JP3048036B2 - シガレット品質の測定装置及び測定方法 - Google Patents
シガレット品質の測定装置及び測定方法Info
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- JP3048036B2 JP3048036B2 JP6306627A JP30662794A JP3048036B2 JP 3048036 B2 JP3048036 B2 JP 3048036B2 JP 6306627 A JP6306627 A JP 6306627A JP 30662794 A JP30662794 A JP 30662794A JP 3048036 B2 JP3048036 B2 JP 3048036B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シガレットの品質、つ
まり、シガレット先端における燃焼部の保持強度を測定
するシガレット品質の測定装置及び測定方法に関する。
まり、シガレット先端における燃焼部の保持強度を測定
するシガレット品質の測定装置及び測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】喫煙に伴って発生するシガレット先端の
灰を処理する際、喫煙者は、通常、そのシガレットの背
を指で軽く叩くか、または/および、その先端を灰皿に
当てるようにして、シガレットの先端の灰を灰皿に落と
すようにしている。しかしながら、シガレットの巻紙の
巻付けが弱いと、シガレットの灰を落とす際、灰だけで
なく燃焼部(以下、火種という)も一緒に脱落させてし
まう場合がある。
灰を処理する際、喫煙者は、通常、そのシガレットの背
を指で軽く叩くか、または/および、その先端を灰皿に
当てるようにして、シガレットの先端の灰を灰皿に落と
すようにしている。しかしながら、シガレットの巻紙の
巻付けが弱いと、シガレットの灰を落とす際、灰だけで
なく燃焼部(以下、火種という)も一緒に脱落させてし
まう場合がある。
【0003】そこで、実際の商品を出荷する前に、シガ
レットの火種の保持強度を測定し、その品質検査を行う
必要がある。
レットの火種の保持強度を測定し、その品質検査を行う
必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、前記火種の保持
強度を測定するにあたり、確立された測定装置及び測定
方法は無く、その測定装置及び測定方法の開発が望まれ
ている。本発明は、このような事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、実際の喫煙者の灰落
とし動作に即してシガレットの火種の保持強度を測定可
能なシガレット品質の測定装置及び測定方法を提供する
ことにある。
強度を測定するにあたり、確立された測定装置及び測定
方法は無く、その測定装置及び測定方法の開発が望まれ
ている。本発明は、このような事情に基づいてなされた
もので、その目的とするところは、実際の喫煙者の灰落
とし動作に即してシガレットの火種の保持強度を測定可
能なシガレット品質の測定装置及び測定方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、上下方向に回動可能にして
支持され、前端面にシガレットの吸口を装着させる装着
孔を有したシガレットホルダと、前記シガレットホルダ
内に前記装着孔と外部とを連通させる喫煙孔を有し、こ
の喫煙孔を通じて前記装着孔に装着されたシガレットを
喫煙する喫煙手段と、前記シガレットホルダを上下に繰
り返して回動させる回動手段と、前記シガレットホルダ
の前方に設けられ、前記喫煙されたシガレットホルダが
上下に回動されているとき、前記シガレットホルダに装
着された前記シガレットの所定の先端部を受け止める受
け部材とを具備したことを特徴とする。
ために、請求項1の発明は、上下方向に回動可能にして
支持され、前端面にシガレットの吸口を装着させる装着
孔を有したシガレットホルダと、前記シガレットホルダ
内に前記装着孔と外部とを連通させる喫煙孔を有し、こ
の喫煙孔を通じて前記装着孔に装着されたシガレットを
喫煙する喫煙手段と、前記シガレットホルダを上下に繰
り返して回動させる回動手段と、前記シガレットホルダ
の前方に設けられ、前記喫煙されたシガレットホルダが
上下に回動されているとき、前記シガレットホルダに装
着された前記シガレットの所定の先端部を受け止める受
け部材とを具備したことを特徴とする。
【0006】請求項2の発明は、前記シガレットホルダ
上面から前方に延び、前記装着されたシガレットをその
中央部において上方から支持する押え部材を備えたこと
を特徴とする。請求項3の発明は、前記回動手段は、前
記シガレットホルダの後方に設けられた垂直な回転円板
と、この回転円板の外周部から側方に突設された突起
と、前記シガレットホルダの後端面から後方に延び、前
記回転円板の回転に伴い、前記突起により周期的に押し
下げられた後開放されることで前記シガレットホルダを
上下に回動させるシャフトとを備えたことを特徴とす
る。
上面から前方に延び、前記装着されたシガレットをその
中央部において上方から支持する押え部材を備えたこと
を特徴とする。請求項3の発明は、前記回動手段は、前
記シガレットホルダの後方に設けられた垂直な回転円板
と、この回転円板の外周部から側方に突設された突起
と、前記シガレットホルダの後端面から後方に延び、前
記回転円板の回転に伴い、前記突起により周期的に押し
下げられた後開放されることで前記シガレットホルダを
上下に回動させるシャフトとを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項4の発明は、前記喫煙されたシガレ
ットからの燃焼部の脱落を検出するセンサを備えている
ことを特徴とする。請求項5の発明は、シガレットホル
ダにその吸口が装着され、先端から所定の長さだけ喫煙
されたシガレットを前記シガレットホルダとともに上下
方向に繰り返して回動させる回動工程と、前記回動工程
中、前記シガレットが下方に向けて回動するとき、前記
シガレットの先端部を受け部材に衝打させる衝打工程と
を具備したことを特徴とする。
ットからの燃焼部の脱落を検出するセンサを備えている
ことを特徴とする。請求項5の発明は、シガレットホル
ダにその吸口が装着され、先端から所定の長さだけ喫煙
されたシガレットを前記シガレットホルダとともに上下
方向に繰り返して回動させる回動工程と、前記回動工程
中、前記シガレットが下方に向けて回動するとき、前記
シガレットの先端部を受け部材に衝打させる衝打工程と
を具備したことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1のシガレット品質の測定装置によれ
ば、先ず、上下方向に回動可能にして支持されたシガレ
ットホルダの前端面に設けられた装着孔に、シガレット
の吸口を装着させる。そして、喫煙孔を通して喫煙手段
によりシガレットを喫煙した後、回動手段によってシガ
レットホルダを上下に繰り返して回動させると、このシ
ガレットホルダとともにシガレットも上下に繰り返し回
動する。その下方への回動時において、シガレットの所
定の先端部は、シガレットホルダの前方に設けられた受
け部材によって受け止められる。
ば、先ず、上下方向に回動可能にして支持されたシガレ
ットホルダの前端面に設けられた装着孔に、シガレット
の吸口を装着させる。そして、喫煙孔を通して喫煙手段
によりシガレットを喫煙した後、回動手段によってシガ
レットホルダを上下に繰り返して回動させると、このシ
ガレットホルダとともにシガレットも上下に繰り返し回
動する。その下方への回動時において、シガレットの所
定の先端部は、シガレットホルダの前方に設けられた受
け部材によって受け止められる。
【0009】請求項2のシガレット品質の測定装置によ
れば、シガレットホルダ上面から前方に延びた押え部材
により、シガレットはその中央部において上方から支持
される。これにより、通常の喫煙者が指でシガレットの
先端部を灰皿に軽く打ち衝けるときと同様の灰落とし動
作が再現されるとともに、シガレットの折れ曲がりが防
止される。
れば、シガレットホルダ上面から前方に延びた押え部材
により、シガレットはその中央部において上方から支持
される。これにより、通常の喫煙者が指でシガレットの
先端部を灰皿に軽く打ち衝けるときと同様の灰落とし動
作が再現されるとともに、シガレットの折れ曲がりが防
止される。
【0010】また、請求項3のシガレット品質の測定装
置によれば、シガレットホルダの後方に垂直に設けられ
た回転円板が回転すると、この回転円板の外周部から側
方に突設された突起が、シガレットホルダの後端面から
後方に延びたシャフトと当接し、このシャフトを押し下
げる。その後、押し下げられたシャフトは開放されるこ
とになり、この当接と開放との繰り返しにより周期的に
シガレットホルダが上下に回動させられる。
置によれば、シガレットホルダの後方に垂直に設けられ
た回転円板が回転すると、この回転円板の外周部から側
方に突設された突起が、シガレットホルダの後端面から
後方に延びたシャフトと当接し、このシャフトを押し下
げる。その後、押し下げられたシャフトは開放されるこ
とになり、この当接と開放との繰り返しにより周期的に
シガレットホルダが上下に回動させられる。
【0011】また、請求項4のシガレット品質の測定装
置によれば、喫煙されたシガレットからの燃焼部の脱落
の有無が、センサにより良好に検出される。また、請求
項5のシガレット品質の測定方法によれば、シガレット
ホルダにその吸口が装着され、先端から所定の長さだけ
喫煙されたシガレットは、回動工程においてシガレット
ホルダとともに上下方向に繰り返して回動させられる。
そして、回動工程中、シガレットが下方に向けて回動さ
せられると、衝打工程においてシガレットの先端部が受
け部材に衝打させられる。これにより、シガレットの先
端に振動が加わり、燃焼部の脱落が強要される。
置によれば、喫煙されたシガレットからの燃焼部の脱落
の有無が、センサにより良好に検出される。また、請求
項5のシガレット品質の測定方法によれば、シガレット
ホルダにその吸口が装着され、先端から所定の長さだけ
喫煙されたシガレットは、回動工程においてシガレット
ホルダとともに上下方向に繰り返して回動させられる。
そして、回動工程中、シガレットが下方に向けて回動さ
せられると、衝打工程においてシガレットの先端部が受
け部材に衝打させられる。これにより、シガレットの先
端に振動が加わり、燃焼部の脱落が強要される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は、本発明に係る手動火種保持強度測
定装置(手動式のシガレット品質の測定装置)を示す斜
視図であり、図2は図1中I−I線に沿う断面及び装置
の作動を示した図である。
て説明する。図1は、本発明に係る手動火種保持強度測
定装置(手動式のシガレット品質の測定装置)を示す斜
視図であり、図2は図1中I−I線に沿う断面及び装置
の作動を示した図である。
【0013】図1に示すように、基板1上には互いに平
行に支持壁2a,2bが立設されており、支持壁2a,
2b間には、アルミニウム、ポリカーボン等からなるシ
ガレットホルダ4が設けられている。このシガレットホ
ルダ4には回動軸5が貫通されており、この回動軸5の
両端は軸受6を介して支持壁2a,2bに回動自在に支
持されている。
行に支持壁2a,2bが立設されており、支持壁2a,
2b間には、アルミニウム、ポリカーボン等からなるシ
ガレットホルダ4が設けられている。このシガレットホ
ルダ4には回動軸5が貫通されており、この回動軸5の
両端は軸受6を介して支持壁2a,2bに回動自在に支
持されている。
【0014】シガレットホルダ4の前部にはシガレット
8を装着可能なシガレット装着孔10が設けられてお
り、このシガレット装着孔10にシガレット8のフィル
タ(吸口)8aを挿入できるようになっている。このシ
ガレット装着孔10の開口縁には、図2に示すように環
状のシール(交換が容易なラビリンシール等)11が取
付けられており、このシール11は、装着されたシガレ
ット8のフィルタ8aの外周と密着状態となり、シガレ
ット8の抜け止めをなすと同時に、フィルタ8aとシガ
レット装着孔10との間を気密に保持する。
8を装着可能なシガレット装着孔10が設けられてお
り、このシガレット装着孔10にシガレット8のフィル
タ(吸口)8aを挿入できるようになっている。このシ
ガレット装着孔10の開口縁には、図2に示すように環
状のシール(交換が容易なラビリンシール等)11が取
付けられており、このシール11は、装着されたシガレ
ット8のフィルタ8aの外周と密着状態となり、シガレ
ット8の抜け止めをなすと同時に、フィルタ8aとシガ
レット装着孔10との間を気密に保持する。
【0015】シガレットホルダ4の上面中央には、上述
したシガレット装着孔10に喫煙孔4a(図2参照)を
介して連通するニップル12が取付けられており、この
ニップル12にはフレキシブルな喫煙チューブ(ウレタ
ンチューブ等)14が接続されている。尚、喫煙チュー
ブ14の基端側部分は折れ曲がり難く形成されており、
これにより、喫煙チューブ14の先端側部分が撓んで
も、ニップル12の開口が閉塞されることはない。装着
したシガレット8に火を付け、喫煙者が喫煙チューブ1
4の端部から喫煙孔4a及びシガレット装着孔10を通
じて吸引することにより、そのシガレット8の喫煙が可
能となっている。
したシガレット装着孔10に喫煙孔4a(図2参照)を
介して連通するニップル12が取付けられており、この
ニップル12にはフレキシブルな喫煙チューブ(ウレタ
ンチューブ等)14が接続されている。尚、喫煙チュー
ブ14の基端側部分は折れ曲がり難く形成されており、
これにより、喫煙チューブ14の先端側部分が撓んで
も、ニップル12の開口が閉塞されることはない。装着
したシガレット8に火を付け、喫煙者が喫煙チューブ1
4の端部から喫煙孔4a及びシガレット装着孔10を通
じて吸引することにより、そのシガレット8の喫煙が可
能となっている。
【0016】シガレットホルダ4の上面前部には、装着
されたシガレット8に沿うようにして前方に延びる押え
板(押え部材)20がボルト26等の締結具によって取
付けられている。この押え板20は板ばね等からなり、
その先端下面には樹脂製のパッド22が取付けられてい
る。このパッド22は、装着されたシガレット8の略中
央部と軽く当接するようになっている。これらの押え板
20とパッド22とは、喫煙者の指(ひとさし指)に相
当するものであり、喫煙者が灰皿(図示せず)にシガレ
ットの灰を落とす際の実際のひとさし指の動作を再現す
ることができる。
されたシガレット8に沿うようにして前方に延びる押え
板(押え部材)20がボルト26等の締結具によって取
付けられている。この押え板20は板ばね等からなり、
その先端下面には樹脂製のパッド22が取付けられてい
る。このパッド22は、装着されたシガレット8の略中
央部と軽く当接するようになっている。これらの押え板
20とパッド22とは、喫煙者の指(ひとさし指)に相
当するものであり、喫煙者が灰皿(図示せず)にシガレ
ットの灰を落とす際の実際のひとさし指の動作を再現す
ることができる。
【0017】この押え板20の後部のボルト26のため
の押え板取付け孔24は、装着されたシガレット8に沿
う方向に長孔となっている。これにより、シガレット8
に当接するパッド22の位置を、シガレット8の長さに
応じて調節可能になっている。このパッド22の先端
は、図2に示すように、シガレットホルダ4の先端を基
準として、このシガレットホルダ4の先端から寸法xを
存して位置付けられており、この寸法xはシガレット8
の長さに応じて予め設定されている。例えば、一般的な
キングサイズ(84mm)のシガレット8であれば、寸
法xは42mm程度に、また、キングサイズよりも長い
スーパーキングサイズ(98mm)のシガレット8であ
れば、寸法xは56mm程度に設定される。
の押え板取付け孔24は、装着されたシガレット8に沿
う方向に長孔となっている。これにより、シガレット8
に当接するパッド22の位置を、シガレット8の長さに
応じて調節可能になっている。このパッド22の先端
は、図2に示すように、シガレットホルダ4の先端を基
準として、このシガレットホルダ4の先端から寸法xを
存して位置付けられており、この寸法xはシガレット8
の長さに応じて予め設定されている。例えば、一般的な
キングサイズ(84mm)のシガレット8であれば、寸
法xは42mm程度に、また、キングサイズよりも長い
スーパーキングサイズ(98mm)のシガレット8であ
れば、寸法xは56mm程度に設定される。
【0018】シガレットホルダ4の後面中央には、シャ
フト28が後方に延びており、このシャフト28は、例
えば、シガレットホルダ4に設けられたねじ孔4bと螺
合させた後ロックナット29を締めるようにしてシガレ
ットホルダ4に取付けられている。このシャフト28
は、後述する円板30に設けられたローラ(突起)34
の当接により押し下げられ、これにより、シガレットホ
ルダ4の前部を回動軸5を中心として上方に回動させ、
装着されたシガレット8を図2中の矢印Bのように振り
上げる働きをなす。このように、シャフト28はローラ
34が当接することから、その材料は硬度の高いものと
なっている。
フト28が後方に延びており、このシャフト28は、例
えば、シガレットホルダ4に設けられたねじ孔4bと螺
合させた後ロックナット29を締めるようにしてシガレ
ットホルダ4に取付けられている。このシャフト28
は、後述する円板30に設けられたローラ(突起)34
の当接により押し下げられ、これにより、シガレットホ
ルダ4の前部を回動軸5を中心として上方に回動させ、
装着されたシガレット8を図2中の矢印Bのように振り
上げる働きをなす。このように、シャフト28はローラ
34が当接することから、その材料は硬度の高いものと
なっている。
【0019】シガレットホルダ4より後方には、支持壁
2a,2b間に位置して、前述した円板30が設けられ
ている。この円板30の中心には回転軸32が貫通して
取付けられており、この回転軸32の両端は、軸受33
を介して支持壁2a,2bに回転可能に支持されてい
る。回転軸32の一方の端部は片方の支持壁2aから外
側に突出しており、その突出した端部には円板30を回
転させるためのハンドル40が設けられている。また、
この円板30は、支持壁2b側に寄って位置付けられて
おり、これにより、円板30と前述したシャフト28と
が互いに干渉しないようになっている。
2a,2b間に位置して、前述した円板30が設けられ
ている。この円板30の中心には回転軸32が貫通して
取付けられており、この回転軸32の両端は、軸受33
を介して支持壁2a,2bに回転可能に支持されてい
る。回転軸32の一方の端部は片方の支持壁2aから外
側に突出しており、その突出した端部には円板30を回
転させるためのハンドル40が設けられている。また、
この円板30は、支持壁2b側に寄って位置付けられて
おり、これにより、円板30と前述したシャフト28と
が互いに干渉しないようになっている。
【0020】支持壁2aと面する円板面31の外周部付
近には、前述したローラ(突起)34が立設されてい
る。このローラ34は、シャフト28を衝打するもので
あり、充分な取付け強度を持つようになっている。この
ローラ34は、そのローラ軸35に樹脂またはベアリン
グ等からなるカラー36が外嵌されている。このカラー
36は、ローラ軸35周りに回転自在となっており、後
述のようにシャフト28を衝打したときの摩擦抵抗を軽
減する働きをしている。
近には、前述したローラ(突起)34が立設されてい
る。このローラ34は、シャフト28を衝打するもので
あり、充分な取付け強度を持つようになっている。この
ローラ34は、そのローラ軸35に樹脂またはベアリン
グ等からなるカラー36が外嵌されている。このカラー
36は、ローラ軸35周りに回転自在となっており、後
述のようにシャフト28を衝打したときの摩擦抵抗を軽
減する働きをしている。
【0021】このローラ34は、円板30の中心からの
距離を変更できるようになっている。このローラ34の
位置変更は、例えば、図2中符号38、39で示すよう
に、円板30の側面に中心からの距離が異なる幾つかの
孔を開け、そのいずれかの孔に着脱可能なローラ34を
差し込むことで行われ、これをロックナット(図示せ
ず)で締めることによってその位置が固定される。
距離を変更できるようになっている。このローラ34の
位置変更は、例えば、図2中符号38、39で示すよう
に、円板30の側面に中心からの距離が異なる幾つかの
孔を開け、そのいずれかの孔に着脱可能なローラ34を
差し込むことで行われ、これをロックナット(図示せ
ず)で締めることによってその位置が固定される。
【0022】また、図5は円板30の部分のみを抜き出
して示した図であるが、同図に示すように、例えば、円
板30の側面上にスライドユニット110を設け、ロー
ラ34の位置を無段階に調節することも可能である。こ
のスライドユニット110は、円板30上に設置された
ガイド114と、このガイド114に沿って摺動し、ロ
ーラ34が突設されたスライダ112とからなってお
り、スライダ112の位置、つまりローラ34の位置
は、スライダ112の後端部から延びるボールねじ11
6が一対のロックナット118、120によってガイド
114に締め付けられて固定される。従って、ボールね
じ116と一対のロックナット118、120との相対
位置を変えることにより、ローラ34の位置を半径方向
で任意に設定できる。
して示した図であるが、同図に示すように、例えば、円
板30の側面上にスライドユニット110を設け、ロー
ラ34の位置を無段階に調節することも可能である。こ
のスライドユニット110は、円板30上に設置された
ガイド114と、このガイド114に沿って摺動し、ロ
ーラ34が突設されたスライダ112とからなってお
り、スライダ112の位置、つまりローラ34の位置
は、スライダ112の後端部から延びるボールねじ11
6が一対のロックナット118、120によってガイド
114に締め付けられて固定される。従って、ボールね
じ116と一対のロックナット118、120との相対
位置を変えることにより、ローラ34の位置を半径方向
で任意に設定できる。
【0023】このようにして、ローラ34の位置を変更
すると、前述したシャフト28の端部からローラ34の
当接位置までの距離が変化することとなり、後述するシ
ガレット8の振上げ角度θを任意に変化させることがで
きる。図1中の符号60はシガレットホルダ4のストッ
パであり、シガレットホルダ4の下面前部と当接するよ
うになっている。このストッパ60は、図2に示すよう
に、ストッパ軸61にラバー等の衝撃吸収材からなるカ
ラー63が外嵌されて構成されている。ストッパ軸61
の端部は、支持壁2a,2bに穿設された一対のストッ
パ支持孔62,62に嵌入されており、これにより、ス
トッパ60は支持壁2a,2bに支持されている。そし
て、このストッパ60によって、シガレットホルダ4は
その回動軸5周りの回動範囲が規制されるようになって
いる。
すると、前述したシャフト28の端部からローラ34の
当接位置までの距離が変化することとなり、後述するシ
ガレット8の振上げ角度θを任意に変化させることがで
きる。図1中の符号60はシガレットホルダ4のストッ
パであり、シガレットホルダ4の下面前部と当接するよ
うになっている。このストッパ60は、図2に示すよう
に、ストッパ軸61にラバー等の衝撃吸収材からなるカ
ラー63が外嵌されて構成されている。ストッパ軸61
の端部は、支持壁2a,2bに穿設された一対のストッ
パ支持孔62,62に嵌入されており、これにより、ス
トッパ60は支持壁2a,2bに支持されている。そし
て、このストッパ60によって、シガレットホルダ4は
その回動軸5周りの回動範囲が規制されるようになって
いる。
【0024】カラー63は、その厚さを変えることで、
図2に示すシガレットホルダ4の回動軸5周りの俯角θ
d を変化させることができる。従って、その俯角θd と
して所定の俯角θd1(例えば、5°)、θd2(例えば、
10°)、θd3(例えば、15°)の三種類を用いたい
場合には、予め上記所定の俯角θd1,θd2,θd3が得ら
れるようにしてその厚さが設定されたカラー63をそれ
ぞれ準備しておき、これらを適宜交換するようにすれば
よい。このように俯角θd を変化させることによって、
図2に二点鎖線で示す位置から一点鎖線で示す位置まで
のシガレット8の最大振り上げ角度θmax の範囲を調整
することができる。従って、後述する振り上げ角度θを
大きくしたい場合には、俯角θd の最も大きいθd3(1
5°)に対応するカラー63を使用し、それほど振り上
げ角度θを大きくする必要のない場合には、θd1(5
°)に対応するカラー63を使用すればよい。
図2に示すシガレットホルダ4の回動軸5周りの俯角θ
d を変化させることができる。従って、その俯角θd と
して所定の俯角θd1(例えば、5°)、θd2(例えば、
10°)、θd3(例えば、15°)の三種類を用いたい
場合には、予め上記所定の俯角θd1,θd2,θd3が得ら
れるようにしてその厚さが設定されたカラー63をそれ
ぞれ準備しておき、これらを適宜交換するようにすれば
よい。このように俯角θd を変化させることによって、
図2に二点鎖線で示す位置から一点鎖線で示す位置まで
のシガレット8の最大振り上げ角度θmax の範囲を調整
することができる。従って、後述する振り上げ角度θを
大きくしたい場合には、俯角θd の最も大きいθd3(1
5°)に対応するカラー63を使用し、それほど振り上
げ角度θを大きくする必要のない場合には、θd1(5
°)に対応するカラー63を使用すればよい。
【0025】尚、俯角θd の切換えは、上記カラー63
の厚さ変更に限られず、例えば、それぞれ俯角θd1,θ
d2,θd3に対応するように、ストッパ軸61の取付けレ
ベル、つまり基板1からの高さを調整するようにしても
よい。基板1上には、シガレットホルダ4の前方に位置
してT字型の支持棒(受け部材)50が立設されてい
る。この支持棒50は、シガレット装着孔10に装着さ
れたシガレット8の先端部と当接可能であり、その下端
部は、基板1の支持棒貫通孔52を貫通して取付けられ
ている。より詳しくは、この支持棒50の下端部には雄
ねじが形成されており、この雄ねじには、基板1を挟む
ようにして二個のナット54,56が螺合し、基板1を
上下方向から締めつけるようになっている。これによっ
て、支持棒50は基板1上に垂直にして固定されてい
る。
の厚さ変更に限られず、例えば、それぞれ俯角θd1,θ
d2,θd3に対応するように、ストッパ軸61の取付けレ
ベル、つまり基板1からの高さを調整するようにしても
よい。基板1上には、シガレットホルダ4の前方に位置
してT字型の支持棒(受け部材)50が立設されてい
る。この支持棒50は、シガレット装着孔10に装着さ
れたシガレット8の先端部と当接可能であり、その下端
部は、基板1の支持棒貫通孔52を貫通して取付けられ
ている。より詳しくは、この支持棒50の下端部には雄
ねじが形成されており、この雄ねじには、基板1を挟む
ようにして二個のナット54,56が螺合し、基板1を
上下方向から締めつけるようになっている。これによっ
て、支持棒50は基板1上に垂直にして固定されてい
る。
【0026】このように、支持棒50は二個のナット5
4,56の挟み込みによって基板1に取付けられるよう
な構成になっていることから、雄ねじが形成されている
範囲では、ナット54,56の螺合位置を変えることに
より、基板1上の支持棒50の高さを調節することが可
能になっている。この雄ねじが形成されている範囲、す
なわち支持棒50の高さ調節範囲は、例えば、図2に示
すように、その最上限が、実線で示すように装着された
シガレット8が支持棒50に当接したとき、つまり、こ
のシガレット8を水平にする位置であり、最下限が、一
点鎖線で示すようなストッパ60の上端面から所定寸法
y(例えば、20mm)だけ下がった位置である。
4,56の挟み込みによって基板1に取付けられるよう
な構成になっていることから、雄ねじが形成されている
範囲では、ナット54,56の螺合位置を変えることに
より、基板1上の支持棒50の高さを調節することが可
能になっている。この雄ねじが形成されている範囲、す
なわち支持棒50の高さ調節範囲は、例えば、図2に示
すように、その最上限が、実線で示すように装着された
シガレット8が支持棒50に当接したとき、つまり、こ
のシガレット8を水平にする位置であり、最下限が、一
点鎖線で示すようなストッパ60の上端面から所定寸法
y(例えば、20mm)だけ下がった位置である。
【0027】さらに、基板1の支持棒貫通孔52が装着
されたシガレット8に沿う方向で長孔となっていること
から、支持棒50を前後方向に移動させることもでき
る。従って、シガレットホルダ4の先端を基準として寸
法zの位置にある支持棒50を、シガレット8の長さに
応じて適切に移動させることが可能になっており、これ
により、支持棒50はシガレット8の所望位置の先端部
を受け止めることができる。この寸法zは、シガレット
8の長さ毎に予め設定されており、例えば、キングサイ
ズ(84mm)のシガレット8であれば、寸法zは47
mm程度であり、スーパーキングサイズ(98mm)の
シガレット8であれば、寸法zは61mm程度である。
されたシガレット8に沿う方向で長孔となっていること
から、支持棒50を前後方向に移動させることもでき
る。従って、シガレットホルダ4の先端を基準として寸
法zの位置にある支持棒50を、シガレット8の長さに
応じて適切に移動させることが可能になっており、これ
により、支持棒50はシガレット8の所望位置の先端部
を受け止めることができる。この寸法zは、シガレット
8の長さ毎に予め設定されており、例えば、キングサイ
ズ(84mm)のシガレット8であれば、寸法zは47
mm程度であり、スーパーキングサイズ(98mm)の
シガレット8であれば、寸法zは61mm程度である。
【0028】ところで、シガレットホルダ4は、その前
部が後部よりも重く設定されており、回動軸5周りのモ
ーメントは回動軸5よりシガレットホルダ4の前側部分
において大きくなっている。従って、シガレットホルダ
4は、回動軸5周りにストッパ60に向けて前傾するよ
うになっており、シガレット8が装着されていない場合
には、そのシガレットホルダ4の前部はストッパ60と
当接し、シガレット8がシガレット装着孔10に装着さ
れている場合には、シガレット8の所定の先端部が支持
棒50と当接することになる。
部が後部よりも重く設定されており、回動軸5周りのモ
ーメントは回動軸5よりシガレットホルダ4の前側部分
において大きくなっている。従って、シガレットホルダ
4は、回動軸5周りにストッパ60に向けて前傾するよ
うになっており、シガレット8が装着されていない場合
には、そのシガレットホルダ4の前部はストッパ60と
当接し、シガレット8がシガレット装着孔10に装着さ
れている場合には、シガレット8の所定の先端部が支持
棒50と当接することになる。
【0029】基板1の下面には、その四隅に脚1aが取
付けられており、この脚1aはラバー等の衝撃吸収材か
らなり、後述するようにして支持棒50にシガレット8
を衝打させたときに発生する振動や外部からの振動を吸
収し、シガレット8の先端が不用意に振動することを防
止している。以上のように構成された手動火種保持強度
測定装置を操作して実施されるシガレット8の火種保持
強度測定方法(シガレット品質の測定方法)について図
2を参照しながら説明する。
付けられており、この脚1aはラバー等の衝撃吸収材か
らなり、後述するようにして支持棒50にシガレット8
を衝打させたときに発生する振動や外部からの振動を吸
収し、シガレット8の先端が不用意に振動することを防
止している。以上のように構成された手動火種保持強度
測定装置を操作して実施されるシガレット8の火種保持
強度測定方法(シガレット品質の測定方法)について図
2を参照しながら説明する。
【0030】先ず、シガレット8のフィルタ8aをシガ
レットホルダ4のシガレット装着孔10に挿入し、シガ
レット8の所定の先端部を支持棒50に支持された状態
にする。そして、シガレット8の先端に着火後、喫煙チ
ューブ14の端を吸引して、所定のパターン(例えば、
自然燃焼58秒と吸引2秒の周期)でシガレット8の喫
煙を行う。
レットホルダ4のシガレット装着孔10に挿入し、シガ
レット8の所定の先端部を支持棒50に支持された状態
にする。そして、シガレット8の先端に着火後、喫煙チ
ューブ14の端を吸引して、所定のパターン(例えば、
自然燃焼58秒と吸引2秒の周期)でシガレット8の喫
煙を行う。
【0031】喫煙によりシガレット8の燃焼が進行し、
火種9がシガレット8の先端から所定距離s(例えば、
約20mm)だけ進んだら、喫煙を止め、ハンドル40
を回して円板30を図2中矢印Aで示す方向に回転さ
せ、ローラ34をシャフト28に衝打させる。これによ
り、シャフト28はローラ34に押されて下方向に移動
することになり、シガレット8を装着したシガレットホ
ルダ4は回動軸5周りに回動し、シガレット8の先端は
矢印Bのように振り上げられることになる。
火種9がシガレット8の先端から所定距離s(例えば、
約20mm)だけ進んだら、喫煙を止め、ハンドル40
を回して円板30を図2中矢印Aで示す方向に回転さ
せ、ローラ34をシャフト28に衝打させる。これによ
り、シャフト28はローラ34に押されて下方向に移動
することになり、シガレット8を装着したシガレットホ
ルダ4は回動軸5周りに回動し、シガレット8の先端は
矢印Bのように振り上げられることになる。
【0032】ハンドル40を回して円板30を回転させ
ていくと、ローラ34はシャフト28の端部に達する。
このとき、装着されたシガレット8は、振上げ角度θだ
け振り上げられ、図2中一点鎖線で示す位置に達するこ
とになる。この振上げ角度θは、前述したように、俯角
θd の切換え、ローラ34の位置調節及び支持棒50の
高さ調節によって任意に変えることができるものであ
り、その設定範囲は、例えば6°≦θ≦40°である。
尚、この振上げ角度θは、シャフト28の長さを変える
ことによっても調節可能である。
ていくと、ローラ34はシャフト28の端部に達する。
このとき、装着されたシガレット8は、振上げ角度θだ
け振り上げられ、図2中一点鎖線で示す位置に達するこ
とになる。この振上げ角度θは、前述したように、俯角
θd の切換え、ローラ34の位置調節及び支持棒50の
高さ調節によって任意に変えることができるものであ
り、その設定範囲は、例えば6°≦θ≦40°である。
尚、この振上げ角度θは、シャフト28の長さを変える
ことによっても調節可能である。
【0033】さらに円板30を回転させると、シャフト
28の端部に達したローラ34はシャフト28から外れ
ることになる。シャフト28からローラ34が外れる
と、シガレットホルダ4は、その前部が重く設定されて
いることから、矢印B’のように、シガレット8ととも
に実線で示すもとの位置に自然復帰することになる。そ
して、この自然復帰するときに、シガレット8の所定の
先端部が支持棒50に衝打させられることになり、シガ
レット8の先端にその衝撃振動が伝わる。このようにし
て、喫煙者が灰皿にシガレット8を打ち衝けたときと同
様の灰落とし動作が再現されることになる。尚、この衝
打力を決定するシガレットホルダ4の前部の重さは、通
常の喫煙者の衝打力に等しくなるようにして設定されて
いる。この衝打は、周期T(例えば、0.5秒≦T≦3
秒の範囲で設定)で所定回数繰り返し実施される。
28の端部に達したローラ34はシャフト28から外れ
ることになる。シャフト28からローラ34が外れる
と、シガレットホルダ4は、その前部が重く設定されて
いることから、矢印B’のように、シガレット8ととも
に実線で示すもとの位置に自然復帰することになる。そ
して、この自然復帰するときに、シガレット8の所定の
先端部が支持棒50に衝打させられることになり、シガ
レット8の先端にその衝撃振動が伝わる。このようにし
て、喫煙者が灰皿にシガレット8を打ち衝けたときと同
様の灰落とし動作が再現されることになる。尚、この衝
打力を決定するシガレットホルダ4の前部の重さは、通
常の喫煙者の衝打力に等しくなるようにして設定されて
いる。この衝打は、周期T(例えば、0.5秒≦T≦3
秒の範囲で設定)で所定回数繰り返し実施される。
【0034】この測定は、例えば、上記振上げ角度θ
(6°≦θ≦40°)及び周期T(0.5秒≦T≦3
秒)の範囲内で、シガレット8の種類毎に、標準的な振
上げ標準角度θm 、標準周期Tm を予め設定しておき、
その振上げ標準角度θm 、標準周期Tm のもとに所定本
数のシガレット8について実施するようにする。そし
て、このときに火種9の脱落したシガレット8の本数を
数え、これに基づいてシガレット8の品質を評価する。
この振上げ標準角度θm 、標準周期Tm のもとで、火種
9の脱落した本数が多い場合には、例えばシガレット8
の巻紙の巻付けが弱く、シガレット品質は良くないと判
定でき、この場合には、その評価を製造工程にフィード
バックし、火種9の保持強度が大となるようにシガレッ
ト8の巻紙の巻付け強度を増加する。
(6°≦θ≦40°)及び周期T(0.5秒≦T≦3
秒)の範囲内で、シガレット8の種類毎に、標準的な振
上げ標準角度θm 、標準周期Tm を予め設定しておき、
その振上げ標準角度θm 、標準周期Tm のもとに所定本
数のシガレット8について実施するようにする。そし
て、このときに火種9の脱落したシガレット8の本数を
数え、これに基づいてシガレット8の品質を評価する。
この振上げ標準角度θm 、標準周期Tm のもとで、火種
9の脱落した本数が多い場合には、例えばシガレット8
の巻紙の巻付けが弱く、シガレット品質は良くないと判
定でき、この場合には、その評価を製造工程にフィード
バックし、火種9の保持強度が大となるようにシガレッ
ト8の巻紙の巻付け強度を増加する。
【0035】図3は、図1に示した手動火種保持強度測
定装置を改良し、これを自動化した場合の自動火種保持
強度測定装置を示した図である。以下、図1との共通部
分の説明は省略し、それ以外の構成要素について説明す
る。同図に示すように、この自動火種保持強度測定装置
は、図1に示した手動式とは異なり、円板30を回転さ
せる手段として、モータ42の駆動力を使用するように
なっている。モータ42の駆動力は、例えば、駆動プー
リ42、ベルト44を介して回転軸32に取付けられた
円板プーリ48に伝達されるようになっており、これに
より円板30が回転することになる。
定装置を改良し、これを自動化した場合の自動火種保持
強度測定装置を示した図である。以下、図1との共通部
分の説明は省略し、それ以外の構成要素について説明す
る。同図に示すように、この自動火種保持強度測定装置
は、図1に示した手動式とは異なり、円板30を回転さ
せる手段として、モータ42の駆動力を使用するように
なっている。モータ42の駆動力は、例えば、駆動プー
リ42、ベルト44を介して回転軸32に取付けられた
円板プーリ48に伝達されるようになっており、これに
より円板30が回転することになる。
【0036】基板1上には支持壁2bの前側に位置し
て、リミットスイッチ70が設けられており、このリミ
ットスイッチ70は、例えば、基板1上に穿設されたリ
ミットスイッチ取付け孔71を貫通するビス(図示せ
ず)によって基板1上に固定されている。このリミット
スイッチ取付け孔71は、装着されたシガレット8に沿
うようにして長孔になっており、リミットスイッチ70
を移動可能になっている。
て、リミットスイッチ70が設けられており、このリミ
ットスイッチ70は、例えば、基板1上に穿設されたリ
ミットスイッチ取付け孔71を貫通するビス(図示せ
ず)によって基板1上に固定されている。このリミット
スイッチ取付け孔71は、装着されたシガレット8に沿
うようにして長孔になっており、リミットスイッチ70
を移動可能になっている。
【0037】このリミットスイッチ70には、装着され
たシガレット8側に向けてスイッチアーム72が延びて
おり、リミットスイッチ70は、このスイッチアーム7
2が上下に移動することによって信号のON、OFFの
切換えが実施されるようになっている。そして、そのO
N、OFF信号が図示しない制御装置(図4の符号10
0)に供給されるようになっている。このリミットスイ
ッチ70の接点は、スイッチアーム72が上方に位置さ
れているときにはOFFに、一方、下方に位置されると
きはONとなるように設定されている。通常このスイッ
チアーム72は、リミットスイッチ70内に設けられた
ばね(図示せず)等により下方、すなわちONとなるよ
うに付勢されている。
たシガレット8側に向けてスイッチアーム72が延びて
おり、リミットスイッチ70は、このスイッチアーム7
2が上下に移動することによって信号のON、OFFの
切換えが実施されるようになっている。そして、そのO
N、OFF信号が図示しない制御装置(図4の符号10
0)に供給されるようになっている。このリミットスイ
ッチ70の接点は、スイッチアーム72が上方に位置さ
れているときにはOFFに、一方、下方に位置されると
きはONとなるように設定されている。通常このスイッ
チアーム72は、リミットスイッチ70内に設けられた
ばね(図示せず)等により下方、すなわちONとなるよ
うに付勢されている。
【0038】このスイッチアーム72の先端には、スリ
ット72aが設けられており、このスリット72aには
糸74を挟み込んでこれを保持できるようになってい
る。この糸74には燃焼して切れ易い材質のものが使用
され、例えば木綿糸が採用される。また、このリミット
スイッチ70の側面からは、上方に向けて糸張アーム7
6が延びており、この糸張アーム76の上部は直角に折
れ曲がった糸張台77となっている。この糸張台には、
スリット77aが形成されている。このスリット77a
には、上述のように一端がスイッチアーム72のスリッ
ト72aに挟まれた糸74の他端を挟み込むようになっ
ており、これにより、スイッチアーム72と糸張台77
間に糸74が張られることになる。スイッチアーム72
と糸張台77間に糸74が張られているときには、スイ
ッチアーム72は糸74によって上方に引っ張り上げら
れた状態になっている。従って、このときには、リミッ
トスイッチ70からの信号は上述したようにOFFとな
る。
ット72aが設けられており、このスリット72aには
糸74を挟み込んでこれを保持できるようになってい
る。この糸74には燃焼して切れ易い材質のものが使用
され、例えば木綿糸が採用される。また、このリミット
スイッチ70の側面からは、上方に向けて糸張アーム7
6が延びており、この糸張アーム76の上部は直角に折
れ曲がった糸張台77となっている。この糸張台には、
スリット77aが形成されている。このスリット77a
には、上述のように一端がスイッチアーム72のスリッ
ト72aに挟まれた糸74の他端を挟み込むようになっ
ており、これにより、スイッチアーム72と糸張台77
間に糸74が張られることになる。スイッチアーム72
と糸張台77間に糸74が張られているときには、スイ
ッチアーム72は糸74によって上方に引っ張り上げら
れた状態になっている。従って、このときには、リミッ
トスイッチ70からの信号は上述したようにOFFとな
る。
【0039】このように張られた糸74は、同図に示す
ように、前述したシガレット8の先端から所定距離s
(約20mm)の位置でシガレット8の先端部と軽く接
触するようになっている。この接触位置は、前述したリ
ミットスイッチ取付け孔71沿いにリミットスイッチ7
0を移動させることによって変位可能であるため、長さ
の異なるシガレット8であっても、その糸74とシガレ
ット8との接触位置を常にシガレット8先端から所定距
離s(約20mm)の位置とすることができる。
ように、前述したシガレット8の先端から所定距離s
(約20mm)の位置でシガレット8の先端部と軽く接
触するようになっている。この接触位置は、前述したリ
ミットスイッチ取付け孔71沿いにリミットスイッチ7
0を移動させることによって変位可能であるため、長さ
の異なるシガレット8であっても、その糸74とシガレ
ット8との接触位置を常にシガレット8先端から所定距
離s(約20mm)の位置とすることができる。
【0040】基板1の前端には、装着されたシガレット
8の延長線上に位置して燃焼センサ(赤外線センサ等)
90が設けられている。この燃焼センサ90は、シガレ
ット8の火種9の熱を感知することができ、その検出信
号を制御装置に供給するようになっている。従って、こ
の燃焼センサ90により、シガレット8から基板1上に
落下する火種9の検出が可能である。
8の延長線上に位置して燃焼センサ(赤外線センサ等)
90が設けられている。この燃焼センサ90は、シガレ
ット8の火種9の熱を感知することができ、その検出信
号を制御装置に供給するようになっている。従って、こ
の燃焼センサ90により、シガレット8から基板1上に
落下する火種9の検出が可能である。
【0041】この燃焼センサ90は、例えば、基板1上
に穿設された燃焼センサ取付け孔91を貫通するビス
(図示せず)によって基板1上に固定されている。この
燃焼センサ取付け孔91は、装着されたシガレット8に
沿うようにして長孔になっており、燃焼センサ90を移
動可能になっている。従って、シガレット8の長さに関
わらず、シガレット8の先端から燃焼センサ90までの
距離が略一定になるよう調節でき、これにより、燃焼セ
ンサ90の感知感度を常に良好なものにすることができ
る。
に穿設された燃焼センサ取付け孔91を貫通するビス
(図示せず)によって基板1上に固定されている。この
燃焼センサ取付け孔91は、装着されたシガレット8に
沿うようにして長孔になっており、燃焼センサ90を移
動可能になっている。従って、シガレット8の長さに関
わらず、シガレット8の先端から燃焼センサ90までの
距離が略一定になるよう調節でき、これにより、燃焼セ
ンサ90の感知感度を常に良好なものにすることができ
る。
【0042】支持壁2bの上部には、カウンタ80が設
けられている。このカウンタ80からはカウンタアーム
82が延びており、このカウンタアーム82はその中央
部で直角に下方に折れ曲がり、その先端はシガレットホ
ルダ4に向かっている。そして、このカウンタアーム8
2が上下動することによって、カウントが実行され、そ
の信号は制御装置に供給されるようになっている。通常
このカウンタアーム82は、カウンタ80内に設けられ
たばね(図示せず)等により下方に付勢されている。
けられている。このカウンタ80からはカウンタアーム
82が延びており、このカウンタアーム82はその中央
部で直角に下方に折れ曲がり、その先端はシガレットホ
ルダ4に向かっている。そして、このカウンタアーム8
2が上下動することによって、カウントが実行され、そ
の信号は制御装置に供給されるようになっている。通常
このカウンタアーム82は、カウンタ80内に設けられ
たばね(図示せず)等により下方に付勢されている。
【0043】喫煙チューブ14の先端は図示しない喫煙
器に接続されており、着火後のシガレット8を所定の吸
引パターン(例えば、自然燃焼58秒と吸引2秒の周
期)で喫煙するように設定されている。図示しない制御
装置(図4中の符号100)は、その入力側に、リミッ
トスイッチ70、燃焼センサ90、カウンタ80等が上
述したように接続されており、その出力側に、モータ4
2や図示しない喫煙器等が接続されている。出力側のモ
ータ42や図示しない喫煙器等は、リミットスイッチ7
0、燃焼センサ90、カウンタ80等による入力信号に
基づいて作動するようになっている。
器に接続されており、着火後のシガレット8を所定の吸
引パターン(例えば、自然燃焼58秒と吸引2秒の周
期)で喫煙するように設定されている。図示しない制御
装置(図4中の符号100)は、その入力側に、リミッ
トスイッチ70、燃焼センサ90、カウンタ80等が上
述したように接続されており、その出力側に、モータ4
2や図示しない喫煙器等が接続されている。出力側のモ
ータ42や図示しない喫煙器等は、リミットスイッチ7
0、燃焼センサ90、カウンタ80等による入力信号に
基づいて作動するようになっている。
【0044】以上のように構成された自動火種保持強度
測定装置の作動による火種保持強度測定方法(シガレッ
ト品質の測定方法)について、図4に示す作動図に基づ
いて説明する。手動火種保持強度測定装置の場合と同様
にして、シガレット8のフィルタ8aをシガレットホル
ダ4のシガレット装着孔10に装着させた後、その先端
に着火する。そして、図示しない喫煙器によって所定の
パターン(自然燃焼58秒と吸引2秒の周期)で喫煙を
行う。このようにして喫煙を続けると、シガレット8の
刻みたばこの燃焼が進行し、火種9がフィルタ8a側に
移動する。移動した火種は、シガレット8の先端から所
定距離s(20mm)に位置する糸74まで達すると、
糸74を燃焼させてこれを切断する。この糸74が切れ
ることにより、糸張台77側に引っ張り上げられていた
スイッチアーム72は、下方に復帰することとなり、こ
れにより、リミットスイッチ70はON信号を制御装置
100に供給する。尚、火種9が糸74に達するまで
は、所定距離s(20mm)をより正確にするため、で
きればシガレット8を水平に保つのがよい。
測定装置の作動による火種保持強度測定方法(シガレッ
ト品質の測定方法)について、図4に示す作動図に基づ
いて説明する。手動火種保持強度測定装置の場合と同様
にして、シガレット8のフィルタ8aをシガレットホル
ダ4のシガレット装着孔10に装着させた後、その先端
に着火する。そして、図示しない喫煙器によって所定の
パターン(自然燃焼58秒と吸引2秒の周期)で喫煙を
行う。このようにして喫煙を続けると、シガレット8の
刻みたばこの燃焼が進行し、火種9がフィルタ8a側に
移動する。移動した火種は、シガレット8の先端から所
定距離s(20mm)に位置する糸74まで達すると、
糸74を燃焼させてこれを切断する。この糸74が切れ
ることにより、糸張台77側に引っ張り上げられていた
スイッチアーム72は、下方に復帰することとなり、こ
れにより、リミットスイッチ70はON信号を制御装置
100に供給する。尚、火種9が糸74に達するまで
は、所定距離s(20mm)をより正確にするため、で
きればシガレット8を水平に保つのがよい。
【0045】このようにして、リミットスイッチ70か
らON信号が発信されると、喫煙器による喫煙は中止さ
れ、モータ42が作動し、その駆動力がベルト46を介
して円板30を矢印A方向に回転させる。これにより、
火種保持強度測定が開始されることになる。円板30が
回転すると、その先端部に取付けられたローラ34がシ
ャフト28と当接し、ローラ34はシャフト28上を摺
動するようにして、シャフト28を押し下げる。これに
より、シガレット8が矢印Bのように振り上げられるこ
とになるが、その作動については、前述したとおりであ
り、ここでは説明を省略する。
らON信号が発信されると、喫煙器による喫煙は中止さ
れ、モータ42が作動し、その駆動力がベルト46を介
して円板30を矢印A方向に回転させる。これにより、
火種保持強度測定が開始されることになる。円板30が
回転すると、その先端部に取付けられたローラ34がシ
ャフト28と当接し、ローラ34はシャフト28上を摺
動するようにして、シャフト28を押し下げる。これに
より、シガレット8が矢印Bのように振り上げられるこ
とになるが、その作動については、前述したとおりであ
り、ここでは説明を省略する。
【0046】ローラ34がシャフト28と当接し、シガ
レットホルダ4の前部が振り上げられると、カウンタ8
0から延びるカウンタアーム82の先端が、シガレット
ホルダ4の前部と当接することとなる。これにより、カ
ウンタアーム82は二点鎖線で示す位置まで押し上げら
れ、カウンタ80は回数1をカウントする。そして、円
板30が回転を続け、シガレットホルダ4の回動が繰り
返されると、それに伴ってカウンタアーム82は矢印C
のように上下動することになり、カウンタ80はカウン
トアップを続けることになる。
レットホルダ4の前部が振り上げられると、カウンタ8
0から延びるカウンタアーム82の先端が、シガレット
ホルダ4の前部と当接することとなる。これにより、カ
ウンタアーム82は二点鎖線で示す位置まで押し上げら
れ、カウンタ80は回数1をカウントする。そして、円
板30が回転を続け、シガレットホルダ4の回動が繰り
返されると、それに伴ってカウンタアーム82は矢印C
のように上下動することになり、カウンタ80はカウン
トアップを続けることになる。
【0047】このようにして、シガレットホルダ4の回
動回数がカウントアップされることにより、衝打の回数
Nが積算される。その回数Nは、予め設定された所定回
数Nx に達するまで実施されることになるが、衝打がこ
の所定回数Nx に達する前に、火種9がシガレット8か
ら脱落してしまうような場合には、燃焼センサ90によ
って火種9が脱落したことが検知され、この検出信号に
応じてモータ42が停止し、これにより、シガレット8
の衝打が中止され、測定が終了する。このとき、例え
ば、火種9が脱落した時点の衝打回数Nが、制御装置1
00に設けられた記憶装置に記録されてデータとして蓄
積される。そして、このデータは製造工程にフィードバ
ックされ、これにより、シガレット8の品質が維持され
ることになる。
動回数がカウントアップされることにより、衝打の回数
Nが積算される。その回数Nは、予め設定された所定回
数Nx に達するまで実施されることになるが、衝打がこ
の所定回数Nx に達する前に、火種9がシガレット8か
ら脱落してしまうような場合には、燃焼センサ90によ
って火種9が脱落したことが検知され、この検出信号に
応じてモータ42が停止し、これにより、シガレット8
の衝打が中止され、測定が終了する。このとき、例え
ば、火種9が脱落した時点の衝打回数Nが、制御装置1
00に設けられた記憶装置に記録されてデータとして蓄
積される。そして、このデータは製造工程にフィードバ
ックされ、これにより、シガレット8の品質が維持され
ることになる。
【0048】一方、火種9がシガレット8から脱落しな
いときには、衝打はこの所定回数Nx に達するまで実施
され、このときモータ42は停止し、測定が終了する。
この場合には、シガレット8は、充分な火種9の保持強
度を有し、良好な品質にあるとみなすことができる。以
上、詳細に説明したように、当該火種保持強度測定装置
を用いることにより、実際の喫煙者の動作に即するよう
にして、シガレット8の火種9の保持強度を測定するこ
とができ、これにより、シガレット8の品質を好適に維
持することができる。
いときには、衝打はこの所定回数Nx に達するまで実施
され、このときモータ42は停止し、測定が終了する。
この場合には、シガレット8は、充分な火種9の保持強
度を有し、良好な品質にあるとみなすことができる。以
上、詳細に説明したように、当該火種保持強度測定装置
を用いることにより、実際の喫煙者の動作に即するよう
にして、シガレット8の火種9の保持強度を測定するこ
とができ、これにより、シガレット8の品質を好適に維
持することができる。
【0049】尚、上記実施例では、単独の火種保持強度
測定装置について説明したが、同じ装置を並列に複数並
べるように構成することもでき、特に自動火種保持強度
測定装置の場合には、制御装置やモータ等を共用化すれ
ば、測定装置全体をコンパクトなものにすることができ
る。このとき、モータと各装置との駆動力の断接は、カ
ムクラッチ等のクラッチを用いて実施するようにすれば
よい。
測定装置について説明したが、同じ装置を並列に複数並
べるように構成することもでき、特に自動火種保持強度
測定装置の場合には、制御装置やモータ等を共用化すれ
ば、測定装置全体をコンパクトなものにすることができ
る。このとき、モータと各装置との駆動力の断接は、カ
ムクラッチ等のクラッチを用いて実施するようにすれば
よい。
【0050】また、シガレット8への着火方法について
は言及しなかったが、自動火種保持強度測定装置におい
ては、その着火を自動化することができる。また、火種
9が衝打開始位置に達したことを、糸74の切断によっ
て検出するようにしたが、監視カメラ等によってその位
置を直接検出するようにしてもよい。
は言及しなかったが、自動火種保持強度測定装置におい
ては、その着火を自動化することができる。また、火種
9が衝打開始位置に達したことを、糸74の切断によっ
て検出するようにしたが、監視カメラ等によってその位
置を直接検出するようにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
のシガレット品質の測定装置によれば、上下方向に回動
可能にして支持され、前端面にシガレットの吸口を装着
させる装着孔を有したシガレットホルダと、シガレット
ホルダ内に装着孔と外部とを連通させる喫煙孔を有し、
この喫煙孔を通じて装着孔に装着されたシガレットを喫
煙する喫煙手段と、シガレットホルダを上下に繰り返し
て回動させる回動手段と、シガレットホルダの前方に設
けられ、喫煙されたシガレットホルダが上下に回動され
ているとき、シガレットホルダに装着されたシガレット
の所定の先端部を受け止める受け部材とを具備するよう
にしたので、実際の喫煙者の灰落とし動作、すなわちシ
ガレットを灰皿に打ち衝ける動作をほぼ再現した品質測
定が可能である。
のシガレット品質の測定装置によれば、上下方向に回動
可能にして支持され、前端面にシガレットの吸口を装着
させる装着孔を有したシガレットホルダと、シガレット
ホルダ内に装着孔と外部とを連通させる喫煙孔を有し、
この喫煙孔を通じて装着孔に装着されたシガレットを喫
煙する喫煙手段と、シガレットホルダを上下に繰り返し
て回動させる回動手段と、シガレットホルダの前方に設
けられ、喫煙されたシガレットホルダが上下に回動され
ているとき、シガレットホルダに装着されたシガレット
の所定の先端部を受け止める受け部材とを具備するよう
にしたので、実際の喫煙者の灰落とし動作、すなわちシ
ガレットを灰皿に打ち衝ける動作をほぼ再現した品質測
定が可能である。
【0052】請求項2のシガレット品質の測定装置によ
れば、シガレットホルダ上面から前方に延び、装着され
たシガレットをその中央部において上方から支持する押
え部材を備えるようにしたので、実際の喫煙者がシガレ
ットを灰皿に打ち衝ける動作をより正確に再現すること
ができるとともに、測定中のシガレットの折れ曲がりを
防止できる。
れば、シガレットホルダ上面から前方に延び、装着され
たシガレットをその中央部において上方から支持する押
え部材を備えるようにしたので、実際の喫煙者がシガレ
ットを灰皿に打ち衝ける動作をより正確に再現すること
ができるとともに、測定中のシガレットの折れ曲がりを
防止できる。
【0053】請求項3のシガレット品質の測定装置によ
れば、回動手段は、シガレットホルダの後方に設けられ
た垂直な回転円板と、この回転円板の外周部から側方に
突設された突起と、シガレットホルダの後端面から後方
に延び、回転円板の回転に伴い、突起により周期的に押
し下げられた後開放されることでシガレットホルダを上
下に回動させるシャフトとを備えるようにしたので、円
板を定回転させることにより、一定の周期でもってシガ
レットの所定の先端部を受け部材に衝打させることがで
きる。
れば、回動手段は、シガレットホルダの後方に設けられ
た垂直な回転円板と、この回転円板の外周部から側方に
突設された突起と、シガレットホルダの後端面から後方
に延び、回転円板の回転に伴い、突起により周期的に押
し下げられた後開放されることでシガレットホルダを上
下に回動させるシャフトとを備えるようにしたので、円
板を定回転させることにより、一定の周期でもってシガ
レットの所定の先端部を受け部材に衝打させることがで
きる。
【0054】請求項4のシガレット品質の測定装置によ
れば、喫煙されたシガレットからの燃焼部の脱落を検出
するセンサを備えるようにしたので、シガレットから燃
焼部が脱落したことを確実に検出することができる。請
求項5のシガレット品質の測定方法によれば、シガレッ
トホルダにその吸口が装着され、先端から所定の長さだ
け喫煙されたシガレットをシガレットホルダとともに上
下方向に繰り返して回動させる回動工程と、回動工程
中、シガレットが下方に向けて回動するとき、シガレッ
トの先端部を受け部材に衝打させる衝打工程とを具備す
るようにしたので、実際の喫煙者の灰落とし動作、すな
わちシガレットを灰皿に打ち衝ける動作に即して、現実
的なシガレット品質の測定を実施することができる。
れば、喫煙されたシガレットからの燃焼部の脱落を検出
するセンサを備えるようにしたので、シガレットから燃
焼部が脱落したことを確実に検出することができる。請
求項5のシガレット品質の測定方法によれば、シガレッ
トホルダにその吸口が装着され、先端から所定の長さだ
け喫煙されたシガレットをシガレットホルダとともに上
下方向に繰り返して回動させる回動工程と、回動工程
中、シガレットが下方に向けて回動するとき、シガレッ
トの先端部を受け部材に衝打させる衝打工程とを具備す
るようにしたので、実際の喫煙者の灰落とし動作、すな
わちシガレットを灰皿に打ち衝ける動作に即して、現実
的なシガレット品質の測定を実施することができる。
【図1】本発明に係る、手動火種保持強度測定装置(手
動式のシガレット品質の測定装置)を示す斜視図であ
る。
動式のシガレット品質の測定装置)を示す斜視図であ
る。
【図2】図1のI−I線に沿う手動火種保持強度測定装
置の断面図兼作動図である。
置の断面図兼作動図である。
【図3】自動火種保持強度測定装置(自動式のシガレッ
ト品質の測定装置)を示す斜視図である。
ト品質の測定装置)を示す斜視図である。
【図4】図3の自動火種保持強度測定装置の作動図であ
る。
る。
【図5】スライドユニット110を備えた場合の円板3
0を示す図である。
0を示す図である。
1 基板 2a 支持壁 2b 支持壁 4 シガレットホルダ 4a 喫煙孔 5 回動軸 8 シガレット 9 火種(燃焼部) 10 シガレット装着孔 14 喫煙チューブ 20 押え板(押え部材) 28 シャフト 30 円板 32 回転軸 34 ローラ(突起) 42 モータ 50 支持棒(受け部材) 60 ストッパ 70 リミットスイッチ 80 カウンタ 90 燃焼センサ 100 制御装置 110 スライドユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−487(JP,A) 特開 平1−172733(JP,A) 特開 平2−132348(JP,A) 実開 昭62−51246(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01L 5/00 A24C 5/32 - 5/343 G01N 3/32
Claims (5)
- 【請求項1】 上下方向に回動可能にして支持され、前
端面にシガレットの吸口を装着させる装着孔を有したシ
ガレットホルダと、 前記シガレットホルダ内に前記装着孔と外部とを連通さ
せる喫煙孔を有し、この喫煙孔を通じて前記装着孔に装
着されたシガレットを喫煙する喫煙手段と、 前記シガレットホルダを上下に繰り返して回動させる回
動手段と、 前記シガレットホルダの前方に設けられ、前記喫煙され
たシガレットホルダが上下に回動されているとき、前記
シガレットホルダに装着された前記シガレットの所定の
先端部を受け止める受け部材とを具備したことを特徴と
する、シガレット品質の測定装置。 - 【請求項2】 前記シガレットホルダ上面から前方に延
び、前記装着されたシガレットをその中央部において上
方から支持する押え部材を備えたことを特徴とする、請
求項1記載のシガレット品質の測定装置。 - 【請求項3】 前記回動手段は、前記シガレットホルダ
の後方に設けられた垂直な回転円板と、この回転円板の
外周部から側方に突設された突起と、前記シガレットホ
ルダの後端面から後方に延び、前記回転円板の回転に伴
い、前記突起により周期的に押し下げられた後開放され
ることで前記シガレットホルダを上下に回動させるシャ
フトとを備えたことを特徴とする、請求項1または2記
載のシガレット品質の測定装置。 - 【請求項4】 前記喫煙されたシガレットからの燃焼部
の脱落を検出するセンサを備えていることを特徴とす
る、請求項1乃至3のいずれか記載のシガレット品質の
測定装置。 - 【請求項5】 シガレットホルダにその吸口が装着さ
れ、先端から所定の長さだけ喫煙されたシガレットを前
記シガレットホルダとともに上下方向に繰り返して回動
させる回動工程と、 前記回動工程中、前記シガレットが下方に向けて回動す
るとき、前記シガレットの先端部を受け部材に衝打させ
る衝打工程とを具備したことを特徴とする、シガレット
品質の測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6306627A JP3048036B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | シガレット品質の測定装置及び測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6306627A JP3048036B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | シガレット品質の測定装置及び測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159892A JPH08159892A (ja) | 1996-06-21 |
JP3048036B2 true JP3048036B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=17959370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6306627A Expired - Fee Related JP3048036B2 (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | シガレット品質の測定装置及び測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3048036B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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---|---|---|---|---|
WO2011114439A1 (ja) * | 2010-03-16 | 2011-09-22 | 日本たばこ産業株式会社 | シガレット検査装置 |
PL232757B1 (pl) * | 2014-10-28 | 2019-07-31 | Int Tobacco Machinery Poland Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia | Sposób i urządzenie do pomiaru jakości połączeń w artykułach przemysłu tytoniowego |
CN107085075B (zh) * | 2017-05-03 | 2019-07-05 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 一种基于模拟人敲击卷烟烟灰掉落行为特征的卷烟落头倾向检测方法 |
CN106950338B (zh) * | 2017-05-03 | 2019-07-05 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 一种基于模拟人弹击卷烟烟灰掉落行为特征的卷烟落头倾向检测方法 |
CN108037300B (zh) * | 2017-12-29 | 2019-10-29 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 全自动多通道卷烟落头倾向检测装置及检测方法 |
CN113686722B (zh) * | 2021-08-23 | 2023-11-17 | 中国烟草总公司郑州烟草研究院 | 一种卷烟燃吸过程烟支重量动态监控测试方法 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP6306627A patent/JP3048036B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08159892A (ja) | 1996-06-21 |
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