JP3048948U - 感震電源遮断装置 - Google Patents

感震電源遮断装置

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JP3048948U JP1997009827U JP982797U JP3048948U JP 3048948 U JP3048948 U JP 3048948U JP 1997009827 U JP1997009827 U JP 1997009827U JP 982797 U JP982797 U JP 982797U JP 3048948 U JP3048948 U JP 3048948U
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美智夫 金森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 震度5以上の地震が発生した場合、メインブ
レーカーを自動的に遮断し、漏電や配線のショート等に
よる火災を防止するための感震電源遮断装置を得る。 【解決手段】 震度5以上の地震で作動する感震器2
と、この感震器2が作動するとスイッチ接点25がオン
するリレー3とを有し、電源プラグ6の一方の極10と
他方の極11との間に上記感震器2とリレー3が直列に
接続され、電源プラグ6の他方の極11は、上記リレー
接点を介してアース7に接続可能であり、上記スイッチ
接点25と並列に、電源プラグ6の極性の確認とアース
回路の確認ができるネオンランプ8とが接続されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地震発生時の電気火災を未然に防ぐための感震電源遮断装置に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
先の阪神大震災では、電気火災が数多く発生し、地震の被害のみならず地震後 に発生する火災により数多くの被害者を出す結果となった。一般に、震度5以上 の地震では、冷蔵庫、電子レンジ、電気ストーブ等の電気器具の移動又は倒壊に より電気器具内の配線がショートし、あるいは建物の倒壊により建物内の配線が ショートし漏電が起こり、火災が発生する。一方、電力会社では、電気器具又は 配線のショート、漏電が原因の火災を防止するため、地震が発生した場合、供給 電源を落とすようにしている。しかし、大地震が発生した場合、避難が最優先さ れ、各家庭ではブレーカーを切ることなく避難することが多い。従って、各家庭 においてブレーカーが遮断されていないため、停電復旧後に供給電源が送電され た場合、電気器具又は配線のショート、漏電が原因で火災が発生するということ が問題となっていた。かかる問題を解決する技術として、実願平7−10881 に記載されているように、地震発生時に、自動的に漏電ブレーカーを作動させる ことにより電源を切断する装置が知られている。しかし、上記従来技術において は、震撼時限スイッチがストレートにアースに接続されているため、作動時に震 撼時限スイッチが接点不良を起こしやすく、信頼性が乏しいといった問題があっ た。また、実願平7−7041に記載されているように、地震発生時に、予想さ れる避難時間を経て予め設定された時間まで遅らせて、漏電ブレーカーを作動し て電源を遮断する装置が知られている。しかし、上記従来技術においては、回路 構成が複雑過ぎて、コストアップにつながるといった問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、以上のような背景のもとに考えられたもので、震度5以上の地震が 発生した場合、メインブレーカーを自動的に遮断し、漏電や配線のショート等に よる火災を防止するための感震電源遮断装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1記載の考案は、震度5以上の地震で作 動する感震器と、この感震器が作動するとスイッチ接点がオンするリレーとを有 し、AC電源プラグの一方の極と他方の極との間に上記感震器とリレーが直列に 接続され、AC電源プラグの他方の極は、上記スイッチ接点を介してアースに接 続可能であり、上記スイッチ接点と並列に、AC電源プラグの極性の確認とアー スの確認ができるネオンランプとが接続されていることを特徴とする。
【0005】 請求項2記載の考案は、震度5以上の地震で作動する感震器と、この感震器が 作動するとスイッチ接点がオンするリレーとを有し、AC電源プラグの一方の極 と他方の極との間に上記感震器とリレーが直列に接続され、上記リレーは2つの スイッチ接点を有し、AC電源プラグの一方の極は、上記リレーの一方のスイッ チ接点とダイオードを介してアースに接続可能であり、AC電源プラグの他方の 極は、上記リレーの他方のスイッチ接点とダイオードを介してアースに接続可能 であり、上記各スイッチ接点と並列に、AC電源プラグの極性の確認とアースの 確認ができるネオンランプがそれぞれ接続されていることを特徴とする。
【0006】 請求項3記載の考案は、請求項1又は2記載の感震電源遮断装置において、作 動テストを行うためのテストスイッチが前記感震器と並列に設けられていること を特徴とする。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本考案にかかる感震電源遮断装置の実施の形態につ いて説明する。 図1は感震電源遮断装置の内部構成の一例を示す配線図である。図1の回路構 成では、AC電源プラグ6は一般の家庭で用いられる家庭用AC電源コンセント 用のAC電源プラグを用いている。AC電源プラグ6の一方の極10と他方の極 11との間に感震器2とリレー3が直列に接続され、AC電源プラグの他方の極 11は、リレー3のスイッチ接点25を介し、ヒューズ5とコイル4とを直列に 介してアース端子に接続されている。このアース端子は、本実施の形態にかかる 感震電源遮断装置12の設置の際に、アース線7で接地される。上記感震器2と 並列にテスト用スイッチ9が接続されている。また、リレー3のスイッチ接点2 5と並列に、AC電源プラグの極性の確認とアースの確認ができるネオンランプ 8が接続されている。
【0008】 感震器2は、震度5以上の地震で作動する一般的に使用されている感震器であ る。皿上の円板にボール玉1が載置され、このボール玉1が震度5以上の地震に よる振動で左右に移動されると、接点がオンするようになっている。リレー3も 一般的に使用されているリレーであり、リレー内のコイルが励磁されるとスイッ チ接点25がオンするようになっている。ヒューズ5は、ある一定以上の電流が 流れた場合、電流を遮断し、回路を開放するためのものである。コイル4は、コ イルに電流が流れた場合に負荷として働き、電流を制限するためのものである。
【0009】 感震電源遮断装置12は、図2に示すように、装置本体カバー16の外側に設 けられた取付部13の取付穴14にビスを挿入し、壁面にビス付けして使用され る。AC電源プラグ6を家庭用のコンセントに差し込み、アース線7をアース端 子に接続することにより、感震電源遮断装置12は使用可能となる。
【0010】 なお、AC電源プラグ6を差し込む電源コンセントの一方は、外部で設置され ている。電源プラグ6をコンセントに差し込んだとき、極性が一致していると、 すなわち、図1の例ではプラグ6の一方の極10が外部での接地極と一致すると 、ネオンランプ8が点灯し、この光が装置本体外部からは表示ランプ17として 確認でき、感震電源遮断装置12が使用可能であることが確認できる。感震電源 遮断装置12の外部に設けられたテストボタン15は、スイッチ9と連結されて おり、このテストボタン15を押すとテスト用スイッチ9がオンされ、リレー3 が励磁されてその接点25がオンし、プラグ6の他方の極11がアース線7を介 して接地されるため、ショート電流が流れ、AC電源プラグ6を通じて分電盤内 の漏電ブレーカーが切れるようになっている。このように、テストボタン15は 回路の点検に用いられる。
【0011】 以下において、感震電源遮断装置12の一連の動作について説明する。震度5 以上の地震により感震器2内のボール玉1が左右に移動すると、感震器2の接点 がオンする。感震器2の接点がオンすると、リレー3内のコイルに電流が流れ、 以下、テスト用スイッチ9がオンしたときと同様に、リレースイッチ25がオン される。リレースイッチ25がオンされるとAC電源プラグ6の他方の極11か らアース線7を介してショート電流が流れ、分電盤内の漏電ブレーカーが切れる ようになっている。このように、震度5以上の地震により、感震電源遮断装置1 2の動作によって漏電ブレーカーが自動的に切られるため、その後の電力供給元 から電力が供給され続けても、あるいは一旦停電した後、電力の供給が再開され ても、漏電ブレーカーより先には電力が供給されず、仮に地震によって電気器具 や配線がショート、あるいは漏電する状況になっていたとしても、火災の発生を 未然に防止することができる。
【0012】 図3は、本考案にかかる感震電源遮断装置の別の実施の形態の内部構成を示す 配線図である。図1に示した実施の形態では、AC電源プラグの差し込み方向に は制限があり、ネオンランプ8によりAC電源プラグの差し込み方向を確認する ようにしていた。しかし、図3に示す実施の形態では、AC電源プラグの差し込 み方向の制限をなくすことができる。すなわち、AC電源プラグの差し込み向き は任意であり、AC電源コンセントに関し無極性としたものである。
【0013】 図3の回路構成では、図1に示す回路構成と同様に、電源プラグ6は一般の家 庭で用いられる家庭用AC電源コンセントのAC電源プラグを用いている。AC 電源プラグ6の一方の極10と他方の極11との間に感震器2と、2つのスイッ チ接点18、19を有するリレー3が直列に接続され、AC電源プラグの一方の 極10は、リレー3の一方のスイッチ接点18を介し、ショート防止用のダイオ ード17とヒューズとを直列に介してアース7で接地されている。AC電源プラ グの他方の極11は、リレー3の他方のスイッチ接点19を介し、ショート防止 用ダイオード20とヒューズ5とを直列に介してアース7で接地されている。ま た、リレー3のスイッチ接点18、19と並列に、AC電源プラグの極性の確認 とアースの確認ができるネオンランプ21、22が接続されている。
【0014】 図3に示す感震電源遮断回路の作動原理は、図1に示すものと同様であるが、 図3に示す回路においては、リレー3のスイッチ接点を2つ設け、AC電源プラ グの極性に応じて回路が作動するようにしたため、AC電源プラグの差し込み方 向の制限はなく、AC電源プラグは任意の向きで使用することができる。これを より具体的に説明すると、プラグ6の一方の極10が外部で接地されているとき は、ネオンランプ22が点灯し、リレーのスイッチ接点19がオンすることによ ってブレーカーが切れ、プラグ6の他方の極11が外部で接地されているときは 、ネオンランプ21が点灯し、リレーのスイッチ接点18がオンすることによっ てブレーカーが切れる。なお、ダイオード17、20を設けたのは、リレー接点 18、19がオンしたときプラグの両端がショートするのを防止するためである 。また、感震器2と直列に抵抗とダイオード24を接続しているが、これは任意 のものであり、必ずしも必要ではない。
【0015】 なお、上記感震器2、リレー3等はあくまでも例示であり、これらの形状に限 られたものではなく、適宜設計変更可能である。例えば感震器は、地震の加速度 を検出し、加速度が一定値以上になると制御信号を発するようなものであっても よい。
【0016】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、震度5以上の地震で作動する感震器と、この感 震器が作動するとスイッチ接点がオンするリレーとを有し、AC電源プラグの一 方の極と他方の極との間に上記感震器とリレーが直列に接続され、AC電源プラ グの他方の極は、上記スイッチ接点を介してアースに接続可能であり、上記スイ ッチ接点と並列に、AC電源プラグの極性の確認とアースの確認ができるネオン ランプとが接続されているため、簡単な構成ながら地震が発生すると接地電流が 流れて自動的にブレーカーが切れ、自動復帰も可能であり、しかも何度でも使用 できる感震電源遮断装置を得ることができる。
【0017】 請求項2記載の考案によれば、震度5以上の地震で作動する感震器と、この感 震器が作動するとスイッチ接点がオンするリレーとを有し、AC電源プラグの一 方の極と他方の極との間に上記感震器とリレーが直列に接続され、上記リレーは 2つのスイッチ接点を有し、AC電源プラグの一方の極は、上記リレーの一方の スイッチ接点とダイオードを介してアースに接続可能であり、AC電源プラグの 他方の極は、上記リレーの他方のスイッチ接点とダイオードを介してアースに接 続可能であり、上記各スイッチ接点と並列に、AC電源プラグの極性の確認とア ースの確認ができるネオンランプがそれぞれ接続されているため、AC電源プラ グの差し込み方向は任意であり、簡単な構成で地震発生時に自動的にブレーカー が切れ、自動復帰可能であり、しかも何度でも使用できる感震電源遮断装置を得 ることができる。
【0018】 請求項3記載の考案によれば、請求項1又は2記載の感震電源遮断装置におい て、作動テストを行うためのテストスイッチが前記感震器と並列に設けられてい るため、感震電源遮断装置の設置後に、回路の点検を随時行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる感震電源遮断装置の実施の形態
の内部構成を示す配線図である。
【図2】本考案にかかる感震電源遮断装置の実施の形態
を示す正面図である。
【図3】本考案にかかる感震電源遮断装置の別の実施の
形態の内部構成を示す配線図である。
【符号の説明】
2 感震器 3 リレー 4 コイル 5 ヒューズ 6 AC電源プラグ 7 アース 8 ネオンランプ 10 一方の極 11 他方の極 12 感震電源遮断装置 25 スイッチ接点

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 震度5以上の地震で作動する感震器と、
    この感震器が作動するとスイッチ接点がオンするリレー
    とを有し、AC電源プラグの一方の極と他方の極との間
    に上記感震器とリレーが直列に接続され、AC電源プラ
    グの他方の極は、上記スイッチ接点を介してアースに接
    続可能であり、上記スイッチ接点と並列に、AC電源プ
    ラグの極性の確認とアースの確認ができるネオンランプ
    とが接続されている感震電源遮断装置。
  2. 【請求項2】 震度5以上の地震で作動する感震器と、
    この感震器が作動するとスイッチ接点がオンするリレー
    とを有し、AC電源プラグの一方の極と他方の極との間
    に上記感震器とリレーが直列に接続され、上記リレーは
    2つのスイッチ接点を有し、AC電源プラグの一方の極
    は、上記リレーの一方のスイッチ接点とダイオードを介
    してアースに接続可能であり、AC電源プラグの他方の
    極は、上記リレーの他方のスイッチ接点とダイオードを
    介してアースに接続可能であり、上記各スイッチ接点と
    並列に、AC電源プラグの極性の確認とアースの確認が
    できるネオンランプがそれぞれ接続されている感震電源
    遮断装置。
  3. 【請求項3】 作動テストを行うためのテストスイッチ
    が前記感震器と並列に設けられている請求項1又は2記
    載の感震電源遮断装置。
JP1997009827U 1997-01-27 1997-11-07 感震電源遮断装置 Expired - Lifetime JP3048948U (ja)

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