JP3048267U - 靴 底 - Google Patents

靴 底

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JP3048267U
JP3048267U JP1997009906U JP990697U JP3048267U JP 3048267 U JP3048267 U JP 3048267U JP 1997009906 U JP1997009906 U JP 1997009906U JP 990697 U JP990697 U JP 990697U JP 3048267 U JP3048267 U JP 3048267U
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JP
Japan
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midsole
polymer elastomer
sole
shoe sole
synthetic resin
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Application number
JP1997009906U
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English (en)
Inventor
渡 相島
Original Assignee
月星化成株式会社
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発泡高分子エラストマー製靴底本体、或いは
充実高分子エラストマー製アウトソールと発泡高分子エ
ラストマー製ミッドソールを組合わせた靴底の衝撃吸収
性及び反発性を高め、靴底或いはテープ部のへたりや摩
耗を減じると共に、走行中の足の安定に寄与する靴底の
提供。 【構成】 発泡高分子エラストマー製ミッドソールの底
面の外周囲に立ち上がったテープ部を、融点が200℃
以上、繊維の伸びが縦、横共に35%以上である合成樹
脂製繊維である布帛によって包被し、該ミッドソールの
底面に充実高分子エラストマー製アウトソールを貼着し
た靴底。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軽くて、路面、床面からの衝撃を吸収緩和でき、走行の際の足を安 定させることに優れている靴底に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、スポーツ靴を始めとして、一般的な靴においてもジョギング中に足 が疲れず、又、膝等の痛みがなるべく生じないように軽くして、しかも路面、床 面等からの衝撃を吸収、緩和出来るような靴底が使用されている。靴底を軽くす るためにはゴム又はプラスチック等の発泡体を主体とした靴底、膝の関節等に痛 みがなるべく生じないようにするためには、ゴム又はプラスチック等の発泡体エ ラストマー製靴底本体、或いは充実体エラストマー製のアウトソールと発泡体エ ラストマーからなるミッドソールとを組み合わせ、なるべく厚くしたり、又は接 地面を広くしたりした靴底が使用されていた。
【0003】 又、走行の際に足が安定する様に、靴底の周囲からテープ部を立ち上げて一体 に成形する靴底等がある。靴底の外周囲からの立ち上がり部、即ちテープ部にフ ァッション性が要求されるために凸凹の意匠を施したり、転写による絵柄模様を いれたり、或いは、絵柄模様の布帛を貼ることがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記、従来の技術に記載した靴底は、着地から蹴り出し迄の一連の動作におい て、靴底接地面を一部分のみで集中的に路面や床面からの衝撃を吸収したり、反 発力を高めたりしていたが、必ずしも所望通りの効果が得られておらず、却って へたりや摩耗が早く進み、耐久性に欠けているのが実情であった。
【0005】 又、発泡高分子エラストマー製靴底本体、或いは、充実高分子エラストマー製 アウトソールと発泡高分子エラストマー製ミッドソールを組み合わせた靴底の、 ミッドソール底面の外周囲に立ち上がったテープ部等は、発泡しているために強 度的に弱く足の安定に寄与することが充分でない欠点がある。本考案の従来の技 術の靴底が有している課題を解決することを目的とするものである。 更に、テープに凸凹の意匠が施されている場合に、凹凸があると絵柄模様の転写 或いは絵柄模様の布帛を貼る際、凹凸があるために部分的に接着せず、浮き上が った状態となって、充分な接着が出来ない場合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発泡高分子エラストマーからなるミッドソールの底面及び側面を、融点200 ℃以上、繊維の伸びが縦、横方向共に35%以上である合成樹脂製繊維による布 帛によって包被し、充実高分子エラストマーからなるアウトソールを、該ミッド ソールに貼着した靴底を要旨とするものである。
【0007】
【作用】
発泡高分子エラストマーからなるミッドソールの底面及び側面を、融点が20 0℃以上、繊維の伸びが縦、横方向共に35%以上である合成樹脂製繊維による 布帛によって包被することによって、該ミッドソールは、側面が極めて強度が強 くなり、着地から蹴り出し迄の間の一連の動作における一部分に加わった路面や 床面からの衝撃は、衝撃を受けたその一部分から直ちに伝播して靴底全体に伝わ る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案につき図面に基づいて説明する。 本願考案の実施例としては、アウトソール(5)とミッドソール(3)からなる 靴底(1)を成形したものであるが、ミッドソール(3)の底面(4)の外周囲 から立ち上がったテープ部(2)を合成樹脂製繊維による布帛(9)でもって包 被したものである。 発泡高分子エラストマー及び充実高分子エラストマーとしては、天然ゴム、スチ レンブタジエン共重合ゴム、ポリイソブレンゴム等又はそれらのブレンド物等、 ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合体等、RBスポンジ等を用いる。
【0009】 先ず、充実高分子エラストマーで成形したアウトソール(5)としては、 ポリイソプレン 70 重量部 ポリブタジエン 30 〃 亜鉛華 5 〃 ステアリン酸 1 〃 硫 黄 2 〃 加硫促進剤DM 1.5〃 加硫促進剤TS 0.2〃 カーボンブラックHAF 60 〃 の配合による混練物を、金型によって加硫充実体とし、その厚み4mmの板状のア ウトソール(5)を成形する。
【0010】 次に、発泡高分子エラストマーでミッドソール(3)を成形、該ミッドソール (3)は、エチレン酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有率20%)の発泡倍率 130%)である。形状としては、ミッドソール(3)の底面(4)の外周囲に 立ち上がったテープ部(2)に合成樹脂製繊維による布帛(9)を圧着成形した ものであり、その成形について詳述する。
【0011】 発泡高分子エラストマーの板材による図2を準備する。さらに圧縮成形時に貼 着する為の貼着生地として、それに見合う形状に裁断した合成樹脂製繊維による 布帛(9)を準備する。本実施例においては、ポリエステル生地の破断時の伸び が縦136%、横139%のものを準備した(使用した生地は、商品名=デザー トクロス)。 準備した発泡高分子エラストマー製板材のサイド面、貼着する布帛(9)の裏面 のそれぞれに、CR接着剤を塗布する。接着剤を塗布済の発泡高分子エラストマ ー製板材のサイド面に、貼着する合成樹脂製繊維による布帛(9)を貼り合わせ て、図3に示す如く下金型(10)にセットし、150℃×10分間の加熱圧縮後、 17℃×10分の冷却を行う。冷却後脱型して図4の如き形状のミッドソール( 3)を得る。
【0012】 ミッドソール(3)のサイド面は、底面(4)の外周囲に立ち上がったテープ 部(2)であり、該部分には下金型(10)によって、凹凸の意匠(11)が施される。 加熱圧縮成形時に上記記載の条件を必要とする為に用いる生地は、融点が200 ℃以上の合成樹脂製繊維による生地が良く、今回使用した布帛(9)以外ではナ イロン6、ナイロン66等の生地が良い。これらの合成樹脂製繊維で織られた織 布、或いは不織布の伸びの特性は、破断時の伸びで縦、横共に35%以上である ことが必要である。
【0013】 上記記載のアウトソール(5)及びミッドソール(3)を貼り合わせて靴底( 1)を成形する(図1参照)。 以上が今回の靴底(1)成形であるが、発泡高分子エラストマー製の靴底(1 )の表面を合成樹脂製繊維による布帛で補強したものも成形しても良いし、充実 高分子エラストマー製の靴底(1)の表面を合成樹脂製繊維による布帛で補強し たものを成形しても良い。
【0014】 併せて、前記靴底(1)に比べて合成樹脂製繊維の布帛を用いて靴底(1)の 表面を補強しない靴底(1)を成形して、これを比較した。 両者によって得た靴を履いて、1回に約3時間、3カ月に亘ってジョギングを行 ったところ、前者による靴は走行時の安定感があり、軽快な走行が出来、ミッド ソールのテープ部の傷みも少なかったが、後者による靴は走行時の安定感に欠け テープ部の傷みも激しかった。
【0015】
【考案の効果】
本考案の発泡高分子エラストマー製のミッドソールの表面に、合成樹脂製繊維 による布帛で補強した靴底を靴に使用すると、靴底全体がゴムマリのような働き をし、クッション性が高まり、衝撃吸収が良く、反発力もまし、テープ部の耐久 性も向上し軽量化も出来る。テープ部の強度が極めて増し、走行中の安定感が向 上すると共に、着地から蹴り出し迄の間の一連の動作が非常にスムーズに行く。 テープ部に凹凸の意匠が設けられても、圧縮成形時に絵柄模様の布帛がテープ部 に充分に馴染み接着し、不良が生じないばかりか絵柄模様によるファッション性 にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の靴底の断面図。
【図2】成形前の発泡高分子エラストマー製の板材に合
成樹脂製繊維による布帛をセットした図。
【図3】金型にセツトしミッドソールを成形する図。
【図4】本考案の高分子エラストマー製のミッドソール
の表面を合成樹脂製繊維による布帛で補強した断面図。
【符号の説明】
1 靴底 2 テープ部 3 ミッドソール 4 底面 5 アウトソール 9 布帛 10 下金型 11 凹凸の意匠 12 板材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面(4)の外周囲から立ち上がったテ
    ープ部(2)を有する発泡高分子エラストマー製ミッド
    ソール(3)の少なくともテープ部(2)及び底面
    (4)が合成樹脂製繊維による布帛(9)によって包被
    されており、該ミッドソール(3)と充実高分子エラス
    トマー製アウトソール(5)とを組み合わせたことを特
    徴とする靴底(1)。
  2. 【請求項2】 融点が200℃以上、繊維の伸びが縦、
    横共に35%以上である合成樹脂製繊維による布帛
    (9)を用いたことを特徴とする請求項1記載の靴底
    (1)。
JP1997009906U 1997-10-21 1997-10-21 靴 底 Expired - Lifetime JP3048267U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017505217A (ja) * 2014-02-12 2017-02-16 ニュー バランス アスレティックス, インコーポレイテッドNew Balance Athletics, Inc. 履物用のソールならびにソールを設計し製造するシステムおよび方法
JP2017523928A (ja) * 2014-08-06 2017-08-24 ニュー バランス アスレティックス, インコーポレイテッドNew Balance Athletics, Inc. 履物に用いられる材料を形成するための射出成形方法及び前記方法により製造された材料

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