JP3049536B2 - 床暖房構造 - Google Patents

床暖房構造

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  • Central Heating Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な床暖房構造及び
その施工方法に関する。夜間電力を利用した蓄熱が可能
となる新規な床暖房構造に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今、家屋におけるより快的な暖房の要
請から、自然対流により効率良く部屋を暖めることがで
き、エネルギー消費が少ない床からの放射(輻射)暖
房、即ち、床暖房が着目されている。
【0003】床暖房とは、スラブ床または床下に埋設ま
たは配設した管の中に、温水・蒸気を通し、あるいは、
埋設したダクト中に温風を送り、あるいは電熱線を埋設
して、行う方法である。(「世界第百科事典」平凡社発
行、1973年版第19巻第567〜568頁参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記刊行物で
紹介されている床暖房構造は、いずれも加熱手段である
管等は、コンクリート中に埋設するか、コンクリート上
または保温材の上に配設する方式であった。
【0005】このため、加熱手段である加熱源である温
水・蒸気または電気等の供給をやめると、加熱手段もっ
ている熱はコンクリート等を介して放散し、暖房効果は
早期に消失してしまうと推定される。なお、保温材(断
熱材)の上に配設した場合でも、一般に保温材自体が蓄
熱作用を有することはほとんどなく、空気を介して放散
し、やはり、暖房効果が早期に消失してしまうと推定さ
れる。
【0006】他方、夜間電力利用給湯システムに見られ
るような、余剰夜間電力を利用する蓄熱型の暖房システ
ムも本発明者らが知るかぎり存在しない。
【0007】本発明は、上記にかんがみて、主として余
剰夜間電力を利用して、蓄熱型の床暖房を可能とし、相
対的に昼間の電力消費の節減が期待できる床暖房構造を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 請求項1に係る本発明の床暖房構造は、上記課題
を、下記構成により解決するものである。
【0009】 床面からの放射熱により部屋を暖める床
暖房構造であって、スラブ床と地表面(グランド)との
に砂層が形成され、砂層に電気抵抗加熱パネルが、
表面に直接または地表面の近くで埋設されて所定個数敷
設され、さらに、電気抵抗加熱パネルと地表面との間に
積極的な断熱層を形成させないで、砂層及び地表面下の
地層に蓄熱層を形成可能としたことを特徴とする。
【0010】(2) 請求項3に係る本発明の床暖房構造の
施工方法は、上記課題を、下記構成により解決するもの
である。
【0011】請求項1に係る床暖房構造を施工する方法
であって、家屋のスラブ床施工部位の地表面(グラン
ド)を整地後、直接または薄い砂層を形成して、所定枚
数の電気抵抗加熱パネルを敷設し、該電気抵抗加熱パネ
ル上に砂層を施工し、該砂層上にスラブ床を施工するこ
とを特徴とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図例に基づいて、
説明する。
【0013】A.基本的には、スラブ床11と地表面
(グランド)13との間に、砂層15が形成され、該砂
層15の地表面に直接または近くに、電気抵抗加熱パネ
ル(以下「加熱パネル」と称する。)17が所定個数、
敷設されている構造である。(図1参照) ここでスラブ床11の材質は、コンクリート床、木の
床、等を問わない。この際、床スラブの下面は、湿気が
上昇して来ないように、防水処理、または、ビニルシー
ト等の耐透湿性シートを貼着しておくことが望ましい。
【0014】また、建築物のコンクリート基礎部分Bの
内側に厚さ10cm程度の断熱材(グラスウール、発泡ス
チレン等)19を全面貼り付けられていることが、熱逸
散を防止する見地から望ましい。
【0015】砂層15を形成する砂材は、川砂、山砂、
海砂等、特に限定されず、0.01〜2mmのものを、通
常、使用し、適宜、土または砕石等を混合してもよい。
【0016】砂層の厚さは、通常、スラブ床11と地表
面13との空隙に略合致させ、通常、5〜30cm(望ま
しくは10〜20cm)とする。5cm未満は、蓄熱・熱の
均一分散作用に悪影響が出ると共に、砂層をブルドーザ
等で地ならしした際、加熱パネルが損傷するおそれがあ
る。また、30cmを越えると、周囲からの放熱及び床面
への伝熱効率が低下する。
【0017】砂層15の回り、即ち、コンクリート基礎
部分の内側には、熱逸散防止のために断熱層(保温層)
19を形成しておくことが望ましい。例えば、この断熱
層19としては、厚さ5〜15cm程度のグラスウール層
や、発泡スチロール層を挙げることができる。
【0018】また、通常、暖房コントロールは、スラブ
床11に埋め込まれたセンサ21を会して、加熱パネル
17の給電部と連動するようになっているサーモスタッ
ト23で行う。
【0019】 B.加熱パネル17としては、特に、限
定されないが、放射熱を発生させるために、本願出願人
が特願平5−207682号に係る出願において提案し
た主として天井に配される下記構成の電気加熱アセンブ
リを床暖房用に改変したものが、メイテナンスフリー
(耐久性)の見地から望ましい。具体的には、下記の通
りである。
【0020】「電気抵抗加熱線が埋設され、一端面から
前記電気抵抗加熱線と接続された一対のリード線が突出
された矩形の加熱パネルと、該一対のリード線を給電線
に接続するコネクタと、該コネクタとともにリード線及
び給電線の一部を電気的絶縁手段を介して保持固定し、
前記加熱パネルの一端部を挟持する断面U字形のクロー
ジャ部材とからなる電気加熱パネルアセンブリにおい
て、前記電気抵抗加熱線と前記リード線との接続部が、
熱収縮性チューブで被覆されているとともに、前記電気
抵抗加熱線がフッ素樹脂で被覆されていることを特徴と
する。」 具体的には、下記の通りである。
【0021】(1) 図2に示す如く、加熱パネル17は、
全体が矩形の形状を備え、抵抗加熱線12が全体に折曲
げ形状をなすように埋め込まれている、加熱パネル10
から構成されている。該加熱パネル17は、図1・4に
示す如く、平坦な対置する表面、すなわち、両側面1
4、16、及び、リード線20、22が突き出した端面
18を備えている。リード線20、22は、加熱パネル
17内において、加熱抵抗線12と接続され、24で表
示された給電線によって、図示しない電源から供給を受
ける。
【0022】給電線24は、パネル10のような一連の
加熱パネルを並列に接続する働きをする。もちろん、部
屋またはゾーン内における加熱制御のためのパネルのオ
ン・オフ操作は、後述のサーモスタット手段によって行
うことができる。
【0023】例示の給電線24は、給電絶縁導体28、
30を露出するために図1の部分aの範囲が除去され
た、外側絶縁材26を備えている。給電絶縁導体28、
30は、それぞれ、小さなコネクタ32、32によって
リード線20、22に接続されている。
【0024】本発明では、給電線24とリード線20、
22を電気的に接続するために、多種多様なコネクタ3
2を用いることが可能であり、例えば、図3〜4に示す
ものを好適に使用可能である。
【0025】コネクタ32は、コネクタ本体部33と、
該コネクタ本体部33の一側にそれぞれヒンジ結合され
たカバー部35と、ロック部37とからなる構成であ
る。そして、コネクタ本体部33は、給電絶縁導体28
(30)及びリード線20(22)の絶縁被覆に電気的
に接続可能に食い込むスリット34a、34bを有する
接続端子34が組み込まれ、且つ、給電線導入用保持溝
33aを備えている。また、カバー部35は、リード線
導入用筒部35aを備え、自由端側に爪受け部35bを
備えている。さらに、ロック部37は断面L字形で自由
端側にロック爪37aを備えている。
【0026】このコネクタ32の使用態様は、次の通り
である。
【0027】ロック部37とカバー部35とロックを解
除した状態で、給電絶縁導体28(30)をスリット3
4aに挟み込む。すると、給電絶縁導体28(30)の
絶縁被覆に接続端子34が食い込み、給電絶縁導体28
(30)は接続端子34と電気的に接続状態となる。リ
ード線20(22)をリード線導入用筒部35aにスト
ップするまで挿入する。そして、ロック部37のロック
爪37aを、カバー部35の爪受け部35bに係合させ
て、コネクタ32を閉じる。すると、リード線20(2
2)の絶縁被覆に接続端子34が食い込み、リード線2
0(22)は接続端子34と電気的に接続状態となる。
こうして、給電絶縁導体28(30)とリード線20
(22)とは、接続端子34で絶縁被覆が自動ストリッ
ピングされて電気的に接続される。
【0028】コネクタ32、32が、図2に示すように
配置され、リード線20、22と給電線絶縁導体28、
30の間に必要な接続が施されると、この接続は、クロ
ージャ部材38によって封じ込める準備が整ったことに
なる。
【0029】本発明に基づいて、クロージャ部材38
は、図5〜6に示す如く、全体がU字形の構造をなし、
全体が平坦で、加熱パネル17のエッジ部分をしっかり
と包囲するように間隔が設けられた、向かい合った平行
な脚40、42を備えている。すなわち、クロージャ部
材38を、その表側脚42側に形成されたねじ孔52を
固定線Lに対応させて移動させると、その脚40、42
は、パネルの両側面14、16の上をスライドして、ア
センブル位置につくと、これらを包囲する。図5に示す
ように、脚40及び42のパネルへの移動を制限し、ク
ロージャ部材38の湾曲部分44とパネルエッジ18と
の間隔をあけた状態が保たれるようにする接合手段を設
けることが望ましい。接合手段は、脚40の横方向の内
側に延び、図5に示すようにエッジ18と係合するリブ
46の形をとることができる。さらに、脚40、42の
寸法及び形状は、わずかに圧入できるようなものにする
ことが望ましい。すなわち、脚40、42は、両面1
4、16と係合すると、わずかにはね返されて、互いに
離され、内側に曲がって、クロージャ部材38を図5・
6に示すアセンブル位置に摩擦で保持することができる
ようになっている。
【0030】クロージャ部材38が図例のように配置さ
れると、図1の給電線24のaの範囲で、リード線2
0、22、及び、コネクタ32、32のための筒状包囲
空間が形成される。図示のように、クロージャ部材38
の本体部(湾曲部分)44は、断面が部分的に円筒形で
あるが、本発明の範囲内において、他の構造とすること
も可能である。
【0031】電気的絶縁手段Iは、塑性状態を有してい
て、その塑性状態でクロージャ部材38に導入される
と、小さな絶縁給電線導体28、30、リード線20、
22、及び、コネクタ32、32のまわりを封じ込める
ようになっている、グラウト状材料の形をとる。グラウ
ト状材料が硬化すると、前述の構成要素は、所定位置に
永久固定されて、絶縁が施される結果となる。このグラ
ウト状材料としては、天井に比して高い防湿性(防水
性)が要求されるため、天井に使用するプラスターの代
わりに、スプレーSで施工できる一液型ウレタンを使用
することが望ましい。
【0032】クロージャ部材38を加熱パネル17に固
定するための取り付け手段としては、多種多様な他の手
段を用いることができるが、通常、ねじ手段を用いる。
ねじ50は、図1のクロージャ部材38の適合するねじ
孔52に挿入され、例示の加熱パネル17の石膏または
他の材料を貫いて延びている。加熱パネル17には、図
2・6に示すリード線20、22の間におけるネジ50
を挿入するのに安全な部位を指示する標識(固定線)L
を設けることが望ましい。
【0033】(2) そして本実施例では、抵抗加熱線12
とリード線20、22との接続部Cが、熱収縮性チュー
ブ60で被覆されているとともに、抵抗加熱線12がフ
ッ素樹脂70で被覆されている。(図7〜8参照) 上記接続部Cは、抵抗加熱線12及びリード線20(2
2)でクリンプ61でカシメ(squeezed) 接続されてい
る。熱収縮性チューブ60を被せるときは、接着剤及び
シールを兼ねるホットメルト型ライナー63を接続クリ
ンプ61に被せた後、収縮前の熱収縮性チューブ60を
該部位に配した後、熱を加えて熱収縮性チューブを収縮
させる。熱収縮性チューブ60としては、熱収縮性を持
たせるように延伸加工したポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル樹脂等のものを使用できる。この熱収縮性チューブ6
0で接続部が被覆されていることにより、該接続部の密
封性(水密性)が向上するため、防水性が増大し、且
つ、濡れたときのア−ク発生が防げる(安全性の向上に
寄与する)。
【0034】また、抵抗加熱線12が、ポリテトラフル
オロエチレン等の融点の高く耐薬品透過性に優れたフッ
素樹脂70で被覆されているため、抵抗加熱線12の過
酷な熱影響や化学腐食作用に対する耐性が向上する。
【0035】さらに、抵抗加熱線を815アロイ製とす
ることが望ましい。815アロイは、ニクロム線等に比
して、熱線膨張率が小さくて、熱サイクルに対するスト
レスが小さいため、抵抗加熱線12の耐久性が向上す
る。
【0036】また、加熱パネル17の層構造は、図5に
示す如く、電気抵抗加熱線12が高密度マステック(Hi
gh Density Mastic)層65に埋設され、少なくともその
一面(通常下面側)がプラスター(石膏ボード:Gypsum
Board)層67が一体形成されているものが耐荷重性等
の見地から望ましい。なお、表皮層69は、通常、印刷
性及び包装性等の見地から紙製である。
【0037】(3) 次に、上記構成の床暖房構造を施工す
る方法について説明をする。(図1・9参照) まず、建築物のコンクリート基礎部分Bの内側に厚さ
10cm程度の断熱材(グラスウール、発泡スチレン等)
19を全面貼り付ける。これは、輻射熱が建築物の外部
に漏れないためである。
【0038】次に、平らにならされた地面に、加熱パ
ネル17を、表皮層69を上として必要量敷きつめる。
ここで、必要量とは、予め、建築物の断熱性・気密性・
規模等によって計算されるものである。
【0039】敷き詰められた加熱パネル17を並列に
電気供給線に接続する。この接続方法は、前述の天井暖
房システムの場合と同様に行う。但し、接続部分のコネ
クター32に防水スプレーでコーティングしてからエン
ドキャップを装着する。ここで、床暖房の場合一度施工
したら、その後の電気供給配線の修理は実際上不可能で
あるため、電気供給配線(給電線24)を、図例の如
く、2本または3本としておくことが望ましい。どちら
かの給電線24が切れても、残りの回線で暖房が可能と
なるためである。
【0040】加熱パネル17を敷きつめた後、砂(あ
るいは砂を混ぜた土)を15〜50cm程度さらに敷きつ
めて砂層15を施工した(通常、ブルドーザでならす)
後、建築物のスラブ床11を施工する。また、この際、
防水処理して特殊ポリ塩化ビニルシートなどで、床面全
体を覆っておくことが望ましい。
【0041】サーモスタット用引き出し線25をスラ
ブ床に埋め込み、サーモスタットを壁部分に設置する。
これで、工事は完了であるが、必要により、高温防止装
置用引き出し線を、パネル面に接続し、同装置を壁部分
に設置してもよい。
【0042】(4) 次に、上記実施例の使用態様を説明す
る。
【0043】まず、冬期等の冷間期において、加熱パネ
ル17を通電状態とする。すると、加熱パネル17から
発生する放射熱は、加熱パネル17が地表面13に直接
または近くに位置しているため、砂充填層15が暖めら
れるとともに、該地表面下の地層も暖め、図例のような
逆ドーム状の蓄熱層29が形成される。この蓄熱層29
の境界部では、熱移動のない均衡状態である。
【0044】この蓄熱層29の形成は、夜間電力を利用
して行うことができ、エネルギーの効率的な利用が可能
となる。
【0045】そして、昼間の暖房の利用時には、該蓄熱
層29が放熱することにより、砂層15を介して、スラ
ブ床11を暖め、放射床暖房が可能となる。このため、
昼間は、蓄熱層29がない場合に比して、相対的に加熱
パネル17の通電時間を短くできる。
【0046】なお、図1における地下の温度分布表示
は、はサーモスタット温度を16℃に設定したときの、
ものである。
【0047】
【発明の作用・効果】 本発明の床暖房構造及びその施
工方法は、床面からの放射熱により部屋を暖める床暖房
構造であって、スラブ床地表面(グランド)との間
層が形成され、砂層に電気抵抗加熱パネルが、地表面
に直接または地表面の近くで埋設されて所定個数敷設さ
れ、さらに、電気抵抗加熱パネルと地表面との間に積極
的な断熱層を形成させないで、砂層及び地表面下の地層
に蓄熱層を形成可能としたことを特徴とする構成によ
り、下記のような作用・効果を奏する。
【0048】 冷寒期において、加熱パネルを通電状態
とする。すると、加熱パネルから発生する放射熱は、砂
充填層暖めとともに、該地表面下の地層も暖め、
地層に逆ドーム状の蓄熱層形成する。加熱パネルが地
表面に直接又は地表面の近くで砂層に埋設されて、か
つ、電気抵抗加熱パネルと地表面との間に積極的な断熱
層を形成させないで配置されているためである。
【0049】従って、主として余剰夜間電力を利用し
て、蓄熱型の床暖房を可能となる。よって、本発明は、
同じ暖房効果を得るために加熱パネルに対する昼間の通
電時間を相対的に短くでき、省エネルギー化に大きく寄
与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床暖房構造の一例を示すモデル図
【図2】本発明の実施例で使用する電気加熱パネルアセ
ンブリの平面図
【図3】図2で使用するコネクタのロック解除時の斜視
【図4】同じくロック時の斜視図
【図5】加熱パネルにクロージャ部材を取付けた状態を
示す部分切欠き斜視図
【図6】同じく部分平面図
【図7】抵抗加熱線とリードの接続部を示す側面図
【図8】図7の8−8線断面図
【図9】本発明の施工方法における給電線配線の一例を
示す平面図
【符号の説明】
10 加熱パネル 11 スラブ床 12 抵抗加熱線 13 地表面 15 砂層 17 加熱パネル 20、22 リード線 24 給電線 32 コネクタ 38 クロージャ部材 60 熱収縮性チューブ C 抵抗加熱線とリード線の接続部 I 電気的絶縁手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面からの放射熱により部屋を暖める床
    暖房構造であって、 スラブ床地表面(グランド)との間に砂層が形成さ
    れ、 該砂層に電気抵抗加熱パネルが、前記地表面に直接また
    前記地表面の近くで埋設されて所定個数敷設され、
    らに、前記電気抵抗加熱パネルと前記地表面との間に積
    極的な断熱層を形成させないで、前記砂層及び地表面下
    の地層に蓄熱層を形成可能としたことを特徴とする床暖
    房構造。
  2. 【請求項2】 前記地表面下の地層に形成される前記蓄
    熱層が逆ドーム状であることを特徴とする請求項1記載
    床暖房構造。
  3. 【請求項3】 請求項または2記載の床暖房構造を施
    工する方法であって、 家屋のスラブ床施工部位の地表面(グランド)を整地
    後、直接または薄い砂層を形成して、所定枚数の電気
    抵抗加熱パネルを敷設し、該電気抵抗加熱パネル上に砂
    層を施工し、該砂層上にスラブ床を施工することを特徴
    とする床暖房構造の施工方法。
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