JP3049529B2 - 時分割位相制御型調光器を備えた照明装置 - Google Patents
時分割位相制御型調光器を備えた照明装置Info
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- JP3049529B2 JP3049529B2 JP4340368A JP34036892A JP3049529B2 JP 3049529 B2 JP3049529 B2 JP 3049529B2 JP 4340368 A JP4340368 A JP 4340368A JP 34036892 A JP34036892 A JP 34036892A JP 3049529 B2 JP3049529 B2 JP 3049529B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、劇場や各種ホ−ルの演
出照明分野および建築照明の照明環境制御や演出照明分
野で使用される調光機能を備えた照明装置の改良に関す
るものである。
出照明分野および建築照明の照明環境制御や演出照明分
野で使用される調光機能を備えた照明装置の改良に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の照明装置は、照明負荷に
は１個の調光器を設けた構成とされており、照明負荷
２’にはＡＣ電源３’を接続し、調光器１’内のトライ
アック１１’などのパワ−制御素子を、ダイアック１３
２’，コンデンサ１３１’及びレベル設定ボリューム１
２’で構成したトリガ回路１３’によって位相制御する
ようになっており、雑防コンデンサ１４２’とチョーク
１４１’で構成された雑防用のフィルター部１４’を備
えている。
は１個の調光器を設けた構成とされており、照明負荷
２’にはＡＣ電源３’を接続し、調光器１’内のトライ
アック１１’などのパワ−制御素子を、ダイアック１３
２’，コンデンサ１３１’及びレベル設定ボリューム１
２’で構成したトリガ回路１３’によって位相制御する
ようになっており、雑防コンデンサ１４２’とチョーク
１４１’で構成された雑防用のフィルター部１４’を備
えている。
【０００３】図３に示す例では、ＡＣ電源の半サイクル
毎に、レベル設定用ボリュ−ム１２’とコンデンサ１３
１’により定まる回路時定数で規定される位相タイミン
グでダイアック１３２’がトライアック１１’をトリガ
することによって、照明負荷２’に供給される交流電力
を位相制御出来るようになっている。
毎に、レベル設定用ボリュ−ム１２’とコンデンサ１３
１’により定まる回路時定数で規定される位相タイミン
グでダイアック１３２’がトライアック１１’をトリガ
することによって、照明負荷２’に供給される交流電力
を位相制御出来るようになっている。
【０００４】ところが、このような構成のものでは、照
明負荷２’の容量が大きくなると、主回路を構成してい
るトライアック１１’とチョ−クコイル１４１’を電流
容量に応じて選定する必要があった。
明負荷２’の容量が大きくなると、主回路を構成してい
るトライアック１１’とチョ−クコイル１４１’を電流
容量に応じて選定する必要があった。
【０００５】しかし、トライアック１１’およびチョ−
クコイル１４１’は、いずれも電流容量が増えると、そ
の電力損失も大きくなって発熱量が増えるため、放熱フ
ィンの形状もそれに従って大きくする必要がある。その
ため、電流容量が大きくなると、大きい形状に製品化さ
れているのが現状である。
クコイル１４１’は、いずれも電流容量が増えると、そ
の電力損失も大きくなって発熱量が増えるため、放熱フ
ィンの形状もそれに従って大きくする必要がある。その
ため、電流容量が大きくなると、大きい形状に製品化さ
れているのが現状である。
【０００６】しかし、電流容量が小さいものは、できる
だけ小型形状の製品が望まれる。
だけ小型形状の製品が望まれる。
【０００７】すなわち、このような調光器を備えた従来
の照明装置は、容量別に主回路を構成する部品仕様や製
品形状の異なるものを設計し、製作しなければならない
という問題点があった。
の照明装置は、容量別に主回路を構成する部品仕様や製
品形状の異なるものを設計し、製作しなければならない
という問題点があった。
【０００８】また、市場においては、現場の負荷容量に
応じて異なる製品を選択し、手配しなければならず、納
期や在庫面での問題点も生じていた。
応じて異なる製品を選択し、手配しなければならず、納
期や在庫面での問題点も生じていた。
【０００９】
【発明の目的】本発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みて考案されたものであり、主回路を構成する部品仕
様の一本化を図り、調光器の製品形状を小容量モジュ−
ル化させて統一することが可能な照明装置を提供するこ
とにある。
鑑みて考案されたものであり、主回路を構成する部品仕
様の一本化を図り、調光器の製品形状を小容量モジュ−
ル化させて統一することが可能な照明装置を提供するこ
とにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されるもので、請求項１において提案
された本発明は、照明負荷に供給される交流電源の半サ
イクル毎に、調光器を順次サイクリックに駆動する時分
割切替制御部を設け、この時分割切替制御部と照明負荷
との間には、パワー制御素子とトリガ回路を含んで構成
され、予めモジュール化された調光器を、照明負荷の容
量に応じて、増減変更可能に並列に接続付加できるよう
になっている。
成するために提案されるもので、請求項１において提案
された本発明は、照明負荷に供給される交流電源の半サ
イクル毎に、調光器を順次サイクリックに駆動する時分
割切替制御部を設け、この時分割切替制御部と照明負荷
との間には、パワー制御素子とトリガ回路を含んで構成
され、予めモジュール化された調光器を、照明負荷の容
量に応じて、増減変更可能に並列に接続付加できるよう
になっている。
【００１１】本発明によれば、小容量の負荷の場合に
は、従来と同じように単一の調光器を接続付加すればよ
く、また、大容量の負荷の場合には、複数の調光器を接
続付加し、これらの調光器を、時分割切替制御部によっ
て順次、サイクリックに時分割駆動させて使用すればよ
い。
は、従来と同じように単一の調光器を接続付加すればよ
く、また、大容量の負荷の場合には、複数の調光器を接
続付加し、これらの調光器を、時分割切替制御部によっ
て順次、サイクリックに時分割駆動させて使用すればよ
い。
【００１２】
【実施例】以下に、添付図を参照して、本発明の一実施
例を説明する。
例を説明する。
【００１３】図１は、本発明において提案された照明装
置の要部構成を示している。
置の要部構成を示している。
【００１４】照明負荷２には、３つの調光器１（Ａ，
Ｂ，Ｃ）を介して、ＡＣ電源３が供給されるようになっ
ており、３つの調光器１（Ａ，Ｂ，Ｃ）は、照明負荷２
の容量に応じて、増減変更可能に並列に接続付加できる
ようになっている。また、各調光器１のトリガ回路１３
の外部端子１３３には、時分割切替制御部４の対応した
接続端子が接続されている。
Ｂ，Ｃ）を介して、ＡＣ電源３が供給されるようになっ
ており、３つの調光器１（Ａ，Ｂ，Ｃ）は、照明負荷２
の容量に応じて、増減変更可能に並列に接続付加できる
ようになっている。また、各調光器１のトリガ回路１３
の外部端子１３３には、時分割切替制御部４の対応した
接続端子が接続されている。
【００１５】この照明装置は、照明負荷２に対して、予
め３つの調光器１（Ａ，Ｂ，Ｃ）が設けられているの
で、照明負荷２の容量、すなわち、電流容量が小さいと
きには、時分割切替制御部４によって駆動させる調光器
１の数を少なく、照明負荷２の電流容量が大きいときに
は、時分割切替制御部４によって駆動させる調光器１の
数を増やす。
め３つの調光器１（Ａ，Ｂ，Ｃ）が設けられているの
で、照明負荷２の容量、すなわち、電流容量が小さいと
きには、時分割切替制御部４によって駆動させる調光器
１の数を少なく、照明負荷２の電流容量が大きいときに
は、時分割切替制御部４によって駆動させる調光器１の
数を増やす。
【００１６】各々の調光器１は、パワー制御素子として
トライアック１１を備え、雑防コンデンサ１４２、チョ
−クコイル１４１から成るフィルタ部１４と、調光レベ
ルを決定するトリガタイミングパルスを発生するレベル
設定ボリュ−ム１２、コンデンサ１３１およびダイアッ
ク１３２より成るトリガ回路１３を備えている。
トライアック１１を備え、雑防コンデンサ１４２、チョ
−クコイル１４１から成るフィルタ部１４と、調光レベ
ルを決定するトリガタイミングパルスを発生するレベル
設定ボリュ−ム１２、コンデンサ１３１およびダイアッ
ク１３２より成るトリガ回路１３を備えている。
【００１７】時分割切替制御部４は、各調光器１を時分
割に駆動するための複数のフォトＭＯＳスイッチ４１
と、その切替えを交流電源の半サイクル毎におこなうた
めのシフトレジスタ４２および電源同期回路４３から構
成されている。
割に駆動するための複数のフォトＭＯＳスイッチ４１
と、その切替えを交流電源の半サイクル毎におこなうた
めのシフトレジスタ４２および電源同期回路４３から構
成されている。
【００１８】次に、本発明照明装置の動作について説明
する。
する。
【００１９】本発明によれば、図２ａ），ｂ）に示すよ
うに照明負荷２に印加される交流電源の電圧波形の半サ
イクル毎に、３つの調光器Ａ、Ｂ、Ｃ内に設けたトライ
アック１１が時分割的に点弧されるように、時分割切替
制御部４のフォトＭＯＳ４１のＯＮ区間を切替えてい
る。図１では、電源同期回路４３によって、シフトレジ
スタ４２にシフトパルスを送出して、複数のフォトＭＯ
Ｓ４１を、交流電圧の半サイクル毎に択一的にＯＮさせ
て、調光器１（Ａ〜Ｃ）を駆動して、その調光器１（Ａ
〜Ｃ）内のトライアック１１を点弧させている。
うに照明負荷２に印加される交流電源の電圧波形の半サ
イクル毎に、３つの調光器Ａ、Ｂ、Ｃ内に設けたトライ
アック１１が時分割的に点弧されるように、時分割切替
制御部４のフォトＭＯＳ４１のＯＮ区間を切替えてい
る。図１では、電源同期回路４３によって、シフトレジ
スタ４２にシフトパルスを送出して、複数のフォトＭＯ
Ｓ４１を、交流電圧の半サイクル毎に択一的にＯＮさせ
て、調光器１（Ａ〜Ｃ）を駆動して、その調光器１（Ａ
〜Ｃ）内のトライアック１１を点弧させている。
【００２０】また、図１の例では、３つの調光器Ａ〜Ｃ
を時分割駆動しているので、一つのトライアックについ
て見れば、１つの調光器の場合に比べて１／３デュ−テ
ィの点孤動作となる。ただし、全負荷電流は半サイクル
ごとに各トライアックに流れるので、トライアックの定
格電流以下に設計する必要がある。
を時分割駆動しているので、一つのトライアックについ
て見れば、１つの調光器の場合に比べて１／３デュ−テ
ィの点孤動作となる。ただし、全負荷電流は半サイクル
ごとに各トライアックに流れるので、トライアックの定
格電流以下に設計する必要がある。
【００２１】このような本発明によれば、同一仕様のパ
ワー制御素子でまかなえる点や、デュ−ティ駆動によ
り、一つのパワー制御素子あたりの発熱量が抑制できる
利点がある。また、フォトＭＯＳの代わりにトライアッ
クを用いてもよい。
ワー制御素子でまかなえる点や、デュ−ティ駆動によ
り、一つのパワー制御素子あたりの発熱量が抑制できる
利点がある。また、フォトＭＯＳの代わりにトライアッ
クを用いてもよい。
【００２２】更に、調光器１を単独で使用するときは、
外部端子ａ、ｂを短絡するだけでよく、調光器としては
従来のものに比べて、特に大きな付属部分を構成上も必
要としない。
外部端子ａ、ｂを短絡するだけでよく、調光器としては
従来のものに比べて、特に大きな付属部分を構成上も必
要としない。
【００２３】時分割切替制御部４は、図例では、３つの
調光器に対応させて構成したもので、２または４以上の
調光器に対応して構成してもよい。シフトレジスタの設
定だけであり、特に問題はない。
調光器に対応させて構成したもので、２または４以上の
調光器に対応して構成してもよい。シフトレジスタの設
定だけであり、特に問題はない。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が奏さ
れる。 １、調光器を同一仕様にモジュール化できるので、調光
器の組み合せ数を適宜選択して並列接続するだけで、小
容量から大容量の負荷まで対応できる。 ２、品種が集約され、コスト低減や生産効率が向上がは
かれる。 ３、商品の調達の間違いなどが減り、現場対応や流通面
の問題が軽減される。
れる。 １、調光器を同一仕様にモジュール化できるので、調光
器の組み合せ数を適宜選択して並列接続するだけで、小
容量から大容量の負荷まで対応できる。 ２、品種が集約され、コスト低減や生産効率が向上がは
かれる。 ３、商品の調達の間違いなどが減り、現場対応や流通面
の問題が軽減される。
【図１】本発明の要部構成を示したブロック図である。
【図２】照明負荷の印加電圧と時分割切替制御部の動作
を示した図である。
を示した図である。
【図３】調光器を備えた従来の照明負荷のブロック図で
ある。
ある。
１・・・調光器 １１・・・トライアック ２・・・照明負荷 ３・・・交流電源 ４・・・時分割切替制御部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−73999（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−117300（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−148692（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−14589（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−41999（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−34800（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−33390（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭51−35791（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭50−22827（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H05B 37/00 - 39/10 H05B 41/38 - 41/42
Claims (1)
- 【請求項１】パワー制御素子をオン、オフさせて、照明
負荷に供給する交流電力を位相制御する照明装置におい
て、 照明負荷に供給される交流電源の半サイクル毎に、調光
器を順次サイクリックに駆動させる時分割切替制御部を
設け、この時分割切替制御部と照明負荷との間には、パ
ワー制御素子とトリガ回路を含んだ調光器を、照明負荷
の容量に応じて、増減変更可能に並列に接続付加できる
ようにしたことを特徴とする時分割位相制御型調光器を
備えた照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4340368A JP3049529B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 時分割位相制御型調光器を備えた照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4340368A JP3049529B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 時分割位相制御型調光器を備えた照明装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06188077A JPH06188077A (ja) | 1994-07-08 |
| JP3049529B2 true JP3049529B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=18336280
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4340368A Expired - Fee Related JP3049529B2 (ja) | 1992-12-21 | 1992-12-21 | 時分割位相制御型調光器を備えた照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3049529B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10315554B3 (de) * | 2003-04-05 | 2004-08-19 | Theben Ag | Dimmer Booster |
| JP4506480B2 (ja) * | 2005-01-19 | 2010-07-21 | エルイ−エル株式会社 | 調光装置 |
-
1992
- 1992-12-21 JP JP4340368A patent/JP3049529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06188077A (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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