数値を算出する手段と ，肥満度，理想体重，現在の体重における１日当りの消費カロリー数， 減量体重，目標体重時の１日の消費カロリー数，減少すべき総カロリー数， １日当りの減少すべきカロリー数，ダイエット中の１日の目標カロリー数， これらの求められた数値に基づいて，以下の〜に記載の数値を表示する手 段と，肥満度，理想体重，理想の体重を維持するために必要なカロリー数 ，目標体重になるために必要な１日のカロリー数，ダイエット後に目標体重 を維持するために必要な１日のカロリー数を有するカロリー計算機と， 飲食物のカロリーを計算したカロリー表示帳とを備えているので，簡単な操作 でダイエットに必要な正確な数値が算出可能であるとともに，ＢＭＩ数値，理想 体重，現在の体重を維持するために必要なカロリー数，目標体重にするための１ 日の摂取カロリー数，ダイエット後の体重を維持するための１日の摂取カロリー 数等ダイエットに必要な数値を正確に簡単に算出し，これを表示することが出来 る。

【００２２】 その上，測定者の労働状態をも考慮した各数値が得られるので，従来のカロリ ー計算機よりさらに正確なダイエット計画を立てることが出来る。

【表１】 この考案の実施例を示すもので，種別による変数の一覧表で測定者（男性）の労
働状態を表す変数一覧表である。

【表２】 この考案の実施例を示すもので，種別による変数の一覧表で測定者（女性）の労
働状態を表す変数一覧表である。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示すフローチャート図であ
る。

【図２】この考案の実施例を示すもので，入出力関係を
示すフローチャート図である。

【図３】この考案の実施例を示すもので，カロリー計算
機１の操作面である。

【図４】カロリー表示帳である。

【符号の説明】

１ カロリー計算機 ２ 表示部 ３ 電源キー ４ 数字キー ５ 四則演算キー ５ａ ÷キー ６ ＝キー ７ ・キー ８ ＭＯＤＥキー ９ Ｍ＋キー １０ Ｍ−キー １１ ＭＲ・Ｃキー １２ ０キー １３ ％キー １４ ＋／−キー １５ カロリー表示帳

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 性別，年齢，体重，労働状態により決定
   される生活活動強度を示す種別，ダイエット目標体重，
   ダイエット日数とを初期設定条件として入力する手段
   と，前記初期設定条件に基づいて，以下の〜に記載
   の数値を算出する手段と，肥満度，理想体重，現
   在の体重における１日当りの消費カロリー数，減量体
   重，目標体重時の１日の消費カロリー数，減少すべ
   き総カロリー数，１日当りの減少すべきカロリー数，
   ダイエット中の１日の目標カロリー数，前記求められ
   た数値に基づいて，以下の〜に記載の数値を表示す
   る手段と肥満度，理想体重，理想の体重を維持す
   るために必要なカロリー数，目標体重になるために必
   要な１日のカロリー数，ダイエット後に目標体重を維
   持するために必要な１日のカロリー数を有するカロリー
   計算機と，を備えたことを特徴とするダイエット計画用
   具。
2. 【請求項２】 飲食物のカロリーを計算したカロリー表
   示帳を備えたことを特徴とする請求項１に記載のダイエ
   ット計画用具。