JP3049252U - ペーハー中和装置 - Google Patents

ペーハー中和装置

Info

Publication number
JP3049252U
JP3049252U JP1997010554U JP1055497U JP3049252U JP 3049252 U JP3049252 U JP 3049252U JP 1997010554 U JP1997010554 U JP 1997010554U JP 1055497 U JP1055497 U JP 1055497U JP 3049252 U JP3049252 U JP 3049252U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical
mixer
tank
raw water
supply path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997010554U
Other languages
English (en)
Inventor
裕一 荻田
Original Assignee
株式会社桜川ポンプ製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社桜川ポンプ製作所 filed Critical 株式会社桜川ポンプ製作所
Priority to JP1997010554U priority Critical patent/JP3049252U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3049252U publication Critical patent/JP3049252U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築土木工事現場や生コンクリート工場等で
用いられてこれらから排出される強アルカリ排水等の原
水を硫酸や塩酸等の薬液に依り自動的に連続中和処理す
るペーハー(PH)中和装置に於て、装置全体及び設置
スペースを小さくする。 【解決手段】 供給路2、薬液貯溜槽3、薬液ポンプ
4、混合機5、放流記録槽6、ペーハー検出器7、放流
路8とで構成し、とりわけ供給路2からの原水Aと薬液
ポンプ4からの薬液Bとを強制的に混合させて中和させ
る混合機5を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば建築土木工事現場や生コンクリート工場等で用いられてこれ らから排出される強アルカリ排水等の原水を硫酸や塩酸等の薬液に依り自動的に 連続中和処理するペーハー(PH)中和装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のペーハー中和装置としては、例えば図5に示したものが知られ ている。 当該ペーハー中和装置50は、基本的には、原水Aが供給される供給路51と 、薬液Bが貯溜された薬液貯溜槽52と、薬液貯溜槽52の薬液Bを供給する薬 液ポンプ53と、供給路51からの原水Aと薬液ポンプ53からの薬液Bとが投 入されて中和される中和槽54と、中和槽54の原水Aと薬液Bとを攪拌させる 攪拌機55と、中和槽54からの中和水Cを貯溜する放流記録槽56と、中和槽 54と放流記録槽56との中和水Cのペーハーを検出するペーハー検出器57と 、放流記録槽56の中和水Cを放流させる放流路58とから構成されている。而 して、供給路51には、原水槽60に貯溜された原水Aが原水ポンプ61に依り 送給される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、比較的大きな中和槽に原水と薬液を投入して攪拌 機で攪拌する事に依りこれらを混合させて中和する様にしていたので、装置全体 及び設置スペースが大きくなっていた。 本考案は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その 課題とする処は、装置全体及び設置スペースを小さくする事ができるペーハー中 和装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本考案のペーハー中和装置は、基本的には、原水が供給される供給路と、薬液 が貯溜された薬液貯溜槽と、薬液貯溜槽の薬液を供給する薬液ポンプと、供給路 からの原水と薬液ポンプからの薬液とを強制的に混合させて中和させる混合機と 、混合機からの中和水を貯溜する放流記録槽と、放流記録槽に貯溜された中和水 のペーハーを検出するペーハー検出器と、放流記録槽の中和水を放流させる放流 路と、から構成した事に特徴が存する。
【0005】 原水は、供給路に依り混合機に供給される。薬液貯溜槽の薬液は、薬液ポンプ に依り混合機に供給される。混合機では、これらが強制的に混合されて中和され る。混合機で中和された中和水は、放流記録槽に貯溜されてぺーハー検出器に依 りペーハーが検出された後、放流路に依り放流される。 原水と薬液を混合機に依り強制的に混合する様にしたので、従来の様に、中和 槽と攪拌機を用いたものに比べて混合効率が高まると共に、設置スペースを小さ くできる。
【0006】 供給路の途中に薬液ポンプからの薬液が供給される様にするのが好ましい。こ の様にすれば、混合機に原水と薬液の入口を設ける必要がなく、混合機の構成を 簡略化できる。
【0007】 混合機は、複数の混合室が縦方向に中央部が連通して形成されたケーシングと 、これの縦方向の中心を貫いて回転可能に設けられた主軸と、これに軸方向に間 隔を置いてケーシングの各混合室内に位置すべく設けられた羽根と、主軸を回転 させる回転駆動機とを備えているのが好ましい。この様にすれば、所謂縦型であ るので、混合室及び羽根の数が多くても設置スペースが大きくならない。
【0008】 放流記録槽は、混合機からの中和水が導入される導入室と、これに下部同士が 連通されてペーハー検出器が設けられると共に放流路が接続された記録室とを備 えているのが好ましい。この様にすれば、混合機からの中和水を静水化できると 共に、均一なペーハーの検出を行なう事ができる。
【0009】 ペーハー検出器からのペーハーを連続記録できるペーハー指示調節記録計と、 これからの信号に基づいて薬液ポンプを比例制御するPID調節計とを備えてい るのが好ましい。この様にすれば、薬液ポンプをオン・オフ制御する場合に比べ て薬液の使用量を減少する事ができ、ランニングコストの低減を図る事ができる 。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を、図面に基づいて説明する。 図1は、本考案のペーハー中和装置を示すフロー図。図2は、ペーハー中和装 置の正面図。図3は、図2の平面図。図4は、図3の側面図である。
【0011】 ペーハー中和装置1は、供給路2、薬液貯溜槽3、薬液ポンプ4、混合機5、 放流記録槽6、ペーハー検出器7、放流路8とからその主要部が構成されている 。
【0012】 供給路2は、原水Aが供給されるもので、この例では、混合機5の入口に接続 される供給管にしてあり、これの上流側には逆止弁9と開閉弁10が設けられて いる。而して、供給路2には、原水槽60に貯溜された原水Aが原水ポンプ61 に依り送給される。原水槽60は、建築土木工事現場や生コンクリート工場等か ら排出される強アルカリ排水等の原水Aを貯溜するもので、原水Aのレベルを検 出するレベルスイッチ62が設けられている。原水ポンプ61は、水中ポンプに してあり、吐出管63が供給路2に接続される。
【0013】 薬液貯溜槽3は、薬液Bが貯溜されたもので、この例では、硫酸が貯溜されて いる。
【0014】 薬液ポンプ4は、薬液貯溜槽3の薬液Bを供給するもので、この例では、定量 ポンプにしてあり、吸込管11が薬液貯溜槽3に挿入されていると共に、吐出管 12が供給路2の途中つまり供給路2の開閉弁10と混合機5の入口との間にT 字管13に依り接続されている。
【0015】 混合機5は、供給路2からの原水Aと薬液ポンプ4からの薬液Bとを強制的に 混合させて中和させるもので、この例では、複数の混合室14が縦方向に中央部 が連通して形成されたケーシング15と、これの縦方向の中心を貫いて回転可能 に設けられた主軸16と、これの軸方向に間隔を置いてケーシング15の各混合 室14内に位置すべく設けられた羽根17と、主軸16を回転させる回転駆動機 (電動機)18とを備えている。
【0016】 放流記録槽6は、混合機5からの中和水Cを貯溜するもので、この例では、混 合機5からの中和水Cが導入される導入室19と、これに下部同士が連通されて ペーハー検出器7が設けられると共に放流路8が接続された記録室20とを備え ている。混合機5の出口と導入室19とは、排出管21に依り接続されている。
【0017】 ペーハー検出器7は、放流記録槽6に貯溜された中和水Cのペーハーを検出す るもので、この例では、放流記録槽6の記録室20に設けられている。
【0018】 放流路8は、放流記録槽6の中和水Cを放流させるもので、この例では、放流 記録槽6の記録室20に連通して設けられた放流管にしてあり、中和水Cが所定 レベル以上になれば放流するものにしてある。
【0019】 而して、ペーハー中和装置1は、制御盤22を備えている。制御盤22は、ペ ーハー検出器7からのペーハーを連続記録できるペーハー指示調節記録計23と 、これからの信号に基づいて薬液ポンプ4を比例制御するPID(Propor tional:比例,Integral:微分,Derivative:積分) 調節計24とを備えている。
【0020】 次に、この様な構成に基づいて、作用を述解する。 建築土木工事現場や生コンクリート工場等から排出される強アルカリ排水等の 原水Aは、原水槽61に貯溜された後、原水ポンプ61に依り吐出管63を介し て供給路2に送給される。供給路2に供給された原水Aは、逆止弁9、開閉弁1 0、T字管13を経て混合機5の入口に供給される。一方、薬液貯溜槽3に貯溜 された薬液Bは、薬液ポンプ4に依り吸込管11、吐出管12、T字管13を経 て供給路2の途中から混合機5の入口に供給される。混合機5では、回転駆動機 18に依り主軸16及び羽根17が回転され、入口から供給された原水Aと薬液 Bがケーシング15の各混合室14と回転される各羽根17とに依り順次強制的 に攪拌・混合されて中和される。混合機5で中和された中和水Cは、その出口か ら排出管21に依り放流記録槽6の導入室19に導入された後、記録室20に移 流されてぺーハー検出器7に依りペーハーが検出される。放流記録槽6の記録室 20に貯溜された中和水Cは、所定レベルに達すると、放流路8に依り放流され る。
【0021】 而して、ぺーハー検出器7からの信号は、制御盤22のペーハー指示調節記録 計23に送られて中和水Cのペーハーが連続的に表示されると共に、記録される 。そして、ペーハー指示調節記録計23からの信号がPID調節計24に送られ て薬液ポンプ4が連続的に比例制御され、薬液Bの供給量が加減されて中和水C が所定のペーハーに保たれる様に制御される。
【0022】 原水Aと薬液Bを混合機5に依り強制的に混合する様にしたので、従来の様に 、中和槽54と攪拌機55を用いたものに比べて混合効率が高まると共に、設置 スペースを小さくできる。
【0023】 尚、薬液Bは、先の例では、硫酸であったが、これに限らず、例えば塩酸等で も良い。 混合機5は、先の例では、主軸16が縦向きの所謂縦型であったが、これに限 らず、例えば主軸16が横向きの所謂横型でも良い。
【0024】
【考案の効果】
以上、既述した如く、本考案に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができ る。 (1) 供給路、薬液貯溜槽、薬液ポンプ、混合機、放流記録槽、ペーハー検出 器、放流路とで構成し、とりわけ供給路からの原水と薬液ポンプからの薬液とを 強制的に混合させて中和させる混合機を設けたので、装置全体及び設置スペース を小さくする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のペーハー中和装置を示すフロー図。
【図2】ペーハー中和装置の正面図。
【図3】図2の平面図。
【図4】図3の側面図。
【図5】従来のペーハー中和装置を示すフロー図。
【符号の説明】
1,50…ペーハー中和装置、2,51…供給路、3,
52…薬液貯溜槽、4,53…薬液ポンプ、5…混合
機、6,56…放流記録槽、7,57…ペーハー検出
器、8,58…放流路、9…逆止弁、10…開閉弁、1
1…吸込管、12…吐出管、13…T字管、14…混合
室、15…ケーシング、16…主軸、17…羽根、18
…回転駆動機、19…導入室、20…記録室、21…排
出管、22…制御盤、23…ペーハー指示調節記録計、
24…PID調節計、54…中和槽、55…攪拌機、6
0…原水ポンプ、61…原水槽、62…レベルスイッ
チ、63…吐出管、A…原水、B…薬液、C…中和水。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水が供給される供給路と、薬液が貯溜
    された薬液貯溜槽と、薬液貯溜槽の薬液を供給する薬液
    ポンプと、供給路からの原水と薬液ポンプからの薬液と
    を強制的に混合させて中和させる混合機と、混合機から
    の中和水を貯溜する放流記録槽と、放流記録槽に貯溜さ
    れた中和水のペーハーを検出するペーハー検出器と、放
    流記録槽の中和水を放流させる放流路と、から構成した
    事を特徴とするペーハー中和装置。
  2. 【請求項2】 供給路の途中に薬液ポンプからの薬液が
    供給される請求項1に記載のペーハー中和装置。
  3. 【請求項3】 混合機は、複数の混合室が縦方向に中央
    部が連通して形成されたケーシングと、これの縦方向の
    中心を貫いて回転可能に設けられた主軸と、これの軸方
    向に間隔を置いてケーシングの各混合室内に位置すべく
    設けられた羽根と、主軸を回転させる回転駆動機とを備
    えている請求項1又は2に記載のペーハー中和装置。
  4. 【請求項4】 放流記録槽は、混合機からの中和水が導
    入される導入室と、これに下部同士が連通されてペーハ
    ー検出器が設けられると共に放流路が接続された記録室
    とを備えている請求項1乃至3の何れかに記載のペーハ
    ー中和装置。
  5. 【請求項5】 ペーハー検出器からのペーハーを連続記
    録できるペーハー指示調節記録計と、これからの信号に
    基づいて薬液ポンプを比例制御するPID調節計とを備
    えている請求項1乃至4の何れかに記載のペーハー中和
    装置。
JP1997010554U 1997-11-28 1997-11-28 ペーハー中和装置 Expired - Lifetime JP3049252U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997010554U JP3049252U (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ペーハー中和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997010554U JP3049252U (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ペーハー中和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3049252U true JP3049252U (ja) 1998-06-09

Family

ID=43183502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997010554U Expired - Lifetime JP3049252U (ja) 1997-11-28 1997-11-28 ペーハー中和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3049252U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6531056B2 (en) Chlorination apparatus for controlling material dissolution rate
US4733972A (en) Floating mixer apparatus with foam dispersing spray
EP1358005B1 (en) Air diffuser and flushing method thereof
JPH07327547A (ja) 酸素混合水の供給方法及び装置
JP3049252U (ja) ペーハー中和装置
CA1063738A (en) Water purifying device without movable mechanical part in contact with the liquid to be treated
KR102257345B1 (ko) 관정 지하수 라돈 저감시스템
JPH06262053A (ja) 泡薬剤調合装置
EP0579581B1 (en) Electronic assembly for controllably delivering disinfectant liquids and the like in sanitary apparatus in general
US4828399A (en) Compost handling machine
US3807700A (en) Mixing apparatus for forming a slurry
CN115925180A (zh) 一种芬顿处理设备及处理方法
KR100468061B1 (ko) 간이 상수도에서의 약액 자동 투입장치 및 그의 제어방법
US5149196A (en) Compost handling machine
JPH0336570B2 (ja)
JP3982614B2 (ja) 糞尿処理装置
JPS592880Y2 (ja) 微生物反応装置
CN214182862U (zh) 一种搅拌静态混合过滤器
JPS5898187A (ja) 消泡装置を備える曝気槽の運転方法
JP3307575B2 (ja) 廃棄物発酵装置
JP2567709Y2 (ja) セメント混合攪拌装置
JPS6028890A (ja) 曝気装置の運転方法
JP2003136093A (ja) オキシデーションディッチ
JPH06320171A (ja) 排水の連続的中和処理方法及び装置
JPH03249995A (ja) 汚水処理装置