JP3048674U - 飛出し浮き - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 浮きは魚が掛かれば海中に引き込まれるとい
う概念を打ち破り、浮きの中身を用途、または好みに応
じて簡単に取換えられることにより、釣りの喜びを多く
する。 【解決手段】 浮きを直接水面に出さない事によって波
の影響を最小限に抑え、判断をしやすくした。すなわ
ち、魚が釣れた状態において浮きは沈まず、反対に上に
飛び出して波があっても確認でき、判断が容易である。
この浮きはカートリッジ式に好みに応じ、取換えが簡単
にでき、しかも発光製のものまである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［発明の属する技術分野］ 本発明は、魚釣りの浮きに関し、従来の浮きのように魚が釣れた状態においては 浮きが沈むか倒れるものであった。また浮きが短い場合、波により浮きが見えな いのか魚が引いているのか判断しずらい難点があったが、この浮きは浮き本体は 波により見えにくい事は同じだが本体から浮きが飛び出してくるためにこの飛び 出しが魚の引きと言う事になる。内部の浮きの動きの誤動作を少なくすると言う 意味においても浮きが本体の中に納められていると言う事は有利である。また本 体の上部をキャップ式にして中の浮きを入れ替え出来るようにし夜釣りには発光 浮きと入れ替えることにより昼夜、使用が可能である。

【０００２】 ［従来の技術］ 過去において様々な形の浮きが売りに出されているが、私の知る限り、魚が釣れ た状態においては浮きが海中に沈むか海面に倒れるものであった。波がある場合 、波により浮きの動作が判断しずらく判断を誤る事もしばしばである。私の考案 するこの浮きにおいては浮きの本体の中に本当の浮きが納められており、このよ うに本体には波の影響があるが中の浮きは本体に守られる事で直接的にはあまり 影響がない。従来は波により浮きが浮き沈みして引きを判断するのが難しかった が、この浮きにおいては中の浮きが飛び出した分が引きの強さと言う事になる。 本体には地味な色付けにし中の浮きには横じまの蛍光塗料を使用するか夜には浮 きの上部だけに発光液を入れた浮きを使用する事で判断しやすく出来る。本体の 上部をキャップ式にし中の浮きを目的に応じて入れ替えが可能になっている。こ の事は、一つの浮きで中の浮きをカートリッジ式に詰め換えする事によって好み が変えられたり目的に応じて使い分けが出来るという事を意味する。

【０００３】 ［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、かかる技術的背景の下、前記従来技術のような欠点がなく、しかも浮 きが波に受ける事の影響が少ない為、判断を容易にするとともに用途に応じて中 の浮きが簡単に取換えが出来る。浮きは沈むものだという概念を打ち崩し、まだ まだ改良が出来る事を証明すると同時に釣り愛好家に夢を与えるものです。 本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書全体及び図面の 記載からもあきらかになるであろう。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 本発明は、浮きは沈むものだという概念を打ち破ると同時に波による判断の難し さを解消するために考案された浮きであり、浮きの本体の内部には一番底には浮 きを安定させるのと出来るだけ遠くに飛ばす事を意味し鉛の重りが納められてい る。重りのすぐ上には中の浮きを容易に動作させるための水の取り入り口が向か い合い２個ずつの計４個が設けられその上に浮きを安定して浮かせるために発砲 スチロール製の浮き輪が納まり海中における本来の重りを調整し浮き輪の上部を 水面にあわせる。本体が水面より出る部分には四面に、二面がお互い相対して穴 が開けられており、浮きの位置においてはこの穴は水の出入り口になったり特に 上部においては空気の出入り口となる。また上部には中の浮きが出入りする為の 適当な大きさの穴があいている。本体内部の浮きは普通の蛍光塗料が施されただ けの物と浮きの上部に蛍光液が納められた発光浮きがあっていずれも本体のキャ ップを開ける事によって取換えが自在である。浮きの動作を円滑にするための処 置として浮きの下部を少し大きく膨らませ底部に突起をもうけ摩擦をやわらげる 他、接触の際の水の抵抗を少なくする為に本体の内面に鉱物油を使用時に施す事 もありえる。使用目的に応じて使い分け出来る事を特徴とする飛出し浮きに係わ るものである。

【０００５】 ［発明の実施の形態］ 以下に、本発明の実施例を図面を参照しっつ説明する。 図１は、本発明の実施例を示す飛出し浮きの断面図と本体立面図、並びに浮き内 部の立面図である。

【０００６】 浮きに使用する材料のほとんどはプラスチック樹脂で作られており、本体には重 りをぶら下げるための金具と浮きを安定させ又、遠くに投げる為の鉛り、さらに は浮きを浮かせる為の発砲スチロール製の浮き輪が納まる他にカートリッジ式の 浮きとで構成される。

【０００７】 ［発明の効果］ 本発明によって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。 すなわち、本発明によれば、一つの浮きで中の浮きをカートリッジ式に取換える ことによって使用目的を変えられる事は言うまでもないが、発光浮きは浮きの上 部には薄幕で遮られた二つの部屋があり、それぞれには発光のためのＡ液、Ｂ液 が入っており１３液の中に混入された鉄片が浮きを強く振る事により薄幕を突き 破り発光する。従来の浮きは魚の引きによって浮きが海中に引きこまれるために 波がある場合には判断しずらかった。本発明は本体は波により浮き沈みするが本 体の浮き沈みとは関係なく中の浮きの出によって判断を下すため、わかりやすい 。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の実施例を示す飛出し浮きの断
面図と本体立面図、並びに浮き内部の立面図である。

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【手続補正書】

【提出日】平成９年５月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 従来の魚釣りの為の浮きに関するもの
   で、従来の浮きは魚が釣れた時に浮きが海面に沈むか倒
   れるものであったが、この浮きは従来の概念を打ち砕く
   ものである。すなわち魚が釣れた状態において浮きの本
   体に納められた中の浮きが本体が海中に引き込まれる事
   によって中の浮きが浮力によって押し上げられる本体よ
   り中の浮きが浮き出る事により魚が吊れた事が確認で
   き、従来の浮きのように本体が波で確認できなくてもこ
   の浮きは中から浮き出てくるので確認できる。出来るだ
   け遠くに投げるために浮きの中に重りが納められてい
   る。浮きを浮かせるために浮き輪が浮き本体の内部に納
   められている。底には重りをぶら下げるためのリングが
   設けられ重りの上部には浮き本体に水を導くための水入
   口があり、浮き輪の上部には多数の水抜き穴が施されて
   いる。これは中の浮きが浮力によって浮き沈みの際、水
   の出入り口になるとともに空気の出入り口にもなるとい
   う事です。内部の浮きの底には若干の突起ができてお
   り、これにより本体との摩擦を最小限におさえ動作を容
   易にする。時には浮き本体の内部に付着した水による動
   作の妨害を抑えるために内面に鉱物油を使用する事もあ
   る。浮き本体の上部には中の浮きがスムーズに動作でき
   るだけの穴が開けられている。中の浮きの中に間に薄い
   壁をもうけて中に発光のための化学液を納め使用時に壁
   を打ち破り発光させカートリッジ式の発光浮きとしても
   使用できる特徴を持つ飛出し浮きである。